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今日は最高の陽射しの中、6月に竣工しました「縁側の家」の撮影をさせて頂きました。写真はいつもの新澤一平さん。

縁側の家は、築50年ほどの住宅を改修して2世帯住宅にしたものです。もとの構造が程よく足枷となって、普段はやらないような不思議なプランになりました。結果として空間にも奥行きが出て、これまでの仕事の中でも個人的にはかなり気に入っている住宅です。

全体に”改修した”感がないのは、細部まで破綻なく納めたディテールと高い施工精度の成せる業であるような気がします。それに加えて、建て主さんが本当に愛情深く空間を育ててくれているのがわかります。Nさん、今日は撮影にご協力下さいましてありがとうございました!


ところで、いつも私の仕事は写真家の新澤一平さんに撮って頂いています。

撮影に立ち会いながら、私は自ら撮影アングルの指定をしたりしますので、新澤さんもさぞややりにくいのではないかと思ったりするのですが、いつもたちどころに私の意図や希望をキャッチして、「そう、そこ!」という絶妙なポイントを掴まえてくれるので感謝しています。まさに撮影は私にとっては写真家との協働作業なのです。

そんな新澤さんは今や引っ張りだこで全国を飛び回っているのですが、各地でお会いされる建築家に「関本さんの写真も撮っていますよね?」と声をかけられるのだとか。新澤さんを知ったきっかけが私との写真だったとしたら光栄なことです。また今回の新澤さんの仕上がりも楽しみです!

※このブログの写真は私が撮った写真です。




昨日は板金職人の新井勇司さん、建築家の山﨑壮一さんらと、今年も東京ビックサイトで行われる建築知識実務セミナーの打合せ。今年テーマは板金。板金で登壇するのは、私はこれで二度目。

けれども今年の主役は新井さんです。職人さんがこのセミナーの登壇者になるのは、はじめてじゃなかろうか。私の役回りは今年はMC、たぶん一番得意なやつです。この日の話も大盛り上がり!

参加して下さったかたは、もれなく板金屋さんを本気にさせるスイッチの入れ方がわかるはず。神職人によるガチ解説をどうかお楽しみに!


建築知識実務セミナー
『板金職人と考える。美しい外装』

11月13日 14:00〜15:00
場所:東京ビックサイト西展示棟

新井 勇司(新井建築板金)
関本 竜太(リオタデザイン)
山﨑 壮一(山﨑壮一建築設計事務所)

■お申し込みはこちらから
https://www.jma.or.jp/homeshow/seminar/program.html

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昨年から今年にかけて竣工した住宅をいくつか撮影して頂きました(撮影:新澤一平)。流山市の「TR」と宇都宮市の「パーゴラテラスの家」。多くの設計事務所や工務店さんは、撮影をお引渡し前にされることが多いようです。

うちはそこに建て主さんの生活がはじまり、それがほどほどに馴染んだ頃合い(お引き渡し~半年くらい)が本来の住まいの形になった状態だと考えていますので、少し時間差で写真を撮らせて頂いています。どれも美しく暮らして下さっていて本当に嬉しいです。

…ということでばれてますかね。
つまりこれって、気を抜かないでこの生活を保って下さいねという、我々からのメッセージでもあるんです笑。撮影があると思えば、家具選びにも気が抜けませんし、そこに置く物ひとつとっても気を使いますよね。でもそれがデフォルトになってしまえば、それはもう建て主さんの生活の一部です。

隣の晩ごはん、ではありませんが、ちょっと建て主さんの生活ぶりを覗き見してみてください~



TR/H邸・千葉県流山市
https://www.riotadesign.com/works/18_tr/#wttl




パーゴラテラスの家/K邸・栃木県宇都宮市
https://www.riotadesign.com/works/19_pergola/#wttl

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少し前に「キングオブ余計なお世話」こと、田口彰さんが代表を務めるTAGKENのオープンハウスに行った話を書きました。

田口さんと言えばアメリカ仕込みの(えげつない)デジタルツール使いとしても有名ですが、先日のオープンハウスでもその一端を見せて頂き、初めて見るようなデジタルツールの使いこなしに目を丸くしました。

そこで、是非弟子入りさせて下さい!とばかりに、今日はスタッフも連れてさいたま市にあるTAGKENさんにお邪魔してきました。弟子入りと見せかけて実は企業スパイをする気まんまんです。ふふふ…。

TAGKEN(田口建設)| http://www.tagken.co.jp/

もはや時代は3Dです。古来より図面は立体情報をいかに平面情報に変換するかであり、私などが大学で非常勤講師として学生に教えているのもそれです。

従って、建築教育を受けていない一般の人が、図面を見てありありと立体を思い浮かべることができたとしたら、相当の才能の持ち主と言えます。(正直、専門家でも少々怪しいときがありますので…)

少なくとも、建て主さんや現場の職人さんと情報共有をするのに、3Dをいかに使いこなすかはこれからの時代のマストアイテムになるに違いありません。


田口さんはそんな平面の図面情報を3Dソフトで立体化し、それをレンダリングソフトにかけながら、リアルな陰影や素材感をそこに付加してゆきます。

この3Dレンダリング自体はかなり昔からありますので、それ自体はとりたてて新しい技術ではないのですが、何がすごいって時代のスピードと田口さんの使いこなしっぷりです。


