
さて、いよいよ今週末は福岡にてエクスナレッジ主催のトークイベント『猫・犬のための家づくり』講座があります。
トークイベント『猫・犬のための家づくり』講座@福岡
https://www.riotadesign.com/blog/170920.html
私とのトークのタッグを組むお相手はJAMMSの横関和也さん。
その横関さんが今日は事務所に来て下さり、二人で事前打ち合わせ(という名の単なる雑談)を行いました。実は横関さんも川越なのでお互い意外とご近所さんなのです。
当日は私が「猫のための家づくり」について、横関さんが「犬のための家づくり」をそれぞれ語りますが、その後に二人で行うクロストークがあります。
うすうす予測はしていましたが、この横関さんもめちゃくちゃ明るいキャラクターだけに、この日も二人のクロストークが弾む弾む。もう当日は各パートの話いらないんじゃないの?という気もしますが、編集部に怒られそうなのでそこはしっかりお話ししたいと思います。
ということで、横関さん。当日はよろしくお願いします!
◇
『猫・犬のための家づくり』講座
講師:関本竜太(リオタデザイン)・横関和也(JAMMS)
日時:10月14日(土)19:00~
場所:[福岡]ブックスキューブリック箱崎店
2Fカフェ&ギャラリー・キューブリック
http://bookskubrick.jp/hakozaki
イベント詳細はこちらより
http://www.xknowledge.co.jp/kenchi/event/2017/09/201710.html
スタッフが受験していた一級建築士の二次試験(製図試験)が先週末に終わったらしい。
私も一度は通った道とはいえ、一次の学科試験とあわせての合格率がたったの12%というのは、国家資格の中でもかなりの難関に入るのではないかと思う。まだ結果は出ていないけれど、昨日はまずはそんなスタッフの労を労った。
ただ、その上で思うことがある。これはずっと思ってきたことだ。
一級建築士の二次試験(製図試験)は6時間半もの長丁場となる。いわゆる即日設計の試験で、事前に課題(テーマ)は公表されているが、敷地形状や要求事項などは当日にならないとわからない。ちなみに今年の課題は「小規模なリゾートホテル」だったそうだ。
しかしこのわずか6時間半の製図試験で、設計者の一体何が分かるというのだろう。
冷静に考えてみて欲しい。我々の行う住宅設計だって6時間半で設計することなんてない。自分が設計を依頼した設計者の提案が、いくら優れているからといって、前日に半日ほど考えただけのものだったとしたら。法的に問題ないとか、構造的に安全とか言われたって、私はそんなの嫌だなと思う。
ましてやもっと複雑なリゾートホテルを、そんな短時間で設計させることに何の意味があるのだろう。益子義弘先生の「ホテリ・アアルト」が6時間で設計出来るだろうか。そんな試験をパスする能力って、どんな能力なんだろう。
私が1年間留学したフィンランドの大学は、卒業と同時に「建築家(Architect)」の資格がもらえる。逆に言うと、大学の卒業設計は建築家資格の認定試験を兼ねているということになる。
それはつまり、6~10年(フィンランドは10年生がざらにいる)の大学在籍期間中に学んだことの総決算としての資格審査が行われるということになる。だからそれは試験日にたまたま風邪を引いたからといって無になるようなものではないし、また直前に数ヶ月勉強したからといって取れるものでもない。
日本の建築士制度は、欧米の建築家(Architect)制度とは異なるものであろうが、たった一日、6時間半の時間で要領よく図面を描けた人が建築士だなんてナンセンスだと私は思う。設計とは本来そんなものではないはずなのに。
◇
なんてボヤキを呟きながらも、苦労して勉強を続けてきた我がスタッフには、祝福されるべき結果が待っていることをただただ祈るのだった。
