21. 04 / 18

傍観者

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sekimoto

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とあるお店の入口に並んでいると、年配の女性が店員さんに、駐車場で車が障害物との間にはまってしまい出せなくなってしまったと困った顔で訴えていた。

その店員さんは入場制限をしている来客の対応で手一杯。奥にいた若い男性店員に代理で対応するよう指示をするも、その店員も不安そうな表情。

女性に代わってハンドルを握ればなんとかなるかもしれない。でも親切心から手を出せば、結果として他人の車に傷をつけてしまうかもしれない。次々に店員が出てくるものの、皆何もできずに現場はパニックになっていた。

私はそれを横目で見ながらも、やはり自分は関係ないと傍観を決め込んでいたら、後ろから息子に「ほら、お父さんの出番なんじゃないの?」と背中を押された。

デジャヴだった。昔息子が小さかった頃、何かのアトラクションで舞台上から「これ一緒にやってくれる人いませんか?」と呼びかけていた。横で俯いている息子に、「ほらこういう時は手を上げないと!」と半ば強引に息子に手を挙げさせて、後で恨まれたことがあった。それが今は私が俯いている。

店員さんに声をかけ、「私がやりましょうか?」と申し出ると現場に安堵の空気が流れた。運転席に座り、何度か細かく切り返すと、なんとか無事に車を脱出させることができた。

奥からは店長も出てきて何度も頭を下げられ、手土産まで頂いてしまった。でもごめんなさい、私はそういう人間じゃないんです。

息子からの言葉は「ありがとう!」だった。とても恥ずかしかった。

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sekimoto

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前回ウッドショック問題について書きました。あれから一週間くらい経ちますが、今もなおコロナをトリガーにした様々な問題が起き続けています。今回は輸入商材問題(物流ショック)について書きます。

現在輸入商材(設備機器・建材)を巡っても、現場は大混乱に陥っています。
例えば、うちは食洗機はミーレを指定することが多く、照明器具はルイスポールセンやアルテックなど、やはり北欧の輸入器具を使うことが多くあります。床材もナラやタモといったうちの定番フローリングも基本的に輸入品です。それらが今日本に入ってこなくて、尋常ではない納期がかかっているという問題が発生しています。

まずミーレですが、ミーレの食洗機はコロナの影響で本国ドイツの生産が滞っていることに加え、世界的な在宅需要の高まりから、日本仕様の出荷に大きな影響が出ています。今発注しても入荷は秋頃になるか、またはそれすらも読めない状況です。ウッドショック並みに、水面下では商社が血眼になって台数確保に走っています。

ルイスポールセンの照明も大打撃です。特にガラス系の照明(PH2/1、Toldbod Grassなど)は本国のガラス工場の稼働も低下していて、国内在庫はすでに底をつき、ものによっては6ヶ月以上の納期回答になっています。ガラス以外の器具もおしなべて品薄でほぼ壊滅状態。直近の竣工案件については、建て主さんにもご迷惑をおかけしている状況です。

フローリングについても、これまで欠品したことのないようなものまで欠品し始めています。うちのとある現場では定番のアッシュフローリングの国内在庫が底をつき、船便が1ヶ月以上も先になるということで、現場の木工事が事実上止まってしまいました。木造の現場では、フローリングが張れないと進められない工程が多く存在するのです。

こちらは我々から商社と話をつけて、国内在庫をかき集めるなどして対応しましたが、落とし穴どころか、現場工程はまさに穴ぼこだらけ。まっすぐ前に進むことすらままならない状況です。どうか建て主さんは温かく現場を見守って頂きたいというのが私からのお願いです。

これらはウッドショック問題と構造はとてもよく似ています。
コロナの影響で工場の生産性低下⇒世界的な在宅需要の高まり⇒在庫の奪い合い⇒日本に回している場合ではない、というのがだいたい共通する図式です。こういう時に国内で生産しているものは強いということですね。

とはいえ、建築には多様な価値軸がありますので、すべてを純国産でまかなうことだけが、必ずしも素晴らしい建築をつくることにはつながらないとも思います。

実際私は美しい北欧照明が大好きですし、食洗機も機能性では海外ブランドの方が優れているとも思っています。本質から目をそらして、今が大変だからということだけで小手先の安易な対応はしたくないとも思います。

これらの問題は一時的なものであることを祈りますが、もしかすると長期化する可能性もあり得ます。ですが、流通との連携や関係業者との信頼関係を高めることで、必ず乗り切れると信じています。まずは状況を共有頂き、建て主さんにおかれましてはどうか一層のご理解をお願い致します。

業界の人たちは結束しましょう!

