昨日は午後から外出して夕方に事務所に戻ってくると、事務所のテーブルに見慣れない箱が。留守中に対応してくれた妻によると、20年ほど前に手がけた「ひかりハウス」のTさんが不在中ご夫婦でいらして届けてくださったのだという。
え、Tさん!?
ひかりハウスは、なんとこの日(9月9日)がちょうど竣工20年の記念日だったとのことで、この日に私にお二人で贈り物をお持ちくださったそう。もうだめ、これだけで泣きそうです。
ひかりハウス
https://www.riotadesign.com/works/06_hikari/#wttl
ひかりハウスは2006年に竣工した住宅で、私にとっては駆け出しの頃の仕事です。Tさんのお父様がアルミのリサイクル業をやられていたというお話から、外装や中庭のルーバーに大胆にアルミを使用した住宅です。さすがにここまで攻めた住宅はその後はありません笑
箱にはお手紙も添えられていました。
当時小学生だったお子さんたちは皆大きくなって家を離れたこと、お住まいは一部に手を入れた以外は当時のままお住まいであること、週末になると頻繁にご友人が集まり、ご自身の趣味も楽しめる家であること。
すまいの20年の”成人式”にあわせて、私に何か贈りたいとご夫婦で話し、北欧のモビール「ヒンメリ」を習って作ったこと。(なんと材料のライ麦から畑で育てたそう!)
そしてこう結ばれていました。
「このおうちのおかげで、毎日が平穏で、安心で、とても幸せです」
あぁ、、なんて幸せなんだろうと思いました。本当に涙が出そうなくらい嬉しかったです。この仕事を続けてきてほんとうに良かったと思えた瞬間でした。
箱を開封すると、
す、すごい!!!
私もヒンメリを自分で作ったことがあるのでわかりますが、このサイズのヒンメリを作るのにどれだけの時間をかけられたことか。これは1~2日ではないですよ。しかもすごくきれい!まるでプロの作家さんが作った作品のようです。
早速、事務所の天井から下げさせて頂きました。
写真だと伝わらないかもしれませんが、これ本当に大きいんです!
本当に嬉しいです。私の事務所には他では絶対に手に入らないお宝がごろごろ飾ってあるのですが、またもうひとつ宝物が加わりました。
この”お宝ヒンメリ”に混ざって、こんな可愛らしいお人形も。これってE.T.じゃないですか笑 うわ、かわいい~~!!
ってよく考えたら、もしかしてこれも手作りですか?
このことにはお手紙にも触れられていませんでしたが、きっとそうなんじゃないかという思いが確信に変わっていきます。昨日お会いできなかったことが本当に悔やまれます。Tさん、本当にありがとうございました!!
◇
20年も前に家を設計してくれた人を思い出して、夫婦で20年目の記念日に贈り物を届けに来る。そんなことある?今でもにわかに信じられません。それってどんな思いなんだろう、と建て主さんの気持ちに思いを馳せます。
竣工時にお礼のお手紙を頂くことはたまにあります。もちろんそれもとても嬉しいことです。一年後に食事に呼んで頂くこともあります。10年の節目にご訪問することも。
でも20年前に家を設計してくれた人に、ここまでの思いを届けに来て下さる方はそうはいらっしゃらないと思います。我々の仕事はそういう仕事なのだと、あらためて自分の仕事を見つめ直す出来事になりました。背筋が伸びる思いです。
今進めている仕事も、建て主さんにとって20年後の今日の日を幸せな気持ちで迎えられますように。そして私もまた、その日にまだ元気でいられますように!
[リオタデザイン|土日祝の設計相談可能日] (9月12日現在)
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☆ 設計相談について
これから家づくりをはじめる方のために、無料にて設計相談をお受けしております。
以下はおもに週末と祝日の面談対応可能日程です。平日については、予定が合えばいつでも対応可能です。個別にお問い合わせ下さい!
