昨年11~12月にかけて竣工した2件の住宅につき、以下に写真をアップしました。

ひとつは「KOTI」で、葛飾区の小さな20坪に建つ家です。もうひとつは「かざみちの家」で、埼玉県東松山市に建つこちらはややゆったり目の48坪の敷地に建つ家になります。

ともに造園は、はじめてのお付き合いでしたが小林賢二さんにお願いしました。とても軽やかで、どちらの家も新緑がとてもきれいでした。以下より写真をご覧下さい!


KOTI
https://www.riotadesign.com/works/18_koti/#wttl




かざみちの家
https://www.riotadesign.com/works/18_kazamichi/#wttl




新座市で進めて参りました築50年の戸建て住宅のリノベーション計画がまもなく竣工致します。建主さまのご厚意により、このたびオープンハウス(内覧会)を開催させて頂くことになりました。見学をご希望の方は、文末のメールのリンクよりご連絡下さい。


ご依頼の住宅は、老朽化しつつも、法的な壁もあり再建築ができないという問題がありました。構造も現在の耐震基準と照らしても不安の残るもので、断熱など温熱環境にも大きな問題がありました。

一方で、その佇まいは瓦屋根などに古き良き日本家屋の佇まいを残し、亡きお父様の思いも感じられるものでした。計画ではそんな既存住宅の佇まいを継承しつつ、適切な構造補強と断熱改修を行い、大胆なプランニングによって現代の家族の住まいを再構築しています。

内部はほぼ新築並みの改修を行っていますが、一方で改修ならではの制約も相まって、新築ではなかなか行わないようなユニークなゾーニングになっています。古くて新しい、新鮮な空間体験です。


【縁側の家】 N邸改修オープンハウス(内覧会)

日時:2019年
6月8日(土)12:00~17:00 ごろまで

場所:埼玉県新座市
(JR新座駅・東武東上線志木駅ほかよりバス/敷地内に駐車スペースもあります)

設計監理:リオタデザイン
造園計画:耕水
施工:堀尾建設

・建築関係者のみならず、一般の方もご見学頂けます。
・お子様をお連れの方はお渡しする手袋を着用の上、手を離さずにご見学下さい。
・見学は予約制ですので、ご希望の方は件名を「オープンハウス見学希望」として頂き、大体のお時間を以下アドレスまでメールください。追ってご案内をお送りします。
Email: info@riotadesign.com

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sekimoto

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> 思うこと


『何かを学んで身につけるのに、最も身につかない最低のやり方が講義を聞くこと。次に身につかないのが本を読むこと。次に現場を見て覚えること。次がロールプレイなど自分で実際にやってみること。最も身につくのは自ら教えること』

東大名誉教授の天野郁夫さんのお言葉だそうです。今までいくら本を読んでも、そのときにわかってもすぐ忘れ、身につかなかった意味が分かりました。講義にしても然り。結局その場限りなんですよね。

学生に教えること、スタッフに諭すこと、頼まれて原稿を書くことなど、確かに人に伝えることで体系化されたことが、もっとも自分の血肉になっている気がします。

教えているつもりが、実は学んでいるのですね。

19. 05 / 20

KIRSIKANKUKKA-STOOL

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sekimoto

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> AALTO
> 北欧



その昔、ヘルシンキのビンテージショップに積み上げられたSTOOL60に、それを使っていた人の思い思いの布が張られていたのが印象的だった。みんな自分のスツールをカスタマイズして使っているんだ。

先日ARTEK-TOKYOのオープニングイベントで頂いた、アイノ・アールトの復刻ファブリック「KIRSIKANKUKKA (cherry blossom)」の風呂敷をどう使おうか悩んでいたときに、そのことをふと思い出して、自宅でほとんど使っていなかった4本脚のSTOOL60に張ってみることにした。

友人に頼んで加工してもらったところ、すごくいい感じ!今のところこのスツールは世界に一脚かな?記念すべき、アイノのKIRSIKANKUKKA-STOOL、大切に使います。ARTEKさん、ありがとう!



留学時代、行きつけだったビンテージショップにて。


所沢方面に足を延ばした帰り道、ふと思い立って所沢聖地霊園へと立ち寄った。学生時代に見た池原義郎氏設計の礼拝堂がまだあるのか、あればその姿をもう一度見てみたいと思ったからだ。

礼拝堂は20年以上も昔の記憶のままそこにあった。管理事務所に見学したい旨を申し出ると、係の方が快く開けてくれた。

学生の頃訪れたとき、それをどう思ったかよく覚えていない。若すぎたのだと思う。少なくとも、今日見たこの感動を越えるものではなかったと思う。

礼拝堂は1973年に完成し、74年に建築学会賞を受賞した。時代性によるものか、北欧建築からの影響が色濃く見られた。誤解を恐れずに言えば、アスプルンドの森の葬場と、シレンの学生教会に通じるものがあった。

『建築が目に見えぬ心の発現たり得るためには、建築がつくられていく全課程の中で、建築にたずさわった者の気持ちの大きな傾注がなければならない。つくるものの気持ちをこめすぎてあまりあることはない』(池原義郎)

北欧に行っている場合ではない、と思った。国内にもこんなに素晴らしい建築があるのだ。最後にアプローチのシークエンスについて、動画を添付したので追体験して頂きたい。










アプローチからメインホールへ至るシークエンス(動画)