20. 10 / 17

Tさん

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sekimoto

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今から20年くらい前、まだ住宅を一作くらいしか作っていなかった駆け出しの頃、たまたま雑誌に載った私の住宅を見て設計を依頼して下さったのがTさんだった。

Tさんは有名なアニメーションも手がける監督さんということだったのだけれど、アニメに興味のなかった私は「へえ、そうなんですね」と返しただけで、失礼なことにその方の作品を見ることはなかった。

この秋、所用があってお会いすることになり、久しぶりに連絡を取った。忙しいようだったが「10月中旬を過ぎれば時間が作れる」とおっしゃっていた。Tさんが監督を務めている映画がこのコロナの影響で公開が延期されていることは知っていた。てことは、きっと10月の半ばになんらかの動きがあるのだろう。

昨日仕事をしていたら、ラジオから映画の公開が来年1月23日になったという情報が流れた。しかも情報公開は、昨日封切られた「鬼滅の刃」の上映前の予告編でとのこと。それがYahooニュースになった。きっとこの日に向けて、関係者の間で箝口令が敷かれていたに違いない。

先日、遅ればせながらようやく劇場版の3作を全て観た。はじめての世界観にくらくらした。「これってどういうこと?」理解できない私に、詳しい息子がいろいろ教えてくれた。設計していた時に見なくて良かった。見ていたら、とても対等に話せなくなっていたかもしれない。近々お目にかかるのがとても楽しみ!

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■映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」2021年1月23日公開
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6373838

20. 10 / 16

寝ても覚めても

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sekimoto

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自宅と事務所が同じというのはいろんな意味で都合が良く、何より通勤時間がないのが良い。朝はスタッフが出社するよりずっと前から仕事ができるし、夜はスタッフが帰った後も仕事ができる。

つまり、結局朝から晩まで、事務所で一番仕事しているのは私ということになる。なんなら土日も時間があれば仕事をしている。私の抱える仕事というのは、仕事のようで仕事じゃないというか、JIAやSADIといった所属団体でのお役目があったり、原稿を頼まれたりセミナーを頼まれたりと、いわゆるリオタデザインとしての設計活動以外の仕事も多いので、土日などスタッフがいない日はまとめてそうした仕事を片付けることになる。

ただ度々書いているように、私が建築家として生きるということは、こうした社会的なお役目を一手に引き受けることを意味するので、呼吸していることと同じというか、何も不満はないしストレスがあるわけでもない。

ところがだ。どうやら私はとうとう眠りの中でも仕事を始めたらしい。明け方にふと目が覚めると、夢の残像は必ず仕事の夢なのだ。それもほぼ毎日。そのことに最近気づいて愕然としている。文字通り、寝ても覚めてもというやつだ。

その夢の中で私は何をしているかというと、現場の担当者や建て主などに向かってずっと何かを説明している。どうしてこういう設計にしているのかとか、問題をどう解決するかみたいなことをずっと話している。考えてみると、私は事務所で黙々と仕事をしている時間ももちろんあるが、対外的に誰かに説明をしたり議論をしたりという機会が圧倒的に多い。その余韻や興奮が醒めないのだろう。

朝起きてから寝るまでずっと仕事をして、眠った後も夢の中で仕事をしている。これって病気だろうか?でもうなされるわけではない。悪夢から醒めると「嫌な夢だった」という感覚が残るが、仕事の夢は目覚めても嫌な感じがない。私にとって日常すぎるからだろう。

たぶん、仕事と私生活を分けて生きている人(ほとんどがそうかもしれない)にとっては、こんな話ゾッとするだろう。もはや私は「生きている時間がすべてリオタデザインになっちゃった人」であり、そんなラベリングを激レアさんで付けてもらいたいと思う。

設計でテレビアンテナの話になると、BSは観ないので地上波だけで良いという方が多い。私もほとんどBSは観ない。けれどこのドラマが観れるだけでもBSアンテナがあって良かったと思う。

お世話になっているエクスナレッジの編集者さんから本が送られてきた。このドラマの原作となった甲斐みのりさんの著書だ。ドラマは観ていたのでタイムリーだった。

エクスナレッジが原作を提供するドラマ。そう書くとシュールだけど、正直内容はこのドラマとは直接関係はない。登場人物は3人くらいしかいないけど、単なる建築案内じゃなくてストーリーもちゃんとある。

