20. 01 / 11
花小金井の家 まもなく
author
sekimoto
category
> 仕事
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「花小金井の家」もまもなく竣工、現場も追い込みに入っています。今回の住宅も言語化は難しいのですが、ここでは場所と向き合った住まいのあり方や家族の居場所のようなものを考えています。
最近、住まいや空間を語るのに言葉は何の役にも立たないということを思います。言葉に置き換えた瞬間に陳腐で安っぽいものになってしまう。我々は言葉ではなく空間を作っています。そして空間は言葉よりもずっと強いものなのです。
こちらは今月24~25日にかけて内覧会を行う予定です。関係者には個別にご案内をお送りしていますが、ブログには告知を出しませんので、もしご興味ある方はメッセージを頂きましたらご案内をお送りします。


リオタデザインも昨日で仕事納め。リオタファミリーもこんなに増えました。うち現役スタッフは3名。OBスタッフは4名。来年からスタッフになる者1名。夏休みにオープンデスクに来ていた学生1名。
今年は少し長めのお休み頂きまして、来年は1月6日より仕事始めです。仕事上でお付き合いのあった皆様、今年も大変お世話になりました。またスタッフの皆さん、お疲れさまでした。
来年もフルスロットルで行きます!

スタッフは二人いれば仕事は回せる。しかし、二人だけだと各自の仕事で手一杯になる。三人いるとコミュニケーションが生まれる。スタッフ同士で教え合うようになる。
テーブルでは、中堅スタッフが不慣れなスタッフに私に代わって図面指導をしている。口調が私に似ているのはご愛敬。こういうのがとても嬉しい。スタッフが自ら考え、行動する組織は美しい。
世の中には地雷がたくさん埋まっていて、小心者の私はいつもビクビクしながら暮らしている。
ところがある人は、そこに地雷があることに気づかずにずんずん進んでゆく。見ていてハラハラする。またある人は、そこには地雷があるよと言っているのに「大丈夫!」と言って、やはりずんずんと進んでゆく。やっぱりハラハラする。
人にはそれぞれの地雷センサーがあって、危ない場所や状況は避けて通るようにできている。でもそのセンサーの感度には個人差があって、センサーが鈍い人もいれば敏感な人もいる。
敏感な人から見たら、鈍い人は許しがたく鈍い。鈍い人から見たら、敏感な人は神経質なほどに敏感だ。
前述の通り、私は小心者なのでいつもビクビクしながら仕事をしている。こんなことを言ったらこう思われるんじゃないか、こういう設計をしたらこういうことが起こるんじゃないか、怒られるんじゃないか、訴えられるんじゃないか…。
住宅は毎日住まう器なので、1の不具合は増幅し10になる。設計者の地雷センサーの感度は常にMAX、針は振り切れるほどに。それでも年に何度か爆竹並みの地雷を踏む。これは避けられない。
大博打を打たない代わりにドカンと大きな賞を取るわけでもなく、いつまで経っても大成しないわけだけれど、その代わり誰かに訴えられることもなく、ちょいちょいミスはあっても大ポカをやらかすことなく、現在に至る。
あながち、私の地雷センサーはそう悪くないんじゃないかと思うことにする。
ところがある人は、そこに地雷があることに気づかずにずんずん進んでゆく。見ていてハラハラする。またある人は、そこには地雷があるよと言っているのに「大丈夫!」と言って、やはりずんずんと進んでゆく。やっぱりハラハラする。
人にはそれぞれの地雷センサーがあって、危ない場所や状況は避けて通るようにできている。でもそのセンサーの感度には個人差があって、センサーが鈍い人もいれば敏感な人もいる。
敏感な人から見たら、鈍い人は許しがたく鈍い。鈍い人から見たら、敏感な人は神経質なほどに敏感だ。
前述の通り、私は小心者なのでいつもビクビクしながら仕事をしている。こんなことを言ったらこう思われるんじゃないか、こういう設計をしたらこういうことが起こるんじゃないか、怒られるんじゃないか、訴えられるんじゃないか…。
住宅は毎日住まう器なので、1の不具合は増幅し10になる。設計者の地雷センサーの感度は常にMAX、針は振り切れるほどに。それでも年に何度か爆竹並みの地雷を踏む。これは避けられない。
大博打を打たない代わりにドカンと大きな賞を取るわけでもなく、いつまで経っても大成しないわけだけれど、その代わり誰かに訴えられることもなく、ちょいちょいミスはあっても大ポカをやらかすことなく、現在に至る。
あながち、私の地雷センサーはそう悪くないんじゃないかと思うことにする。
