石井秀樹は同期の建築家である。リスペクトもしている。彼は私に憎まれ口を叩く数少ない友人だ。だから私も彼には遠慮はしない。

彼の「中目黒の家」を見せてもらった。控えめに言って素晴らしかった。期待は裏切られなかった。

どこがどうという話はいちいち書かない。彼の思考は極めて建築的であり、そこにはストーリーがある。しかしそのディテールは狂気に近い。峠のヘアピンカーブを、彼なら時速100キロで突っ込んでゆくことだろう。

「中目黒の家」は豪邸である。費用のかけ方も尋常ではない。人はそれをして妬むだろうか?自分にもそれだけの予算があれば素晴らしいものができると。しかしそれは違う。F1ドライバーはF1マシンに乗っているから早いのではない。F1ドライバーだから早いのである。

おそらく私にはこの条件を乗りこなすことはできないだろう。今回ばかりは彼のドライビングテクニックに舌を巻くほかない。

建築は個別のものであるけれど、建築家自身を、その生き方を如実に表す。控えめに言って、建築とは覚悟であり勇気である。彼の建築にいつも思うことだ。

遠慮はしないが、少し褒めすぎた。
今日は案内ありがとう!





このたび、リオタデザインの仕事も紹介されている以下の本が発刊されました。

『居心地のいい家をつくる注目の設計士&建築家100人の仕事』
パイインターナショナル
>> Amazon

タイトル長っ。ただ、内容はタイトルの通りです。一方で設計士と建築家の区別ってなんだろう?と思ったりもしますが。

基本的には各建築家とも見開き2Pの紹介で、写真メインで住宅の説明文などもありませんが、インスタグラムなどを眺めながら気軽に「いいね!」を押す感覚というのでしょうか、気になったらその事務所のサイトに飛べば良いわけで、極めて現代的で的を射た編集だなあと思います。

事務所選びの手がかりとしても使えますが、これから家づくりを始める方にとってはイメージの助けとして、また夫婦間でのお互いの好みの答え合わせにも使えるのではないかと思ったりもします。ちなみに、うちの事務所からは「パーゴラテラスの家」「玉川上水の家」「TR」の3題を収録して頂きました。

なんといってもこの金表紙。出版社の本気度が見えます。

昨年も同じ出版社から出た同様のコンセプトの書籍にも収録頂いたのですが、今回は目次を見ると、第一線のトップランナーたちが名を連ねていてこちらにもびっくり。よくぞ集めましたね。ここに含めて頂けたことを大変光栄に思います。

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[2021年2月3月・土日祝の設計相談可能日] (2月25日現在)


2月
※直接お問い合わせ下さい

3月
※直接お問い合わせ下さい

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[ご案内]

☆現在案件が集中しておりまして、小アトリエのため多くの仕事はこなせず少々お待たせをしている状況となっております(現在ご依頼頂いた場合でも、竣工は2023年初頭になる可能性がございます)。大変申し訳ありませんが、当面は設計相談につきましてもこちらをご了承頂ける方のみとさせて下さい。どうかよろしくお願い致します。


ご予約は、メールriota@riotadesign.com)、またはお電話 (048-471-0260・ただし平日のみ)にてお願いします。

我々は少ないスタッフで密度の濃い業務を心がけておりますので、新築の場合、設計のご相談から竣工までで、トータル約1年半〜程度のお時間を頂いております。ですが、ヒアリングのお打ち合わせから約一ヶ月程度ではラフプランをご提示し、先に竣工する他の住宅の内覧会などにお越し頂きながら、じっくり進めております。

もし現在具体的にお考えの計画がございましたら、まずはご相談だけでもお越し下さい。まだ土地がない方には、土地探しのアドバイスもしております。ご相談は内容にかかわらず無料です。

いらっしゃる際は、以下よりヒアリングシートをダウンロードして、必要事項をご記入の上お持ちください。こちらはカルテのようなものですので、詳細が決まっていなければ、お名前やご住所など基本的な事項のみの記入で構いません。

