15. 12 / 18

We’re ready for SW!

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sekimoto

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> はまりもの
> 生活



いよいよ本日からスターウォーズ最新作の公開。私はようやく解禁となった朝の情報番組からテンションが上がりまくっています。我が家の窓前は、クリスマスそっちのけでこの通り。

このフィギュアは数ヶ月も前から奥さんがせっせと買い揃えてきたものです。そして予習のため、もう何度観たかわからない前作までのDVDをまたせっせと再生する日々。もちろん、息子(パダワン)も前作までの流れは完璧にマスターしています。

スタッフにスターウォーズの話を振ると、予期せぬ答えが。
「スターウォーズって観たことないんですよね」

スターウォーズヲミタコトナイ!?最初、意味が分かりませんでした。
スターウォーズを観たことない人がいるなんて!

でも考えてみたら、旧3部作の公開時は我々世代ですら産まれて間もない頃のことです。私は小学生の頃父に連れられて、渋谷の映画館でスターウォーズを観たのを今でも覚えています。ストーリーは覚えていませんが、ダースベイダーとデススターの恐ろしい映像だけが脳裏に残っています。(これってトラウマ?)

その後、新3部作の皮切りとなる「エピソードI」の公開は1999年ですから、我々が結婚しフィンランドに渡る直前のこと。ある意味私の人生における”エピソードI”でした。

そして今回の最新3部作の皮切りとなる「エピソードVII/フォースの覚醒」は、既に明日の特等席のチケットが3枚押さえてあります。あるときは親と、あるときはパートナーと、そして再び家族と。

スターウォーズは、単なる娯楽映画の枠組みを越え、我々世代には何代にもわたって語り継がれる”神話”のような存在なのかもしれません。

15. 12 / 17

サンタへの手紙

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sekimoto

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> 子ども
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我が家ではこの時期、クリスマスに欲しいものをサンタさんに手紙を書くことになっています。手紙を書かないと、当たり前ですがサンタさんに届きませんから、プレゼントをもらうことができません。

うちの子は6年生になりますが、毎年これだけは守っています。幼い頃からサンタ教育(フィンランドにはサンタさんが実在していて、ちゃんと届けてくれる)を徹底してきましたので、我が家では恒例の行事となっています。

今年もずいぶん悩んでいたようですが、結局これ。難しすぎてなんだかわかりません。でもきっとわかるのでしょう、サンタさんには。

「サンタの住所を教えて」というので教えました。フィンランド・ロバニエミにあるサンタクロース村です。ここにはちゃんとフィンランド公認の本物のサンタさんがいます。私も会いに行ったことがあるのですから間違いありません。

さて今年も望み通りのものをもらえるでしょうか。
クリスマスイブの夜をお楽しみに!


新国立競技場の候補案2案が昨日公表され、昨晩からのニュースや今朝の新聞などでも大きく取り上げられている。

はっきりいって、建築のコンペが新聞の1面を飾ったり、ニュースの冒頭で報じられるなどということは、(外国では当たり前だけれど)この国では異例中の異例で、私の記憶の中でも初めてのことのように思う。

先のザハの件が大きく報じられた際は、どちらかというとネガティブな報じられ方であり、批判のほうが大きかった。ところが今回はこれからどちらかに決めようという段階であり、どちらになるかわからないという意味でも、また近未来のビジョンに多くの人達が思いを寄せるという意味でも、結果的にとても良い流れになっているような気がする。

思えば先のエンブレム問題もそうであったけれど、どうも建築やデザインというのは専門家の領域になりすぎてしまって、一般の人達が口を挟んではいけないような空気がある。それは政治も同じで、一般の人がどんなに声を上げても、結局密室で全てが決まってしまうという点に無力感を感じている人も多いのではないだろうか。

もっとも今回の競技場コンペとて、これから一般投票で決めるわけではなく、専門家で組織する委員会にかけられて決められるわけではあるけれど、世論の声を無視できないことは先の一連の流れでも明らかであるし、今回もけして一部の人達の思惑だけでは決められないだろうと思う。

