7月に私が登壇する北欧建築のオンラインセミナーがありますので、以下共有させて頂きます。ご興味ある方は是非ご参加下さい!(すでに参加申込みが300名を超えました)


昨年秋に開催し大きな反響を得ましたJIA住宅部会主催のオンラインセミナー「北欧 アルヴァ・アールトを巡る旅」の第二弾を、このたびSADI北欧建築・デザイン協会との共催にて開催致します。

前回の開催ではアールト自邸、マイレア邸、サウナッツァロ村役場といったアールトの名作を紹介させて頂きましたが、今回は前回紹介しきれなかったアールト建築に加え、近代~現代のフィンランドが誇る名建築についてもご紹介します。

また後半は、フィンランド在住の遠藤悦郎氏(SADI海外会員)ともつなげてリアルタイムによるリモート建築案内(セイナヨキ)も予定しています!


オンラインセミナー

『北欧アルヴァ・アールトを巡る旅 Ⅱ
~アルヴァ・アールトとフィンランドの名建築を巡る旅』


ガイド役 
関本 竜太 氏 (建築家・SADI理事/JIA住宅部会副部会長)
遠藤 悦郎 氏 (グラフィックデザイナー・SADI海外会員)

日時:2021年 7月7日(水)18:30~20:45 (ZOOM入室 18:15~)
会場:オンライン開催(ZOOMウェビナー使用)
参加費:無料
定員: 500名(事前申し込み制)

★詳細は以下より
https://sadiinfo.exblog.jp/30549990/

21. 06 / 21

富ヶ谷

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sekimoto

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> 生活



妻と富ヶ谷まで来たので、ランチにpathに寄ると、既に20人待ちとのことで断念。

pathの入るA-FLATという建物は、リオタデザインが2015年に設計した建物です。1階のテナントには、個人商店の町富ヶ谷らしく、コンビニやドラッグストアではなく、志ある個人のお店に入って頂きましょう!と、設計時からずっとオーナーに説き続けていました。そこで入った名店pathが、この街を変えたと私は今でも思っています。

次は夜に予約して来ようと思います。このお店は本当に美味しいんです!

21. 06 / 19

Cozy House in Japan

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sekimoto

category
> NEWS
> メディア


ライターの松川絵里さんがはじめられたYoutubeチャンネル『Cozy House in Japan』にて、私の自邸OPENFLATを取り上げて下さいました。

松川さんには、これまでにも雑誌や書籍等で私が設計した住宅を何件も紹介して頂きました。松川さんのテキストはいつも的確で、初稿校正で私がほとんど赤入れをしない数少ないライターさんの一人です。このチャンネルは、松川さんがたった一人でアポイントを取って、カメラを構え、テキストや編集までを全て行っているそう。いわゆるワンオペですね。

きっといつもは雑誌や書籍の編集方針に従い、取材相手にも気を遣いながらテキストをまとめているのだろうと想像するのですが、このワンオペチャンネルでは、撮影も編集もテキストも思いのまま。しがらみから解き放たれた松川さんは実に楽しそう。実際、当日も撮影しながら「楽しい!楽しい!」を連発していました笑

建主さんにも滅多に中を見せない自邸と、リオタデザインのいつもの仕事風景も垣間見れます。


COSY HOUSE in JAPAN
【ルームツアー】中庭のある家|緑のある暮らし|OPENFLAT(関本自邸)

以下より動画をご覧下さい!
https://youtu.be/n3IBH9cpjBw


世田谷美術館での「アイノとアルヴァ 二人のアアルト」展に、昨日ようやく足を運ぶことができました。

20代からずっと追い続けているアールト。一般的に知られていることはだいたい知っているというのに、何度見ても発見があります。アールトへの探求は、私のとってのライフワークとも言えそうです。

今回のアールト展のテーマは、アルヴァ・アールトとその妻アイノ・アールトとの協働による創作という点に軸足が置かれていました。これがとても良かったと思います。

一般にはあまり知られていないのかもしれませんが、アールトといえばアルヴァ・アールトのことを差す一方で、天性の美意識でアルヴァを導き、ARTEKの家具や、アールト作品のため息の出るようなインテリアデザインを実現出来たのは、もう一人の天才建築家にして妻アイノの功績なくしては語れません。

予約制だったため、むしろ混み合わずゆったりと鑑賞出来たのも良かったです。



アアルト展でのもう一つの収穫は、なんと言ってもフィンランドのファッションブランドMAKIAとアアルト財団とのコラボTシャツ!

これ日本では絶対手に入らないやつなんです。しれっとショップに並んでいたので、多分ただの展覧会グッズだと思った人もいたはず。


中でも隅っこの一番目立たないところに置いてあったのがこの水玉、じゃなかったヴィープリ図書館トップライトエディション!これは嬉しい。

展覧会などでよく売っている限定Tシャツは、日常では絶対着ないだろうなと思うのでまず買わないのですが、このTシャツには展覧会のロゴなども入らず、日常でも普通に着れそうです(ALVAR AALTO の文字がさりげなく入っているのも◎)。

世田谷美術館のアアルト展は来週末で終了なのですが、平日も含めて予約チケットはすべてソールドアウトだそう。つづく兵庫県立美術館での展示は、7月10日からはじまるようです。今日滑り込めて良かった!

