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去年は講演(セミナー)関連の仕事がとても多い年でした。その数11件。私がメインで話をする講演会もありましたが、半分以上は私がファシリテーター(まとめ役、もしくは進行役みたいなもの)を務めたものでした。最近ではそこから派生して、私が案内役を務めるような企画も頼まれるようになってきました。

正直私は、自分が前に出るような仕事よりも、一歩引いて誰かにフォーカスを当てたり、場をまとめるような立ち位置が得意なのだと思います。ある意味、建主さんの奔放かつ矛盾する?ご要望をまとめ上げる住宅設計は、私の天職とも言えるかもしれません。

そしてセミナー関連は今年も1月だけですでに3件、来月以降もいろいろ頼まれているので、もしかしたら今年は昨年以上にセミナーに引っ張りだこの一年になるかもしれません。

ただ、実のところ…。

言うまでもなく私の本職は設計者であり、セミナーはあくまで副業というか、頼まれるから引き受けているといいますか…。社会的に求められるものがあるということは大変ありがたいことですので、そうした要請には今後もつつがなくお応えしつつも、個人的には今年はもっとたくさんの住宅の設計がしたい!と思っています。やっぱり設計が一番楽しいです。

リオタデザインは今脂が乗ってきていて、どんな住宅でも破綻なく、とても高いクオリティでお引渡しできるようになってきました。ただ、完成度が上がっているのは良いことですが、だんだん冒険が少なくなっているような気もします。

よりクリエイティブに、これまでの常識を打ち破るような取り組みや住まいを作ってゆきたいという思いが常にあります。安定した仕事の“型”ができつつある一方で、それを壊すのは勇気のいることですが、40代も後半に差しかかり50代からの仕事の礎をここ数年で作ってゆきたいところです。

さあ、明日から仕事はじめです。
今年も良い出会いがありますように!

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リオタデザインの今年の納会はOB吉里くんの新事務所見学ツアーから。リオタデザインより広い!OBスタッフを含めたみんなのシェアオフィスとさせて頂きます。笑

毎年特別ゲストを招いての納会ですが、今年は久しぶりにリオタスタッフとOBだけの納会。おかげでトークが盛り上がる!?楽しい一夜でした。

うちの事務所の特徴は、やめたスタッフがほとんど皆独立して、たくましく仕事をしていること。そしてみんな仲が良い!OBスタッフたちの近況や活躍、悩みを聞きつつ、それぞれがリオタデザインの仕事を語り、あの頃と変わらぬ会話が飛び交う様を眺めて、とても幸せな気分になりました。

子どもたちが成人して、一緒に盃を交わしているみたいな。歳を取るのも悪くないなぁと思います。皆さん、良いお年を!


[お知らせ]
リオタデザインは12月28日~1月6日までお休みとさせて頂きます。
電話には出られませんが、メールは私(関本)はチェックしていますので、何かありましたらメールにてご連絡下さい。



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昨日は、岐阜県立森林文化アカデミーの辻充孝先生と学生の大上さんがご来所。大上さんの研究テーマである住宅における照明計画についてのヒアリング調査に協力させて頂きました。

照明だけでそんなに熱く語りますか、と辻先生を呆れさせましたが、まだまだ語り足りないくらい。自分でもびっくりするくらい照明計画に我々のアイデンティティが反映されているのだと気づかされました。

埼玉県人でも滅多に食べられない埼玉グルメが堪能できるお店で第二ラウンド。こちらでは住宅設計論について。辻先生、大上さん、ご来所ありがとうございました!




住まいの環境デザインアワード2019にて、
我々の設計した「路地の家」が審査員特別賞に選ばれました。
http://www.gas-efhome.jp/prizewinner/index.html


正直上位入賞を狙っていたので、優秀賞以上の賞が取れなかったことがとても悔しく、ヘコんでいたのですが、本日発表となった受賞者の顔ぶれを見て、思いのほかレベルの高いところに食い込んでいることが分かりました。悔しいけどまたがんばろう。

このアワードは広く「住まいにおける環境とは?」という定義を問い直すもので、温熱や気密性能だけでは計れない建築の持つ魅力やポテンシャルにもフォーカスをあてたものだと昨年のシンポジウムを聞いて思いました。

路地の家はそこにある「都市環境」を引き受けて、街に大きく開いた住宅です。一方でHEAT20 G1グレード相当の断熱性能を兼ね備え、通風や採光といったあたりまえの住宅性能は損ねずに、住宅の快適性とデザイン性を両立させています。

性能の先にあるものはなんだろう?という我々の近年のテーマが、一定の評価を得たものと受け止めたいと思います。また、このような住宅を設計させて下さった建て主さんにも心より感謝致します。

路地の家
https://www.riotadesign.com/works/17_roji/#wttl

18. 11 / 27

お庭アプローチ

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KOTIと立て続けになりますが、東松山の「かざみちの家」も今週末のお披露目に向けて植栽工事が進んでいます。

郊外の住宅では駐車スペースの確保が重要な課題となります。しかしそうなると、小さい住宅敷地の間口がほとんど車のスペースだけで占められてしまうことにもなりかねません。

時には住宅玄関へのアプローチも駐車場の中を通り抜けて行く的な動線になることも。でも車の出入り口と人間の通り道は分けたいですよね。だって、にんげんだもの!

これまでも人間のアプローチだけはウッドデッキを敷いたり、タイルを張ったりしてきましたが、今回のかざみちの家ではちょっとしたお庭を通り抜けるようなアプローチにしてみました。こんなアプローチを通って学校に行ったり帰宅するのって、ちょっと楽しくないですか?

たったこれだけのことで住宅ってぐぐっと良くなるんです。プランニングとか性能とかいう以前の話ですよ。殺風景な施工前の状態とどうか比べてみてください。