
建築情報サイトのプラナビさんに「プロが認めた匠の技」というコーナーがあります。
建築家がお世話になっているスゴ腕の”匠”を紹介し、編集部がその職人さんを取材するというなかなか良い企画なのですが、こちらの最新号に私もいつも植栽でお世話になっている耕水の湊さんが登場しています。
プラナビ|プロが認めた匠の技
耕水 湊眞人さん
https://www.pla-navi.com/clip/professional/takumi22_kousui.php
紹介者は佐藤・布施建築事務所さんですが、主宰者の一人である布施さんは私の大学時代からの親友でもあります。実のところ、湊さんを紹介してもらったのは、10数年前にこの布施さんからだったのでした。
先日オープンハウスを告知した行田の「さつきの家」でも、この湊さんに大いに腕を振るって頂いていますので、いらっしゃる方はどうか外構もよくご覧頂けたらと思います。
◇
ところで、このプラナビさんには私も過去に板金職人の新井勇司さんをご紹介させて頂きました。
新井板金 新井勇司さん
https://www.pla-navi.com/clip/professional/takumi21_arai.php
新井さんには現在現場が進行中の住宅「TR」でも腕を振るって頂いているのですが、サイトの影響かどうかはわかりませんが、すっかり人気の職人になってしまったようで、なかなか現場に入れないなどの弊害も出始めました。
もっとも新井さんも人からの紹介だったわけですが。なんでも開けっぴろげに情報を公開する私ですが、最近は秘蔵の”虎の子”は少しずつ隠してゆこうかなと思っている今日このごろです。笑
◇
ただこうして他の建築家も賞賛するような素晴らしい職人さんと日々お仕事ができるという喜びや幸せも、あらためて噛みしめるところです。こちらも本気でやっているのだから、現場にも本気の仕事で応えて欲しい!というのが私の偽らざる本音ですので。
我々が当たり前のような顔をしてご提供しているものは、世間的にはけして当たり前のことじゃないんですよ。
18. 01 / 05
2年待ちではありません!?
author
sekimoto
category
> 仕事
Warning: Undefined array key 1 in /home/riotadesign/riotadesign.com/public_html/wp-content/themes/rd/blog/cat_sekimoto.html on line 48
同業の建築家の仲間が集まる会合などに出向くと、よく「関本さんに頼むと2年待ちなんでしょ?」と声をかけられます。え?全然!そんなに待たせませんよ、とその度に言うのですが、別の人に会っても必ずそういったことを言われるので、いつも火消しに躍起になっています。
これが同業だけならまだしも、新規のクライアントさんからもよく「2年待ちなんですよね?」と訊かれます。面と向かって訊かれたら、その場で訂正できるのでまだ良いのですが、現在進行中のとあるクライアントさんも、当初うちに依頼しようと思ったのだけれど、「2年待ち」との噂を耳にして断念しかけたとおっしゃっていました汗。
その噂はどこから??
他にもうちに来る前に諦めちゃう人もいるのかと思うと、風評被害は甚大です…。
確かにずいぶん前のことですが、仕事が集中してアップアップしていたときに、”2年待ち”みたいなことを書いたかもしれません。誤解を招いたことを(またそれがずいぶん尾を引いていることも)反省し、ここで情報を訂正させてください!
