20. 01 / 21

軽井沢へ

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sekimoto

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> staff
> 旅行



安いホテルしか泊まったことのないスタッフのために社員研修を兼ねて軽井沢。建築は空間体験以上のものは作れないと思うから。

我々にご依頼くださる方の中には、こういう場所に普通に泊まる方も多くいらっしゃいます。素材の違いだけではなく、おもてなしの質や、それが空間から演出されるものであるということも知ってもらいたいです。

腹を割っていろんな話ができるこんな機会も貴重です。昨日の夜に来て、今朝には帰ります。仕事には穴は開けませんのでご安心ください。



20. 01 / 06

謹賀新年@京都

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sekimoto

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> 旅行
> 生活



あけましておめでとうございます。
本年もどうかよろしくお願い致します。

この年明けは昨日まで京都に行っていました。正月に旅行に出かけるのも久しぶりなのですが、京都に行くというのも本当に久しぶりで、少なくとも20年ぶりぐらいにはなると思います。やっぱり京都はいいですね。昔はわからなかったこと、感じなかったことなど、歳を重ねてしみじみと感じることもたくさんありました。

上の写真は伏見稲荷大社でのひとこま。大変な混雑ぶりでした。鳥居の数より多い笑。

滞在中の各地での写真などは、SNSのFACEBOOKやインスタグラムなどにもアップしていましたので、ご興味ある方はそちらのアカウントもフォロー頂きご覧下さい。

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なかでも心に残った銀閣寺でのひとこまについて、以下に写真など上げておきます。皆さまにとって2020年が素晴らしい1年となりますように!



銀閣寺は圧巻だった。作られたものの解釈を見る者にそのまま委ねるという意味に於いて、禅寺は現代アートに限りなく近い。

圧倒的な作為と不自然さ。人間の意思。石の打ち方、木の枝ぶり、苔の生え方に至るまで、おそらくは人の意思が介在していない部分はないと思うほどに、すべてに神経が張り巡らされている。人間の仕事ってここまで到達できるんだ。

さりげなく立つ竹垣。寄りで見るとすべての枝方向が揃っている。途方もない気の巡らせ方を目の当たりにして背筋が伸びる。新年のはじまりに相応しい。







18. 11 / 04

愛媛へ


先週金~土にかけて愛媛に行ってきました。

目的は会いたい人、行きたい場所、見たい建築などがいっぱいあったためですが、このわずか二日間で見たこと体験したことの話は、たくさんありすぎてとてもここでは書けません。フェイスブックなどSNSにその多くの写真を載せているので、ご興味ある方はそちらをご覧下さい。

ここで書き残しておきたいのは、特に八幡浜の日土小学校、そして大洲の少彦名神社参籠殿のことについてです。



日土小学校を訪れた感動を上手く表現することができない。

一般公開日以外は内部を見学することはできない。しかし日土小学校の出身で、学校のすぐ隣に事務所を構えるリオタデザインOBの二宮一平くんの計らいで、今回特別に内覧させてもらうことができた。我々のためだけの貸切だった。

私はそれを自慢したいのではない。彼はこの郷里を愛し、母校のために尽くしてきた。不具合があれば誰よりも早く駆けつけた。ボランティアで、友人と池のモルタルを塗り直したこともあるそうだ。彼が強い信頼関係で地元と結ばれ、愛されているということに胸が熱くなった。

日土小学校は素晴らしい小学校だった。愛情が溢れていた。学校とは何かと深く考えさせられた。年代がとか、学術的な価値といったものではなく、本当に大切なものがここにはある気がした。

川を覗くと魚がいっぱい泳いでいた。放課後はみんなで魚釣りをしたそうだ。テラスには出てはいけないと言うわりに鍵がかかっていたことはなかったという。彼の思い出と共に聞く空間は、まるで生きているようだった。







大洲市の少彦名神社参籠殿は2016年に「ユネスコアジア太平洋文化遺産保全賞最優秀賞」を受賞した。快挙だった。


少彦名神社参籠殿は、昭和初期に建設された懸造りによる傑作である。ところが、管理者不在により荒れ果て、危険のため取り壊される寸前だったという。再生のための改修設計に白羽の矢が立ったのは、地元の二宮一平くんだった。

今回それをようやく見ることができた。近くの臥龍山荘には多くの人がいたのに、参籠殿には人影がなかった。地元でもあまり知られていないようだ。

彼の苦労はあえてここでは書かない。書ききれない。けれども、とてもじゃないけれど私にはできないと思った。立派な美術館を作ったわけではない。けれども地元の建築関係者では彼の名前を知らぬ者はいないという。ローカルアーキテクトとは何かということを彼から学んだ。