私も一度は通った道とはいえ、一次の学科試験とあわせての合格率がたったの12%というのは、国家資格の中でもかなりの難関に入るのではないかと思う。まだ結果は出ていないけれど、昨日はまずはそんなスタッフの労を労った。
ただ、その上で思うことがある。これはずっと思ってきたことだ。
一級建築士の二次試験(製図試験)は6時間半もの長丁場となる。いわゆる即日設計の試験で、事前に課題(テーマ)は公表されているが、敷地形状や要求事項などは当日にならないとわからない。ちなみに今年の課題は「小規模なリゾートホテル」だったそうだ。
しかしこのわずか6時間半の製図試験で、設計者の一体何が分かるというのだろう。
冷静に考えてみて欲しい。我々の行う住宅設計だって6時間半で設計することなんてない。自分が設計を依頼した設計者の提案が、いくら優れているからといって、前日に半日ほど考えただけのものだったとしたら。法的に問題ないとか、構造的に安全とか言われたって、私はそんなの嫌だなと思う。
ましてやもっと複雑なリゾートホテルを、そんな短時間で設計させることに何の意味があるのだろう。益子義弘先生の「ホテリ・アアルト」が6時間で設計出来るだろうか。そんな試験をパスする能力って、どんな能力なんだろう。
私が1年間留学したフィンランドの大学は、卒業と同時に「建築家(Architect)」の資格がもらえる。逆に言うと、大学の卒業設計は建築家資格の認定試験を兼ねているということになる。
それはつまり、6~10年(フィンランドは10年生がざらにいる)の大学在籍期間中に学んだことの総決算としての資格審査が行われるということになる。だからそれは試験日にたまたま風邪を引いたからといって無になるようなものではないし、また直前に数ヶ月勉強したからといって取れるものでもない。
日本の建築士制度は、欧米の建築家(Architect)制度とは異なるものであろうが、たった一日、6時間半の時間で要領よく図面を描けた人が建築士だなんてナンセンスだと私は思う。設計とは本来そんなものではないはずなのに。
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なんてボヤキを呟きながらも、苦労して勉強を続けてきた我がスタッフには、祝福されるべき結果が待っていることをただただ祈るのだった。
17. 10 / 05
リオタ本・書店挨拶まわり
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sekimoto
category
> メディア
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拙著「上質に暮らす おもてなし住宅のつくり方」も発売から約1週間が経ちました。ありがたいことに多くの引き合いを頂いているようで、本来一定のストックを持つはずの編集部にも在庫が全くなくなってしまったそうです。早くも編集部内では希少本扱いになっているとか。
アマゾンも今日覗くと「住宅建築・家づくり」の売れ筋ランキングで12位くらいに入っていました。先週は50位くらいでしたので大きく売り上げを伸ばしているようです。めざせベスト10!?なんとなく他人事のようですが、やっぱり嬉しいです。
『上質に暮らす おもてなし住宅のつくり方』
http://amzn.asia/fSP7Meh
◇
さて本日はエクスナレッジ販売部の方や担当編集者の皆さまと、都内主要書店を巡ってご挨拶をしてきました。本というのは著者個人のものではなく、出版社と一緒に作り上げたものですので、私個人の宣伝はともかくとして、本は一冊でも多く売れるようご協力してゆきたいと思っています。
まずは新宿の紀伊國屋書店本店さんから。

