
昨日駆け足で日本橋高島屋の「北欧のあかり展」へ。今週末に行く予定にしていたものの、近くまで来ていたので居てもたってもいられませんでした。
お目当てはもちろん、今回の展覧会のために提供した所蔵のレイヴィスカランプ。まさに我が子の発表会を見に行く親の心境と申しましょうか。監修の小泉隆さんからは、このレイヴィスカコーナーが大変好評とのこと。恐る恐る見に行きました。
背景に大きくプリントしたグッドシェパード教会の写真をバックに、本物の照明器具が浮かび上がるような幻想的な演出に感激しました。
JL341はこの間までうちの食卓に下がっていたものですが、この日のために磨きました。コードも自分で付け替えました。ヨカッタヨカッタ!レイヴィスカをこよなく愛する者として、こんな形で皆さんに見てもらえる日が来るとは。ルイスポールセンの照明は見たことがあっても、レイヴィスカの照明は初めて見る人もきっと多いのではないかと思います。出口の協力者クレジットには一人だけ個人、、ちょっと恥ずかしい。
遠藤悦郎さんによる映像もとっても素晴らしくて、グッとくるものがありました。もちろんほかの照明の展示も、照明だけでなく家具や建築と関連づけて展示してあったり、ビンテージから現代まで、北欧から日本まで、幅広い視点で実にバランスの良い展示構成だと思います。
出口で販売している図録もよくまとまっていると思います。展覧会は24日まで。是非足をお運び下さい!





今日は川越蔵の会の皆さまを、「越屋根の家」にご案内。メンバーの一人である建築家の守山登くんは大学の同級生で、昨年の川越景観表彰の授賞式で卒業以来の再会を果たしました。彼は川越ではちょっとした有名人。風の噂で彼の活躍は知っていましたが、これまで会う機会がありませんでした。
日大理工って、同期だけで300人いるので、在学中はほとんど絡んだこともない友人が大多数だったりするんですよね(日大あるある)。今仲の良い日大同期の建築家仲間も、在学中はそこまで仲良かったわけではない人がほとんどだったり。
そもそも長いものに巻かれがちな日大気質の中で、アトリエという茨の道を選んだ奇特な面々は、どこかで惹かれあっていつかは出会う運命にあるとも言えそうです(日大あるある)。
彼には授賞式で案内を約束し、今日ようやくご案内ができました。お仲間の皆さまとも話が弾み、いつも気さくにご対応くださる建主さんにも本当に感謝です。本日はお越しくださりありがとうございました!



深雪のホテリアアルトへ。
ホテリアアルトはこれが5回目くらいでしたが、オーナーの宗像さんによるとホテル開業以来最大の積雪量とのこと!一階部分が完全に雪で埋まり、いつものロビーからの眺めも雪の壁状態でした。
フィンランドからの友人ヤリさん夫婦をお招きし、アールトグループと呼び合う23年前に開催されたアールト住宅展を企画した懐かしい面々が集い、夜遅くまで語り明かしました。
帰りには少し遠回りしてこれまた深雪の大内宿まで。ただでさえなかなか来れない場所ですが、この雪景色に昔の人たちの暮らしぶりも想像できて、得難い経験となりました。
また益子氏設計のゼノアック本館も見学させて頂き、その丁寧なつくりにも大変感動しました。
細部に至るまで気遣いと最高のホスピタリティでフィンランドからの大切な友人をおもてなしくださったホテルスタッフ、宗像家の皆様、万全のアレンジをして下さいました益子さん、本当にありがとうございました!







今年はうちの事務所からは年賀状を出さなかった。一応その旨は昨年の年賀状で宣言済みだったものの、いざ出さないとなるとこれまで頂いていた方に失礼にならないだろうか?といろいろと心配になった。
ただ実際には、昨年末は特に忙しかったこともあるけど、暮れが近づくにつれて「そろそろ年賀状発注しなくちゃ」「切手買わなくちゃ」からはじまって、出す人のリストの精査、宛名ラベルや切手貼り、一言コメント書きとやらなくちゃいけないことがいっぱい!昨年末はそれらすべてを放棄できたことで、これがどんなに楽だったことか。
そうしたら、年が明けて届いた年賀状のまぁ少なかったこと!なんだか逆にホッとしてしまった。やっぱりみんな同じだったんだ。写真の左側は昨年の年賀状、右側は今年の年賀状(たぶん100枚くらい)。その量は約半分!年々減り続けていたけど、今年は一気にガクンと少なくなった。
それでもご丁寧に頂いた方には本当に頭が下がる思い。それなのに、お返事も出せなくて本当にごめんなさい!
