マスク不足もだいぶ解消されてきましたね。でも街の人たちが着用しているのは殆どが使い捨てのマスクです。あとはたまに手作りのおしゃれマスク。購入できるものもありますが、人気の高いデザインのものはなかなか買えません。

思うに使い捨てマスクって、マスクの使用を一時的なものだと思っているということだと思うんですね。とりあえずという感覚。でもどうでしょう、マスクは本当に一時的なものなんでしょうか?もはや、マスクを外した生活に戻れる気がまったくしません。Tシャツを使い捨てにする人はいないように、マスクもまた使い捨てではなく、日々の服装の一部になるような気がしています。

街にTシャツの専門店があるように、そのうち街にもおしゃれなマスクの専門店ができるんじゃないかと思います。メガネ屋さんのように、顧客の顔に合わせて生地からオーダーメイドでマスクを作ってくれるお店やネットショップとか。

ネクタイやスカーフと同じように、クローゼットにはお気に入りのマスクが何十枚もあって、その日の服装に合わせてコーディネートします。無頓着なお父さんがありえない組み合わせのマスクをつけて会社に行こうとしていたら、奥さんにすかさずツッコまれたり。

うっかりマスクつけないで家を出た日には、うっかりパジャマで出て来ちゃったくらいの恥ずかしさで急いで家に戻ります。下着を着用するように口元を隠すのが当たり前になると、マスクをしていないと、コロナではなく別の容疑で通報されちゃうかもしれません。

日常がマスク着用なのに、ドラマの出演者がマスクなしなのは違和感があるということで、俳優や女優もみんなマスク着用に。人気モデルが着用したマスクは、次の日には即売り切れです。

付き合って2年になるけど素顔を見たことない恋人とか。お引渡しを終えて、結局建主さんの素顔は見なかったねとか。少し前ならSFの世界でしたが、あながちフィクションとも言い切れない世の中が来るんじゃないかと思います。

ということで、今始めるべき一番ホットなビジネスはマスク屋さんだと思います!


20. 05 / 06

オンラインOB会

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sekimoto

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このGWはオンラインでいろんな人とつながりました。

昨日はリオタデザインのOBスタッフ(+現役スタッフ)による「オンラインOB会」がありました。毎年お盆と暮れにOBスタッフも交えて交流の呑み会を行うのですが、このステイホーム週間ならではのオンライン開催なら、地方在住のOBスタッフも参加できるかなと思ってのことでした。

残念ながら、当日諸事情により愛媛の山口くんと青森の砂庭さんは参加できませんでしたが、愛媛からは二宮くんが参加してくれました(写真の左中央)。

二宮くんはリオタデザインの初代スタッフで、その名前は現役スタッフも皆知っていながら、実際には顔を見たことも喋ったこともないという”レジェンド”になりつつあったので、この機会にみんなと顔合わせが出来たのは、オンライン開催ならではで良かったです。

それぞれの近況報告を交わしつつ、まだZOOMなどを活用できていないスタッフとは、いろいろ活用方法などのスキル共有も行うことができました。


また、私が大学非常勤時代にお世話になった歴代TA(講師をサポートしてくれる大学院生)たちと、年に一度TA会と称した会を設けてきたのですが、この3月に予定していた会はコロナの影響で中止となってしまいました。

そこでこちらもこのGWに「オンラインTA会」として招集することに。社会人として活躍している彼ら/彼女たちの在宅勤務の苦労や、この期間の前向きな過ごし方についてそれぞれにアドバイスを交わしたりして、なかなか良い機会になりました。とりあえず今年もTA会が途切れなくて良かった、、。

所属するJIA(日本建築家協会)などの会議もすべてオンラインになり、このGW期間中も2本ほどのWEB会議がありました。オンラインはまだ不慣れで、正直とっても疲れるのですが汗、こんな時期でも人とつながっての情報交換は欠かせません。

きっと、こうしたWEB会議はコロナ後も普通に活用してゆくことになるでしょうね。しばらく、オンライントレーニングの日々は続きそうです、、。

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sekimoto

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> 仕事
> 生活



こんなに天気が良いのに、気持ちが良いのに、ステイホームしなくちゃいけないなんてなんと酷な事態でしょう!