今日はスタッフを連れて、”大人の社会科見学”のため北本へ。創業115年を数え、県内の木材企業さんの中でも老舗企業のひとつでもある木村木材工業さんの加工工場を案内して頂きました。

これまでもプレカット工場など、実際に木を加工している工場には、スタッフを連れてたびたび見学にお邪魔してきました。我々は図面に描きさえすれば、それを現場や工場の人が忠実に作りあげてくれます。

ただこの習慣がついてしまうと、なんでもAIのように人が簡単に作ってくれるのだと勘違いしてしまうかもしれません。しかし何事も、ちゃんと”中のヒト”がいるんです。それを知って欲しいと思います。

ここ最近我々の事務所では、仕上げに使う羽目板などはカタログではなく、木材企業さんなどに直接お願いしてミリ単位で自分たちの好みの形状を作ってもらっています。今後もそのような取り組みを続けてゆくためにも、いったいどんな機械で加工しているのか見てみたいと思っていました。

木村木材工業さん、今回は我々のわがままを聞き入れてくださりありがとうございました!



木村木材工業さんと言えば、ベイツガ材のJAS認定工場として有名です。このJAS認定を取り、そしてそれを維持するってすごく大変なことなんですが、この話はまた別の機会に譲ります。

このベイツガ材は、我々の設計する住宅でも木枠や幅木材などにメインで使っているものなのですが、これを上の写真のような機械でノコを入れると、こんな感じのラフ挽き状態になります。あ、このラフな感じいいな!このまま仕上げに使ってみたい。こういう発見が出来るのも、工場見学の醍醐味です。


そしてこれがモルダーという機械です。
モルダー、モルダーってよく聞くのに見るのは初めてです。ほ~う、こいつがモルダーか。これは魔法の加工機で、この中に木を通すとその先から複雑に溝加工がされた材が出てくるのです。

ここにはいろんな刃物の組み合わせを取り付けられるので、これを応用すると枠のボードしゃくりから小段仕上げ、そして羽目板の面取り寸法からサネ寸法まで、自由自在に設定出来ます。これはすごい。(そして欲しい!)



下の写真はモルダーに取り付ける刃物の一部。こういうのが壁一面にずらーっと並んでいます。よく見ると、25Rとか一般的なアール加工寸法に混じって、25.5Rとか27.7Rなんていうのもあります。

まじめな木村木材工業さんは、たとえ二度と使わないような寸法の刃物でも、注文があれば刃物から作って対応するそうです。誰ですか、こんな微妙なアールを指定する設計者は!(良い子の皆さんは気をつけましょう)



こちらは超仕上げの加工機。超仕上げというのは、いわゆるカンナをかける機械ですね。熟練の大工さんのように、しゅるしゅるっと鰹節のようなきれいなカンナくずが下から出てきます。これには一同歓声!ただ木村さん曰く、もっともっと薄く削ることも出来るそう。

一旦モルダーで加工した材を、この超仕上げでコンマ数ミリの寸法調整をしてゆくのだそうです。気が遠くなる作業です。



一方ではサンダーがけをする機械もありました。サンダーとは要は紙やすりですね。サンダーも超仕上げ(プレーナー仕上げ)も、どちらも見た目はツルツルの仕上げになるので、私はその違いをよく理解していませんでした。

工場の方曰く、サンダー仕上げの方が表面がやや粗く、塗料の乗りが良いそうです。へぇ、良いことを聞きました。



ほかにも木を人工乾燥させるための乾燥機なども見せて頂きました。こちらも実際に見るのは初めてでした。50度ほどの温度で、5~6日ほど乾燥をかけるのだそうです。


工場では住宅の一部分に使われるような小ロットの部材でも、丁寧に思いのほかの工程を踏んで製作しているというのが印象的でした。モルダーに材を突っ込めば、しゅるしゅるっとあっという間に製品が出来るのかなと思っていたのですが、とんでもなかったです。(失礼しました!)

しかも広い工場内に作業している人は数人ほどで、それも拍子抜けしたことでした。また工場というと、すべて機械任せで加工しているような印象もありますが、実際には人間の目で見て、手で触り、職人のこだわりでひとつひとつの材が加工されているのだなと感じました。

これからは現場に入った枠材ひとつにも、思い入れが出来そうです。枠をムダにしちゃだめだぞ!

社屋の方では、木村司社長と昨今のウッドショックを巡っての木材談義に花が咲きました。世界の木材流通の仕組み、アメリカやヨーロッパの動向、そしてこの混乱のゆくえなど、ちょっとこれはお金払っても良いんじゃないかというくらい詳しく教えて頂きました。楽しかった!

スタッフにとっても目から鱗がいくつも落ちる体験になったことと思います。
木村社長、そして掛川さん、ご案内本当にありがとうございました!!