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sekimoto

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今、木造建築業界を暗い雨雲が覆っています。第三次ウッドショックといわれている問題です。木造住宅を建てるために必要な構造材が、今入手困難になっているのです。

構造材がなければ木の家は建てられません。これまで震災の影響でグラスウールがないとか、合板が手に入らないとかいうことはありましたが、構造材が手に入らないというのは最も大きい致命的な問題といえます。

この問題の背景にはコロナも影響しています。昨年コロナ禍で世界経済が一時的に停滞しましたが、その後中国経済が回復し、その建設ラッシュと歩調を合わせるように、超低金利政策と在宅需要の高まりからアメリカでも空前の住宅建設ラッシュとなりました。そのため、世界的に木材の供給が追いつかなくなっているのです。

そのため木材価格は異常に高騰、国内価格に転嫁出来ない商社は買い付けに消極的になり、さらにここにコンテナ不足という物理的な問題も加わり、結果的に日本に入ってくる輸入木材が大幅に減ってしまっている。問題が複雑に絡み合っていますが、これがウッドショックの核心の部分のようです。

そもそも日本人は世界一木にうるさい国民です。良材しか買わない日本と違って、中国はなんでも受け入れてくれるので、世界市場は日本を通り越して中国と取引しているというのも、以前から言われてきたことです。そんなことも問題の素地にはあると思います。

そして、その影響はとうとう国産材にも飛び火してきました。ベイマツなどの輸入材が入らないということで、それまで国産材に見向きもしなかった市場が国産材を買いに走っています。結果としてこちらも高騰、そして品薄になるという負の連鎖が起こっています。

大手ビルダーでは、すでに契約を済ませたものの上棟が出来ず、工事が止まっている現場もあると聞きます。幸い我々の直近の現場は問題なく上棟を迎えられそうですが、この問題は長引くとも言われています。この後着工してゆく現場については、少なからずの影響を受ける可能性はかなり高そうです。


我々リオタデザインでは、ここ数年ベイマツ一辺倒だった木材仕様を見直し、少しずつ国産材へのシフトチェンジに布石を打ってきました。

商社を介さずにつながる木材企業との連携も強化してきています。木材もあるところにはちゃんとあることもわかってきました。時代の潮目が大きく変わるときというのは、大手ではなく我々のような小規模なネットワークが強いということを実感しています。

これをきっかけに、国内の木材生産者さんとの連携を一層強めたいところです。今は脱輸入材にシフトチェンジをする大きなチャンスの時です。我々なりの新しい取り組みを、これからさらに加速してゆきたいと思います。

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以前ブログで書いたツッコミどころ満載の食堂の話。

その後現場に通う度に前を通るのだけれど、いつ通ってもお店のシャッターが閉まっている。前を通るのは午前中のことが多いので、開店時間が遅いのかな?あるいは、もしかしてもうやってない…?などと不穏なことも考えたりしていたのだけれど、やっぱり通るたびに思う。

ここのカレーうどんを一度食べてみたい!

そうしたら、今日現場帰りに前を通るとなんと暖簾がかかってるではないですか。もしかして開いてる!?と思った次の瞬間にはお店に入っていました。感動!中に人がいた。


中は想像した以上に小さかったのだけれど、感じの良い店主が一人で切り盛りしている様子。注文は、もちろんカレーうどんでしょ!

これがまた。
味、具材、うどん、すべてにおいて期待通りでとってもおいしかったです!

この期待通りって嬉しいですよね。うちのは一工夫してコリアンダー使ってますとか、麺は細めにしてみましたとか余計なこと一切なし。そうそう、それで良いんです。カレーうどんが食べたい!と思ったときに食べたい味がこれ。まさにそういう一品でした。

最後に店主に「開店時間はいつなんですか?」と訊くと、「基本この時間は仕込みをしているので、仕込みの合間に気まぐれ的に開ける」とのこと。そうか夜がメインなのか。この昼のカレーうどんを食べたい人は、赤のれんを見たら迷わず入るべし!もはや幻のお店です。

ちなみに夜もカレーうどんは食べられるそうです笑

21. 04 / 04

板金サンタ

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sekimoto

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「大屋根の家」にてオープンハウス二日目。朝行くと玄関前に私宛ての荷物が。ん??

中からは板金の折り鶴が3羽!板金職人新井勇司さんからの差し入れでした。それにしてもいつ来たのだろう?ちょうど飾っていた板金折り鶴の隣に添えさせて頂きました。