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muniスツールの取り組みを始めた頃、友人で北欧家具taloを主宰する山口太郎くんより、muniを「ふるさと納税」に出した方がいいと助言を受けました。

muniスツールhttps://www.instagram.com/munistool/

ふるさと納税?もちろん仕組みは知っていますし過去にちょっとだけ利用したことはありましたが、同じ税金払うなら地方の美味しいものが届いた方が嬉しいくらいの認識だったので、スツールを出すという発想はありませんでした。

でも送料は市が負担してくれるし、出品は無料だし、メジャーなふるさと納税サイトに載れば全国規模でアピールも出来るわけで、たしかに悪くないかもと思いました。

なにより地元の志木市って、主要な産業や特産品もないし、人口や法人の事業所も少ないので正直税収入も少ないんですよね。でも志木市にはリオタデザインがあるっ!(売り上げは少なくてスミマセン、、)ということで、我々のプロダクトが少なからず市の税収に貢献出来ればということではじめてみることにしました。

今のところは、以下の2つのサイトからご利用が可能になっています。

■ふるさとチョイス >> 出品ページ
■楽天ふるさと納税 >> 出品ページ

寄付金額は【145,000円】
年収でいうと900万くらいの稼ぎがある方ならお求め頂けると思います!ちょっとハードル高いですけど、、

もうひとつ「ふるなび」のサイトも現在登録準備中です。こちらは9月頃にはオープンすると思います。どうかお楽しみに!



その昔、といっても比較的最近まで、購読する建築専門誌などを見るたびに自分の才能のなさに落胆するということが多くあった。自分なりの美意識や考え抜いたつもりの設計であっても、掲載された斬新な建築空間を見るとまるでその足元にも達していないような、ひどくつまらない仕事を自分はしているような感覚にすら陥った。

いつしか私は建築雑誌をあまりひらかなくなった。この世に存在するパラレルワールドのように、自分はきっとその世界に交わることはないのだろうと諦めの境地を抱きながら、自分の腑に落ちる感覚だけを信じてやってきた。それが正解なのかはわからぬまま。

先日、北欧建築・デザイン協会(SADI)において会長に就任したことを書いた。それからしばらくしてSADI会員でもあるタニタハウジングウェアの谷田泰さんより、会長就任の祝辞と共に一冊の本が届いた。

『Beauty for All』

19世紀の終わりから20世紀初頭にかけて活躍したスウェーデンの哲学者にしてデザイン理論家のエレン・ケイが、今から120年以上も前に著した本を、今年5月に池上貴之氏による翻訳であらたに刊行されたものだそう。

そんな昔に書かれた本が現代とどうシンクロするのだろうか?そんな不安は読み始めてすぐに払拭した。池上氏による翻訳が素晴らしく、つい最近書かれた本であるかのように引き込まれ、その言い回しや内容も含めてすっと胸に入ってきた。

この本では人が日々の生活の中に美しさを見いだし、そして幸せに暮らすにはどうすればよいか、お金がなくても心豊かに暮らすにはどうすれば良いかということについて、終始平易な言葉で綴られている。

中でも私の胸に響いたのは、以下の一文だった。
「いちばん大切なのは、その人のテイストです。(中略)大切なものを捨ててまで、住まいを他人の住まいに似せることほど愚かなものはありません」

冒頭の話につながるけれど、ここ最近切に思うことは、設計だけでなく生活のあらゆる場面において「自分らしく」振る舞うということの大切さについて。他者に振り回されず、自分自身であり続けることがどれほどの強いパワーを放つものかを身をもって感じることが多く、それが最近の自分の自信にもなっている。

建築雑誌をひらかなくなったのは、そういうことが背景にあるような気がする。自分を他者と比べて、自分のほうが劣っているなんて考える必要はないのだ。自分は自分自身でいよう。エレン・ケイが訴える美の価値観とは、ひっくるめて言うときっとそういうことに違いない。

私は北欧社会の考え方で最も尊く共感するのは、個人尊重の考え方だ。私は私、あなたはあなた。それを認める社会はとても生きやすいし、自分が自分らしくいられると思う。

我々が日々向き合っている住宅設計の目的もまたそこにある。何か特定のスタイルに寄せることなく、ノースタイルを貫くということ。時にそれは無国籍であり、ジェンダーレスであり、ニュートラルで、タイムレスですらもある。

『美しさをすべての人に』

よりフラットに、よりひらかれた社会、そして建築。なんだかそんなことがぐるぐると頭の中を巡った。今後何度も読み返す本になるかもしれない。

谷田さん、素晴らしい書をありがとうございました!

25. 07 / 19

梅雨明け!

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梅雨明け!の一枚

マリメッコのシーツがバナーのようになる瞬間
マリメッコ展!て心の中で思います。

束の間の涼しさから一転、またあのうだるような暑さが戻ってくるのでしょうか。我が中庭にだけは、世界最高の夏を謳歌している北欧の風が吹いてもらいたいものです。

浴室に鏡をつけるか。設計打合せではこの問いに対して、「つける派」と「つけない派」はほぼ半々だ。

ちなみに我が家の浴室にも鏡がある。数年で白濁し、以降無用の長物となった。だから私は「つけても意味ない派」。

ところが知人のSNSの投稿ですごいアイテムを知った。「アルタクラフト超ハード」業務用のダイヤモンド研磨ブロック。なんだかすごく興味があって、早速買って試してみた。

これがすごいのなんの!
15年くらい曇りっぱなしだった鏡がピッカピカに。ホームセンターの研磨剤でも絶対落ちなかったのに。ダイヤモンドおそるべし、、!

うちの設計は浴室の出入口にもガラス扉をよく使うので、これは今後メンテナンスの切り札になりそう。実際うちのガラス扉もピッカピカになった。

これはオススメ!ちょっと高いけど効果は裏切りません。Amazonでも買えます。

25. 05 / 06

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慣習としてGWは住宅産業は稼ぎ時とされ、住宅展示場はこの月にいくつ契約が取れたかで年度末の業績が決まるとも言われている。

家を建てるのに時間のかかる設計事務所は、この時期に仕事を取ったからといって直接決算が上向くことはないけれど、世間のそうした動きに同調してこの時期多くの面談予約が入る傾向がある。

だからGWは昔から遠出ができない。今年はまさしくで、台風の当たり年のようにこの二週間で異例の面談予約が入り、その対応で明け暮れた。

そんなGWもせめて一日は休みを取ろうと、昨日はなるべく予定を入れずに死守した。休みが取れたらずっと行ってみたかったお店があった。

予約を取って、妻と訪れたお店は期待通りだった。こういう隠れた名店を探すのが得意だ。リフレッシュできたので、明日からまた張り切って働きます!