田口さんの流れるような操作を見ていると、「これ自分でも今すぐにできるんじゃないかなぁ、、」と思わせてくれます。田口さんはPCソフトの実演と販売をさせたら、きっと売り上げ日本一になれると思います。

私は前のめりで、お勧めのソフトやPCの性能など聞きたかったことも聞きまくり。結果、うちのショボいPCの性能ではまったく話にならないことも判明…泣。


ここからがすごい。田口さんがかけているかぶりもの、そうVR(バーチャルリアリティ)です。よくテレビなどでやっていますね。ビルから落ちそうでキャー!みたいな。

私はまだ未経験でしたので、これを機に体験させて頂きました。これ本当にバーチャルに作られた空間の中を歩き回れるんですよ。正直もうちょっとショボい感じをイメージしていたんですが、全然違います。とにかくリアルなんです。実際の空間体験そのままという気がしました。

これは建て主さんと設計の空間を共有するのに役立つのは言うまでもないのですが、所内の設計検討にもかなり使えそうです。あまり大きな声で言えないんですが、図面でいくらシュミレーションしていても、実物ができると「あれ?」みたいな。これ以上は建て主さんに怒られちゃうんでやめときますが…。


そしてこれが360度カメラ、リコーの「シータV」。今回のお目当ての一つでした。

これを敷地や現場で撮影すると360度すべてぐるりと撮影できます。例えば、敷地に行くと我々は東西南北をぐるりとコマ送りのようにして写真を撮るのですが、意外と肝心なところが撮れていないことがあるんですよね。この写真の外にある部分はどうなっているんだろうとか。

このカメラで撮影すると、周囲はもちろん上から真下まですべて網羅して撮影が出来るのです。もう現場でも撮りこぼしなしです。ただ、このカメラで撮影するだけなら誰でもできるのですが、田口さんのここからの使いこなしがすごい。もったいぶって、ここから先はナイショということで笑


私も昔からデジタル系ツールは大好きなもので、今すぐに取り入れたいものばかりだったのですが、いかんせんお金もかかるので(汗)導入できるところから少しずつ導入してゆきたいと思います。

直近で私に会う現場の人や建て主さんには、きっとドヤ顔で「こんなことできるんですよぉ」なんて、さも自分で考えたかのように田口さんの受け売りをすることと思います。リオタデザインの伸びしろはまだまだありますよ~!ということで今後も進化を続けたいと思います。

田口さん、今日はご丁寧にいろいろご教示頂きましてありがとうございました!!もしこのブログを見て、「私も教えてください!」といううちのライバル会社が来ましたら、高い指導料をふっかけて追い払うと良いと思います。

19. 10 / 11

返金依頼書

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近々竣工する住宅に下げる輸入の北欧照明がありました。

コード長変更などもあり、納期に時間がかかるということで早めに入金を済ませて到着を待っていたのですが、納品予定時期になっても届きません。確認を入れると、なんと担当者が入金確認を怠っていたために発注が流れていなかったということがわかりました。

しかも運の悪いことに、その間に国内在庫がなくなってしまい、本国から取り寄せないといけないとのこと。発注時には国内在庫も確認して発注していたのに。そしてその納期が来年の4月になるとの説明…。

いやいや、そちらの不手際なのだから航空便でも使えば数週間で届くのでは?というと先方のメーカーからの回答なのだとにべもない答え。

仕方なくネットなどで探すと在庫のあるショップもあるようでした。納期に不安があったため、念のため信頼の置ける都内の某ショップに問い合わせると、そこにも在庫があり、結局そこで購入することになりました。お引渡しにも間に合い、建て主さんにも迷惑をかけずに済み、まずは一安心です。

先の担当者は自分のミスなのだから、上司に相談するなりして、手段を選ばず他で購入して納期に間に合わせるとか、いくらでも選択肢があったはずなのに、先のマニュアル通りの対応には落胆するほかありません。

まあ、いいです。社内の事情もわからなくもないし、ミスは誰にでもあります。この世界では珍しい話ではありません。

しかし、話はここからです。

注文をキャンセルし、入金済みの代金を返金して頂くようお伝えしたら、先方より「返金依頼書」というものが送られてきました。こちらに銀行口座を記入し署名捺印をして下さいとのことだったのですが、その文面を見て目を疑いました。

「なお、本件につき万一貴社に損害が生じました場合には、当社にて責任を負い、貴社には一切ご迷惑をおかけいたしません」

この文面での「当社」とは我々リオタデザインであり、「貴社」とは先方の商社さんです。あの、損害が生じてご迷惑をおかけされているのはこちらなんですけど…。

なんだか、我々が不条理なことを言って返金を迫るクレーマーであるかのような文面に、さすがにこれはないだろうと。これじゃお客さんも離れますよね。かつては隆盛を誇った大手商社さんなのですが、こういうところに会社の体質やほころびが出るような気がします。