OPENFLAT
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事務所を併設した2世帯住宅,私の自邸です.
親子世帯の同居には多くの問題がつきまといます.家族としてお互いどのくらいの距離感を保つべきかに対する答えも家族それぞれによって異なるような気がします.
この家では各世帯をフロアで分け,中庭を中心として空間を向き合う形で配置しているため,家族はお互いに言葉を交わさなくてもその気配や音でお互いの存在や生活を感じることが出来ます.それは他人同士が住む集合住宅ではなく,家族が住むということでかろうじて成立する居住形態とも言えます.
構造は長辺方向をRC壁式構造とし,対照的に短辺方向の壁は木軸構造を挿入して内外共に木質感のある仕上げとしています.RC造でありながらディテールを木造住宅と同じように構成することで合理化を行い,またそれまで設計してきた住宅との連続と普遍的な解決を導きたいと考えました.
所在:埼玉県志木市本町
用途地域:第一種住居地域
構造規模:RC造・地上3階建て
敷地面積:150.40m²/45.49坪
建築面積:89.90m²/27.19坪
延床面積:222.70m²/67.36坪
設計期間:06/01-07
工事期間:06/07-07/03
施工:堀尾建設
構造設計:与那嶺仁志(Arup Japan)
照明計画:梅田かおり(StudioLUME)
畳家具:野木村敦史(ノギムラカンパニー)
外構計画:湊眞人(耕水)
撮影:後関勝也(バウハウスネオ)
事務所を併設した2世帯住宅,私の自邸です.
親子世帯の同居には多くの問題がつきまといます.家族としてお互いどのくらいの距離感を保つべきかに対する答えも家族それぞれによって異なるような気がします.
この家では各世帯をフロアで分け,中庭を中心として空間を向き合う形で配置しているため,家族はお互いに言葉を交わさなくてもその気配や音でお互いの存在や生活を感じることが出来ます.それは他人同士が住む集合住宅ではなく,家族が住むということでかろうじて成立する居住形態とも言えます.
構造は長辺方向をRC壁式構造とし,対照的に短辺方向の壁は木軸構造を挿入して内外共に木質感のある仕上げとしています.RC造でありながらディテールを木造住宅と同じように構成することで合理化を行い,またそれまで設計してきた住宅との連続と普遍的な解決を導きたいと考えました.