去年竣工した代々木八幡・A-FLATの1階のテナントにとてもおしゃれなビストロが入ったと聞き、上階にお住いのオーナーさん、募集に携わって下さったタカギプランニングさんら関係者とお食事をしてきました。
「PATH」さんといいます。既に口コミでかなり評判になっているようです。とてもクリエイティブで、ちょっと食べたことがない種類の素材の取り合わせでした。
> PATH・食べログ
建物の設計者として興味深かったのは空間の使い方。厨房位置、客席レイアウトなど当初想定を200%裏切ってくれました。テナント側工事で動かすだろうと思っていた電気盤もむき出しで、しかし料理と同様、素材を見事に調理して下さっていて、これまたお見事でした!
オーナーさんとは計画初期の頃、1階のテナントについて、長くオーナーさんがお米屋さんを営んできた場所なので、少なくともコンビニや大手チェーン系のお店ではなく、個人の志ある方がこの地に根を生やして営業して下さるようなお店に入ってもらいたいですね、という話をしていました。
実際にこのようなお店に入って頂けて、建物の価値もさることながら、この通りに対しても還元できるような設えとなったことがとても嬉しく思いました。
この日も平日でしたが、夜遅くまでほぼ満席で、カウンター席には常連客と思しき方も並んでいました。予約が取れないお店になる前に、是非足をお運び頂けたらと思います。
> PATH・食べログ
先日書いた子供のイラストとスマホカバーの件、スマホカバーはプリントした紙をクリアケースの裏に入れるというシンプルな方法でしたが、今度は本物を作ってみました。もちろん、完全な遊びとしてです。
上の写真右側が先日のクリアケースカバー、そして左側が今回製作した実作モデル。実際にプラスチックに印刷されています。
ちょっと感動的なのが、エッジのまわりこみ部分にまで印刷がしっかり連続していること。この包まれ感がなかなかイイ感じなのです。
製作はもちろん素人にはできませんので、業者に依頼しました。
ACCEA(アクセア)
といっても難しいことはなく、かなり簡単に頼めます。イラストレータなどのソフトが扱えて、データ入稿の基本知識がある人であれば、レイアウトもかなり凝ったことができると思います。
お値段、1ケ¥2,900(税別・送料込み)で、納期はわずか2日くらいでした。
便利な世の中になりましたね~!
いろんなオリジナルケースを作ってみたくなります。
16. 01 / 23
細胞
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sekimoto
category
> 子ども
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先生の新作です。なにこれ細胞?と訊いたら、そう細胞、とまさかの答え。
こんなカラフルな細胞見たことありません。
でも微妙に線が歪んでいたりして、そのあたりが実に味があっていいなあと。
これデザインパターンとしても使えるんじゃないかということで、使ってみました。
クリアカバーの下に、プリントした紙を挟んだだけなんですけどね。ちょっとSOU・SOU風
16. 01 / 21
ベスト・オブ・ハウズ2016
author
sekimoto
category
> メディア
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いきなりですが、HOUZZさんより[ベスト・オブ・ハウズ2016]なる賞を頂きました。
ある日いきなり「受賞おめでとうございます」のメールが来たので、最初はなんだろうと思いましたが、選出下さり誠にありがとうございます。
HOUZZ [ベスト・オブ・ハウズ2016]
このなかの「ダイニング」部門ということで、「ダイニング」をクリックすると複数選出されたなかのひとつに「隅切りの家」の写真が載っています。
http://www.houzz.jp/ideabooks/58188442/thumbs
HOUZZというサイトがあります。建築家がデザインした住宅を紹介するサイトですが、最近では紙媒体よりも、こうしたウェブ媒体によるメディアが多く出てきています。出版業界の益々の脅威かもしれません。
HOUZZでは、こちらのページでも「隅切りの家」が掲載されています。
http://www.houzz.jp/ideabooks/58505108/list
2013年に竣工した「隅切りの家」は、今なおとても人気がある住宅です。敷地条件が特殊すぎて、たぶん同じものは二度と出来ないと思いますが…。竣工して2年以上が経過してもこうして福を届けてくれる、なかなか義理堅く親孝行な住宅です笑
隅切りの家|写真:新澤一平
先週末、売りに出されている「川風の家」の特別内覧会を開催させて頂きました。タカギプランニングさんの主催により、今回は購入希望者向けに開催した内覧会でしたが、リオタデザインのクライアント(OB&進行中)も多く駆けつけて下さり、いつも通りの大変賑やかな内覧会となりました。
おかげさまで終始和やかな雰囲気に包まれたイベントとなりました。
ご来場下さった皆様、誠にありがとうございました。
肝心の購入希望者ですが、検討中の方が数組という状況で、まだはっきりした買い手はついておりません。引続き入居希望者を募集しておりますので、ご自身や、あるいは周囲に家を探している方などがいらっしゃいましたら、是非ともご検討並びにご紹介頂けますと幸いです。
関連記事: 『川風の家』 が売りに出されます (15.12.23付ブログ)
◇
さて、当日は私も多くの方にこの家の魅力について説明(力説?)させて頂きましたが、あらためて当時の設計ながらによくできた家だなあと感じました。設計者の私が言うのもなんなのですが…。
このブログをご覧の方は、うちの作品ページから入ってゆくと当時の竣工写真を見ることができますが、私も久しぶりに訪れましたが、竣工当時よりもとても家らしく、愛らしい佇まいになっていると感じました。やはり住宅というのは、「家族の器」なのだなとあらためて思いました。
購入検討者には、クライアント自らいろいろこの家の住み心地や、使い勝手やご近所付き合いのことなどを熱心にご説明されていましたが、それらに片耳を傾けていると、どれだけこのクライアントがこの家を愛してやまないかが伝わってきて、私は内心切ない思いでいっぱいでした。それはまさに、我が子を里親に出すような思いなのだろうと思います。
ここまで愛されて、この家も幸せだったろうと思います。次に住み継いで下さる方は、是非ともこのクライアントと同じくらいの愛情をこの家に注いで下さる方であって欲しいと願うばかりです。
◇
実はこの日は内覧会の前に、アサイチで新座市に去年竣工した「はねだしテラスの家」の竣工写真撮影があり、そちらにも立ち寄らせて頂きました。
うちは竣工写真撮影はなるべくご入居後に行うようにしているのですが、それは前述のように、住宅は「家族の器」であるという考えがあるからです。
生活感が出てしまってすみません、とこの日も冒頭にクライアントから謝られてしまったのですが、まさにそれが私の狙いなのです。そして案の定、こちらの思惑通りにとてもイイ感じに室内空間も”育って”いました。
で上の写真。カメラマンさんが外を撮りに行ってしまったので、その間ご家族で団らんをされているシーンを隠し撮りしちゃったのですが、なんだかとってもいいなあ、とにんまりしてしまいました。
ご家族にしか醸し出せない空気感、そして壁に貼ってあるお子さんの絵も素晴らしいですよね。もうこれは建築家がデザインできる領域じゃないのです。幸せの光景とでもいうのでしょうか。
「川風の家」にも、そこかしこにそんな光景がありました。大切なのは建築ではなくて家族なのです。けれども、大切な家族が幸せに暮らせる器は、やっぱり幸せな器であって欲しいとも思います。そこにこそ我々の仕事の本当の意義があるのだろうと思うのです。
そんなことを感じた一日でした。
なんだか嬉しいような、切ないような、そんな一日でした。
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