26. 05 / 05

デジタル時計

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sekimoto

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> 子ども
> 思うこと



仕事をはじめた息子も連日終電帰りのような日々。勤め先のご厚意で、勤務先の近くに安い部屋を用意して頂けることになり、今日はそんな息子の引越し手伝い。彼にとっても念願の一人暮らしとなります。

寂しくなるか?と人から聞かれるのですが、同じ家に住んでいても生活の時間帯が違いすぎてたまにしか顔を合わせないので、出ていっても何も変わらない気がしています。でもよく考えると、これは22年間の子育てがここで一区切りしたことを意味するんですよね。彼が幼かった頃、またほんの10年前であっても今日のことは想像できませんでした。

社会に出た彼は夢中になって日々を生きています。自分の居場所と世界を見つけた彼は覚醒したように表情が明るくなり、言葉は自信に満ち、親としてこれほど嬉しいことはありません。かつて私も彼の歳で建築に向かう長い旅の帳に立ったように、彼にも自由にクリエイティブに生きてもらいたい思います。

今日は大きなレンタカーに荷物をいっぱいにして車を走らせました。でもこれが家族3人でドライブをする最後になるかもしれないことには途中で気づきました。部屋に壁掛け時計を買ってやろうと思っていたら、自分のお金で買いたいと言って彼が選んだ光るデジタル時計。新生活の時とともに思い出も刻んでいくのでしょうね。

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sekimoto

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> メディア
> 北欧



映画「かもめ食堂」が公開20周年を記念して、現在2週間限定で劇場公開している。人気があるからもう少し公開期間は延びんるんじゃないかと思うけど、久しぶりに週末にスクリーンで見てみようと思う。

かもめ食堂は、フィンランド・ヘルシンキを舞台にサチエ(小林聡美)が食堂をひらくという話。設定はある意味荒唐無稽だけれど、そこに流れている空気感や、小林聡美さんの肩の力の抜けた演技が私の知るヘルシンキの空気感にぴったりはまっていた。


再公開もあいかわらずものすごい人気で、小林聡美さんや片桐はいりさんが登壇する回は予約が瞬殺で埋まってしまった(トライしたけれど全く歯が立たなかった)。そして当時の劇場パンフレットの復刻版は初日でソールドアウトしたらしい。

冒頭に載せた写真は20年前当時のパンフレット。大切にとっておいて良かった。当時のチラシには当時の公開日も刻まれている。20年後に再公開されるなんて当時は考えられなかった。

フィンランドに行ったことのない人も、うちの建て主さんは「かもめ食堂」だけは知っている、DVDで見た、大好き!という方がとても多い。フィンランド人気の火付け役にもなった映画だ。

公開当時、劇場ではじめて見てびっくりしたのは、そこに私の友人の家が使われていたことだった。現地アソシエイトプロデューサーに名を連ねていた森下圭子さんも当時の友人で、ロケ地に使われた家の友人とも共通の友人でもあったので、森下さんのコーディネートなのかと思ったらそうではなく、荻上監督が自分の足で見つけてロケ地に直談判したらしいと聞き二度びっくり!


映画の中で、酔っ払ったフィンランド人が担ぎ込まれて本棚の前で過去を独白するシーンです。その他にもそのフィンランド人宅のテラスで語り合うシーンや、リンゴの木に藁人形を打ち込むシーンもこの友人宅が使われています。

かもめ食堂は実在したカフェ(Kahvila SUOMI)をロケ地に使ったところ、映画人気でこのカフェに日本人観光客が殺到し、のちに実際に「かもめ食堂」に店名を変更したという経緯もある。私は家族と10年前に訪れた。

そんなかもめ食堂も昨年9月に閉店し、今は別の経営者によって、別の場所にお店が移されていると聞いた。でもあの場所でなくては意味がないようにも思える。



そんな思い出の詰まった映画。フィンランドってこんな感じなんだと思ってくれたら、その”感じ”はかなり実感に近いと思います笑

DVDなどでも見れるけれど、まだ見たことのない方はこの劇場公開中に是非スクリーンで!上映館はこちらより。
https://filmaga.filmarks.com/articles/331141/

26. 04 / 12

さっちゃん

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sekimoto

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> はまりもの
> 生活



むかし赤坂にある事務所に勤めていた頃、たまに所長に連れていってもらった広島焼きのお店があった。目の前の大きな鉄板で焼いて、そのまま食べさせてくれるお店。私は広島焼きというものをそこではじめて食べたのだけれど、当時そのおいしさがとにかく衝撃的だった。

その後いろんなところで“広島焼き的なもの”を食べてきたものの、どこか違う。おいしいけどこれじゃない。あの時の衝撃は一体なんだったんだろう?あれから30年経った今でも、あの味が忘れられなかった。

ある日、ふと端末で赤坂のたしかこの辺りだったよなとマップを辿っていたら、あった。びっくりした。お店の名前は「さっちゃん」とあった。たしかに言われるとそんなお店だったような気がする。

あの時のマスターはたしか40〜50代くらいに見えたから、今はすでに70〜80代?これは早く行かないと!

