JIA関東甲信越支部の機関誌・Bulletin春号が発刊されました(私は副編集長)。支部のJIA会員の方はまもなくお手元に届くと思います。
会田編集長最後の編集号となる春号は、巻頭に昨年末のシンポジウムが特集に組まれていますが、もうひとつの目玉はこちら。シン・エヴァンゲリオンの監督・鶴巻和哉さんのインタビューです!
鶴巻さんは私の駆け出し時代のクライアントでもあります。そんなご縁からつながった今回のインタビュー取材でしたが、幸か不幸か劇場公開が延期されたため、実にタイムリーな形でこの鶴巻さんインタビューをお届けできることになりました。
ダメモトで絵コンテの提供を申し入れたら、特別許可が下りて鶴巻さん自ら絵コンテを選んで下さいました!JIAだからということで、ひとつは建物が沢山入っているものになっています。私も鶴巻さんと付き合いは長いのですが、鶴巻さんのペンタッチを初めて見ました。感動!!
こちらはWEB公開もしていますので、内容は以下からも読めます。鶴巻さんの少年期の話やどうしてアニメーターになったのか、エヴァの製作秘話など、たぶん貴重なインタビューになっているはずです。
鶴巻和哉氏に聞く|好きなアニメーションをつくり続ける
https://www.jia-kanto.org/online/tanin/2020/287/index.html
◇
それと来週月曜日(22日)は、「プロフェッショナル・他人の流儀」で庵野秀明さんの特集が組まれる予定です。こちらにも鶴巻さんの出演もあるようです。
http://www6.nhk.or.jp/anime/topics/detail.html?i=10318
「NHK仕事の流儀|庵野秀明」VS「JIA他人の流儀|鶴巻和哉」
どちらもお見逃しなく!!
私が内装設計をさせて頂いた吉祥寺のカフェmoiは惜しまれながらも2019年10月に閉店した。ただその後、年が明けてからのコロナ騒動を考えると、表現が難しいけれど「タイミングが良かった」と言わざるを得ない。
年末年始は「moi参り」と称して、家族でお店に訪れるのが恒例行事だった。お店がなくなり、吉祥寺に足を運ぶ口実がなくなってしまったのだけれど、久しぶりに吉祥寺に寄ったのでお店の前を通ってみたら、日本茶を出す素敵なお店になっていた。
客を装って(ていうか客なんだけど)中に入ると、一部の作りは微妙に残しながらも、ほぼ面影なくきれいに作り替えてあった。少し寂しくもあり、でもとても感じの良いお店だったので、志が継承されたような気もして救いを感じた。
思えばカフェmoiのコンセプトは「まちの茶室空間」だった。コーヒーが日本茶になり、moiのあった場所は、よりリアルな”茶室空間”になったというわけだ。
久しぶりに歩く大正通りは、嵐の後のように多くのお店がなくなり、ガランと空いたテナントが目立った。間違いなくコロナの影響だろう。多くの北欧好きと吉祥寺ファンに愛されたカフェmoiが、コロナではなく自らの意思でこの地を去り、美しく思い出を残したことは不幸中の幸いだったと思う。
○当時のカフェmoi閉店を惜しむページ
https://kichifan.com/2019/10/02/cafemoi_closed/
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年末年始は「moi参り」と称して、家族でお店に訪れるのが恒例行事だった。お店がなくなり、吉祥寺に足を運ぶ口実がなくなってしまったのだけれど、久しぶりに吉祥寺に寄ったのでお店の前を通ってみたら、日本茶を出す素敵なお店になっていた。
客を装って(ていうか客なんだけど)中に入ると、一部の作りは微妙に残しながらも、ほぼ面影なくきれいに作り替えてあった。少し寂しくもあり、でもとても感じの良いお店だったので、志が継承されたような気もして救いを感じた。
思えばカフェmoiのコンセプトは「まちの茶室空間」だった。コーヒーが日本茶になり、moiのあった場所は、よりリアルな”茶室空間”になったというわけだ。
