毎年恒例の青山スパイラルでのkakapoさんのポップアップストアが今年もオープンするそうです。

kakapoさんとは、現在muniスツールを一緒にコラボさせて頂いています。
https://www.munistool.com/

今年はデザイナーのカネイチヨウコさんのご厚意で、ポップアップストアの傍らになんとmuniスツールも置いて頂けることになりました!

といっても販売は致しません。ご購入希望の方はあくまでウェブサイトからお申し込み頂きたいのですが、実物のmuniが見れるチャンスですので、ご興味ある方は是非会場に足をお運び下さい。もちろん、この時期でないと手に入らないレアなkakapoさんのオリジナルシャツもどうかお見逃しなく!

『kakapoの生地からできるもの。』
https://www.spiral.co.jp/topics/kakapo_2025

会期:2025年9月29日(月)~10月5日(日)まで
11:00~19:00
会場:青山スパイラル・1階エントランス前(入ってすぐ右側です)
https://www.spiral.co.jp/access



今日は夜から会場にmuniスツールの搬入に行ってきました。
まだがらんどうですが、これから設営が始まります!


今回持ち込んだのはこの4脚のmuniスツール。さてどんな場所に置かれるのか、とっても楽しみです。会期中はカネイチヨウコさんもずっとお店にいらっしゃるそうです。

スツールに座ってみたい方は、どうかお店の方に一声かけてお試し頂けたらと思います!どうかお気軽にお立ち寄りください。

*追記(9/29)
ポップアップがはじまりました!
https://www.instagram.com/p/DPK9OAyEttu/?igsh=OGdweGd4djJqYXVi

銀座蔦屋書店で開催中の建築家・光嶋裕介くんの個展へ。光嶋くんとは本当に久しぶり。同様にお久しぶりな田中友章さんともばったりでした。

フィンランドに留学中の20数年前、いつものように当時仲の良かった日本人の友人宅に行くと、見慣れない日本人学生が。それが当時バックパッカーで北欧を旅していた光嶋裕介くんでした。当時からスケッチブックにびっしり素晴らしいスケッチを描いていました。

彼が独立後も何度かお目にかかっていますが、今日はそんな話にも花を咲かせつつ、今日は彼の小池水音さんとのトークイベントにも参加させて頂きました。会いたい人には自分からオファーして、初対面でセッションするという彼の話にもすっかり引き込まれて、あっという間の90分でした。

またいつか彼ともセッションできる日を楽しみに。今日はアツい話をありがとう!



伊礼智さんの新刊本の発刊を記念して、池袋ジュンク堂で伊礼さんとのクロストークセッションに登壇させて頂きました。伊礼さんとの掛け合い漫才も、のじもく酒場以来。

伊礼さんは今でも私の目標であることには変わりないのですが、歳を経るごとに伊礼さんの他の建築家との違いや、自分と同じような思考をお持ちの一方で、アウトプットの違いでまったく違うものになることなどがわかり始めて、今回も自分との距離感を見定めるような、そんな機会になりました。

いつもそうですが、はじまる前の楽屋トークが一番面白いという笑。今日の幸いは呑みながらのトークではなかったこと。それが入るとかなり危険な話が伊礼さんの口から飛び出していたはず、、きっと隣の木藤さんは気が気じゃなかったでしょうね笑


有料イベントだったこともあって、客の入りを主催者側も心配していましたが、それも杞憂に終わり、とても盛り上がってよかったです。最後の書籍販売では、皆さん伊礼さん目当てだったでしょうに、私の本もお情けで購入くださりとてもありがたかったです。

お越しくださった皆様ありがとうございました!
『新・伊礼智の住宅設計』これからの住宅設計のバイブルになると思います。さらに関本さんの『すごい建築士になる!』と一緒に買って読むと、もっと設計が上手くなると思います!


今日午後は、浦和の埼玉会館で開催された松隈洋さんご登壇の前川國男氏の建築セミナーへ。

松隈さんのお話はいつもわかりやすくて、前川國男という建築家の人となりのようなものが自分の中に身体化されるようで、とても興味深いお話でした。

先週までアールト建築にどっぷり浸かっていたこともあり、前川さんの言葉はまるでアールトの言葉のようで「コルビュジェ≒前川國男≒アールト」という図式があたまの中をぐるぐる、、。



公共性の考え、平凡な素材構法から非凡な結果を導くという普遍性への思い、とても心に響きました。埼玉会館の打込みタイルが、まるでアールトの「文化の家」の曲面レンガのように見えてきます。

ほかのパネリストのお話や、最後の会場を交えてのトークセッションまでとても楽しく素晴らしい企画でした。

松隈さんが配付資料に加えてくださっていたのは、今年3月に発刊したJIAの支部広報誌 Bulletin春号の特集記事。私の編集長時代、最後に異例の4P寄稿をして頂いたものです。松隈さんのお役に少しは立てていたようで良かったです!



お盆休みの最終日、渋谷で開催中の建築家・内藤廣さんの展覧会へと足を運んだ。島根で開催していた同展覧会をその為だけに足を運ぶか本気で悩んで結局行けなかったのだけれど、渋谷で開催してもらえて本当にありがたい。

にも関わらず、油断してたら会期があと一週間ちょっと!慌てて事務所を飛び出した。

私が就活に悩んでいた大学4年生の頃、建築界がまだ弾けたバブルの尻尾を引きずっていた中、まったく異質なことをやっていた若い建築家がいて、それが内藤廣さんだった。海の博物館で学会賞を取った直後だったのだけれど、正直アールトをはじめて見た時の印象に近くて、何が良いのか最初はよくわからなかった。

でも筋の通った文章が当時の建築家の中ではとても真っ当に感じて、アポイントを取って九段下の事務所で面接をして頂いた。内藤さんは当時キレッキレで、まわりくどい説明をしていると、遮るように「あーわかった。で?」と結論を促された。あの時は緊張した。

私の持っていったポートフォリオの課題では、流行りに乗った軽やかな屋根には目もくれず(ヤレヤレという顔をされた)、時流に逆らって和紙に鉛筆のドローイングで仕上げた課題には「これはいいな!」と褒めてくれた。ただ当時は学会賞受賞直後で、ひっきりなしに入所希望者が来ていたようで、結局は入所出来ず。この年に入所されたのが田井幹夫さんだった。

それでも、その後いろんな形で内藤さんとはニアミスを繰り返すことになった。SADIでは25周年記念講演会を企画して、内藤さんに特別にアールトを語ってもらった。私が中心になって進めた企画だったけれど、見事に内藤さんは私のことは覚えていなかった。その後もいろんなところで、、この話は長くなるので割愛。

展覧会はとても良かった!勇気がもらえたし、胸熱にもなった。内藤事務所の細部まで表現する美しい図面も好きだ。旅先で近くに作品があれば必ず観に行く。実作で深く引き込まれるのも内藤さんの建築。

ついぞ働くことはなかったけれど、いやそれだからこそ、内藤廣さんの建築は私にとって生涯追い続ける永遠の背中のような存在かもしれない。夏休みの最後にとても良いものを見せてもらった。明日からも頑張ろう!

『建築家・内藤廣 赤鬼と青鬼の場外乱闘 in 渋谷』
https://naito-shibuya2025.shibuyabunka.com/
会期:~8月27日まで