泣く子も黙る紀伊國屋書店本店。
スタジオアルタの並びにある前川國男氏設計によるビルです。まさか自分の書籍の宣伝で、ここを訪れる日が来ようとは思いませんでした。
建築書のコーナーには、複数箇所に分けて拙著を置いて下さっていました。隣には伊礼さん、荻野さんといった大御所が…。すみません、どさくさに紛れてお隣に置かせて頂きます!書店員の方にも本の内容をばっちりプレゼンさせて頂きました。

販売部の方は、こんな場でも書店員の方から売り場の売り上げ傾向や客層などを細かく聞き出し、追加のポップ掲出の申し出や調整などを行って下さっていました。頭の下がる思いです。最後に書店員の方と記念撮影をパチリ!

続いては池袋の三省堂書店さんです。
エクスナレッジさんを含めた”売れ筋”の書籍が、ポップと共に平積みされています。拙著も並びに置いて下さりありがとうございます!


ですが、おや?
中でもとりわけリオタ本の在庫が少なくなっているようです。販売部の方が先週見たときには、まだ高い山だったとか。ここ数日でだいぶ売れているようです。

最後に池袋のジュンク堂書店さん。
正直私が一番良く使う書店さんでもあります。紀伊國屋さん、三省堂書店さんと並んで建築書が充実している書店さんです。

ここにも堂々と表紙を表に向けて販売下さっていました。嬉しいです!
こうしたちょっとしたことも、エクスナレッジの販売部と書店との信頼関係が上手くいっている証拠なんでしょうね。お隣には尊敬する手嶋さんの書籍が。おもわず恐縮してしまいます…。
しかし、ここには高い高い山がありました。

中村好文さんコーナー!
まさかの書棚タテ一列占拠パターンです。これはもう別格の扱いですね。
中には好文さんの本だけではなく、好文さんお勧めの本なんていうのもあります。すごい影響力です。エクスナレッジのスタッフからは「関本さん、5年後はここ狙いましょう!」ご、、5年後!?無理でしょう…。
◇
今回の書店挨拶回り、とても楽しかったです。最近では私もネットでポチッとしてしまうことも多いのですが、やはり直接書店に行くと関連書籍なども目に入りますし、今回は売れ行きも目で見ることができ、書店員の方からもお話しを伺えてとても新鮮でした。
こうして一冊の本は、いろんな人の手を渡って、著者から読者へと行き渡ってゆくのだなぁ、と実感することが出来ました。
エクスナレッジさんに、「いつも著者とこんな挨拶回りやっているんですか?」と訊くと「いいえ」との答え。今回私の本は専門家だけでなく一般の方にも広く届けられる本だということで、出版社としても手厚い販売体制を敷いて下さっているとのことでした。本当にありがたいです!
そのご期待にお応えできますように。
一冊でも多くの本が、読者のお手元に届きますように。
17. 09 / 30
DECO内覧会終了しました
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sekimoto
category
> OPENHOUSE
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志木市で進んでおりましたDECO(U邸)が本日引き渡しを終え、その後の内覧会も無事終了しました。内覧会の開催にあたっては、このブログでは告知せず、過去の参加者などに直接ご案内をお送りさせて頂きました。
シンプルなスクエアプランによる木造住宅でしたが、屋根架構を45度に振ることで2階の空間に変化が生まれ、ハイサイドライトからの採光と、窓からの眺望が効果を生んだ住宅でした。
本日のオープンハウスの前に、木曜日にプレ見学会を実施したのですが、熱心な同業者はほとんどそちらにお越しくださったため、本日はむしろ内輪の近しい人にのんびりとご見学を頂くことができました。
また11月頃に竣工撮影を予定しているので、またメインカットはその際にお披露目したいと思います。まずはご来場下さった皆様ありがとうございました。
またクライアントのUさん、あらためてご竣工おめでとうございます!温厚なご主人とチャーミングな奥様のお人柄にいつも癒やされておりました。DECOの空間はUさんご家族そのものだなと思います。同じ志木市民としても、末永くお付き合いをお願い致します!


17. 09 / 28
トークイベント無事終了しました!
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sekimoto
category
> イベント
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昨晩は拙著の発売日を迎え、告知しておりました二子玉川の蔦屋家電さんでの出版記念トークイベントを行わせて頂きました。
先週末の段階では事前申し込みが少ないと聞き、やはり平日は皆さんお忙しいのかなと思っていましたが、ふたを開けてみると当日は多くの方に足をお運び頂き、ほぼ満席となりました。
はじめての方もいらっしゃいましたが、お施主さんや友人建築家、懐かしい知人の方など見知った顔も多く、はじまる前から感無量でした。はじめての場所でしたが、皆さまのおかげでアウェイをホームにすることができました。
私は普段は司会や、メインゲストの脇役?的な立ち位置が多く、地味な性格の私としてはその方が落ち着くのですが、この日は主役に祭り上げられ、慣れないサイン会などもあり、嬉しさ反面とても恥ずかしい思いもありました。
昨日ご来場下さいました皆様には、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。またお世話になりましたエクスナレッジの皆さま、特に担当編集者の上野香織さん、本当にお疲れさまでした!そしてありがとうございました。
引続き、本をばんばん売っていきましょう!当面、私に出来る恩返しはそれしかないかなと思っています。




