もう25年も前のこと、フィンランド留学中にLabraというグループを作っていた若いフィンランド人建築家たちのコンペのプロジェクトに関わったことがあった。
その中のメンバーで、のちにK2Sというグループを結成することになるMikko Summnanenが日本に来ているとのことで、フィンランド仲間とともに25年ぶりに再会した。
当時のLabraにはMikko以外にもNikoやKimmo などK2Sメンバーがみんな揃っていた。今思うと奇跡の時間だった。
Mikkoは日本にも留学経験があり、カタコトの日本語も話す。K2Sはヘルシンキの中心にKammpi Chapelを設計していて、このチャペルは見たことがある人はいるかもしれない。今もフィンランドの一線で活躍する設計事務所だ。
Mikkoとは同じ歳。相変わらずとってもフランク。やっぱりフィンランド人はこういうところがいい。この日は懐かしい当時の話でも盛り上がった。彼は日本の魚拓にはまっていて、明日は魚拓のスペシャリストから魚拓を教わるのだという、笑
機会をセッティングして下さった遠藤さん、ありがとうございました!タイムスリップして夢のような時間でした。
身の丈に合った選択をする。身の丈に合ったものを身につける。「身の丈に合った」というのは日本人の美徳のひとつで、過度な贅沢を戒める言葉だ。
けれど、我々のような設計事務所に相談にいらして、結果的にそれを諦めるときにも、この言葉はよく使われる。「身の丈に合った家にすべきだと考え直した」「身内から身の丈に合わないと咎められた」など。
それはまるで、設計事務所に設計を依頼することが「身の程知らずの贅沢」であるかのようだ。そのたびに、そうじゃないのに、と思う。
そもそも、その「身の丈」というのは、いつの時点の身の丈なのだろう。
我々がつくり出す身の丈は、いわば「近い未来の身の丈」だ。自分が本当に住みたいと思う家を建てる。それによって多少の背伸びをすることになったとしても、新しい環境がその人の気持ちや行動を変え、暮らしそのものを少しずつ変えていくこともある。
人は今の身の丈に合わせて家をつくるだけではない。新しい家に暮らしながら、その家に似合う自分になっていくこともあると思う。
それが、その人にとっての「あるべき身の丈」ではないだろうか。我々がつくる家もまた、そんな少し先の身の丈を見据えてつくっている、ともいえる。
我々と家づくりをして、建てなければ良かったという人には幸いまだ出会ったことはない。むしろ家を建てたことで、暮らしだけでなく、その人自身の何かが確実に変わっていく姿はこれまで何度も見てきた。
これは建築に限らず、デザインを生業とする仕事は皆そうなのだと思う。
今ではなく、少し先の未来。
こうありたい、と願う気持ち。
そこに寄り添い、まだ形になっていない未来を少しだけ先取りして見せること。それが我々の仕事なのだと思う。そして「あるべき身の丈」を手に入れた人は、やがて本当にその身の丈に合った暮らしをつくりあげていく。
どうかその住まいが、身の丈に合った住まいでありますように。
けれど、我々のような設計事務所に相談にいらして、結果的にそれを諦めるときにも、この言葉はよく使われる。「身の丈に合った家にすべきだと考え直した」「身内から身の丈に合わないと咎められた」など。
それはまるで、設計事務所に設計を依頼することが「身の程知らずの贅沢」であるかのようだ。そのたびに、そうじゃないのに、と思う。
そもそも、その「身の丈」というのは、いつの時点の身の丈なのだろう。
我々がつくり出す身の丈は、いわば「近い未来の身の丈」だ。自分が本当に住みたいと思う家を建てる。それによって多少の背伸びをすることになったとしても、新しい環境がその人の気持ちや行動を変え、暮らしそのものを少しずつ変えていくこともある。
人は今の身の丈に合わせて家をつくるだけではない。新しい家に暮らしながら、その家に似合う自分になっていくこともあると思う。
それが、その人にとっての「あるべき身の丈」ではないだろうか。我々がつくる家もまた、そんな少し先の身の丈を見据えてつくっている、ともいえる。
我々と家づくりをして、建てなければ良かったという人には幸いまだ出会ったことはない。むしろ家を建てたことで、暮らしだけでなく、その人自身の何かが確実に変わっていく姿はこれまで何度も見てきた。
これは建築に限らず、デザインを生業とする仕事は皆そうなのだと思う。
今ではなく、少し先の未来。
こうありたい、と願う気持ち。
そこに寄り添い、まだ形になっていない未来を少しだけ先取りして見せること。それが我々の仕事なのだと思う。そして「あるべき身の丈」を手に入れた人は、やがて本当にその身の丈に合った暮らしをつくりあげていく。
どうかその住まいが、身の丈に合った住まいでありますように。
リオタデザインによるオリジナルスツール[muniスツール]ですが、今年に入って本業?も忙しくなりしばらく活動も休眠状態だったのですが、ここにきてふるさと納税からのご注文がありました!
