
神奈川建築士会主催の感境建築コンペ、昨日は公開審査ということで、伊礼智さん甲斐徹郎さんと共に審査員を務めさせて頂きました。
やっぱり、案だけではなくプレゼンしてもらうと違いますね。極めて女性的な案が男性だったり、ヒッピーみたいな風貌の男性をイメージしてたら、繊細な女性だったり。ないなと思っていた案が、俄然最優秀賞に絡み始めるとか、建築の奥深さを感じました。
また発表のちょっとした言葉遣いや、発表者の表情など全てがある意味審査対象になっていて、ライブ感がとっても楽しかったです。願わくばもっと議論を続けたかったですね。
関係者の皆様お疲れさまでした。受賞された皆様おめでとうございます!



19. 12 / 09
健住会・パッシブ住宅コンペ
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sekimoto
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昨日は仙台にて、昨年に引続き岐阜県立森林アカデミーの辻先生と共に優良工務店の会、建住会の住宅コンペ審査員を務めさせて頂きました。今年は昨年受賞の佐七建設を破り、ヒノケン入社2年目の若いスタッフが獲りました。良い流れです!
一方で、性能の向こう側にある快適性にもっと向き合って欲しいと強く思いました。性能が良いから良い家なんじゃないんです。辻先生からも、美しさも快適性の一部との言葉もありました。
プランニングとプロポーション。そしてその佇まいが街並みを作る。来年に向けての課題ですね。皆様、お疲れさまでした!


19. 12 / 05
これまでの仕事|縁側の家
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sekimoto
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> 仕事
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6月に竣工しました住宅リノベーション「縁側の家」の写真を以下にアップしました。どうかご覧下さい。写真は新澤一平さんです。
縁側の家
https://www.riotadesign.com/works/19_engawa/#wttl
こういう古い住宅のリノベーションでは、元からある古い古材をむき出しにして”リノベ感”を前面に出すというのがよくありますよね。新築では敷地の個性を引き出すのが設計の妙であるならば、「元からある躯体」という個性を引き出すという考えには私も共感します。でもなぜか自分で設計するときにはあまりやらないんですよね。
やっぱり性能が大事なので、断熱はしっかりと入れたい。屋根の古材むき出しということは、断熱を外断熱にしたり、梁が隠れない程度に断熱を薄くしなくてはいけないので、それってどうなんだろうと思うところがあります。
またそれを優先しすぎると空間のプロポーションが崩れ、無駄に空間の気積が大きくなったり、本末転倒になることも。そのことは、今回の計画でもいろいろと悩んだことです。
それよりも、もう少し大きな”空間構成”という枠組みで計画をする。動線計画をしっかりと詰めるというところに徹したい。それでも十分に個性的な空間になった気がします。
19. 11 / 16
呑川の家・上棟
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sekimoto
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> 仕事
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呑川の家が上棟しました。
これはプロとして恥ずべきことなのか、みんなそうなのかはわかりませんが、上棟するとその空間のスケールや見え方は自分が思っていたものと随分違うんですよね。たいがい思っていたよりも良い。だから上棟は本当にテンションが上がります。
この感覚にデジャヴがあるなと思っていたら、産院に駆けつけて初めて我が子を見たときの感覚に似ています。事前に性別を聞かされて、勝手に自分の中でこんな感じと思っていたら全然違ったみたいな。想像していたより100倍可愛いかったみたいな。
呑川の家、なんだかすごく良い空間でした。これまでで一番良いかもしれない。って、いっつも思うんですけどね。

東京ビックサイトの建築知識実務者セミナー、我々の新井勇司さん、山﨑壮一さんとの板金クロストークは無事終了しました。
私はメインMC。なんだかんだで、この立ち位置が一番落ち着く…。
そもそも板金クロストークって何だ。板金仕上げの奥深さを神職人・新井勇司さんとの仕事から掘り下げようという試みでしたが、はたして堀下がったかどうか…。


他のどんな分野もそうですが、板金も問題意識を持ち続けた人にしかわからない領域があります。たぶん何らかの問題や悩みを抱えた人にはきっと響いたセミナーだったのではないでしょうか。
しかし、結論は「できる人にはできる、できない人にはできない」。なんじゃそりゃ。
でも職人さんのできないは「やったことない」なんですよね。そこをブレイクするのはとにかく熱意と探究心です。職人をその気にさせるのも設計者の能力なのですから。
終了後は、新井さんが作ったモックアップに人が殺到していました。そうそう、板金は目で見て触ること。手品のタネなんて案外あっけないものです。これならできるかも、と思ったあなた、明日から板金マスターの道まっしぐらです。
それにしても多くの方に来て頂き感謝致します。
みなさんも、好きねぇ。

