月曜日は非常勤講師として指導を行っている日芸デザイン学科2年スペースデザインI 「NEST」の中間講評を行いました。
この課題は私のオリジナル課題ですが、アールト大学時代のカリキュラムに倣い、スタジオ内でコンペを行い一点を実物制作まで行うというフィンランド式のワークショップです。
先週まで三週に渡って、割り箸を使った1/10スケールの造形スタディを行いましたが、学生の造形力が本当に素晴らしく、伸び悩んでいるかと思いきや、最後は鳥肌が立つくらいすごい力作が揃いました。本当に素晴らしいです。
出揃った造形を前に、参加者全員で一次選考、そして二次選考経て最後は二案の決選投票!最後に制作案を勝ち取ったのは薄井くんでした。これから彼を中心に制作スタディを進めてもらいます。先生は口を挟まず、学生主導でチームで実物制作まで行うというのもフィンランドメソッドのひとつ。
はじめて尽くしで内心不安で仕方がないのですが、来週からのスタディは彼らをサポートしながら見守ろうと思います。がんばれ!
こちらは中間講評の様子を収めたショート動画です。
https://youtube.com/shorts/JUTmOjxsetI?feature=share
私の所属するJIA住宅部会では、今年度は小山光さんを部会長に据え「住まいを社会にひらく」というテーマで活動しています。その目玉となる企画の第一弾として以下の家づくりトークを開催予定です。
いわゆる一方向のスライドレクチャーではなく、スライドは冒頭だけで、あとは登壇相手の小山さんとクロストークをしながら、設計のこぼれ話、建て主とのコミュニケーション、苦労したポイントや仕事術などについても掘ってみたいと思います。
市民向けのコンテンツということですが、これ地味に同業がいちばん聞きたいやつかもしれません。どなたでも参加出来ます。内容は動画編集して一般公開&シリーズ化も予定しています!
◇◇
建築家による家づくりトーク#01
【完成した家ではなく、家づくりのプロセスを語る】
詳しくはこちらより
https://www.jia-kanto.org/jutaku/news/3624/
日時: 2026年6月19⽇(⾦)19:00〜20:30
登壇者:
小山 光 /キー・オペレーション
関本⻯太 /リオタデザイン
参加費: 無料
対象: 家づくりを考えている方、建築家の仕事に興味のある方、学生、設計者・建築関係者
場所: JIA建築家クラブ 東京都渋谷区神宮前2-3-18 JIA館
Zoom配信もいたします(参加者に後ほどリンクをお知らせします)
申込方法:以下申込フォームURLもしくはQRコード
https://forms.gle/CdvbbGXEP3dYCCvB7
主催: 公益社団法人 日本建築家協会(JIA) 関東甲信越支部
いわゆる一方向のスライドレクチャーではなく、スライドは冒頭だけで、あとは登壇相手の小山さんとクロストークをしながら、設計のこぼれ話、建て主とのコミュニケーション、苦労したポイントや仕事術などについても掘ってみたいと思います。
市民向けのコンテンツということですが、これ地味に同業がいちばん聞きたいやつかもしれません。どなたでも参加出来ます。内容は動画編集して一般公開&シリーズ化も予定しています!
◇◇
建築家による家づくりトーク#01
【完成した家ではなく、家づくりのプロセスを語る】
詳しくはこちらより
https://www.jia-kanto.org/jutaku/news/3624/
日時: 2026年6月19⽇(⾦)19:00〜20:30
登壇者:
小山 光 /キー・オペレーション
関本⻯太 /リオタデザイン
参加費: 無料
対象: 家づくりを考えている方、建築家の仕事に興味のある方、学生、設計者・建築関係者
場所: JIA建築家クラブ 東京都渋谷区神宮前2-3-18 JIA館
Zoom配信もいたします(参加者に後ほどリンクをお知らせします)
申込方法:以下申込フォームURLもしくはQRコード
https://forms.gle/CdvbbGXEP3dYCCvB7
主催: 公益社団法人 日本建築家協会(JIA) 関東甲信越支部
来週の土曜日(6月13日)になりますが、北欧建築・デザイン協会(SADI)の総会にあわせて記念講演を企画しております。今年はギャラリーA4(エークワッド)館長でもいらっしゃる岡部三知代さんに「今も輝く作品を残した女性たち」というテーマでお話を頂く予定です。こちらはどなたでもご参加頂けます。
ギャラリーA4では過去にもアルヴァではなくアイノ・アールトにフォーカスを当てた展覧会企画で話題になりましたが、ほかにも、トーヴェ・ヤンソン、バージニア・リー・バートンといった女性作家の展覧会企画、そして現在はノエミ・レーモンド(アントニン・レーモンドの妻)の展覧会も開催されています。講演ではそうした前出の時代を切り拓いた女性作家達の生き方や残した仕事についても触れて頂く予定です。
これまで展覧会といえば「時代の大看板」ばかりに脚光が当てられてきましたが、A4のキュレーションにはよりフラットに社会を捉えようという視点があると感じています。
現在開催中のノエミ・レーモンド展には先週足を運びましたが、これまでアントニン・レーモンドの設計と言われてきた作品のいくつか(特に住宅作品)や家具などはノエミによるものであることは今回初めて知りました。これはアルヴァとアイノの関係にもとてもよく似ていて、二人は分かちがたく”二人で一人のレーモンド”であるとも感じました。
講演会は会員以外の方もお申し込み頂けます。会場の「東陽町ぐりんたす」はギャラリーA4と目と鼻の先ですので、当日「ノエミ・レーモンドの建築と意匠」展とハシゴする形で是非足をお運び下さい!