◇
そんななか思うことがいくつかあった。
例年通り届いた年賀状は、可愛らしいイラストや凝ったデザインのもの、丁寧に手書きのコメントを入れて下さっている親しい方からのものもあって、こちらはほっこりしながら嬉しく読ませて頂いた一方、画像ひとつない紋切り型の挨拶のみが印刷された企業からのものも少なからずあった。
頂けるのはありがたいと言いたいところなのだけれど、もう何年もお付き合いが途絶えていたり、そもそもこんな業者知らない、、というものも結構あって、こんなに一通の年賀状の重みが上がっている昨今でも、こんな無駄な経費の使い方をしている企業があるんだという点に驚く。
無駄なんて言っては失礼かもしれないけれど、「送る」という行為だけにとらわれて全く心のこもっていないハガキは、営業になるどころか不要なDMに近いとすら思う。
一方では、昨年の私のように「来年からはもう出しません」ということを宣言したものも。これについては、こちらもすでに実行しているので「おぉ、あなたも。もちろん大丈夫ですよ!」と心で思うのだけれど、その理由として「地球環境に配慮して」「SDGsの達成のために」など壮大な環境意識を謳っているものも結構多かった。
あの、そんなに大げさなことなんでしょうか、、?
地球のために年賀状出さないとか本気で言ってる?ってへそまがりの私はつい思ってしまう。いっそ正直に「経費削減のため」「忙しくて無理」「ぶっちゃけ、めんどくさい」と書いてくれた方がまだ好感が持てる(めんどくさいは言い過ぎか)。
私は年賀状出すことが環境破壊だとは思わない。それを言うならもっと削減できることあるでしょうって思う。
最近では絶滅危惧種になりつつあるけど、年末にカレンダー置いてく問題もなんとかしてほしい。新手のいやがらせですか?とすら思う。いまどきカレンダー壁に掛けないでしょう。掛ける場合は相当吟味するし、なんなら自分で買う。あと社名入りの手帳とか!まじでいらない。使ってる人見たことない。
昔は年末に受け取りを拒めなかったカレンダーや手帳類を大量に捨てていた。これが、心が痛むこと傷むこと!いらないものをお得意様に捨てさせておきながら、自分はやるべきことやったみたいに思う悪しき慣習だ(しかも昭和の)。そんなときこそ「SDGs」と書かれたレッドカードを颯爽と突きつけたい。
でもただでさえやらなくちゃいけないことが増え続けているこのご時世に、仕事を納めてもなお年賀状の呪縛に囚われるとしたら、そんなものは潔くやめてしまえば良いとシンプルに思う。
大事なのは心や気持ち。それを表現できるなら、新年の挨拶はメールでもLINEでもブログでも良いんじゃなだろうか。そんなことを思ったこの年始め。
新年あけましておめでとうございます!
今年は年賀状にかえて、こちらより新年のご挨拶をさせて頂きます。
暮れに少し書きましたが、昨年は私にとっては12年に一度の乱気の年でした。今年は裏運気の年。けして良くはありませんが、昨年厄落としをした私にとっては、ある意味災害復興のような年のはじまりと言えそうです。
今年は昨年リリースをしたオリジナルスツールのmuniについて、もう少しテコ入れをしてブランドを育てていこうと思っています。すでにいくつかの種を蒔いているので、それがどんな芽をつけるのか楽しみです。大した宣伝もしていないのに、昨年だけで10脚以上売れたので、今年はその倍は売れるといいなと思っています。
本業の住宅設計では、昨年は世間の相場感を越える物価高騰に、ことごとく相談案件が流れるという“津波被害”を受けましたが、壊滅的被害の中からも立ち上がる人たちのように、昨年の暮れぐらいから感じている新傾向に感性を研ぎ澄ませていこうと思っています。
本業以外の社会活動については、JIA日本建築家協会・関東甲信越支部で務めている支部広報委員会の副委員長と会報誌Bulletin編集長の任も、あと数ヶ月ほどで荷を下ろすことができそうです。
住宅部会における事務局と会計職はもう少し続きそう、、。それとは別に部会で主査を務める「あれ」は、いよいよこの秋に5年ぶりの復活となりそうです。関係者はどうかお楽しみに!
