
あけましておめでとうございます。
本年もどうかよろしくお願い致します。
この年明けは昨日まで京都に行っていました。正月に旅行に出かけるのも久しぶりなのですが、京都に行くというのも本当に久しぶりで、少なくとも20年ぶりぐらいにはなると思います。やっぱり京都はいいですね。昔はわからなかったこと、感じなかったことなど、歳を重ねてしみじみと感じることもたくさんありました。
上の写真は伏見稲荷大社でのひとこま。大変な混雑ぶりでした。鳥居の数より多い笑。
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なかでも心に残った銀閣寺でのひとこまについて、以下に写真など上げておきます。皆さまにとって2020年が素晴らしい1年となりますように!
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銀閣寺は圧巻だった。作られたものの解釈を見る者にそのまま委ねるという意味に於いて、禅寺は現代アートに限りなく近い。
圧倒的な作為と不自然さ。人間の意思。石の打ち方、木の枝ぶり、苔の生え方に至るまで、おそらくは人の意思が介在していない部分はないと思うほどに、すべてに神経が張り巡らされている。人間の仕事ってここまで到達できるんだ。
さりげなく立つ竹垣。寄りで見るとすべての枝方向が揃っている。途方もない気の巡らせ方を目の当たりにして背筋が伸びる。新年のはじまりに相応しい。





19. 12 / 31
いちご
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sekimoto
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> 生活
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掃除も終わり、事務所で少し作業をしていると、バイクの音が近づいてきて事務所の前で止まりました。今年竣工した「扇の家」の建て主さんでした。
手には美味しそうないちご。いないかもしれないとメッセージも添えて。とっても嬉しかったです。
住宅も、引渡せば我々の仕事も一つの区切りとなります。我々の設計がうまく機能して、建主さんにご迷惑をおかけしないことが一番ですが、そんな引渡した住まいがじわじわと作用して、建主さんの心からの満足や我々への感謝をお伝え頂けることもあります。このために仕事をしていると思える瞬間ですね。
Kさん、どうもありがとうございました。
来年も皆様にとって良い年でありますように!

現在発売中の女性誌『リンネル』に、俳優の高橋一生さんが私の憧れの建築家ユハ・レイヴィスカの教会を訪れる記事が載っています。またなんと今年83才になるレイヴィスカ本人にご対面する記事も!
リンネル 2020年2月号
>>Amazon
私の設計する住宅の多くに下がるレイヴィスカの照明ですが、それを下げている建て主さんも、レイヴィスカさんがどういう方か(まだご存命であることも!)ご存じないと思います。どうか誌面で”ご対面”を果たされて下さい。
私の北欧との出会いはレイヴィスカとの出会いでもありました。その空間に胸を打たれ、レイヴィスカの背中を追うように2000年にフィンランド留学をしました。レイヴィスカの事務所も訪れたことがありますが、とても温かく優しい建築家です。
ちなみに私の事務所に下がっている照明器具は、この写真に写っているパキラ教会に下がっているものと同じものです。特注で非売品の照明器具がなぜ私の事務所にあるかについては、ヒミツです笑
とても貴重な号ですので、是非手に取ってみてください!


19. 12 / 24
Hyvää Joulua!
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sekimoto
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> 生活
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毎年恒例の「明日への手」という美術展に出展するための息子の絵がようやく完成。鮮やかな蝶に引き込まれました。先日見たバスキアにも強く共感したようで、影響も見て取れます。
本当はもう少しゆとりを持って制作してもらいたいのですが。間に合うのか傍目にも不安でしたが、諦めなかったのは偉いなと思います。
作品としてはまだまだ未熟かもしれませんが、彼がスマホ以外に一心不乱に集中する姿を見るのは、親としては清々しいものです。応援したくなる。何より彼の世界観が素直に表現されているのが良いと思うのです。
「明日への手」という展覧会は、息子が幼稚園年少の頃に習わせた美術教室で出展させて頂いて以来、毎年欠かさず出しているものです。
高校生になっても続けているのはほんの数人。最初はまわりが上手すぎて、美術展でも引け目を感じている様子もありました。でも続けるというのは素晴らしいことです。ある時期からデッサンの力がぐっと伸びた気がします。美術は息子にとっての希望そのものです。
締切はとっくに過ぎてしまったけれど、先生の計らいで今日から始まる展覧会の会場に直接持ってきてくれれば良いとのこと。学校のある息子に代わり奥さんが搬入します。私は仕事で足を運べませんが、お近くの方は覗きに来て下さい。
第62回「明日への手」美術展・埼玉展
https://www.geijyutuniyoru.com/asu/