そういうプレッシャーを今回の応募案公表が担っているのだとすれば、とても喜ばしいことだ。そして今後も国家が関わるような大きなコンペの場合は、このように事前公表をして世論の洗礼を一度浴びせるのが良いと思う。


ところでこの公表案について、私はぱっとみて写真上のA案が伊東豊雄さんで、下のB案が隈研吾さんだろうと予想していた。

伊東さんは前回のコンペにも出していて、その時も自然や環境をテーマにしていたと記憶している。緑豊かな印象のA案はいかにもそれを体現しているように思えたし、一方のB案は柱をテーマに持ってきたシンボリックなデザイン。

隈さんは近年の傾向として「伝統」をテーマにすることが多いし、過去の代表作にも”柱”をシンボリックに使ったものがあることから、これは隈さんの案ではないかと思った。ところが朝日新聞の報道によると、私の予想は逆だったようで、A案が隈さんの案だとのこと。これにはびっくりだった。

これは個人的かつ無責任な予測だけれど、競技場はA案(隈研吾案)が有力なのではないかと思う。コンペ応募時の報道では、今回の建設に一番力を持っていると言われている大成建設の動向が業界で注目されていた。そして大成建設は隈さんと組むことを発表した。この時点で、政治的には圧倒的に隈さんが有利とされていた。

けれど、伊東さんのデザインはそれをも凌駕するポテンシャルがある。これはまだどうなるかわからない。伊東さんのやわらかく斬新なデザインの魅力は、より広く世論を味方にできるだろうと思っていた。

しかしフタを開けてみると、街角調査でもA案の方が圧倒的に人気があるらしい。そうなるとB案の逆転は難しくなる…。

そして正直私もA案が良いと思った。隈さんの、世論を味方につける驚異的な設計力にはただただ驚嘆するしかない。個人的には、伊東さんにもっとがんばってもらいたかったのだけれど。

でも結果はまだわからない。現時点でこういう無責任な予想が立てられるというのも今回の審査方式のおかげとも言える。

中には、今さらながらに「ザハの方が良かった」なんて言っている人もいるけれど、斜に構えるのはそのくらいにして、このコンペの行方を国民の一人として見守り、そして当選案の実現を、今度は建築人の一人として応援したいと思う。

「建築知識」で連載を持つようになり、すでに現在の執筆分で第5回目を数えます。ちなみに今何月号の原稿を書いているかというと2月号です。2月号ですよ?まだ1月号ですら発売されていないというのに!?春になっちゃうよ?

それでも粛々と締切はやってくるのです。

実はこれまでも、ほぼ毎月のようにディテールの寄稿を続けていたので、実はやっていることは物理的には変わらないんですね。ところが連載は何が違うかというと、私の目線でありとあらゆるディテールを網羅して解説しないといけないということなんですね。

いやね、これがしんどいんですよ。自分の引出しの少なさにびっくりです。
わかりやすい例えをするとですね、歯磨きがありますね。

歯磨きが残り少なくなるとぺちゃんこになりますね。そうすると毎日絞り出すようにして歯磨きを出すでしょう?あれです。連載を持つというのはあれなんです!もう絞っても何も出てこないよ~と頭を抱えるんですが、追い込まれて後ろの方からぐるぐるぐるって絞り出してくると、ちょっろって出るんです。

もうなくなった!と思ってまたぐるぐるぐるって絞ると、またちゃんと一回分は出てくる。あれって不思議ですよね。もうないって思ってるのに、毎回一回分だけちょろって出る。気づけば、あれから一ヶ月くらい磨いてるよ?ていう。

連載は一年以上続くって話を聞いているんですが、果たして持つんでしょうか。持つんでしょうね、ぐるぐるはみがき方式で。

そして今日、やっと2月号に筋道を付けたと思ったら、またですよ。
「建築知識」からまた別企画での原稿依頼ですよ。来週までにだって!?
(ゴーストライター募集中)