田口トモトヲが良い。こういう人畜無害な建築オタク、この業界には多い気がする。そしていつも困り顔の池田エライザ。こう言っては失礼だけど、深夜枠のBSテレ東(制作はテレビ大阪)にしては相当クオリティが高い。そして来週は国際文化会館。

「名建築で昼食を」BSテレ東
https://www.tv-osaka.co.jp/meikenchiku/

☆先週の放送&BSが観れないという方はこちら(TVer)
https://tver.jp/corner/f0057226

20. 08 / 22

砂漠のバラ

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sekimoto

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アデニウム、別名砂漠のバラ。バラという割に、もう3〜4年くらい育てているのに一度もその花を見たことがなくて、いつもつぼみが膨らんでくると開花前に線香花火のようにつぼみごと落ちてしまう。

今年こそはと思っていたら見事に開花!確かにこれは砂漠のバラだ。幻の花を見た気分。ある意味今年の夏は砂漠に近いのかもしれない…。

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sekimoto

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行きつけのグリーンショップのひとつであるオザキフラワーパークが、年に一度の会員セールを開催中ということで、もういい加減家の中にはこれ以上グリーンが置けるスペースなどないというのに、我慢できずに出かけてしまいました。

「見るだけ見るだけ」と自分に言い聞かせながらも、案の定見るだけなどできるはずもなく、結局小さなシェフレラをひと株だけ買ってしまいました、、。

ところで、皆さんはどうやって観葉植物を選んでいますか?最近では植物選びについて質問を受けることも多くなってきたので、折角なので私流のグリーンの選び方をお教えしたいと思います。


通常はまず売り場に並んでいる植物を見て、自分のイメージや好みに近いものに手を伸ばすことと思います。もちろん正解です。

ただそのまま、陳列しているプラ鉢のまま買って帰る方が意外と多いのがとても残念です。植物を選んだら、必ずそれに似合う鉢も選んで買って帰る。基本的には植物と同じくらい(かそれ以上)鉢にはお金をかけてもらいたいです。

オザキは鉢の品揃えも豊富なので気に入っています。観葉植物の魅力は、植物で5割、鉢で5割だと思ってください。たまに良い鉢に出会うと、7割近く魅力を引き出してくれるときもあります。

ここで私のもうひとつの選び方をご紹介します。

先に鉢を選びます。たとえば先のオザキなどは鉢売り場にも鉢がたくさんありますが、植物のコーナーにもバラで変わった鉢がいくつか並んでいます。私はだいたい、いつもこの中から掘り出し物を見つけます。

この日もありました。このタイプの鉢を見るのは初めて。側面の釉薬が個性的でイイ感じです。



すでに売れてしまったのか、売り場にはこれひとつしかありませんでした。値段を見ると1,320円。鉢は、高そうに見えても小型ならだいたい1,000~2,000円くらいで買えるものがほとんどです。まずはこちらを買い物かごに入れます。

次に、この鉢に似合う植物を探します。「植物→鉢」ではなく「鉢→植物」の順に選ぶ。そうすると、個性的な鉢の魅力を植物が相乗効果のように引き出してくれます。

植物を選ぶポイントはとにかく「個性的であること」。

同じ品種でもその樹形や大きさは千差万別です。普通にバランス良い樹形のものを選んでも良いのですが、私はその逆のものを選ぶことの方が多いです。思わず笑っちゃうようなインパクトのあるものや、つっこみを入れたくなるようなアンバランスさなど、とにかく「普通じゃないもの」を選ぶのがポイントです。

この日は売り場の端っこのほうに、売れ残りのような小さな株が集められた一角がありました。私がこの日選んだのはこんな感じのもの。


植物の名前すら書いてありませんでしたが、葉の形からシェフレラと認識。値段は880円(安い!)。見ての通り幹が横に傾いていて、普通の人はこういうものは手に取りません。そのためか、ずっと売れ残っているようでした。

経験上、こういうものが”化ける”のです。残りものには福がある。ちょうど良い鉢と組み合わせてあげると、ぐっとその背骨が曲がったような”個性”が生きてきます。


こんな感じ。

どうでしょう。まっすぐの木を普通に活けるよりも、動きが出てずっと魅力的に見えませんか?鉢が1,320円、植物が880円。セールで全品2割引だったので、わずか1,760円でこんな鉢が作れます。

これは建築で誰も手を出さないような変形敷地に、ローコストで個性的な住宅を設計するようなものに近い気がします。お金をかけずに、是非「個性x個性」で魅力的な観葉植物を選んでみて下さい!