実は[muniスツール]はいくつかのふるさと納税サイトに登録しています。地元である志木市は、面積がわずか9㎢ほどしかなく、全国でも6番目に小さな街なのです。大企業も、目立った産業もない街ですが、そんな街の”特産品”には実はこんなのもあるんだよということを知ってもらいたくて、昨年登録しました。
〇ふるさとチョイス[muniスツール]
https://www.furusato-tax.jp/
〇ふるなび[muniスツール(限定シナマミ座面)]
https://furunavi.jp/
ただ販売価格を納税寄付金額に換算すると14万円を越えることから、気軽に注文できる感じではありませんよね。(公式サイトからだと¥36,000(税別)からご購入頂けます!)
[muniスツール] 公式サイト
https://www.munistool.com/
そんな中ポチッとして下さった方には感謝しかありません。このたびはご購入ありがとうございました!市政も潤います、涙
◇
ちなみに、[muniスツール]をご購入頂くと、こんな感じのパッケージに入れてお届けしています。
アールトのStool60のように、最小限のパッケージにして配送費を少しでも安くするための工夫です。お持ち帰りにも便利ですしね。デザイナーの鈴木一太郎さんデザインによるmuniラベルも可愛くて気に入っています。
[muniスツール]を今後もどうかよろしくお願いします!
坂倉準三氏設計の旧上野市庁舎は市民による保存運動の末、2022年にPFI事業の公募が行われ、MARU。architectureの設計により図書館と宿泊施設を持つ施設【SAKAKURA BASE/泊船】へとコンバージョンされた。
同市に残されていた坂倉建築は過去に次々と壊され、この旧市庁舎は最後の砦のようになっていた。写真で見ても実にプロポーションがよく、一度実際に空間体験と宿泊をしてみたかった。
図書館は今年の4月にオープンしたばかりだというが、すでに多くの市民によって活用され、愛されているのがひしひしと伝わってくる。夜は21時まで空いているので、高校生は遅くまで粘って勉強しているし、仕事帰りの会社員も多くの人が利用していた。
2階に設けられた「泊船」と名付けられた宿泊施設は、元は市長室や会議室などの執務スペースだったものを客室にコンバージョンしたもの。とても上質な改修で、照明計画も美しい。シングルガラスによる熱損失を障子やハニカムスクリーンで補っている。入口のドア枠は当時の枠を再利用しているとのこと。
2階の中庭に向けてはコルビュジェばりの象鼻のガーゴイルが伸びていて、これもとてもチャーミングだった。中庭に繁ったクローバーと薄いグリーンのカーペットもとても空間に合っていた。とにかく改修に当たっては隅々にまで坂倉建築へのリスペクトが感じられ、心を打たれた。素晴らしい仕事だと思った。
まさかこれを解体しようだなんて議論が起こっていたこと自体が信じられない。この建物は市民の誇りそのもの、地方都市に残る至宝だと強く感じた。旧香川県立体育館も、絶対にこういう施設に生まれ変わらせることができるはずだと思う。
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