25. 01 / 10

発見!

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sekimoto

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> 生活



朝、7時45分

家の一番奥まった廊下が、ダイニングから差し込む一筋の光に射抜かれる。18年目ではじめて気づいた発見!

25. 01 / 08

年賀状に思う

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> 思うこと
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今年はうちの事務所からは年賀状を出さなかった。一応その旨は昨年の年賀状で宣言済みだったものの、いざ出さないとなるとこれまで頂いていた方に失礼にならないだろうか?といろいろと心配になった。

ただ実際には、昨年末は特に忙しかったこともあるけど、暮れが近づくにつれて「そろそろ年賀状発注しなくちゃ」「切手買わなくちゃ」からはじまって、出す人のリストの精査、宛名ラベルや切手貼り、一言コメント書きとやらなくちゃいけないことがいっぱい!昨年末はそれらすべてを放棄できたことで、これがどんなに楽だったことか。

そうしたら、年が明けて届いた年賀状のまぁ少なかったこと!なんだか逆にホッとしてしまった。やっぱりみんな同じだったんだ。写真の左側は昨年の年賀状、右側は今年の年賀状(たぶん100枚くらい)。その量は約半分!年々減り続けていたけど、今年は一気にガクンと少なくなった。

それでもご丁寧に頂いた方には本当に頭が下がる思い。それなのに、お返事も出せなくて本当にごめんなさい!


そんななか思うことがいくつかあった。

例年通り届いた年賀状は、可愛らしいイラストや凝ったデザインのもの、丁寧に手書きのコメントを入れて下さっている親しい方からのものもあって、こちらはほっこりしながら嬉しく読ませて頂いた一方、画像ひとつない紋切り型の挨拶のみが印刷された企業からのものも少なからずあった。

頂けるのはありがたいと言いたいところなのだけれど、もう何年もお付き合いが途絶えていたり、そもそもこんな業者知らない、、というものも結構あって、こんなに一通の年賀状の重みが上がっている昨今でも、こんな無駄な経費の使い方をしている企業があるんだという点に驚く。

無駄なんて言っては失礼かもしれないけれど、「送る」という行為だけにとらわれて全く心のこもっていないハガキは、営業になるどころか不要なDMに近いとすら思う。

一方では、昨年の私のように「来年からはもう出しません」ということを宣言したものも。これについては、こちらもすでに実行しているので「おぉ、あなたも。もちろん大丈夫ですよ!」と心で思うのだけれど、その理由として「地球環境に配慮して」「SDGsの達成のために」など壮大な環境意識を謳っているものも結構多かった。

あの、そんなに大げさなことなんでしょうか、、?

地球のために年賀状出さないとか本気で言ってる?ってへそまがりの私はつい思ってしまう。いっそ正直に「経費削減のため」「忙しくて無理」「ぶっちゃけ、めんどくさい」と書いてくれた方がまだ好感が持てる(めんどくさいは言い過ぎか)。

私は年賀状出すことが環境破壊だとは思わない。それを言うならもっと削減できることあるでしょうって思う。

最近では絶滅危惧種になりつつあるけど、年末にカレンダー置いてく問題もなんとかしてほしい。新手のいやがらせですか?とすら思う。いまどきカレンダー壁に掛けないでしょう。掛ける場合は相当吟味するし、なんなら自分で買う。あと社名入りの手帳とか!まじでいらない。使ってる人見たことない。

昔は年末に受け取りを拒めなかったカレンダーや手帳類を大量に捨てていた。これが、心が痛むこと傷むこと!いらないものをお得意様に捨てさせておきながら、自分はやるべきことやったみたいに思う悪しき慣習だ(しかも昭和の)。そんなときこそ「SDGs」と書かれたレッドカードを颯爽と突きつけたい。

でもただでさえやらなくちゃいけないことが増え続けているこのご時世に、仕事を納めてもなお年賀状の呪縛に囚われるとしたら、そんなものは潔くやめてしまえば良いとシンプルに思う。