久しぶりに歩く大正通りは、嵐の後のように多くのお店がなくなり、ガランと空いたテナントが目立った。間違いなくコロナの影響だろう。多くの北欧好きと吉祥寺ファンに愛されたカフェmoiが、コロナではなく自らの意思でこの地を去り、美しく思い出を残したことは不幸中の幸いだったと思う。
○当時のカフェmoi閉店を惜しむページ
https://kichifan.com/2019/10/02/cafemoi_closed/
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ルイスポールセンの定番ペンダント照明、パークフース(PAKHUS 写真左)が製造中止へ。シンプルな形状で値段も手頃だったことから、過去にも採用率が高かったのですが、日本では住宅などで根強い人気があるものの、海外は白熱ランプの販売がすでに禁止されていたり、非住宅用途で使われるケースが多かったこともあり、出荷が頭打ちになっていたようです。
一方のAJロイヤル(写真右)もうちではド定番のペンダントですが、こちらは大きくリニューアルされ、灯体がソケット式からLED一体型となり、通常のLED調光器では調光が出来なくなるほか、引掛けシーリングではなく直結型になるとのこと。調光が使えず取り外しも出来ないとなると、住宅での使用には躊躇してしまいます(特殊な調光器とルートロンを組み合わせるなどで調光はできるそうですが)
日本のコンパクトなダイニングに下げられる定番照明が、こうして一つずつ消えてゆくのは寂しい限りです。北欧はタイムレスデザインが売りであったはずなのに…。
いずれも、現行商品は国内在庫限りとのこと。幸い、弊社の設計では進行中の住宅にはスペックしていませんが、ご希望の方は早めに押さえられることをお勧めします。
20. 09 / 30
ザ・リッツ・カールトン東京
author
sekimoto
category
> 社会
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今日は編集委員として関わっているJIA(日本建築家協会)の支部広報誌Bulletinのインタビュー取材のため、六本木にあるザ・リッツ・カールトン東京へ。お会いしたのはザ・リッツ・カールトンの元日本支社長である高野登さん。
おそらく普通に生活していたのでは、リッツカールトンのロビーフロア(45階)に上がってくることも、そして高野さんのような方にも一生お会いすることはなかったかもしれません。時間も取られて大変ですが、本業の設計とは別にちょっと”余計なこと”に首を突っ込んでいると、たまにこんな役得もあります。
高野さんは、リッツカールトンの卓越したサービスやホスピタリティ精神についての著書も多く残しておられます。おそらく企業研修やセミナーなどにお呼びしたらきっと目玉が飛び出るような謝礼をお支払いしないといけない方だと思うのですが、この日は広報誌のインタビューということで、約1時間でしたがとっても濃いお話をお聞きすることができました。本当にお金払わなくて大丈夫ですか?とお訊ねしたくなるくらい。(請求されても払えませんが…)
◇
私は住宅設計というジャンルは「建築」でありながらも、ホスピタリティという意味では限りなく「ホテル」や「レストラン」に近い業態であると思っています。さすがにリッツカールトンとまではいかないかもしれませんが、我々は住まい手に向き合い、隅々まで配慮の行き届いた設計によって、建て主さんにとって最高の安息空間をご提供したいとも思っています(まだまだ力不足ですが、、)。そのため、この日は高野さんのお話をお聞きできるのを心から楽しみにしていました。
ホテルを作るのではなくコミュニティを作るという考え方。世の中がどんどんデジタル化に向かう中アナログに徹するということの意味について。最後は優れた人材の育て方、面接時の質問のありかたに至るまで。お話を伺いながら目から鱗がいくつも落ちました。そして自分の不明と不勉強を痛感しました。頂はあまりに高く、そしてまだまだ道程は長い…。
高野さん、本日はお忙しいところお時間を取って下さりありがとうございました。関東甲信越支部のJIA会員の皆さまは、12月にお手元に届く冬号の記事「他人の流儀」をどうかお楽しみに!