◇
まず今設計をご依頼頂いた場合、一般的な規模の戸建て住宅の場合、設計から竣工までで最短で16ヶ月(1年と4ヶ月)くらいです。その後は設計の重なり具合にもよりますが、「平均するとだいたい1年半くらい」といったところです。
またそれらは、あくまで設計期間や工事期間も含めての時間ですので、設計開始まで延々と1年以上お待たせするということではありません。どうか誤解のないようにお願いします。おそらく、しっかりとした仕事をする(まっとうな?)設計事務所はどこもそのくらいかかるのではないでしょうか。
◇
ただ、うちも少ないスタッフでまわしていますので、業務が重なるとお待たせする時間が長くなる可能性は正直あります。どうかスケジュールには余裕を持ってご依頼頂ければと思います。クオリティを守るためには、住宅の場合、1ヶ月でも2ヶ月でも長めのスケジュールを確保頂くことが肝要です。突貫で良いことは一つもありませんので。
一方で時間をかける分だけ、本当に濃いお付き合いをどのクライアントさんともさせて頂いています。担当スタッフに任せきりにするようなことはありません。設計の打合せはすべて私が行い、細部に至るまで私が把握していないことはないように努めています。(だから時間がかかるのです…)
◇
また最後に、2019年10月には消費税が8%から10%に引き上げられます。この増税に間に合わせるためには、前述の設計から竣工まで1年半かかるということと併せますと、少なくとも夏前までに設計をご依頼頂けないと間に合わせることは難しくなると思います。
もっとも、消費税のために家を建てるわけではありませんので、あまりそんなことを気にしすぎない方が良いですが。でも、ぎりぎりに駆け込まれて「なんとかなりませんか?」ということが過去の増税時も多々ありましたので、あらかじめお伝えさせて頂きます。
ということで、どうか皆さま気兼ねなくご相談下さい!
これが同業だけならまだしも、新規のクライアントさんからもよく「2年待ちなんですよね?」と訊かれます。面と向かって訊かれたら、その場で訂正できるのでまだ良いのですが、現在進行中のとあるクライアントさんも、当初うちに依頼しようと思ったのだけれど、「2年待ち」との噂を耳にして断念しかけたとおっしゃっていました汗。
その噂はどこから??
他にもうちに来る前に諦めちゃう人もいるのかと思うと、風評被害は甚大です…。
確かにずいぶん前のことですが、仕事が集中してアップアップしていたときに、”2年待ち”みたいなことを書いたかもしれません。誤解を招いたことを(またそれがずいぶん尾を引いていることも)反省し、ここで情報を訂正させてください!
◇
まず今設計をご依頼頂いた場合、一般的な規模の戸建て住宅の場合、設計から竣工までで最短で16ヶ月(1年と4ヶ月)くらいです。その後は設計の重なり具合にもよりますが、「平均するとだいたい1年半くらい」といったところです。
またそれらは、あくまで設計期間や工事期間も含めての時間ですので、設計開始まで延々と1年以上お待たせするということではありません。どうか誤解のないようにお願いします。おそらく、しっかりとした仕事をする(まっとうな?)設計事務所はどこもそのくらいかかるのではないでしょうか。
◇
ただ、うちも少ないスタッフでまわしていますので、業務が重なるとお待たせする時間が長くなる可能性は正直あります。どうかスケジュールには余裕を持ってご依頼頂ければと思います。クオリティを守るためには、住宅の場合、1ヶ月でも2ヶ月でも長めのスケジュールを確保頂くことが肝要です。突貫で良いことは一つもありませんので。
一方で時間をかける分だけ、本当に濃いお付き合いをどのクライアントさんともさせて頂いています。担当スタッフに任せきりにするようなことはありません。設計の打合せはすべて私が行い、細部に至るまで私が把握していないことはないように努めています。(だから時間がかかるのです…)
◇
また最後に、2019年10月には消費税が8%から10%に引き上げられます。この増税に間に合わせるためには、前述の設計から竣工まで1年半かかるということと併せますと、少なくとも夏前までに設計をご依頼頂けないと間に合わせることは難しくなると思います。
もっとも、消費税のために家を建てるわけではありませんので、あまりそんなことを気にしすぎない方が良いですが。でも、ぎりぎりに駆け込まれて「なんとかなりませんか?」ということが過去の増税時も多々ありましたので、あらかじめお伝えさせて頂きます。
ということで、どうか皆さま気兼ねなくご相談下さい!

