日芸2年生のスペースデザインⅠ、前期第一課題「Folding Space」の今日は中間発表を行いました。A4サイズのケント紙に切り込みを入れて単純操作を繰り返してできる造形、その偶然の発見を大切にする。考えるのではなく感じて欲しい。美大生のポテンシャルを最大に引き出すために考えた課題です。
それにしても日芸の学生はみんなとても個性的。髪の毛もカラフルで、それがとっても良い!こういう子たちは大好きです。この日も思いもよらない造形が並びました。私は評価には参加せず、みんなで投票し合ってもらうことに。
授業後半は私が設計した電車で二駅の「ながめの家」に移動して課外授業。設計事務所が設計した住宅を見たことがない彼らに、建築をつくるとはどういうことなのか、空間体験をもとに学んでもらいたい。考えるのではなく感じてほしい。屋上のルーフテラスはそんな彼らには一番人気のスペースでした。
少人数の学生を自由に教えられるこの教育環境は素晴らしいと思います。
職業欄にはいつも「自営業」とか「サービス業」みたいなところにチェックせざるを得なくて惨めな思いをしていたのですが、とあるカードの申し込みで、職業欄に医師や弁護士、大学教授らに混ざって「一級建築士」というのがあって思わず感動。最近普通なんでしょうか?私ははじめてです。
我々建築士はずっと医師、弁護士と並ぶ職能なのだと言い続けてきましたが、社会の認知には程遠く、、。ようやく職業欄に「一級建築士」と書ける時代が来たのであれば嬉しい。次は「建築家」という職能を認知してもらえるようにしないとですね。
仕事をはじめた息子も連日終電帰りのような日々。勤め先のご厚意で、勤務先の近くに安い部屋を用意して頂けることになり、今日はそんな息子の引越し手伝い。彼にとっても念願の一人暮らしとなります。
寂しくなるか?と人から聞かれるのですが、同じ家に住んでいても生活の時間帯が違いすぎてたまにしか顔を合わせないので、出ていっても何も変わらない気がしています。でもよく考えると、これは22年間の子育てがここで一区切りしたことを意味するんですよね。彼が幼かった頃、またほんの10年前であっても今日のことは想像できませんでした。
社会に出た彼は夢中になって日々を生きています。自分の居場所と世界を見つけた彼は覚醒したように表情が明るくなり、言葉は自信に満ち、親としてこれほど嬉しいことはありません。かつて私も彼の歳で建築に向かう長い旅の帳に立ったように、彼にも自由にクリエイティブに生きてもらいたい思います。
今日は大きなレンタカーに荷物をいっぱいにして車を走らせました。でもこれが家族3人でドライブをする最後になるかもしれないことには途中で気づきました。部屋に壁掛け時計を買ってやろうと思っていたら、自分のお金で買いたいと言って彼が選んだ光るデジタル時計。新生活の時とともに思い出も刻んでいくのでしょうね。
※9日の午前中の回は10時台、11時台ともに定員のため締め切らせて頂きました。9日午後、12日はまだ空きがございます。定員に達し次第各回を締め切らせて頂きますので、どうかお早めにお申し込みください。(4/26)
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立て続けとなりますが、こちらは住宅のオープンハウスのお知らせです。
練馬区にて木造平屋建ての住宅が竣工します。もともと二世帯で暮らしていた住まいを、ご家族の変化からご夫婦二人のコンパクトな住まいに建て替えました。
西側の幹線道路からの騒音をブロックするため内部に中庭を抱える構成となっています。一方で開放的な東側の眺望を獲得し、日々束の間の時間を過ごすためのルーフテラスを設けています。道路からの写真ではどれもわかりませんね、笑。どうか現地でご体験下さい。
■ ながめの家・オープンハウス
日時:※予約制
5月09日(土) 10:00〜16:00 ※
※この日午前中の回は定員のため締め切らせて頂きました
5月12日(火) 11:00〜15:00
場所: 練馬区/西武池袋線「練馬駅」より徒歩13分
ご希望の方はこちらまでメールをお願いします。
info@riotadesign.com
開院前のお忙しい時期にお時間を頂き、「minäこころのクリニック」の内覧会を開催させて頂きました。設計期間2ヶ月、開院まで半年という制約の中、予期せぬトラブルも多々ありましたが、施工のエークラフトさんのご尽力もありなんとかこの日を迎えることができました。
心に光をあてる心療内科の医療行為に寄り添う「ひかりの空間」を提案させて頂きました。連続するひかり壁が患者さんの背中を少しだけ押し、不安に寄り添い、心を落ち着かせてくれるような居場所を待合室につくりました。
ひかり壁は空間に奥行きをつくり出し、人の心の持つ多面性や個の尊重といったことも同時に表現しています。
入口正面に下げたアールトのビンテージ照明A335Aは、院長先生自らが待合室に下げてほしいとご用意された特別なもの。各診察室にも先生が選ばれた思い思いのアールトランプが下げられました。
クリニックの計画というのは、一般的にはクリニック設計に長けた業者が担い、我々のような設計事務所が計画に関わる機会は少ないのが実情です。今回は先生のご自宅を私が設計していたことから、設計者として白羽の矢を立ててくださり、不慣れながら短期間の設計を全力でまとめました。やれることは限られますが、小規模クリニックのあり方として少しは爪痕が残せたのではないかと思います。
見学では人数を制限しつつも、多くの方々にお越しいただきました。前日には近所に事務所のあるTOIVOさんご一行や、蔵楽さん、福井からわざわざお越しくださった伊藤瑞貴さんもご案内し、夜は事務所で楽しい会も催してくださいました。友政さん、ありがとうございました!
お越しくださいました皆様にも、この場を借りて深くお礼申し上げます。
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