…などと書いていますが、多分こういう事態でなくても、どこに行っても激混みなGWは例年どこにも出かけず家でじっとしていることが多いので、ある意味いつもと変わらぬGWかもしれません。

幸か不幸か面談など対外的な仕事はないものの、書かなくてはいけない原稿などはあって悶々とした時間を過ごしています。だって、こんなに天気が良いのに原稿なんて書けっこない!(言い訳です)

そこで中庭にテーブルを出して作業を始めたところ、これが大正解。気持ち良い風を感じながら集中して作業もはかどっています。あまりこういうことがないと、積極的に中庭を使うこともないのですが、このGWは意識して庭を活用することにしたいと思います。

うちが設計した住宅には、小さくてもこういうスペースをどこかに作っています。うちの建主さんなどは、少し面倒ですが、この季節限定の外と繋がる生活を実践してみて頂けたらと思います。住まいの魅力を再発見するかもしれませんよ。

ここのところ外出の機会がめっきり減って、スマホなどの端末に向き合う時間が増えたという方は多いのではないでしょうか。そうでない時は報道番組を見たりとか。もう何を見ても同じ情報しかないんですけどね…。

端末につい向かってしまう心理としては、常に漠然とした「不安」があって、そのもやもやの在処に答えをくれるような情報をどこか求めているからなんだと思います。そんな方達に向けて、限定的ですが私の周りの建築業界やこちら側の状況や見通しについて書いておこうと思います。

一部事実誤認や偏見も含まれているかもしれませんので、どうか情報は鵜呑みにしないでくださいね。現時点で私が直接耳にしたことや、私の個人的な推測(根拠は特になし)で書いていますので。以下長文です。



■ 建築工事へのコロナの影響は?

今のところ身の回りで、コロナで工事が止まったというのはあまり聞いていません。報道の通り、中国のパーツ供給が一時的に止まったことでトイレやキッチンが納品されないという現象がありましたが、こちらはだいぶ改善されて、うちも今週引渡す住宅にぎりぎり滑り込みでトイレが取り付く予定です。

あとは知り合いの家具業者さんは、引手などの一部パーツが入らないなどの影響があると聞きました。こちらも中国の影響かもしれません。中国の流通は回復しつつあります。その他ミーレなど海外製品も、今のところ供給が止まっているという情報はありません。(耳に入っていないだけで、一部は影響は出ているかもしれませんが)

建築工事はコロナ以前からの契約工期もあるので、自粛しますというわけにはいかない事情もあるでしょうし、職人の多くは個人事業主で日当で働いている人たちですから、仕事がなくなっても会社が保証してくれる訳ではありません。少なくとも現場は「3密」状態を回避できる状況なので、今のところはそこまで切実ではないということなのかもしれません。

ただ棟梁や職人の一部に感染者が出れば、その現場や関連業者への影響は甚大です。特に棟梁クラスが倒れたりすると、代わりの人はすぐには見つかりませんから、数週間単位で現場がストップするリスクはあると思います。一部の建設会社は、現時点で目下の工事をストップさせるという英断を下しているところもあるようです。

■ メーカーの影響の方が大きいかも?

それよりも、今我々も直面しはじめていますが、メーカーに連絡がつきにくくなっています。こちらも今後影響を及ぼしてくると思います。各企業は社員の出社を抑制しないといけない時期ですから、担当者と連絡がつかなかったり、メールの返事が滞ったり見積書がなかなか出てこないということも出始めています。

某ブラインドメーカーさんからは、向こう一ヶ月は出勤停止に伴い、採寸や取付け工事等の対応は出来ない旨のお達しも来ていました。うちは竣工案件にかからなくて良かったですが…。

それとここに来て、普段電車移動をしていた人が車移動をしはじめているので、街中のコインパーキングがどこも一杯という問題が出てきています。私自身も現場には車で行くようにしていますので、毎回駐車場を探すのに一苦労です。

■ 設計事務所への影響は?