彼はうちの事務所の初代スタッフだった。当時は仕事がなく十分に彼にお金を払えなかった。彼もお金はいらないと言った。彼は昔からそういう男だった。私は彼を誇りに思う。



ルーバーで覆われた建物は社務所兼トイレ。彼による設計で、かすかに彼がリオタデザインで学んだことが垣間見れる。

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sekimoto

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> 北欧
> 旅行



先の北欧旅行では楽しみにしていた建築がいくつかありましたが、そのひとつにユハ・レイヴィスカのグッドシェパード教会(2004)がありました。

ヘルシンキ近郊ではミュールマキ教会にはもう数え切れないくらい足を運んでいますが、比較的新しくできたグッドシェパード教会にはまだ行ったことがありませんでした。(留学中にはまだできていませんでした)

足を踏み入れた瞬間、空間の美しさにも息を呑みましたが、次の瞬間こぼれた言葉は「あ、事務所の照明だ!」でした。本当にびっくりでした。

2007年頃、国内のとある北欧ビンテージショップに足を運んだ折、そこに吊られていたのはレイヴィスカの照明でした。レイヴィスカの照明はそのリングに特徴があり、見ればすぐに分かります。現行の市販品ではないこともすぐにわかりました。

レイヴィスカは建築ごとに照明器具までデザインすることで有名で、これはきっとどこかの建築の一部に使われていたに違いないと思いました。どんな経緯で流出したかはわかりませんが…。

もちろんその場で迷わず買って、大事に事務所に下げていましたが、私蔵のレイヴィスカの作品集をいくらめくっても同じ型の照明は出てきませんでした。きっといくつか作った試作品の一部なのだろう、それはそれで貴重だなというくらいに思っていたのですが、まさかグッドシェパード教会の照明だったとは…。

帰国後、写真と照合しましたがほぼ間違いないと思います。
またひとつお宝が増えました。



上の写真がグッドシェパード教会の照明。
そして下が事務所に下がっている照明です。

来月4日~12日まで、9日間ほど事務所を空けて北欧の視察旅行に行って参ります。アールトとアスプルンドを巡る旅。仕事に穴を開けてしまうようで気が引けてもいるのですが、留守を守る優秀なスタッフがいるからきっと大丈夫でしょう、、。

私の場合、昔から”旅行は個人旅行に限る”ということで、ほとんど団体旅行には参加したことがないのですが、SADIでもお世話になっている吉村行雄さんが監修されていることや、顔見知りの知人が多く参加すること、また今回あまりに旅程が素晴らしかったこともあり、珍しくツアーに申し込むことにしました。

これで3年連続での北欧行き…。他に行くところないのかと呆れられそうですが、ごめんなさいありません。私にとって北欧は完全に”ホーム”なので、旅行というより里帰りに近いような気がします。現地の空気を吸い込むと、本当に帰ってきたーっという気分になるのです。

今回の渡航先は、過去留学中などにも訪れたことのある建築がほとんどなのですが、当時は貧弱なデジカメしか持っておらず、またフィルムのカメラはフィルムが勿体なくて今のようにバシバシ撮れず、いざという時に資料として使える写真がほとんどないという長年の問題がありました。

それと名建築というものは、文学作品と同じで「昔読んだことがある」というだけでなく、何度も何度も読み返すことで理解が深まり、それまで気づけなかった細部にまで注意を向けることができます。

20世紀を代表するアールトの傑作「マイレア邸」(下の写真)などは留学時代やそれ以前からも通算し、たぶん今回で10回目くらいかもしれません。あらためて「他に行くところないのかよ」と自分にツッコミを入れたくなりますが…。



今回のツアーは、団体が苦手な私の心すらも動かしたくらいで、申し込みが殺到し、今はキャンセル待ち状態なのだそうです。早く申し込んでおいて良かった。

今回の旅程に含まれているアスプルンドの「夏の家」は、見学ができるのは今回これが最後になるかもしれないそうです。アールトの国民年金会館も同様とのこと。他にも個人ではなかなか行けない場所にも行けそうです。

たぶん私も黙っていられないので、現地ではめちゃくちゃ細かいマニアックガイドをしてしまうかもしれません。嫌がられるかもしれないのでなるべく自分を抑えますが、同行する方でもっと説明が聞きたい方がいましたら、遠慮なく私に聞いて下さい。

他にも同行者にはSADIの塚田耕一先生(アスプルンドのスペシャリスト)などレジェンドクラスの方もいらっしゃいます。写真の撮り方は北欧のレジェンド写真家・吉村行雄さんが教えてくれます。北欧がはじめてという方にとっては今年はめちゃくちゃ贅沢で、過去最高のツアーになることは間違いないでしょう。

さて、私はそれまでに仕事を片付けなくちゃ!