久しぶりに歩く赤坂はいろんな部分で変わっていた。あの頃よく通った定食屋やお店はすでになく、その中に昔のビルがところどころに取り残されている。そこを抜けた先にそのお店はあった。時空に迷い込んだような感覚だった。

お店の中も時間が止まっていた。けれどオーナー夫婦だけは健在だった。30年前によく来ていたことを話すととても喜んでくれた。お店は40 年続けているのだそう。目の前で焼いてくれる手つきは、40年間目の前の鉄板だけに向き合ってきた人の手つきだった。

ほんとうにおいしかった。これだ!と思った。30年間この味を忘れていなかったことに驚いたし、お店の味が変わらないことにも感動した。これはいったい広島焼きなのだろうか?ここでしか食べられない何か別の食べ物のようにも思える。

振り返ったらもうそのお店は煙のように消えているかもしれない。もう二度と食べられなくなる前にもう一度足を運びたい。

26. 04 / 04

ちょっと一杯

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sekimoto

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> STAFF
> 思うこと



昨晩は久しぶりにスタッフを連れてちょっと一杯。

先月には室本航希くんという新スタッフも入り、佐藤くんが担当していたクリニックの現場も無事竣工、クライアントにも大変喜んで頂きました。難航するかと思っていた複数の見積調整や、遅々として進まなかった申請にもある程度見通しが立ちました。ほかにもスタッフの個人的なおめでたいニュースもあったりで、ここにきてうちの事務所にも遅まきの桜が咲き始めたようです。

テーブルで楽しそうなスタッフ達を眺めながら、これまで数え切れないほどのスタッフ達がこの事務所を巣立っていったことを思いました。スタッフはその都度入れ替わり、その組み合わせにもまた無数の形がありましたが、面白いもので一人一人の個性は同じでも、それがどう組み合わさるかによって事務所のカラーは変わります。

最近のリオタデザインスタッフの傾向としては、かつては独身スタッフがほとんどでしたが今は結婚している者も増えてきました。自分のことだけを考えれば良い独身時代から、家族やさらに将来のことまで考えながら仕事をするのでは、その重みや深みはまったく違うものになるように思います。

今や事務所の番頭を任せている佐藤くんはもともと勘の良い子でしたが、益々仕事の責任感と手際の良さが磨かれてきました。地頭が良いのでどんな仕事にもミスがなく、彼に任せておけば安心という存在にまで育ちました。ほかのスタッフからも慕われ、これからの更なる成長がとても楽しみです。

吉岡さんは事務所にとっては太陽のような存在で、いてくれるだけで事務所がぱっと明るくなります。彼女は諸事情から事務所には週三日(うち一日はテレワーク)の勤務にしているのですが、覚えが早く、頭の回転が速いので短時間でもどんどん仕事をこなしてくれます。過去に例のない不思議なポジションですが、みんなから助けてもらえる愛されキャラをこれからも大切にしてもらいたいと思います。

新しく入った室本くんは、その貪欲な好奇心とやる気で、不慣れな仕事環境のなかでも必死でリオタデザインの仕事を吸収してくれています。気配り力のある子なので、仕事に慣れればどんどんプロジェクトを動かしていってくれることと期待しています。そのうちにスタッフ紹介にもアップしたいと思います。

滅多にスタッフを褒めない私が珍しくこんなことを書いてみました。もうすぐ死ぬのかもしれない、笑。これからもみんなで仕事を楽しく盛り上げていきましょう!

昨日はToivoでのマンションリノベ塾。小谷和也さんと共に特別講師として登壇させていただきました。マンションリノベはあまり機会がないので、基礎的な設計の心構えのようなお話を前半にさせていただき、後半は設計講評をさせて頂きました。

設計のレベル差があると事前に聞かされていましたが、皆さん力作ばかりで驚きました。小谷さんのリノベスタイルはもはや業界標準になりつつあることも感じました。すごい影響力、、

これまでのマンションリノベといえば、内部のインフィル設計であり間取りやインテリアの改修というイメージでしたが、小谷さんやToivoさんの手法は断熱や遮音、室内環境性能を十分に担保した上で、自然素材を多用した極めてデザイン性の高いリノベーション。今リノベ界隈では圧倒的に支持を受けている方達なのです。

懇親会もモチベーションの高い塾生の方たちとの交流を楽しませてもらいました。そのあとは小谷さん、友政さんほかToivoメンバーと遅くまで二次会に。久しぶりに大いに笑った楽しい夜でした。友政さん、小谷さんお疲れ様でした!