■Bulletin「他人の流儀」バックナンバー
https://www.jia-kanto.org/online/tanin/index.html
(中央奥が高野氏)
今から10年ほど前に、熱心にオープンハウスに足を運んで下さっていたご夫婦がいらっしゃった。Mさんといって、オープンハウスでは、自分たちがいかにリオタデザインの住宅が好きかを熱く語って下さり、その後設計相談も受けて土地探しなどもされていたものの、いつの頃からかオープンハウスにもいらっしゃらなくなった。
土地探しからご相談に乗ったとしても、そのまま晴れて良い土地が見つかり、設計依頼まで辿り着くという方は、おそらく3割を切るかもしれない。Mさんも印象的なご夫婦だったものの、諸事情から家づくりを諦めたか他の選択肢を選んだのだろうと思っていた。
そんなMさんから最近連絡があった。
あらためて中古住宅を購入するので、改修をしてもらえないかという相談だった。実に10年越しの依頼。諸事情から新築での家づくりは諦めたものの、リオタデザインが設計した家に住みたいという熱は消えることなく、今回はダメモトでのご依頼だったようだ。
今は事務所は忙しく、部分改修などの設計依頼はほとんど請けられないのだけれど、もうそんなの断れるわけない。スタッフは皆手一杯なので、私がすべて図面を引くことにした。10年間も思い続けてくださる方がいるなんて、、感無量だ。
◇
そんな感激も醒めやらぬ中、さらにすごい方が現れた。
今日面談をさせて頂いた方は、うちのHPやブログを見て下さってのご相談とのこと。どういう経緯でうちの事務所を知ったのですか?とお訊ねすると、なんと私がフィンランドに留学する前や、留学中に書いていた滞在ブログの時代からずっと私のHPを見て下さっているとのこと(!)。今から20年以上も昔の話である。もちろん独立する以前の話だ。
その後海外赴任などが続き、「ご相談させて頂くのに20年もかかってしまいました」とおっしゃった。
普通設計相談というものは、その事務所のHPでこれまでの作品などを見て依頼するものだ。私が独立するより前からのブログ読者という方からのご相談はもちろんはじめて。初対面の方に「あなたのことは、生まれる前から知っていたんだよ」と言われたようで、本当に衝撃的だった。
◇
ただ書いていて思ったけれど、独立する前から20年以上もずっとブログを書き続けているという人も珍しいかもしれない。当時はブログという言葉すらなかった時代だった。継続は力なり。
フィンランド留学中から、独立してしばらくまで以下のトップページを持つサイトをずっと運用していた。すべて自分の手作り。今見るとちょっと恥ずかしく、そして懐かしい。
土地探しからご相談に乗ったとしても、そのまま晴れて良い土地が見つかり、設計依頼まで辿り着くという方は、おそらく3割を切るかもしれない。Mさんも印象的なご夫婦だったものの、諸事情から家づくりを諦めたか他の選択肢を選んだのだろうと思っていた。
そんなMさんから最近連絡があった。
あらためて中古住宅を購入するので、改修をしてもらえないかという相談だった。実に10年越しの依頼。諸事情から新築での家づくりは諦めたものの、リオタデザインが設計した家に住みたいという熱は消えることなく、今回はダメモトでのご依頼だったようだ。
今は事務所は忙しく、部分改修などの設計依頼はほとんど請けられないのだけれど、もうそんなの断れるわけない。スタッフは皆手一杯なので、私がすべて図面を引くことにした。10年間も思い続けてくださる方がいるなんて、、感無量だ。
◇
そんな感激も醒めやらぬ中、さらにすごい方が現れた。
今日面談をさせて頂いた方は、うちのHPやブログを見て下さってのご相談とのこと。どういう経緯でうちの事務所を知ったのですか?とお訊ねすると、なんと私がフィンランドに留学する前や、留学中に書いていた滞在ブログの時代からずっと私のHPを見て下さっているとのこと(!)。今から20年以上も昔の話である。もちろん独立する以前の話だ。
その後海外赴任などが続き、「ご相談させて頂くのに20年もかかってしまいました」とおっしゃった。
普通設計相談というものは、その事務所のHPでこれまでの作品などを見て依頼するものだ。私が独立するより前からのブログ読者という方からのご相談はもちろんはじめて。初対面の方に「あなたのことは、生まれる前から知っていたんだよ」と言われたようで、本当に衝撃的だった。
◇
ただ書いていて思ったけれど、独立する前から20年以上もずっとブログを書き続けているという人も珍しいかもしれない。当時はブログという言葉すらなかった時代だった。継続は力なり。
フィンランド留学中から、独立してしばらくまで以下のトップページを持つサイトをずっと運用していた。すべて自分の手作り。今見るとちょっと恥ずかしく、そして懐かしい。
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