19. 08 / 30

フラット35問題

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sekimoto

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また頭の痛い問題が起こった、と思う。

この問題はマンション投資におけるフラット融資の不正利用であり、我々が関わる真っ当な戸建て住宅への融資案件とは全く関わりのないものではあるが、今後融資審査の厳格化は必至であろうし、その影響は我々にとって少なくないだろう。

こういう事が起こると「フラット35なんてやめてしまえ!」という暴論が必ず出るが、問題はそう簡単ではない。一般の民間銀行融資で融資審査が通らない案件の中には、なんら後ろ暗いものはなく、職場が変わった(むしろキャリアアップした)など耳を疑うような理由で融資を断られるケースも少なくなく、そんな時に「フラット35」は最後の切り札にもなっていた。ただの長期低金利ではないのだ。

姉歯事件後の”過剰反応”のように、厳格化によってそんな建て主さんにとっての受け皿が機能しなくなることを危惧する。今後の動きに注視したい。

YAHOOニュース記事
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6334924

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sekimoto

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昨晩は愛媛の松山にて、コラボハウスというハウスメーカーさんにて講演をさせて頂きました。

コラボハウスさんのことは、昨年の北欧旅行に社員さん(林さん、森さん、中さん)が参加されていたことから知り、その後のご縁もあって今回全社員さんが集まる場でお話をさせて頂く機会を得ました。

社員さんの定期集会を兼ねていたようですが、大きなホールに満席の100名ほどとなり、普段ここまで多くの方の前でお話することは少ないので、いつになく緊張しました…。

コラボハウスさんというのは愛媛を中心に展開されているハウスメーカーさんなのですが、お話を聞けば聞くほどユニークな会社で、代表の一人である清家さんもまた…こんな個性的な経営者の方を私は知りません笑。

設計力も高いコラボさんを前にどんな話をしようかと悩みましたが、いつもは具体的な設計事例の話などをするのですが、今回は私が仕事をする上で心がけていることや、建て主さんとの接し方など、普段あまりお話しないようなことを中心にお話しさせて頂くことにしました。


さすがだなぁと思ったのは、これは意識の高い会社の特徴でもあるのですが、この規模の会場になると講演後の質問も少なくなるのですが、次々に手が挙がり、それも的を得た質問ばかりで唸らされました。

その後の打上げの席でも私の周りに集まって下さり、次々に様々な質問を矢継ぎ早にして下さったのもとても嬉しかったことでした。中には、講演を聞きながら、質問をびっしりノートに書き出していた人も。

経験上、こういう時にも気後れして講師のそばに寄り付かなかったり、せっかくの機会なのに何も質問をしない人もいて歯がゆくなることもあります。

日頃スタッフや学生にも、人を見たらとにかく質問をしなさいと諭している身としては「さすが」と思う場面でした。これは各社員さんが、皆当事者意識と問題意識を持っている証だと思います。

また普段はこのような講演は聞かないとおっしゃる営業畑の方にも響いたようで、お店を移した二次会の席でも私の話から受けたインスピレーションについて熱心に聞かせて下さるなど、こちらもとても感激しました。


今回は慣れない話をしたこともあり、正直自分の伝えたいことの半分も伝えられなかったように感じていたのですが、少なからずの方に届いていたようでしたら救いになります。

今回はこのような機会をありがとうございました。コラボハウスさんの底力と、最高のおもてなし力を感じた1日でした!


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sekimoto

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アルテックのお店がいよいよ明日(4/27)表参道にオープンします!

アルテックとは、すごくわかりやすく言うと、アールト自身を含む数名が設立したアールトの家具を製造販売する会社です。その設立主旨は実際にはそんな簡単なものではないのですが、面倒なのでここでは割愛します。

とにかく、アルテックショップといえば、長くヘルシンキの旗艦店を意味する言葉でしたが、それが身近な表参道にできたということだけでも、私の中では大事件です!


ということで、今日はオープン前の特別内覧会にお邪魔してきました。

店内では、セレクトショップやヘルシンキの旗艦店でなくては買えなかったアルテックの商品がずらり勢揃い!またこのお店でなくては買えないものも。この時点ですでに感動ものです。


出迎えてくれたのは、アルテックの林アンニさんとVitraの森正岳さん。

アンニさんとのお付き合いは、かれこれもう20年くらいになるかもしれません。当時からずっと日本でアルテックというブランドを守り続けてきた彼女の孤軍奮闘ぶりを知る者としては、このお店はアンニさんの夢が詰まったお店のように思えてしまいます。

また森さんは北欧ライターの森百合子さんの旦那さんで、百合子さんと同様にやはりかれこれ20年越しのお付き合いになります。つい最近Vitraに転職されたと聞いたときはびっくりでした!


また、しばらく産休中だった蘆原さんもアルテックに戻ってきました。おかえりなさい!!