◇
『今も輝く作品を残した女性たち』
― ギャラリー エー クワッドでの展覧会を通じて ―
講師:岡部三知代 氏(ギャラリー エー クワッド主任学芸員/館長)
日時: 2026年 6月13日(土) 15:30~17:30(受付15:00~)
会場:Toyocho green+ | 東陽町ぐりんたす 2階ホール
参加費:一般 2,000 円/学生 500 円
定員 : 50名(先着順・事前申込制)
■お申し込み方法と詳細はこちらより
https://sadiinfo.exblog.jp/36477107/
ギャラリーA4
「ノエミ・レーモンドの建築と意匠」展(6/18まで)
https://www.a-quad.jp/
今から25年前、フィンランド留学中に現地コーディネートを担当した「エクスナレッジHOME創刊号/アールト特集」。建築知識社はこの時エクスナレッジ社になり、編集長はのちに社長になる澤井聖一さんが就任、アートディレクターに角田純一さんを起用という、当時超保守系出版社だった建築知識社が社運をかけて、攻めに攻めて出した雑誌がこの「エクスナレッジHOME」だった。
どのくらい攻めたかというと、日本から連れてきた写真家の一人が高橋恭司さんだったということがそれを象徴していた。
高橋恭司さんは90年代を代表するカルト写真家。けして雑誌の取材で編集者の指示で写真を撮るような人ではない。エイトバイテン(8x10)という大型写真機を使って、一日数枚しかシャッターを切らないというカリスマがアールトを撮る。それが逆に創刊号の目玉の一つにもなっていた。
そんな恭司さんの行く先々で当時どんな事件(ハプニング)が起こったのか、それはことあるごとに話しているのでここでは書かない。
そんな高橋恭司さんがこの雑誌のために撮った2001年のアールト写真が現在、新井薬師前の「スタジオ35分」にて展示されていて、今日ようやく足を運ぶことができた。
ギャラリーは隣のバーと繋がっていて、来場者は必ずバーでワンドリンク頼むというシステム。これ初めてきた人は、もしかしたら扉開けた瞬間に閉じちゃうかもしれない。
恭司さん、あろうことか当時のネガを全部燃やしちゃったそうで、ここに飾られているのは恭司さん自身が当時暗室で焼いたオリジナルプリントで、この世にこれしかもう残っていないという。すごく欲しかったのだけれど値段見たら心折れる金額で、流石に写真一枚にそこまで出せないと潔く諦めもついた。
最後ワンドリンク飲んで帰ろうと思っていたのに、一人バーカウンターで飲んでいると酔いが回ったのか「このまま帰っていいのか?」とぐるぐるしはじめ、、
結局買ってしまった!
高橋恭司さんによるアールト自邸のオリジナルカット。いい写真だ。25年前の私から、今の私にタイムスリップして届いた一枚。遠い昔の忘れ物をいま取り戻したような不思議な体験だった。
バーの店主も写真家で恭司さんと親しいらしく、私が25年前に現地コーディネーターを務めたのだと伝えるとすごくびっくりしていた。スピリチャルカメラマン高橋恭司さんのまわりでは今も不思議な事件が起こり続けている。
月曜日は非常勤を務める日芸2年生のスペースデザインⅠ、前期第一課題「Folding Space」の提出でした。
ノースケールではじめた手作業(手遊び)による造形に、最後はスケールと用途、そしてストーリーを与えて、それぞれの造形の延長線上に建築の”種”を見いだしてもらいました。
手のひらサイズの造形が、スケールを与えることでハンモックのようなものから、街のランドマークになりうる巨大建築にまで化け得るという建築の魔法。最後は皆個性的なアウトプットで楽しい講評となりました。学生同士で張ってもらった付箋の数(いいね!)が励みになってくれることを願います。
それにしても今回義務づけたイメージスケッチ、美大生らしくどんな表現を使ってくるかと思いきや、8割方は画像生成AIでした。
これは今回考えさせられたことで、元になっている造形は学生本人のオリジナルなので安易にAIで成果物を作ったわけではなく、彼らはそれをどう見せるか、どう表現するかというツールとしてAIを使っているに過ぎないということ。プロンプトの使い方に創造性が試されているともいえます。
少し前だと、画力のない学生は素朴な絵に色鉛筆みたいな表現で、イラレや3Dを使いこなす学生と表現の格差が開いていましたが、良い意味で皆が同じ土俵に並んだ感があります。
教育とAIの話はこれから向き合わなくてはいけない問題ですが、画力のあるなしにかかわらず、彼らのイメージをよりクリアに表現してくれるという意味では学生にとっては十分なクリエイションツールになっているように感じました。久しぶりの非常勤でちょっと浦島太郎状態です。
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