今朝ほど「渡辺篤史の建もの探訪」にてKOTIをオンエアして頂きました。

撮影の前と後は立ち会って(ただの野次馬)いるのですが、撮影中は外に出されてしまうので、渡辺篤史さんがどんなコメントをされたかわからなかったのですが、今日それらをすべて視聴することができ、設計者の意図を余すところなく正確に汲み取ってくださる渡辺篤史さんの咀嚼力をあらためて感じました。家の中で鑑賞できるのもいいですね。

「KOTI」というのはフィンランド語でHOMEという意味です。HOUSE(こちらはフィンランド語でTALO)ではなくHOME。家そのものというより、どちらかというとそこに住まう家族や生活のようなものにフォーカスを当てた言葉だと思うのですが、とても平和的で仲の良いご夫婦を見てそんな言葉が浮かびました。実際に室内には愛が溢れていて、そんな空気感を切り取って頂きました。番組関係者にはあらためて感謝申し上げます。

KOTI
https://www.riotadesign.com/works/18_koti/#wttl
写真:新澤一平

番組HP「渡辺篤史の建もの探訪」
https://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/
おそらく明日(12日)以降、HP上でも放送内容の写真が上がると思います。



「呑川の家」は造園工事までが終了し、ほぼほぼ竣工状態。コロナの影響でまだトイレが入っていませんが、こちらも週明けには取り付く予定です。本来ならこの状態でオープンハウスを行い、多くの皆さまに見て頂く予定だったのですがこちらは叶わず残念でした。

しかーし!

足を運べなかった皆さまのために私が竣工動画撮影をしましたので、こちらをどうかお楽しみ下さい。約15分ほどありますが、一般の方からマニアックな建築オタクさんまで、見たい(であろう)ポイントを網羅したカメラワークをどうかご堪能下さい。
(上の画像をクリックして下さい)

リモートワークにリモート呑み会。そんなコロナ時代、オープンハウスもとうとうリモート化へ!?もはやもう足を運ぶ必要ないのでは?いえいえ、騒ぎが収まったら次は是非本物の空間をご覧下さい。

20. 04 / 07

仕事ですから

author
sekimoto

category
> 仕事
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事務所はスタッフをテレワーク(在宅勤務)に切り替えて、朝晩はZOOMを使ったミーティングをしています。

普段はスタッフが朝事務所に入ってきても、モニタから目を離さず「おはよ~」という感じ。スタッフも「おはようございます」と私の脇を通り抜け、仕事が始まったらモニタに向き合いっぱなしです。それがZOOMを使うと強制的に対面させられるんですよね。

ZOOMを知らない人に説明すると、要は複数の人と話せるテレビ電話です。あれが不思議な感じ。もうね、目のやり場に困るくらい。絶対、事務所で仕事していたときよりスタッフの顔を見ていると思います。

ともあれ、昨日までは事務所に閉じこもりっぱなしでした。ネットのニュースやSNSもコロナ関連の情報で溢れてます。もうね、コロナ情報合戦なわけですよ。みんな「海外ではこんな調査結果がある」とか「医療関係者から聞いた話では」とか。なんかみんな怒ってるし…。

見ていると気持ちはどんどん沈むし、でも目が離せなくなっている自分もいるんですよね。これもある意味広義の「コロナ感染」なんだと思います。もう社会全体がコロナ!わああ。

そんな中、今日という日がずっと楽しみでした。なぜなら現場に行く口実ができた日だからです。不要不急じゃないよ、仕事だからね。やっとこれで事務所から出られる!まるでリアル脱出ゲームみたい。

そう、今日は「呑川の家」の造園の施工日。造園家の小林賢二さんも、当初二日間の作業日程をコロナ対策で一日にまとめて作業するということで、樹木の配置や仕上げに違和感がないかこの日に確認する必要があるわけです。そう必要が!僕が行かないとダメなんです!!(と強調)

といいつつ、小林賢二さんの木の打ち方はいつも完璧なので、何も言うことはないんですけどね。この日も行って、ほ~うと頷き、小林さんに「イイ感じですね!」と言っただけ。はい、しゅーりょー。

