
一昨日のJIAのシンポジウムには、私の大学の教え子やその友達など10名を越える学生さんが参加してくれました。
当日はJIAとしては異例となる建築家と工務店との協業や、設計施工型の工務店の持つ可能性など、幅広いテーマを扱ったという点でも画期的だったと思いますが、これだけ多くの学生が参加したイベントというのも異例だったのではないかと思います。
先の工務店との協業というテーマが示す通り、これからは建築家が設計仲間に囲まれて建築を語っているだけではだめだと思うのです。
そして同じように、学生も大学の中だけで設計課題をこなしているのでは話になりません。言っておくけど、君たちがやっているご都合主義の設計課題なんて、社会に出たらこれっぽっちも役に立たないからね。
昨日参加してくれた学生たちは、懇親会で建築家たちに囲まれて、束の間大人の世界を垣間見たことと思います。そう、それが君たちが生きるリアルな建築の世界なんだ。社会とつながろう。街を歩こう。そう植久さんも言っていたよね。
私もその昔学生の頃、JIAの卒業設計コンクールへの出展に絡んで、実行委員の建築家の方達に呑みに連れて行ってもらったことがありました。
若かった私はずいぶん生意気なことを言っていたと思うのですが、咎めるどころか「君は面白いねえ!」と楽しそうに話を聞いてくれました。それが誰だったかなんて覚えていませんが、それを今でも忘れないというのは、きっとすごく嬉しかったんだと思う。
昨日の学生たちがとても嬉しい感想をくれました。以下引用させてください。将来のJIAそして建築を担う若者たち。昨日のことは忘れないで欲しい。
◇
編集者の方や実際に建築に携わる仕事をしている方々のお話を聞いたりすることができ、貴重な体験ができたなと感じました!
◇
トークセッションでは、省エネや工務店建築家の関係性など、興味深い内容が多くて勉強になりました。その後の二次会でも様々な話を聞けて、多くのことが学べました。食事まで奢っていただいて...本当にありがとうございました!
◇
編集者の視点で建築を考えるということは、普段の講義では出来ない貴重な経験でした!協業の話をはじめ、これからの建築業界に求められるものがほんの少しだけ分かった気がします。本当に楽しかったです。
◇
シンポジウムだけに留まらず、社会で働いている方々を紹介していただきありがとうございました!働いている大人の話を聞けたことは、新鮮で面白かったですし、将来の進路を考えるにあたって貴重な時間になりました!ありがとうございました‼︎

昨日はCARSENSOR EDGEの取材立ち合いのため、川越市FP(S邸)へ。
車好きの建主さんの愛読書とのことでお引受けした取材でしたが、建主さんもライターさんもカメラマンさんも、全員コアすぎる車好きのため全く話について行けません!笑
きっと現場での我々の会話も、一般の建て主さんからしたら何話しているかわからないのでしょうね。ただ、特定車種をコードネームのように数字で呼び合う様子など、なかなか異次元の会話を聞くようでなかなか楽しかったです。


先日インテリアコーディネーターの三宅利佳さんがご来所下さったことを書きましたが、三宅さんもそのことをブログに書いて下さいました。
https://jay-blue.com/blog/29659
うちの建て主さんも、聞くと私のブログを昔から読んでくださっていたという方が多いので、もしかしたら同じような気持ちで事務所を訪ねてくださっているのかなと想像しました。
印象がどう変わったかはともかくとして、ちょっと不思議な気もします。笑
https://jay-blue.com/blog/29659
うちの建て主さんも、聞くと私のブログを昔から読んでくださっていたという方が多いので、もしかしたら同じような気持ちで事務所を訪ねてくださっているのかなと想像しました。
印象がどう変わったかはともかくとして、ちょっと不思議な気もします。笑

https://www.huffingtonpost.jp/
フィンランドの次期首相に、34才の女性サンナ・マリンさんが就任するとのニュースが昨日報じられた。やってくれたなフィンランドと思う。とても誇らしく、そして自分のことのように嬉しい。
フィンランドという国が好きなのはこういうところだ。型にはまらない。常識に囚われない。実力主義。差別をしない。本当の意味のクリエイティブとはこういうことではないかと思う。曇りのない目で現実を見つめる。そういう気質がフィンランドという国にはある。
フィンランドという国に強烈に惹かれる根はここにある。自分もかくありたいと思う。

地元の駅前のTSUTAYAが閉店した。時代の節目を感じる。
今や音楽もサブスクリプションの時代だ。APPLE MUSICなどに登録しておけば、定額であらゆる音楽が聴き放題になる。映画だってテレビがネットに繋がっていれば好きなタイトルが見放題だ。何もわざわざ店に足を運び、また返却するという手間をかける必要はない。
私自身、音楽も映画も上記の方法で視聴しているので、駅前にTSUTAYAがなくなっても何も困らない。なんなら、しばらくTSUTAYAがなくなっていることに気づかなかったくらいだ。
けれども、音楽はスマホで聴く人ばかりではないはずだ。テレビをネットに繋げていない人も多いはず。もしかしたら、自分にとっては当たり前のことでも、世間的にはまだまだ少数派である可能性もある。
今どきメールをしない人なんているの?いる、確実に。年賀状なんてもう書かないでしょ。いや書くし。音楽はサブスクリプションでも、私は家には固定電話を置く派でもある。自分は先進的だと思っていても、意外なところで保守的なところも残っている。
それなのに時代はどんどん変わる。人を置いてきぼりにして。
TSUTAYAがなくなっても何も困らない人にはわからないことが、世の中にはあるような気がする。TSUTAYAがなくなって困る人たちのことを、最近考えている。
