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sekimoto

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先日ブログにも造園の写真を上げましたが、西東京市で進めていた住宅がまもなく竣工します。

建ぺい率/容積率が50%/100%という23坪程の狭小敷地に、どこまで広がりのある空間を作れるかが目下の課題でした。敷地が許容する最大気積の空間を確保し、2階に設けた天井の高いリビング空間に南側からの採光を取り込みながら、南北に設けた高窓により抜けのある眺望を同時に獲得しています。

空中に浮かんだバスガーデンも見どころのひとつです!


巣の家 オープンハウス
12月4日(日) 10:00〜16:00
東京都西東京市
最寄駅: 西武新宿線「西武柳沢」駅より徒歩17分

見学希望の方は、メールよりご連絡下さい。折り返しご案内をお送りします。
info@riotadesign.com

皆さまのお越しをお待ちしております!

22. 11 / 22

想定通り!?

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sekimoto

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まもなく竣工の「巣の家」は、外壁の中を木を通して、2階の浴室からも露天風呂気分が味わえるように、というのがハイライトのひとつになっている住宅です。

この狭い外壁の隙間を貫くように木を入れて欲しい、というのは1年以上も前に基本設計の段階から造園家の小林賢二さんにしていたリクエストでしたが、このことは小林さんを1年以上悩ませ続けたようです。曰く、これまでで一番難しい仕事とのこと!

納まってみるといとも簡単に見えてしまうのが、小林さんからしてみたらこの上なく悔しいことなのでしょうが、これがプロの仕事だなと思わされました。何がすごいって、事前に描いて送ってきたスケッチと、竹ではさんで縛るところまで寸分違わず同じ仕上がりであるところです。

事前に描いた図面通りにキッチリ仕上げるのが小林さんの流儀。私ともウマが合うのはこういうところなんだろうなと思います。




本日「FPR」のオープンハウスを終えました。お越しくださった皆さまありがとうございました。

外観からはわからない、複雑にスキップした内部構成の家です。ひとつひとつはベーシックに破綻なく納めていますが、その集積としての完成度は工業製品のようでもあり、ひとえに大工さんのお力によるところが大きかったと思います。

また外壁のガルバリウム鋼板のランダム張りも、板金職人の新井勇司さんと設計段階から相談して進めたものです。写真にも写らない窓廻りの繊細な納まりは、これもひとつの工芸品のようでした。

終盤に差しかかった頃、担当してくれた奥富棟梁が家族を連れてふらっと来てくれました。思いもよらないゲストにびっくり!大工さんはふだん完成を見ずに去って行く職人です。奥さんにどうしても見せたかったのでしょう。得意げに自分の仕事を見せる姿に胸が熱くなりました。本当に嬉しい。

職人の粋が詰まった建築になりました。こんな仕事いつまでできるでしょうね。






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少し前になりますが、桐生市で進んでいる「織屋根の家」の配筋検査に行ってきました。見ての通り、かなりの規模です、、。いつもは30坪規模の住宅が多いので、いつもの何件分だろう?と思ってしまいます。写真は現場に隣接する建物から撮っています。

構造設計は山田憲明さん。山田さんも全国を飛び回っている人ですが、配筋検査はいつもちゃんと来てくれます。



いつもは我々が配筋検査を行うのですが、山田さんが配筋検査にいらっしゃるときはどういう所に着目して検査をしているのかなどを勉強させてもらっています。

山田さんとのお付き合いももうずいぶん長くなりました。こうした機会に現場で山田さんと立ち話をしたり、日頃思っている構造の疑問などをいろいろ聞けるのも、私にとってはとても貴重な時間だったりもします。




その後は施工を担当されているサン建設さんの社屋に移動して、今月末の上棟に向けてのプレカット打合せ。

今回も一部の架構に折板構造と呼ばれるイレギュラーな納まりがあり、現場にも緊張が流れています。大工さんも真剣に山田さんの説明に耳を傾けています。

みんなが一つの目標に向かって熱く議論を交わすというのは、モノ作りの現場の醍醐味ですね。なんだかNHK「プロフェッショナル」のワンシーンのようでいいなぁ、、と一人感慨に耽っていました。

図面も膨大で承認作業にも時間がかかります。現場にはまだカタチはありませんが、すでに建築ははじまっています!


今日はビックサイト、建築知識実務セミナーへ久しぶりの登壇。この日は「美しい断熱住宅を提案する方法」というテーマで、It’s Houseの八島社長とのデュアルセミナー。

It’s Houseさんは、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの高断熱企画住宅を売り出すハウスメーカー。イノアックの超高性能断熱材サーマックスを肴に、それぞれの立場から「美しい断熱住宅」を掘り下げました。

建築知識実務セミナーはスポンサードによるセミナーのため、来場者には期待通りの学びを、スポンサーには企業価値を(商品名を連呼することなく)広報するというミッションを同時に背負う、単独セミナーよりずっと高度なオトナのセミナー。

過去には板金や防水、畳に至るまで毎年のように無茶ブリを受けてきましたが、今年はとうとう断熱材トーク!自分が一番苦手なやつ。仕方ないので開き直ってリオタデザインの断熱意識改革の歴史をお話しさせて頂きました。冷や汗を悟られずになんとか終了。

今年も勉強させて頂きました!