[9月]
・9月12日(土) 終日
・9月26日(土) 終日
・9月27日(日) 終日
[10月]
・10月3日(土) 終日
・10月10日(土) 終日
・10月11日(日) 終日
・10月17日(土) 終日
・10月18日(日) 終日
・10月24日(土) 終日
・10月25日(日) 終日
・10月31日(土) 終日
・11月1日(日) 終日
[ご案内]
我々は少ないスタッフで密度の濃い業務を心がけておりますので、新築の場合、設計のご相談から竣工までで、トータル約1年半~2年程度のお時間を頂いております(案件がたて込んでしまった時はお時間を長めに頂くこともございます)。
ただし、ヒアリングのお打ち合わせから約1ヶ月程度ではラフプランをご提示し、先に竣工する他の住宅の内覧会などにお越し頂きながらじっくり進めております。
もし現在具体的にお考えの計画がございましたら、まずはご相談だけでもお越し下さい。まだ土地がない方には、土地探しのアドバイス(土地の探し方や見方など)もしております。ご相談は内容にかかわらず無料です。
いらっしゃる際は、以下よりヒアリングシートをダウンロードして、必要事項をご記入の上お持ちください。こちらはカルテのようなものですので、詳細が決まっていなければ、お名前やご住所など基本的な事項のみの記入で構いません。
[ヒアリングシート]
https://www.riotadesign.com/works/Hearingsheet.pdf
またよく頂く質問についても、以下のページに追記させて頂いています。性能のこと、コストのこと、設計期間のことなど、聞きにくいこともあると思います。お答えできる範囲で書いていますので、どうかこちらも参考にされて下さい。
[よく頂くご質問について] 25.6.28
https://www.riotadesign.com/blog/250628.html
◇
・所要時間は初回の場合、約2~3時間ほどを見込んで下さい。
・お子様をお連れ頂いても大丈夫ですが、遊べるような場所はありませんので、ゲームやお絵描き帳など、退屈しないようなご準備をして頂けたらと思います。
・ご来所が難しい場合は、オンラインやご自宅に訪問させて頂くことも可能です。
・周辺にコインパーキングもございます。お車でいらっしゃる場合はどうかご利用ください。場所はこちらの地図を参照ください。
お問合せは、メール (riota@riotadesign.com)、またはお電話 (048-471-0260・ただし平日のみ)にてお願いします。代表の関本宛に直接お願いします。
[ご面談にいらっしゃる前に]
以下は我々リオタデザインという設計事務所のことを事前に知って頂くためのコンテンツです。特に動画などはより伝わりやすいかもしれません。もしご興味あれば是非ご覧下さい!
相羽建設さんのYouTubeコンテンツですが、以下の動画にてリオタデザインの事務所の様子や、家づくりの考えなどをお話ししています。
■【建築家の仕事場】 関本竜太さんの設計事務所「リオタデザイン」
https://youtu.be/G18MwpkynNk?si=DKwnwOiiVbKwzfNg
◇
こちらは同じく上記の動画の前編でもある私の自邸OPENFLATのルームツアー動画です。
■【建築家の自邸】 関本竜太さんの自邸「OPENFLAT」
https://youtu.be/s0C1H9CY3Ts?si=p5jlnriHoC52hxsy
OPENFLATは2007年に建てた私の自邸(二世帯住宅)兼事務所です。我々の設計事務所もこの1階にあります。普段は公開していない2階の私の自邸リビングや中庭の考え方などを中心に説明させて頂いています。
OPENFLAT(2007年竣工)
https://www.riotadesign.com/works/07_openflat/#wttl
◇
こちらはJIA住宅部会という所属団体で収録させて頂いた「家づくりトーク」というトークイベントでお話しさせて頂いた、我々の家づくりプロセスについてのお話です。
「越屋根の家」という住宅で、設計依頼から設計提案、そして竣工までご依頼下さった建て主さんとどのようなやりとりがあり、計画が進んでいったのかについてお話しさせて頂きました。
■【建築家の家づくりトーク#2】 越屋根の家/関本竜太
https://youtu.be/q0-7TSh-p30?si=0EJFhWkHEPWgwek_
そのほか、過去の建て主さんとのやりとりやストーリーなどを収録したコンテンツはこちらです。建て主さんの目線でリオタデザインとの家づくりについて感想など語って下さっています。
■プラナビ ストーリーのある暮らし
プラナビさんに「壇の家」について取材頂いた記事を掲載頂きました。
〇Story 007|神奈川県横浜市F邸
『北向きの部屋のイメージが変わった!北向きリビングが一番明るい家の物語』
https://www.pla-navi.com/life/216/
■建て主アンケート
弊社の過去のクライアントさんに、建てた後に実施したアンケートです。建てる前のお悩みや家づくりを通して感じたこと、現在の暮らしのことなどをお訊ねしてみました。
〇建て主アンケート [小川の家/通り土間の家/DECO]
https://www.riotadesign.com/blog/sekimoto/qa
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☆ 設計相談について
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・9月12日(土) 終日
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[10月]
