
今回のフィンランド旅行では自分のものはほとんど買わなかったのだけれど、唯一パイミオサナトリウムで売っていたオリジナルポスターに一目惚れして買ってしまった。アールトのいろんなデザインアイコンが擬人化されていて、ユルくてとてもかわいい。早速額装して、事務所の廊下の壁に。
下の写真は7年前にフィンランドに行った時に買ったもの。皆川明さんがアルテックとコラボして作ったドムスチェアのオリジナルポスター。当時、ドムスチェアを買ったらもれなく貰えるというめちゃくちゃハードルの高いノベルティだったのだけれど、ヘルシンキのアルテック本店に行ったら普通に売ってた笑。しかも誰もそれに気づいていないという。
めちゃくちゃ掘出し物見つけた気分で買って帰り、やはり額装して事務所の廊下へ。次買ったら掛けるところないな。でもまた買っちゃうだろうな。


我が志木市が誇る芸術家には関根伸夫氏がいますが、お隣朝霞市は村上隆氏のお膝元。村上氏がはじめてアトリエ(カイカイキキの前身のヒロポンファクトリー)を構えた場所でもあります。
そんな村上氏が食えない芸術家だった時代から通っていた街の中華屋がコロナで廃業の危機に遭っているのを、個人的な思い入れだけで立て直したのが喜鵲亭(きじゃくてい)。村上隆氏による全面プロデュースの中華屋さんです。
店内はまるでテーマパーク!お料理はどれもとっても美味しくて、村上氏がこの餃子をなくしてはいけないと決意させた餃子も噂通り美味しかったです。
家族3人でお酒も呑んでお腹いっぱいに食べたのに8千円くらい。めちゃくちゃ安い!絵皿やロゴもすべてカイカイキキによるもの。それなのにそこまで混んでいないという地元の穴場のお店なんです。




浴室に鏡をつけるか。設計打合せではこの問いに対して、「つける派」と「つけない派」はほぼ半々だ。
ちなみに我が家の浴室にも鏡がある。数年で白濁し、以降無用の長物となった。だから私は「つけても意味ない派」。
ところが知人のSNSの投稿ですごいアイテムを知った。「アルタクラフト超ハード」業務用のダイヤモンド研磨ブロック。なんだかすごく興味があって、早速買って試してみた。
これがすごいのなんの!
15年くらい曇りっぱなしだった鏡がピッカピカに。ホームセンターの研磨剤でも絶対落ちなかったのに。ダイヤモンドおそるべし、、!
うちの設計は浴室の出入口にもガラス扉をよく使うので、これは今後メンテナンスの切り札になりそう。実際うちのガラス扉もピッカピカになった。
これはオススメ!ちょっと高いけど効果は裏切りません。Amazonでも買えます。


諸事情あって、しばらくダイニングのレイヴィスカランプが使えなくなってしまったので、期間限定で他の照明を下げることになった。ほんの数ヶ月のことだから裸電球でも下げておこうかと思っていたところ、まさかのIKEAで出会ってしまった。
ここでIKEAの話をしたい。誤解を恐れずに言うと、私はIKEAが嫌いだ。あんなの北欧デザインでもなんでもない、ただのアメリカ的消費文化の象徴だと今でも思っている。あぁ、こんなこと書いていろんな人に怒られそうだけど、そう思っているから仕方ない。
そんなIKEA大嫌い人間が、自宅にIKEAの照明を下げる。これは革命的なことでもある。そのくらい、このKNAPPAという照明は優れている。これだけは認めざるを得ない。
この複雑な形状を作り出しているのは、ほぼ全て同じ形をした鱗型のセルシートとわずか8本の弓形のパーツ、そして上下2枚のリング。たったこれだけ。組み立ても実に簡単。これが、わずか20センチ四方くらいの小さな箱に入って売られている。これがこんな小さなパッケージに納まっているのがまずもって信じられない。
そしてお値段、¥2,499。嘘でしょ?これを優れたデザインと言わずしてなんと言おうか。悔しいけど、潔く負けを認めたい。

その昔川原で拾った異常に丸い石で、夏休み中に関守石を作りました。神々しいくらい丸い石なので、関守石にしても、やっぱり神々しいくらいの存在感です。
まだ子供が小さかった頃、川原で遊ばせていたらふとこの石に目が留まりました。ん?なんか丸い!?
全体には溶岩質のような多孔質の素材感なのですが、表面はすべすべで、まるで恐竜の卵のように形が左右対称になっています。川原では水に洗われて表面がすべすべの石はよくありますが、たいがい扁平だったり歪な形をしています。
かといって人工的に作られたような意志も感じられず、本当になんだろうという感じです。調べると、生き物の死骸の周りに砂などが結晶化してゆくノジュールと呼ばれる現象もあるようですが、ここまで整った形ではないようです。
今のところ謎すぎてよくわかりません。
我が家の守護神として、関守石にして祀りたいと思います。