[ヒアリングシート]
https://www.riotadesign.com/works/Hearingsheet.pdf

[業務のご案内」 (Q&Aもあります)
https://www.riotadesign.com/service/

オンラインでの設計相談もはじめました!詳しくはこちらをご覧下さい。
https://www.riotadesign.com/blog/200418.html

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[備考]

平日でしたら予定が入っていなければいつでも対応可能です。
・所要時間は初回の場合、約2~3時間ほどを見込んで下さい。
・お子様をお連れ頂いても大丈夫ですが、遊べるような場所はありませんので、ゲームやお絵描き帳など、退屈しないようなご準備をして頂けたらと思います。
・ご来所が難しい場合は、ご自宅の方に訪問させて頂くことも可能です。
駐車場もございます。お車でいらっしゃる場合はどうかご利用ください。場所はこちらの地図を参照ください。

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リオタデザイン代表 関本竜太 (riota@riotadesign.com)

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「壇の家」オープンハウスは、時間を区切って予約制の開催とさせて頂きました。天気も良く、気持ちの良い二日間となりました。あとは水曜日で一区切りです。

設計事務所がオープンハウスを開催する目的は、それまで積み上げようやく竣工に至った建物をお披露目することで、いわゆる「作品発表」の場とするということが大きいと思いますが、もうひとつは専用のモデルハウスを持ち得ない我々が、束の間、現在設計進行中の建て主さんと意図する空間や、仕上げのテクスチャなどを確認共有できるということも大きいと思います。また現在進行未満の、現在検討中の方にとっても、その事務所の作風や主宰者本人に会って話のできる貴重な機会とも言えるでしょう。

ただ私の中ではもうひとつの意味があります。それはスタッフの研鑽の場でもあるということです。



うちの事務所ではアテンドといって、自分の担当する案件の建て主さんが来場したら、その建て主さんにぴったりくっついてご案内するということをしています。

現在進行中の設計内容について、「○○さんのキッチンもこれと同じサイズですよ」とか「壁はこれと同じですが大丈夫ですか?」という具合に、ただ漫然と見てもわからないであろう建て主さんに解説をすることで、直接の感想や本音を引き出す貴重な機会にもなるからです。

打合せの席では、私が中心になって話をするので、スタッフが前に出て説明をするという機会は多くはありません。したとしても、私が隣にいては緊張して萎縮してしまうでしょう。

オープンハウスでは、私は全体を見渡していろんな方にお声がけをするので、ひと組の建て主さんをずっとアテンドするということが出来ません。なので結果的にスタッフ達は、私から離れてのびのびと?建て主さんとの会話を楽しんだり、自分の言葉で説明できる貴重な機会にもなるのです。

やはり設計は自分の言葉で語らないとものになりません。そんなスタッフ達の楽しそうに建て主さんへのご案内をしている様子を遠巻きに見ているという状況が、私は結構居心地が良かったりするのでした。なかなか頼もしいと思います。


最後にこちらは上記と関係ありませんが、あまりに可愛かったのでパチリ!
階段下のこの空間はきっと子供は好んで入り込むだろうと設計時から考えていました。そのため、無印良品の収納ボックスがぴったりと納まる棚を作って、遊んだ後におもちゃをここに仕舞ってもらうというストーリーを思い描いていましたが、この日もこのスペースは子供に大人気!子供はいつでも空間の最大の理解者です。


21. 02 / 13

春の光

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「壇の家」オープンハウス初日が終了。南側ハイサイドからの光が、北側奥のリビングまでを照らしていました。現場をやっていた冬は入射角が低くて、ここまで届きませんでした。春の訪れを感じると共に、設計で苦心した最も大切なピースがようやくはまったような気がしました。

プランニングにおいて、リビングの位置は判を押したように南側に寄せる傾向があります。この敷地では南側に隣家が迫り、南側にリビングを寄せれば、日中の光はほとんど差すことがなく、隣家の壁を眺めて生活することになることが明白でした。

この住宅のリビングは最も北側に位置し、キッチンや浴室を南側に配置しています。プランニングのセオリーをすべて逆転しているのですが、一見普通に見えて不思議なプランだということに気づいて下さった方も少なからずいて嬉しかったです。