17. 04 / 28
DECO上棟
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sekimoto
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事務所の近所の現場はじまりました。スタッフと一緒に自転車で通います。本日は上棟、ユニークな架構が組み上がりました。
それにしても我々の住宅はいつも低い。同じ2階建てとは思えない。クライアントと一緒になって、うちが一番低い!と言って喜び合ったのでした。
Uさん、上棟おめでとうございます!



建築家の谷尻誠さんが東京事務所を移し、同時に設けた「社食堂」と称した食堂が話題になっている。いわゆる”社員”向けの食堂を”社会”にも開放するというこの試み、一般の人でも食事が出来るそうだ。
[社食堂] https://www.facebook.com/shashokudo/
ところが、写真を見て「ん?」と思った。
ここってもしかして、と思ったら、5年前にリオタデザインが10周年記念イベントを行わせて頂いたケースギャラリーがあった場所だった。ケースギャラリーも最近場所が移ったのは知っていたけれども、その場所に谷尻さんの事務所が入ったとは知らなかった。
それにしても懐かしい。
そう思って、当時の写真を開いてみた。(2012年10月6日当時)



わずか5年前の出来事とは思えないくらい、当時と今とでは私を取り巻く環境がずいぶん変わってしまった。ここに写るスタッフ達も皆退職し、現在は独立している。当時進行中だった計画は竣工し、いくつかはその後リオタデザインの代表作にもなった。
イベントは2部構成で、1部で私がリオタデザイン10年の歩みをお話しし、その後レセプションを行った。当時のスタッフとアイデアを出し合い、経費を節減しながら手作りで作り上げた会だった。会場を提供して頂いたケースギャラリーの湯川さんにも大変お世話になった。記録写真もいつも竣工写真を撮って頂く後関さんに撮って頂いた。




あらためて写真を見ると、ずいぶんと多くの方に来て頂いていたのだと驚く。その時は必死で、会が終わった後も写真をちゃんと見返すことをしなかった。
今もなお続く人間関係もあれば、ちょっと懐かしい顔もちらほら。それでも、こんな方にも来て頂いていたのだと驚くような顔もあって、今さらながらに冷や汗が出る。
熱が入りすぎて3時間くらいしゃべってしまったこと、思いのほか人がいらして料理が全然足りなかったこと、ご挨拶できなかった方がたくさんいらしたこと。どれも思い出すと「やっちまった」という感じなのだけれど、いらした方の温かな言葉の数々に、スタッフ一同とても報われたことは今でもよく覚えている。




そんなリオタデザインは今年で15周年。
そう書くとそうなんだと思うくらいで、特に感慨も節目感もないのだけれど、あらためてたくさんの方に支えられて今ここにいることを実感する。クライアント、そして一番身近にいて支えてくれる家族やスタッフにも感謝したい。変わらぬ関係でいてくれる仲間達にもありがとうと言いたい。
あと5年、20周年を迎える頃には私は50歳になっている。全く想像がつかない。もっとも、今の自分では想像がつかないようなことになっていてほしい。もちろん良い意味でだけれども。

2012年10月6日
10周年イベント『リオタデザインの10年』@ケースギャラリーにて
17. 04 / 14
編集者
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sekimoto
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住宅設計者と編集者は似ている。私は作品を生み出しているのではなく、生活者にインタビューをし、それを編集しているに過ぎない。だから住宅のヒアリングは取材みたいなものだといつも思う。
編集者が取材対象がないと誌面が作れないように、私もクライアントがいないと線が一本も引けない。わき上がるアイデアなどない。私は作家ではないのだとつくづく思う。
同様に自作を語るのは苦しい。人の作品を語るときは饒舌だ。いくらでも語れるし、掘り下げられる。同じ壇上に居ても、私の天職は司会者のほう。インタビューも、される方じゃなくてする方が合っている。
次号の建築知識ビルダーズでは、益子先生の設計によるホテリアアルトを掘り下げる。私が案内役となる。今から言葉が溢れて止まらない。さすが編集長の木藤さん、私の使い方をよく分かっておられるようだ。
17. 03 / 31
MBT-12
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独立以来、定番の引手だったスガツネのMBT-12がとうとう廃番になってしまった。今月追い込みだった現場で言われてはじめて知り、ショックを受けた。
引手というのは設計者にとって”署名”のようなもので、何を選ぶかというのはとても大きな問題。おそらく多くの設計者は一度気にいって選んだ引手は、余程のことがない限り変えずに使い続けるのだろうと思う。
似たようなもので選べばと現場は言うけれど、微差にこだわる我々には似たようなものなど存在しない。その案件は今さら変更できず、ネットショップの在庫をあたりまくって、なんとか所定の7コを確保した。
そして昨日Amazonに1つあったのを発見して再び購入。こちらは過去案件で交換が必要になったときのための永久保存版となる予定。

17. 03 / 22
山田さんの事務所にて
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sekimoto
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今日は構造家の山田憲明さんの事務所で構造打合せでした。山田事務所を一度見てみたいというスタッフを連れて。
山田さんとは、山田さんが前職の増田事務所から独立される前からのお付き合いで、独立後もずっと関係が続いています。リオタデザインの仕事も、2013年の「緩斜面の家」あたりから空間の質が大きく変わってきたという自覚があるのですが、これはひとえに山田さんとの協働によるところが大きいと思っています。
実は先週までうちの事務所に来ていたオープンデスクの許絢華さんが、今週からは山田事務所に来ています。先週までこっち側だったのに、今週はあっち側で我々と対立という構図。寝返ったな!
というのはウソで、折角なので意匠と構造両方の事務所の仕事を見てみると良いよということで、私が山田さんを紹介してあげたのでした。
それにしても山田さんは私よりも後から独立されたのに、あれよあれよという間に活躍の場を広げ、事務所もどんどん大きくなっておられます。何がでかいって会議室がでかい。うちの事務所よりでかい。というか、ここで働きたい!
きっと来年の今頃は買収されて、我々は山田事務所の会議室で働いていることでしょう。なんでもやります!よろしくお願いします。