もちろんマスク着用ですよ。そして濃厚接触を避けるために車移動です。同じ事を考えている人がよほど多いのか、街中のコインパークはどこも満車!しらみつぶしに探してようやく駐められました。でもこの日は暖かくて、造園もイイ感じだし、ドライブも出来て(注:仕事です)良い気分転換になりました。

やっぱり現場はいいです。
ここ数日のカンズメ状態から束の間解放されて、ちょっと妙なテンションになっています。


2018年に葛飾区で竣工した「KOTI」という住宅が、『渡辺篤史の建もの探訪』にてオンエアされることになりました。今週の土曜日(11日)です。早朝の放送なので、どうかタイマー録画してご覧下さい。そして何回も観て下さい笑

『渡辺篤史の建もの探訪』 KOTI(I邸)
テレビ朝日系列
4月11日(土) 午前4:30~5:00
https://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/

※首都圏以外の地域のオンエア日は以下をご覧下さい
https://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/onair/



KOTI(I邸/葛飾区 2018年竣工)
https://www.riotadesign.com/works/18_koti/#wttl





同番組に取材して頂くのは、「FP」「路地の家」に続いて3件目になります。不思議なご縁で、「路地の家」は「FP」を見てご依頼下さった住宅で、このKOTIの建て主さんも「路地の家」を大変気に入って下さっていた方でした。

毎週のように収録を重ねているであろう渡辺篤史さんもうちの住宅をよく覚えていて下さっていて、初回取材のFP(2015年OA)についても「イタリア車がいっぱいあったお宅だよね。あの家は良い家だったよねぇ」と思い出しながらお話しして下さり感激しました。


よく言われるとおり、あの番組は一切がアドリブなんですよね。番組最後のまとめコメントすらもアドリブ。あれはすごいです。建て主さんとも、ディレクターさんとは念入りに打合せをしますが、渡辺篤史さんとは一切事前打ち合わせはなし。

ただディレクターさんが長年の勘で「ここで篤史さんはこういう質問をしてくると思うので、答えられるように」などと傾向と対策を教えてくださいます。笑

KOTIでは個室に電子ピアノが置いてあるのですが、建て主さんはディレクターさんから「たぶんピアノを弾いてみてと無茶振りをされると思うので」とオソロシイ振りをされたらしく、「ピアノを弾くことになってしまった…」とご主人も青ざめていたのですが、収録ではスルーだったらしく(スルーかい)、ご本人は「弾かずに済んだ」とほっとされていました笑。番組を成立させるために、周りの忖度もはんぱありません。

そんなことで、この日も篤史さんが到着されるとものの10分ほどで収録が始まりました。篤史さんも至って自然体。この日も到着されるやいなや、なぜかモナカの箱を手に車から降りてきて、周りのスタッフや我々にもモナカを渡しながら声をかけて下さいました。(私は受け取りながら、なぜか頭の中でミルクボーイの「モナカやないかい!」のフレーズがリフレイン)

収録のたびにファンを増やすと言われる渡辺篤史さんですが、そのお人柄に、この日も終わる頃にはみんなファンになっていたようです笑。最後には恒例の見学者全員と記念撮影も。Iさん、この日は収録お疲れさまでした!


私も途中の昼食のシーンでちゃっかり同席して出演予定です(全カットされていたりして)。見逃した場合は、後日BS朝日で再放送もあるようです。こちらの日程は未定ですが、またこちらでもお知らせしたいと思います。

皆さま、どうかお見逃しなく!
いいですか、今からタイマーセットですよ。


大田区を流れる呑川のほとりに建つ家が静かに竣工し、今日は施主検査でした。やっぱり小さな住宅は楽しいですね。隅々まで愛着を持って設えました。

ダイニングテーブルは、悩みに悩んでボーエ・モーエンセンが入りました。ダイニングチェアは水之江チェアが入る予定です。ミント色のSTOOL60も可愛い!

インテリアグリーンは私がコーディネートしています。本当はもっと入れたい。こっちを本業にしたいくらいグリーンを考えるのは楽しいです。

来週に予定していたオープンハウスが、コロナの影響で中止になってしまってとても悲しい。せめてこちらに写真を上げておきます。来週にはいよいよ造園が始まります。こちらもとても楽しみです。

今日以降も写真を上げてゆきますので、どうかお楽しみに!