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・11月1日(日) 終日
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ただし、ヒアリングのお打ち合わせから約1ヶ月程度ではラフプランをご提示し、先に竣工する他の住宅の内覧会などにお越し頂きながらじっくり進めております。
もし現在具体的にお考えの計画がございましたら、まずはご相談だけでもお越し下さい。まだ土地がない方には、土地探しのアドバイス(土地の探し方や見方など)もしております。ご相談は内容にかかわらず無料です。
いらっしゃる際は、以下よりヒアリングシートをダウンロードして、必要事項をご記入の上お持ちください。こちらはカルテのようなものですので、詳細が決まっていなければ、お名前やご住所など基本的な事項のみの記入で構いません。
[ヒアリングシート]
https://www.riotadesign.com/works/Hearingsheet.pdf
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[よく頂くご質問について] 25.6.28
https://www.riotadesign.com/blog/250628.html
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https://youtu.be/G18MwpkynNk?si=DKwnwOiiVbKwzfNg
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https://youtu.be/s0C1H9CY3Ts?si=p5jlnriHoC52hxsy
OPENFLATは2007年に建てた私の自邸(二世帯住宅)兼事務所です。我々の設計事務所もこの1階にあります。普段は公開していない2階の私の自邸リビングや中庭の考え方などを中心に説明させて頂いています。
OPENFLAT(2007年竣工)
https://www.riotadesign.com/works/07_openflat/#wttl
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こちらはJIA住宅部会という所属団体で収録させて頂いた「家づくりトーク」というトークイベントでお話しさせて頂いた、我々の家づくりプロセスについてのお話です。
「越屋根の家」という住宅で、設計依頼から設計提案、そして竣工までご依頼下さった建て主さんとどのようなやりとりがあり、計画が進んでいったのかについてお話しさせて頂きました。
■【建築家の家づくりトーク#2】 越屋根の家/関本竜太
https://youtu.be/q0-7TSh-p30?si=0EJFhWkHEPWgwek_
そのほか、過去の建て主さんとのやりとりやストーリーなどを収録したコンテンツはこちらです。建て主さんの目線でリオタデザインとの家づくりについて感想など語って下さっています。
■プラナビ ストーリーのある暮らし
プラナビさんに「壇の家」について取材頂いた記事を掲載頂きました。
〇Story 007|神奈川県横浜市F邸
『北向きの部屋のイメージが変わった!北向きリビングが一番明るい家の物語』
https://www.pla-navi.com/life/216/
■建て主アンケート
弊社の過去のクライアントさんに、建てた後に実施したアンケートです。建てる前のお悩みや家づくりを通して感じたこと、現在の暮らしのことなどをお訊ねしてみました。
〇建て主アンケート [小川の家/通り土間の家/DECO]
https://www.riotadesign.com/blog/sekimoto/qa
今月3日、大手ハウスメーカーの大和ハウスが、新築一戸建ての注文住宅部門を23道県から撤退させ、東京や大阪など大都市のみに集約する旨の発表をしました。また請負う注文住宅の最低価格は5000万以上に限定するとのこと。この報道は業界にも激震が走りました。
おそらく大和ハウスで建てた地方の建て主さんは、きっと「大手だから安心」だと思っていたに違いありません。でもここが大手の怖さでもありますよね。上層部の決定で一気にオセロがひっくり返るのですから。半沢直樹の世界。ある意味、倒産よりたちが悪いです。
これはあまり知られていませんが、大手ハウスメーカーが建てた家は、我々設計事務所や地元の工務店には触れません。仕上げを変えるくらいならできますが、構造は一切いじれないのです。ですから、壁を抜いて二室を一室にするとか、新しく窓を増やすといったことは一切できません。
これはなぜかというと、大手ハウスメーカーが採用している工法は特殊で「型式認定」というものを採用しているからです。
型式認定というのは「同一の規格や仕様で大量生産される構造物が、法令や安全基準に適合しているかをあらかじめ一体で審査して認定する制度」で、これによって個別の確認申請が簡略化され、費用や手間は大幅に削減されます。我々が何ヶ月もかけて確認申請を下ろすのとは大違いです。
ところがこの型式認定は各ハウスメーカー独自のルールで設定されているので、これを外れて建てることは出来ません。これはもちろんリフォームにおいてもです。しかもその中身はブラックボックスなので、それを触れるのはそれを建てたハウスメーカー一社のみなのです。
つまりそのハウスメーカーで建てた建て主さんは、未来永劫そのハウスメーカーからは手を切れないということになります。なんかこれって、よく考えると怖いシステムですよね。
うちの事務所にも過去に何件も同様の相談が持ち込まれました。ハウスメーカーで建てた家をリノベーションしてほしい。壁を抜いて広い間取りに変えてほしい。できますよね?