昨年お会いしたアルテック社代表のマリアンヌさんともご挨拶できました。私の風変わりなシャツを見て、開口一番「そうそう覚えてる。クレージーシャツのあなたね!」クレージーシャツて、、。ただ、覚えていてくれて嬉しかったです。

ということで、この時点でもうホーム感満載です。


さて、折角なのでそんなARTEK TOKYOの見どころをいくつかご紹介しましょう。



まずはこの生地。

これはアイノが日本人から贈られた桜の模様の入った着物(か何か)に感激し、そのパターンを写してテキスタイルデザインにしたものだそうです。KIRSIKANKUKKAというそうですが、このARTEK TOKYO のオープンに合わせて国内での製造販売にこぎ着けたものだとのこと。

長い歳月を経て、アールト夫妻の日本への憧憬がようやく凱旋したものとも言えるかもしれません。間違いなくこのお店の目玉商品でしょう。この生地は量り売りで購入することができます。


先ほどの引き出しに写り込んでいたこの引手。目ざといあなたはもうお気づきですね。あれ、これどこかで見たことあるゾ?


そう、アールトスタジオの食堂の引手によく似ています。こんなところにもアールトへの愛とオマージュが詰まっています。

ほかにも、先ほどの写真に写っていたお店のテラコッタの床は…


アールトのトレードマークと言える、目地なし突付けのテラコッタ床へのオマージュであることが分かります。

また地下に下りてゆくと…


この地下の床材はなんだかわかりますか?

これはリノリウムです。我々が建築の仕上げに使う模様の入ったリノリウムではなく、通称ファニチャーリノリウムと呼ばれるもので、デスクの天板などにも張られるものです。これもどこかで見たことがありませんか?

そうですスツール60の座面に使われているのが、このリノリウム材なんですね。この高価な材料を惜しげもなく床に使っているという時点で、私の心拍数がちょっと上がってしまいます…汗


さて、ここでアンニさんからクイズです。

これはアンニさんの名刺の裏側のデザインなのですが、これは何だかわかりますか?もちろん私はすぐ分かりましたよ。

正解はこちら。


#611チェアを特徴付けるウェビングテープのデザインですね。なかなか洒落ています。

レセプションに並んだこのクッキーも、これは何の形かアルテック通ならすぐわかりますよね?


そう、リーヒティエプラントポットの形です。
誰ですか?サヴォイベースだなんて言ったのは。


ほかにも、タピオヴァーラのドムスチェアも。

こちらに写っているのはビンテージ品ですが、本革を張ったフカフカの高級ドムスチェアのラインナップも。これはものすごく座り心地が良かったです!写真撮るの忘れました。すみません…


私のイチオシはこれですね。ゴールデンベル"SAVOYバージョン"。泣く子も黙るアールトの名作照明ですが、よく見て下さい。内面が白ではなく真ちゅうのままになっています。

これこそがゴールデンベルなんです。ヘルシンキのSAVOYレストランのためにデザインされました。表面はラッカー塗装もされていないので、素手で触ると手垢が付いて取れにくくになります。だから素手で絶対触ってはいけないという世にもオソロシイ大人仕様。

大丈夫です。そんな一般人のために、通常品は表面にラッカーが塗られ、内面はより明るくなるように白く塗装されています。ただツウを自認するならこれ(SAVOYバージョン)です。ヘルシンキのアルテックにもこれが下がっています。


もう止まらなくなりそうなので、この辺でやめておきます。お店を巡りながら、連れにそんな知ったかぶったウンチクを話して、嫌がられると良いと思います。

古き良きアールトのエッセンスを取り入れながら、ただそれを懐かしむのではなく、現代の生活にリファインして取り入れてゆく。これこそがアルテック!と感じました。

このGWはARTEKへ!

ARTEK
東京都渋谷区神宮前5-9-20
OPEN 11:00-20:00 (2019.4.27 オープン)

19. 04 / 03

お詫び

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sekimoto

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都内の土地は高く、坪単価200万以上は当たり前です。ご予算とのギャップに悩む建主さんに、「埼玉などどうですか?東武東上線など池袋からも近いし、今のご予算で倍以上の広さの土地が買えますよ」と助言をしていたのですが、埼玉県人が都民様に向かって何という暴言を吐いていたのか、「翔んで埼玉」を観て思い知らされました。

この場をお借りして深くお詫び申し上げます。

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「高輪ゲートウェイ」という駅名に多くの人が違和感を感じているようだ。その違和感はどこから来るのだろうと考えると、当事者の「こう見られたい」がそのもの本来の意味を追い越してしまっているからではないかと思う。

これは子供に付ける名前にもよく起こる。いわゆるキラキラネームと呼ばれる名前がそれにあたる。「高輪ゲートウェイ」である。

そしてこれは今回のようなネーミングの問題だけに留まらず、生活のさまざまな局面でこうした現象は起こる。住まいは建売りなのに、ガレージにはベンツが駐まっているというケース。これも「高輪ゲートウェイ」である。

対照的に、なんだその無駄に斬新な家は?という現象。これも「高輪ゲートウェイ」かもしれない。これは我々も肝に銘じなくてはならない。

我々の身の回りの「高輪ゲートウェイ」を見つけたい。
そしてこう言いたい。

高輪ゲートウェイかよっ!