弊社を含め設計事務所への影響ですが、設計事務所の場合は幸いにも現場に行く以外は室内での作業なので、在宅でのテレワークにも対応しやすい状況といえます。そのために設計作業自体が滞ることはなく、今のところほぼいつも通りです。

同業者も積極的にZOOMといったオンラインツールを使ってミーティングやセミナーを開いたり、所属団体のミーティングもオンラインになったり、比較的新しいツールに柔軟な人たちが多いのか、困っているというより逆手に取ってアクティブに動いている人たちも多くいらっしゃいます。

ただ我々はアクティブでも、発注側はそうではない(それどころではない)状況のところも多いでしょうから、今この状況下で計画を進めようという気は起こらないかもしれませんね。または進めたくても、不動産屋さんや土地に足を運ぶこと自体が憚られる状況もあるかと思います。

まわりでも事務所によっては、進みかけていた計画がいくつか止まってしまったという声も聞きます。個人住宅もさることながら、事業案件がメインの設計事務所も戦々恐々です。

水上(発注側)が止まれば、設計事務所が止まり、設計事務所が止まると工事が止まるという具合に、悲観的に考えると最悪こうした負の連鎖が、今後ボディブローのように起こり始める可能性はあると思います。私は東北大震災直後の、あの状況(トラウマ)を思い出しています。

■ ハウスメーカーへの影響も心配

また大手ハウスメーカーは、5月のGWに多くの方に住宅展示場に足を運んでもらい、その時期の受注数でその年度の決算が決まると言われています。GWが近づくと電車のつり革広告やCMでも大手ハウスメーカーの広告が激増するのですが、それはこのためです。

今年はそれができません。住宅のような買い物は半分は”勢い”なので、その勢いが削がれると大手は大変苦戦する可能性があります。そことつながっている無数の下請け業者の受注にもそれは波及するかもしれません。

ということで、建築業界への影響は目下は軽微ですが、向こう半年くらいにかけてじわじわと影響が目に見える形で出てくるような気がします。

■ 学生さんの就活はどうなる?

こちらはすでに報道の通り、一部の業界では内定取り消しなどが出ていると聞いています。建築業界ではあまり聞いていませんが。でも前述のような見通しは建築業界の経営者は皆持っていますから、採用も向こう半年くらいの動向を様子見するだろうと思います。

なにより、向こうしばらくはOBに会ったり会社への訪問もしづらいでしょうし、企業も会社説明会も開けない状況が続くと思います。学生さんも起こしたくてもアクションが起こせないというフラストレーションが溜まるかもしれませんね。こんな中、雇って下さいとも言いづらいでしょう。

そうなると、希望業界に就職できないならということで、学部生なら大学院への進学希望者が増えるだろうと思います(特に理系)。すると結果的に大学院も狭き門となり、それならいっそ留学でもしようかと考える人も出てきたり(ただし欧米のコロナが収束していればですが)、いきなり起業してしまうという流れも出てくるような気がします。

■ 社会全体がフリーランス化する?

このいきなり起業という流れは、今やオンラインでなんでも出来ることが実証されてきてブルーオーシャン化しているので、今後のメインストリームかもしれません。コロナ自粛で見切りを付けた個人事業主が自宅で新しいビジネスをはじめるという流れもあるでしょう。

会社員でも在宅で仕事をしていると、中には「なにこれ、仕事は家でもできるじゃん」とこれまでの価値観が崩れ出す人もいるでしょう。人々の所属意識が薄れ、社会全体がフリーランス化してゆく可能性もあると思います。

またうちの事務所も、今後事務所ワーカーと在宅ワーカーを分けて採用するという可能性もあると感じています。これまでは事務所に席がないので増員は無理と思っていましたが、「スタッフが事務所にいなくても仕事できるじゃん」というのは私も感じていることです。(その前に受注が増えないといけませんが…)