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sekimoto

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> 仕事
> 子ども



2007年に自邸を建てた際、リビングに畳の家具を入れました。
けして広くはないリビングを広く使う工夫として、当時友人の家具デザイナー・野木村敦史さんにお願いして、座ることのできるような可変の収納家具を作って頂いたのでした。

上の写真は、当時とある取材で撮影して頂いたものですが、日常がこんなにオシャレなわけはなく、実際にはそれはもう…という状況(惨状?)で、子供がいるご家庭はどこもそうだと思いますが、我が家とてそれは例外ではありません。

そしてこれが今の状況。



畳の下はこんな風に引き出しになっていて、主に子供のおもちゃ箱になっています。この家具を作ったことは本当に大正解で、さもなくばこの大量のおもちゃはどうなっていたことか…。

そうでなくとも、上の畳奥の一角のように、ここには収まりきれないものが溢れています。一過性のものではあるかもしれませんが、子供はある時期までは自分の部屋ではなく、家族の空間の中に自分の領域を作ろうとします。これは片付けろと言ってもダメなんですね。子供にとって、そこに自分の領域があるということが重要なのでしょう。

それはさておき、この畳家具、少し掟破りな畳の使い方をしています。縁なし畳の小口をそのまま見せているのです。この処理によってデザイン的にもとてもスッキリすると同時に、子供がぶつかっても怪我をすることがありません。手触りも座り心地も良いです。野木村さんによる思慮深いデザインです。

ところが案の定というべきか、竣工してもうすぐ9年になろうかというこの時期、だいぶ畳が痛んできました。



そこで畳替えをすることにしました。

幸い畳床はとてもしっかりしたものを使ってくれていたので、ベースはそのままで、畳表だけを交換すればなんとかなりそうです。ただ野木村さんは静岡の方なので、送るにも一苦労です。そこで、自邸でお世話になった堀尾建設さんに相談することにしました。



畳屋さんも気を利かせて、いろんな畳表を持ってきてくれました。
実にいろんな畳があるんですね。ふだん畳表単体で手に取ることはほとんどないので、とても興味深く勉強になりました。


たとえばこれは「市松表」
い草の根と穂の部位を交互に折り込むことで、このような不思議なパターンが浮かび上がります。当初のこの畳家具に使われていた畳表は、この市松表でした。


次にこれは「目積(めせき)表」
目が詰まった繊細な表情になります。縁なし畳の定番かもしれません。


そしてこれは「琉球表」
いわゆる琉球畳といわれるもので、い草の断面が三角形の形をしていてとても強いのが特徴です(産地は大分だそうです)。表情もゴワゴワしていて、いかにも”南国”な感じが出ています。

今回は強度を持たせたいと思っていたので、この琉球畳にはとても惹かれました。風合いも好みで、空間にも変化が出そうです。ただ、散々迷って決めたのはこちらでした。


いわゆる「和紙表」というやつですね。うちの住宅でも定番としているものです。

琉球表はやはりその「ゴワゴワ感」がネックでした。端部をちゃんときれいに織り込めるか。普通の畳と違って端部が見えるので、ここに固定針を使えないことなどに不安がありました。あとちょっと値段も高かったですね・・。

和紙表はとても強度が強いのが特徴です。強度はい草の3倍くらいあるのではないでしょうか。しかも安価です。

実際この畳家具は、普段はこの上にたくさん物が置かれてしまっていて、表が見えることがあまりないのです…。なので子供が成人するまでは、実用重視でいくことにしました。



ようやく畳が出来上がり、運び込まれてきました。
すっかり見違えるようになりました!端部もこの通り。



今回畳交換に協力して下さいました堀尾建設さんと、その畳屋さんに感謝です。また、相談に乗って下さいました野木村さんもありがとうございました。家具をこうして経年と共に手を入れてゆくと、益々愛着がわいてきますね。

なにより、この畳家具は我が家のトレードマーク!
これからもまだまだ現役でリビングの中心にあり続けることでしょう。