新年あけましておめでとうございます。
昨年の暮れは、多くの方より「良い年でしたね」というお言葉をかけて頂きました。確かに昨年は念願の著書を出すことができ、多くの住宅も竣工しました。またご依頼を頂き、多くのセミナー等にも登壇をさせて頂きました。
出版社とのつながり、建築家・伊礼さんとのつながり、OZONEさんやアールト、北欧のつながり、これまでの細く長かったいろんなつながりが、いろんなきっかけで一気に束のようになってつながった、昨年はそんな一年だったように思います。本当に幸せな一年でした。
独立してからもう15年を数えますが、筋を違えず、ずっと一本の道を歩んできました。一本の幹からは様々な枝が伸びて、その先に葉や果実をつけるようになってきたことを実感しています。リオタデザインを卒業したスタッフも、多方面で活躍しているようです。
石の上にも3年と言いますが、3年などという時間は、まるでバスを降りて登山口に立つまでの時間のようなものだとあらためて思います。まだ10年早いという言葉もありますが、10年という時間もまた、振り返れば苗から育ててようやく蕾を付けるまでのような、そんな時間に過ぎないかもしれません。
少なからずの住宅を設計し、多少は経験を積み、知恵が備わり、気力満ち、そして優秀なスタッフが集いました。リオタデザインは今最も充実した仕事を成し遂げようとするその帳にあります。この戦力とモチベーションで、今年はこれまでで最も優れた仕事を残したい。今年一年の様々な方との出会いや、出来事が今からとても楽しみです。
皆さま、本年もどうかよろしくお願い致します。
2018年1月1日
関本竜太|リオタデザイン
17. 12 / 14
カーポート問題
author
sekimoto
category
> 仕事
Warning: Undefined array key 1 in /home/riotadesign/riotadesign.com/public_html/wp-content/themes/rd/blog/cat_sekimoto.html on line 48

カーポート問題というのがありますね。
駐車場に屋根を架けたいという気持ちはわかるけど、折角作った住宅の前にデンッと既製のカーポートを置かれるのはやはり萎えます。もちろん建て主さんもそれは本心では望んでいない。でも製作で作るとすごく高いものになってしまう。やっぱカーポートは必要悪!?
これが世に言うカーポート問題。(言わないか)
ちょっとそんなことをずっと考えていて、これは構造家の山田憲明さんのところに行ったついでに雑談しながら設計したカーポートです。
鉄骨柱を4本立てたらあとは全部大工工事。材はツーバイ材(2x8)しか使いません。さすがに既製のカーポートのほうが安かったけれど、差額は約15万円でした。だったらこっちでやりましょう!と建て主さんにはご理解を頂いたのでした。
今日行ったらカーポートの全容が見えていてちょっと感動。屋根もちゃんと葺かれます。これは行田で進めている「さつきの家」にて。住宅を含めはやく全体を見せたい!かなりイイ感じです。
17. 12 / 08
路地の家|DECO 写真をアップしました
author
sekimoto
category
> 仕事
Warning: Undefined array key 1 in /home/riotadesign/riotadesign.com/public_html/wp-content/themes/rd/blog/cat_sekimoto.html on line 48

竣工写真をアップしました。
5月に竣工した「路地の家」と、9月に竣工した「DECO」の2件になります。
路地の家
https://www.riotadesign.com/works/17_roji/#wttl
DECO
https://www.riotadesign.com/works/17_deco/#wttl
いずれも写真は新澤一平さんになります。
路地の家は、狭い路地に開いた街と一体化する住宅の試みと、3層吹き抜けの本棚という大仕掛けのある家です。DECOは郊外の住宅地に建つ、ハイサイドライトから光を導いた端正な住宅です。
いずれも、建て主さんの住まい方が素晴らしく、撮影時も大きく物を移動することはありませんでした。前回の大和田の家同様、建て主さんのセンスが光る家です。
どうかじっくりとご覧下さい!