そのたびに事情を話してそれはできないことをお伝えすると、皆さん愕然とされます。それをするには結局同じハウスメーカーに頼むか、建て替えるしかないのです。
一方で、いわゆる木造在来工法といわれる我々の得意とする昔ながらの木造なら、ルールがとてもシンプルで汎用性に富んでいるので、他の設計者や工務店が建てた家でも自由にリノベができます。結局前者は長期的な構造の自由度に欠け、将来に大きなリスクを抱える可能性があるのです。
◇
冒頭の大和ハウスの話に戻ります。
撤退されてしまった地方都市の建て主さんは今後どうなるのでしょう?大和ハウス側は、別会社による全国対応の窓口を設けるので問題ないとしているようですが、本当にそうでしょうか。
たとえばトヨタのディーラーで買った車は、ディーラーに持ち込まなくても街の修理工場ならどこでも直してくれます。でも型式認定で建てられた住宅は、原則として大和ハウスの下請けの認定工務店でなくては構造をいじることはできません。
お世話になっていた地元の営業所が撤退し、その担当者もいなくなり、別会社に切り離された窓口に直接メールや電話をしなくてはならない建て主さんはどれだけ心細いことでしょう。きっと「見放された」という思いになるのではないでしょうか。
大和ハウスは、もはやハウスメーカーというより物流施設や海外事業、不動産事業などで大きな収益を上げている企業で、戸建て住宅での売り上げは全体のわずか一割以下なのだそうです。つまり住宅は不採算部門。ドライに考えたら、そりゃあそうなるよなという気がします。
また最低5,000万以上という強気の姿勢も、裏を返せばそれ以下は儲からない、やる意味がないということです。こちらもまた事実なんでしょうが、こうはっきり言われては身も蓋もありませんね、苦笑
これは「大手ハウスメーカー神話」の終わりのはじまりという気がします。リオタデザインは大手ハウスメーカーとは一切競合しませんので、別にライバルを攻撃しているわけではありませんよ。ただ、世も末だなと思います。
業界の再編がますます進みそうな気がしています。
おそらく大和ハウスで建てた地方の建て主さんは、きっと「大手だから安心」だと思っていたに違いありません。でもここが大手の怖さでもありますよね。上層部の決定で一気にオセロがひっくり返るのですから。半沢直樹の世界。ある意味、倒産よりたちが悪いです。
これはあまり知られていませんが、大手ハウスメーカーが建てた家は、我々設計事務所や地元の工務店には触れません。仕上げを変えるくらいならできますが、構造は一切いじれないのです。ですから、壁を抜いて二室を一室にするとか、新しく窓を増やすといったことは一切できません。
これはなぜかというと、大手ハウスメーカーが採用している工法は特殊で「型式認定」というものを採用しているからです。
型式認定というのは「同一の規格や仕様で大量生産される構造物が、法令や安全基準に適合しているかをあらかじめ一体で審査して認定する制度」で、これによって個別の確認申請が簡略化され、費用や手間は大幅に削減されます。我々が何ヶ月もかけて確認申請を下ろすのとは大違いです。
ところがこの型式認定は各ハウスメーカー独自のルールで設定されているので、これを外れて建てることは出来ません。これはもちろんリフォームにおいてもです。しかもその中身はブラックボックスなので、それを触れるのはそれを建てたハウスメーカー一社のみなのです。
つまりそのハウスメーカーで建てた建て主さんは、未来永劫そのハウスメーカーからは手を切れないということになります。なんかこれって、よく考えると怖いシステムですよね。
うちの事務所にも過去に何件も同様の相談が持ち込まれました。ハウスメーカーで建てた家をリノベーションしてほしい。壁を抜いて広い間取りに変えてほしい。できますよね?