JIAではもうこれ以上仕事は増やさない!と固く誓っていたというのに、JIA建築家大会2025千葉の広報もお手伝いすることになり(誰もやらないと自分からやる!と言ってしまう私の悪い癖、、)こちらはまたしても首が締まりそうです。
もう一つのSADI北欧建築・デザイン協会では、企画副委員長と事務局アドバイザーのお役目に加えて、今年はもっと大きな荷を背負うことになりそうです。ここまでくると、もうどうにでもなれ!という気分ですが、やるからには責任を持ってやり抜きたいと思います。
また今年は飯塚豊さんの工務店設計塾第7期の講師も通しで務めさせて頂くことになっています。これほど詰め詰めのスケジュールなのに、まだ入るんだというのは自分でもびっくりです。これも走り抜けるしかありません!
残るわずかな隙間にも、今年もどんどん何かが入ってくるのでしょうね、、。
◇
このお正月は、そんなウクライナ戦争のような日々に訪れた、束の間の休戦協定のような時間を過ごしています。
毎年家族で同じ地元の神社に初詣に行くのですが、息子の無邪気な笑顔に癒され、平和っていいなってあらためて思いました笑。
今年も皆様にとって平和で幸せな一年でありますように!
今年は年賀状にかえて、こちらより新年のご挨拶をさせて頂きます。
暮れに少し書きましたが、昨年は私にとっては12年に一度の乱気の年でした。今年は裏運気の年。けして良くはありませんが、昨年厄落としをした私にとっては、ある意味災害復興のような年のはじまりと言えそうです。
今年は昨年リリースをしたオリジナルスツールのmuniについて、もう少しテコ入れをしてブランドを育てていこうと思っています。すでにいくつかの種を蒔いているので、それがどんな芽をつけるのか楽しみです。大した宣伝もしていないのに、昨年だけで10脚以上売れたので、今年はその倍は売れるといいなと思っています。
本業の住宅設計では、昨年は世間の相場感を越える物価高騰に、ことごとく相談案件が流れるという“津波被害”を受けましたが、壊滅的被害の中からも立ち上がる人たちのように、昨年の暮れぐらいから感じている新傾向に感性を研ぎ澄ませていこうと思っています。
本業以外の社会活動については、JIA日本建築家協会・関東甲信越支部で務めている支部広報委員会の副委員長と会報誌Bulletin編集長の任も、あと数ヶ月ほどで荷を下ろすことができそうです。
住宅部会における事務局と会計職はもう少し続きそう、、。それとは別に部会で主査を務める「あれ」は、いよいよこの秋に5年ぶりの復活となりそうです。関係者はどうかお楽しみに!
JIAではもうこれ以上仕事は増やさない!と固く誓っていたというのに、JIA建築家大会2025千葉の広報もお手伝いすることになり(誰もやらないと自分からやる!と言ってしまう私の悪い癖、、)こちらはまたしても首が締まりそうです。
もう一つのSADI北欧建築・デザイン協会では、企画副委員長と事務局アドバイザーのお役目に加えて、今年はもっと大きな荷を背負うことになりそうです。ここまでくると、もうどうにでもなれ!という気分ですが、やるからには責任を持ってやり抜きたいと思います。
また今年は飯塚豊さんの工務店設計塾第7期の講師も通しで務めさせて頂くことになっています。これほど詰め詰めのスケジュールなのに、まだ入るんだというのは自分でもびっくりです。これも走り抜けるしかありません!
残るわずかな隙間にも、今年もどんどん何かが入ってくるのでしょうね、、。
◇
このお正月は、そんなウクライナ戦争のような日々に訪れた、束の間の休戦協定のような時間を過ごしています。
毎年家族で同じ地元の神社に初詣に行くのですが、息子の無邪気な笑顔に癒され、平和っていいなってあらためて思いました笑。
今年も皆様にとって平和で幸せな一年でありますように!

