minä perhonenによる「つぐ」展に足を運びました。
前回の「つづく」展から6年。前回は作家皆川明さんの個展的な印象が強かったのですが、数年前に代表の座を田中景子さんに譲り、今回展示のテキスタイルデザインも田中さんによるものも多く、今回の展覧会は「つぐ」という言葉からいろんな意味を重ねているようですが、私は「継ぐ」というメッセージを強く感じました。
ただこの田中景子さんのデザインがとにかく素晴らしいのです。マスキングテープを継ぎはぎしただけで図案を組み立てているstickyなど、皆川明さんのスピリットを受け継ぎながら、よりしなやかにminä perhonenの世界観を拡張して構築しているところが素晴らしい。それをおおらかに見守る皆川さん。
またデザインを多くの職人の手で作り上げる点も建築との類似点が多いように思います。クラフトマンシップ、やっぱり人が作るものづくりはいいですね。階を分けて人にフォーカスを置いたインタビュー展示や、愛着ある顧客の一着を劇的にリフォームした事例の紹介にも心を掴まれました。
仕事はじめの前に行けてよかった。おかげで仕事に向き合う心が整ったように思います。2月1日まで、世田谷美術館にて。
つぐ| minä perhonen
https://tsugu.exhibit.jp
あけましておめでとうございます!
本年もよろしくお願いします。
毎年、新年は家族と「ちょっと特別なところに泊まる」というのを続けているのですが、今年は年始ではなく暮れに前橋の白井屋ホテルにステイしてきました。
白井屋ホテル
https://www.shiroiya.com
白井屋ホテルは数年前にKMEWの藤田さん、衛藤さん、植村さんらと前橋建築ツアーで訪れていて、次は宿泊してみたい!とずっと思っていたのでした。年末にようやく叶いました。
ホテルはまさに美術館の中に泊まっているような感覚で、直島のベネッセに泊まった時のことを思い出しました。部屋ごとにアーティストや建築家が監修していて、我々の部屋は塩田千春さんの部屋でした。(ラッキー!)
ホスピタリティも素晴らしく、夜のラウンジはお酒もフリーになるので、街でのお酒はほどほどに、夜は色の変わるLEDの配管を見上げながら幻想的な時間を過ごしました。
翌日には前橋市内にあるフィンランドのUFOこと、FUTUROにも足を運べました。
この暮れは忙しく、目先の仕事をなんとか納めることに集中していたのですが、こういう非日常的な空間体験をすると、もうちょっとディテールを攻めてみようかなとか、照明の使い方を変えてみようかな、などヒントをいろいろ頂きます。充実した良い年の瀬でした。
お正月は少しゆっくりして、仕事はじめまでにいろいろ仕事を片付けようと思います!(いろいろ矛盾する表現、、でもそういう同業者はきっと多いですよね笑)
自分だけの唯一無二のオリジナルスツールを作るmuniプロジェクト。当初からずっとやりたかったワークショップを、ひたちなかのセレクトショップ、シンクラボさんの10周年イベントの一つとして、12月13日(土)にはじめて開催させて頂きました。
muniプロジェクトをはじめた理由はいくつかあるのですが、そのうちの一つには家づくりの擬似体験をして頂くということがありました。住宅を設計事務所に頼むのは敷居が高くても、自分だけのオリジナルスツールを作るのなら誰にでもできます。スツールはなくても困りませんが、あると何かと便利で置いてあるだけで生活をとても楽しいものにしてくれます。
この日も張りたい生地をひとつお持ちいただき、生地張りから製作を楽しんで頂きました。午後の組はシンクラボオリジナルのミナペルホネンのパッチワーク生地を使ってのワークショップ。これは使わなくなった生地サンプル帳の生地をパッチワーク状に縫い合わせたものなのですが、これがまたとってもチャーミングで、お客さんもお店のスタッフさんも大喜びでした。
この日も大好評でしたので、こちらは来年以降もできれば続けていければと思います。また機会あれば都内などでも企画していきたいと思います!
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■当日のイベント風景のリール動画はこちらより ↓↓
https://www.instagram.com/reel/DSRW3S_gdxU/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA%3D%3D
(シンクラボInstagramより)
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muni stool
https://www.munistool.com
シンクラボ
https://shinc.co.jp/
北欧建築・デザイン協会SADI、年に一度の一大イベント「北欧クリスマスの集い」が、今年は自由学園明日館にて開催されました。去年まで私は実行委員としてこのクリスマスの集いをまとめてきましたが、今年は会長として、一歩引いた立場で実行メンバーの後方支援に徹しました。
今年の司会は藤木さん。去年のクリスマスに来ていた藤木さん、江田さんに声をかけご入会頂きましたが、今年はこの二人が協会でも大活躍!SADI新体制の原動力になってくれました。
また例年開催の工学院大学が改修工事のため、明日館で開催させて頂きましたが、空間も素晴らしく、アットホームでとても良い会になったと思います。昨年からはじめた「北欧蚤の市」企画も大盛況!
これは会員が持ち寄りで旅のお土産や所有品をご提供頂き、それを欲しい!という方に抽選でプレゼントするという企画です。こちらも今年もたくさんの提供品が並びました。
9月の北欧アールトの旅からも多くのご入会者があり、テーブルでは同窓会のように話が盛り上がっていたり、多くの出会いや再会もあちこちの場所であったり、会場こそ変わりましたが、いつもと変わらぬSADIクリスマスになったと思います。お越しくださった皆さま、本当にありがとうございました!
今年は後方支援と言いつつも、今日の日がずっと心配で、今月はまだまだ越えないといけない山がいっぱいあるのですが、もう半分くらい終わったような気がしています。ヤレヤレ、、。事務局の皆さま、企画委員会の実行メンバーの皆さま本当にお疲れさまでした!!
JSACA主催によるスウェーデンの建築家レヴェレンツの映画『LEWERENTZ DIVINE DARKNESS』の上映会へ行ってきました。
レヴェレンツはアスプルンドと協働した森の葬祭場近くにある聖マルコ教会には足を運びましたが、その鬼気迫る空間と、常軌を逸したディテールの数々に、ちょっとヤバいもの見てしまった感が半端なかったのですが、その人となりはほとんど知られておらず、このドキュメント映画がいかに貴重な映像であるかがわかります。
それもそのはずで、アスプルンドとは対照的に社交性ゼロ、取材やインタビューはすべて断るという偏屈ぶり。残っていた数少ないアーカイブ記録がスウェーデン南部の地下室から発見される、というところから映画がはじまります。
映画アールトでは「動くアールト」に感動しましたが、ここでは人前に姿を現さない幻のレヴェレンツの動く映像が衝撃的でした。現場での異常なこだわりぶりに、あの常軌を逸した空間の意味もわかった気がしました。
アスプルンドとの森の葬祭場では、彼が設計を担当した復活の礼拝堂で、そのあまりの完璧主義から設計変更が多すぎ、当局から更迭され、アスプルンドと仲違いしていく有名なエピソードもドキュメントベースで描かれています。
アスプルンドとの関係でいうと、まるでアールトとブリュッグマンの関係のようでもあって、ライバルはいつも太陽と月なんだなと関係ないことまでぐるぐると考えてしまいました。
JSACA(ジェイサカと読むそうです)は、日本スウェーデン建築文化協会という団体で、今年発足したばかりとのこと。代表の藤井亮介さんにもご挨拶させて頂きました。同じ北欧建築を啓蒙する団体として、SADIとも今後交流を温めさせて頂ければと思います。
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