大事なのは心や気持ち。それを表現できるなら、新年の挨拶はメールでもLINEでもブログでも良いんじゃなだろうか。そんなことを思ったこの年始め。

25. 01 / 07

京都奈良へ

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このお正月は京都奈良に行ってきました。奈良には観光で来るのは30年ぶりくらいかもしれません。激混みの京都と打って変わって、奈良はのんびりしていてとても良かったです。

奈良では法隆寺の五重塔をあらためて見てみたくて訪ねました。心柱を通した制振構造や木造の物理的な強度もさることながら、後年に建てられたほかの絢爛な五重塔よりも素朴で純粋な佇まいに、ずっと見ていて飽きませんでした。


奈良では急に思い立って慈光院にも立ち寄りました。誰もいなさすぎて、やってないのかと思ったほど。それがとても良かったです。

寺院でありながら、片桐石州による境内全体を茶席として設えた空間演出と、当第一の文化人が集った場所ということが空間全体から感じられて、しみじみと良い空間体験をさせて頂きました。

奈良はまたゆっくり訪ねたいです。



これまで家族旅行といえば子供が中心に回っていましたが、息子も成人し、ともに同じ目線で建築を見て、写真を語り、お酒が呑めるというのは今回とても楽しかったことです。

必要に応じて別行動をし、夜は一人で夜の街に消えていく息子。あ〜楽だ!10年前の自分に言ってやりたい、いつかこういう旅ができるようになることを。

そして数年後の自分にも言われることでしょう。そんな旅も、あと◯回でおしまいだよと。




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> 生活
> 社会



今年は平日のクリスマス。クリスマスは早く帰りましょうキャンペーンを実施、自分も早めに上がって年に一度のチキン担当。今年は俺が焼こうかの息子の声を制し、年に一度だけ料理を作る日のルーティンを死守しました。

クリスマスのプレゼント制度を廃止した我が家ですが、今年はサンタさんから気まぐれのプレゼント。たまにはいいでしょ。メリークリスマス!



24. 12 / 09

別府にて

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sekimoto

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> 旅行
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すでに先月末のことになりますが、JIA(日本建築家協会)の全国大会のため、二泊三日で大分の別府に行ってきました。別府滞在中のあれこれについては、ついぞここにまとめて書く余裕もないまま時が過ぎてしまいました、、。(一部はFacebookに投稿を上げました)

JIAの全国大会は、毎年様々な場所で開催されていて、昨年は常滑、その前は沖縄での開催でした。ちなみに来年は千葉!

建築家大会なんて何をするんだろうと思われると思いますが、開催時期に合わせて多くのセミナーやシンポジウムが現地で開催され、大きな会場で懇親会が行われたり、支部ごとに夜遅くまではしご酒したり?それはそれは盛り上がる年に一度の建築家のお祭りみたいなものなのです。

実は今回の別府建築家大会は、ちょうど開催が結婚記念日とまるかぶりしていて、参加をどうしようかと迷っていました。

記念日だからといって何か特別なことがあるわけではないのですが、それを知っていて出かけるというのもなんとなく後ろめたくもあり、「一緒に行く?」と誘うと「別府=温泉」の構図がよほど魅力的だったのか、人見知りで知らない人がいる場所に滅多についてこない妻が珍しく行く!との返事。

そんなプライベートの旅行も兼ねさせて頂いたため、大会中も一部は別行動をさせて頂き、おかげさまで我々にとっても特別な旅行となりました。(大会のメイン行事はちゃんと参加しましたよ!)

建築とは一切関係のない仕事の妻ですが、建築巡りに文句も言わず、食べものが美味しいといっては喜び、買い物をしては上機嫌で、悩みひとつ抱えない性格は私とは真逆でいつも羨ましいなあと感じます。情報通で、私が知らないことを実によく知っています。我が家のトレンドセッターは、私ではなく実は妻なのです。

息子も大学生となり、最近はまた二人での時間が増えてきました。親業もそろそろおしまい。これからはまた新しい時間が刻まれるのでしょうね。