■ アフターコロナを見据える

と、ここまで暗~い状況ばかりをつらつらと書いてきましたが、この辺りのことは漠然と皆さんも思っていたり、すでに予測していることなんじゃないでしょうか。実のところここからが一番重要なのですが、では今何をすべきかという話ですね。

設計事務所の主宰者や工務店経営者は、上記のようなことは織り込みの上で、では今できることは何だろう?をじっくりと考える時期だと思います。私もまだはっきり考えはまとまりませんが、日々考え続けています。大切なのは情報を発信し続ける、走り続けるということだと思います。

固定観念に囚われないで、アフターコロナの時代を社会変革の時と捉え、前向きにアクションを起こしてゆければと思っています。

■ これから家を建てようという方へ

そしてこちらは未来の建て主さんに。

もちろん今は家にいて下さい。けれどもこんな時期だからこそ、家の中で過ごすことの意味をこれまで以上に感じ、またお考えのことと思います。家では仕事はしないとおっしゃっていた方も、こんな状況になるとは予想もしていなかったに違いありません。

アフターコロナの時代は、間違いなく「家の中でいかに快適に過ごすか」を考える時代になります。そのためには「ただ雨漏りしなければ良い家」ではなく、設計からじっくりと空間を作り上げる家づくりが、これまで以上に見直される時代になるでしょう。

しかしそんな家づくりには欠点があります。ひとつは時間がかかることです。

我々の設計の場合、通常ご相談を受けてから竣工するまでに約1年半ほどのお時間を頂いています。仮に今ご相談を受けても、完成するのは来年の秋頃になります。

来年の秋にコロナがどうなっているかは誰も予測できないことですが、もし無事に来年東京オリンピックが開催されれば、その感動の余韻をまだ引きずっている時期かもしれませんね。そのためには今から準備が必要です。

ご家族が揃って家で過ごす今だからこそ、ご家族と「これから」のことをじっくり話し合ってみて下さい!

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路地の家(2017)

20. 03 / 31

スローダウン

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sekimoto

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> 仕事
> 思うこと


コロナウィルスの包囲網が高まり、活動がスローダウンしている。活動だけでなく、頭の回転もなんとなく。これもウィルスのしわざかもしれない。

我々のように設計を生業とする者はもともと室内で粛々と作業するため、今回のように外出自粛やテレワークといった要請には比較的容易に対応できる。実際、所内ではスタッフたちはマスクを着用し、黙々と作業を続けている。来客や現場も減り、さぞや設計もはかどっていることだろう。一方の私は…。

先月くらいまでのあの忙しさは何だったのだろう。一週間のうち事務所の席に座っていられたのはわずかな時間で、毎日のようにどこかに飛び回っていた。

事務所では私はもっぱら事務所の仕事以外のことをやっていて、JIAやSADIといった他団体でのお役目があったり、毎月のように都内や地方などで講演やセミナーのようなものを頼まれて、そのスライドの準備をしたり、考えがまとまらず焦ったりしていた。

このコロナウィルスの問題で、それらがピタッとなくなった。4月のスケジュール帳が白い。こんなに白いスケジュール帳を見るのは記憶にないくらい。

ではやることがないのかと言われるとそんなことはなく。実は今、幸か不幸か書かなくてはいけない原稿が山ほどあるのだった。

この時間は神様がくれた時間だと思って原稿に向き合いたいのだけれど、これまた不思議。忙しい忙しいといって飛び回っていた方が、頭はよく回転し言葉も出てくる。結果的に短い時間で原稿が書けるのだ。

これがじっくり時間があると書けない。どうしてかというとやる気が起きないからだ。無理やり書こうとすると、面倒くさくなってやっつけ仕事のようになる。ただただ苦痛である…。

この話にはオチはない。ただ、原稿サボってもこんな駄文書く気力だけはあるんだとツッコんで欲しいだけである。