そのたびに事情を話してそれはできないことをお伝えすると、皆さん愕然とされます。それをするには結局同じハウスメーカーに頼むか、建て替えるしかないのです。
一方で、いわゆる木造在来工法といわれる我々の得意とする昔ながらの木造なら、ルールがとてもシンプルで汎用性に富んでいるので、他の設計者や工務店が建てた家でも自由にリノベができます。結局前者は長期的な構造の自由度に欠け、将来に大きなリスクを抱える可能性があるのです。
◇
冒頭の大和ハウスの話に戻ります。
撤退されてしまった地方都市の建て主さんは今後どうなるのでしょう?大和ハウス側は、別会社による全国対応の窓口を設けるので問題ないとしているようですが、本当にそうでしょうか。
たとえばトヨタのディーラーで買った車は、ディーラーに持ち込まなくても街の修理工場ならどこでも直してくれます。でも型式認定で建てられた住宅は、原則として大和ハウスの下請けの認定工務店でなくては構造をいじることはできません。
お世話になっていた地元の営業所が撤退し、その担当者もいなくなり、別会社に切り離された窓口に直接メールや電話をしなくてはならない建て主さんはどれだけ心細いことでしょう。きっと「見放された」という思いになるのではないでしょうか。
大和ハウスは、もはやハウスメーカーというより物流施設や海外事業、不動産事業などで大きな収益を上げている企業で、戸建て住宅での売り上げは全体のわずか一割以下なのだそうです。つまり住宅は不採算部門。ドライに考えたら、そりゃあそうなるよなという気がします。
また最低5,000万以上という強気の姿勢も、裏を返せばそれ以下は儲からない、やる意味がないということです。こちらもまた事実なんでしょうが、こうはっきり言われては身も蓋もありませんね、苦笑
これは「大手ハウスメーカー神話」の終わりのはじまりという気がします。リオタデザインは大手ハウスメーカーとは一切競合しませんので、別にライバルを攻撃しているわけではありませんよ。ただ、世も末だなと思います。
業界の再編がますます進みそうな気がしています。
2017年竣工のDECOも来年で10年。ここのところ築10年越えの案件も増えてきて、そんな建て主さんからの10年目のご相談も多く頂いています。
DECOでは現在外構まわりの改修の相談に乗っているのですが、竣工時に植えた木も10年で相応に繁り、手入れが追いつかなくなって悲鳴を上げておられました。私の自邸では毎年一回、お決まりの植木屋さんに剪定をお願いしているのですが、一般の方だとプロの方に定期的に剪定に入ってもらう方は多くはないようです。DECOも気づけばこんな感じに、、。
そこで、うちのお庭をお願いしている植木屋さんをご紹介して10年間でボサボサになった”髪”をばっさり切ってもらうことに!結果としてこんな感じになりました。
まるで別人ですか?というくらいにスッキリしましたね。ちなみに竣工時の植栽はこんな感じでした↓↓
一見するとどっちが竣工写真かわかりません、、。
我々も10年経てば10歳ぶん歳を取って、体にもいろいろとガタがくるもの。小さかった子供も大きくなります。あの頃に戻りたい、、と思ってもそれは叶いませんよね。
でも植栽ははさみ一本で時間を巻き戻すことが出来るんです。なんとも羨ましい!こんな風に、体のメンテナンスと同様こまめにはさみを入れて、すまいの”体型維持”に努めて頂ければと思います。この秋の改修の様子もまたお伝えしたいと思います。
DECO
https://www.riotadesign.com/works/17_deco/
一昨日の住宅部会のテーマは「お金の話」。設計料のこと、設計契約のこと、現場でのトラブル、裁判沙汰の話?など、ここでは書けないオフレコ話で盛り上がりました。こういう話は表立ってはなかなかできず、人の話もあまり聞くこともないのでみんな興味津々!
この日思ったのは、自分の常識は他人の非常識なんだなということ。私もそうですが、誰に教わったわけでもなく、独立してから試行錯誤を重ねて皆さん現在のスタイルを作り上げているんですよね。
みんな我こそは本流という体でお話しされますが、私からしたらどれも真似できないことばかり。丹羽修さんの「契約時には施主が希望する条項をひとつだけ入れる」という“ひとつだけ願いを叶える”方式も面白くて目から鱗でした。
若手からベテランへも質問が多く飛び交いました。私も駆け出しの頃、こんなふうに教えてくれる先輩が周りにいたらと羨ましく思いました。
この日はできませんでしたが、「過去にやらかしたとっておきの失敗話」なんていうのも個人的には美味い酒の肴になりそうです笑
先日はスタッフに「駆け出しの頃に味わった悔しくて涙が出た話」をあれこれ話したのですが、まだ自分の中にも未発掘エピソードが眠っていたことに気づきました。記憶の底に封じ込めたあれやこれや。またいつか文章にして供養してみたいと思います。
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