19. 12 / 05
これまでの仕事|縁側の家
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sekimoto
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> 仕事
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6月に竣工しました住宅リノベーション「縁側の家」の写真を以下にアップしました。どうかご覧下さい。写真は新澤一平さんです。
縁側の家
https://www.riotadesign.com/works/19_engawa/#wttl
こういう古い住宅のリノベーションでは、元からある古い古材をむき出しにして”リノベ感”を前面に出すというのがよくありますよね。新築では敷地の個性を引き出すのが設計の妙であるならば、「元からある躯体」という個性を引き出すという考えには私も共感します。でもなぜか自分で設計するときにはあまりやらないんですよね。
やっぱり性能が大事なので、断熱はしっかりと入れたい。屋根の古材むき出しということは、断熱を外断熱にしたり、梁が隠れない程度に断熱を薄くしなくてはいけないので、それってどうなんだろうと思うところがあります。
またそれを優先しすぎると空間のプロポーションが崩れ、無駄に空間の気積が大きくなったり、本末転倒になることも。そのことは、今回の計画でもいろいろと悩んだことです。
それよりも、もう少し大きな”空間構成”という枠組みで計画をする。動線計画をしっかりと詰めるというところに徹したい。それでも十分に個性的な空間になった気がします。
地元の駅前のTSUTAYAが閉店した。時代の節目を感じる。
今や音楽もサブスクリプションの時代だ。APPLE MUSICなどに登録しておけば、定額であらゆる音楽が聴き放題になる。映画だってテレビがネットに繋がっていれば好きなタイトルが見放題だ。何もわざわざ店に足を運び、また返却するという手間をかける必要はない。
私自身、音楽も映画も上記の方法で視聴しているので、駅前にTSUTAYAがなくなっても何も困らない。なんなら、しばらくTSUTAYAがなくなっていることに気づかなかったくらいだ。
けれども、音楽はスマホで聴く人ばかりではないはずだ。テレビをネットに繋げていない人も多いはず。もしかしたら、自分にとっては当たり前のことでも、世間的にはまだまだ少数派である可能性もある。
今どきメールをしない人なんているの?いる、確実に。年賀状なんてもう書かないでしょ。いや書くし。音楽はサブスクリプションでも、私は家には固定電話を置く派でもある。自分は先進的だと思っていても、意外なところで保守的なところも残っている。
それなのに時代はどんどん変わる。人を置いてきぼりにして。
TSUTAYAがなくなっても何も困らない人にはわからないことが、世の中にはあるような気がする。TSUTAYAがなくなって困る人たちのことを、最近考えている。
19. 11 / 30
結婚記念日にて
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sekimoto
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> 生活
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昨日は結婚記念日ということで、青山のとあるお店で家族で食事をしました。
サイトを通じて予約。その後、確認のために電話をすると開口一番に「関本様、お電話ありがとうございます」とおっしゃいます。私が名乗る前にです。あたかも、その日その時間に電話がかかってくるのがわかっていたかのような対応にまず驚かされました。
電話ではその日が結婚記念日である事をお伝えしました。
当日席につき、「とりあえずシャンパンを」とお願いしました。すると次の瞬間にすっと出てきたのがこのボトルでした。まるで、私が最初にシャンパンを頼む事をわかっていたかのようです。
びっくりして、「これ今作ったのですか?」と訊くと、「いえ、特別にご用意したのです」と言います。もちろん、今作ったのだろうとは思いつつも、ちゃんと「21st Anniversary」と入っていて気も利いています。こういう粋なやりとりも嬉しいものです。
お料理もとっても美味しく、空間の演出も素晴らしかったです。そのほか、レストランの担当者もことあるごとに話しかけて下さり、その対応もとても心地の良いものでした。
メインが済み、デザートの時間になると別のフロアに通されました。そこに用意されていたのは、先ほど撮った記念写真と記念ラベルでした。
最後にはAnniversaryと描かれたラテアートもサプライズで頂きました。さらにサプライズもあったのですが、もういいですよね。きりがありませんので…。
終始圧巻のおもてなしに忘れられない夜になりました。ごちそうさまでした。そして、本当にありがとうございました!
19. 11 / 26
館林のピカソ展へ
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sekimoto
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> 生活
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息子の学校が休みだというので、今日は平日でしたが、家族でピカソを見に群馬県立館林美術館に足を延ばしました。館林美術館ははじめてでしたが、第一工房の設計による建築も素晴らしかったです!もう少し暖かい季節にまた来たいですね。
群馬県立館林美術館
ピカソ展|ゲルニカ(タピストリ)をめぐって
http://www.gmat.pref.gunma.jp/
※12月8日(日)までです
ピカソについては今さら説明はいらないでしょう。おそらくは世界で一番有名な芸術家。あのデッサンが狂ったような、シュールな画風がピカソの代名詞と思われているかもしれませんが、一方では写実的な絵から版画から油絵まで、平面絵画ではあらゆる分野で非凡な才能を発揮しました。
今日あらためて眺めて思ったのは、ピカソはつくづく物事の本質を見抜いて、それを一枚のカンバスに封じ込めることのできる天才だったのだなということ。
なんでもそうですが、物事は具体的に説明した方がわかりやすいものになります。たとえば目の前にリンゴがあれば、それを正確に模写したり、あるいは写真に撮ることで誤解なくありのままの事実を伝える事ができます。これはいわば報道のありかたに近いものです。
ところが、物事には常に異なる複数の側面があります。真面目な人物だと思っていたら、陰で不正を働いていたなんて話はよく聞きますね。誰かを悪者だと見なしたとしても、相手から見たらこちらこそが悪者であるかもしれません。先のリンゴも、描かれていない反対側には誰かがかじった歯形があったなんてことも。
つまりわかりやすいということは、両刃の剣で、物事の一面にしか光を当てないことにもなりかねないのです。政治的プロパガンダもまた然りです。
ピカソの描くキュビズムといわれる立体がねじれたような画風は、そんな物事が持つ多面性を同時に描いているように思えてなりません。展示にあった巨大なゲルニカ(本展ではタペストリによる展示)にもまた、戦争というものが持つ恐ろしさや多面性が表現されているようにも感じました。
ただ実は、個人的に一番感動したのはゲルニカでもキュビズムでもなく、展示後半に飾られた闘牛と闘牛士との闘いを描いた挿絵のシリーズでした。
黒の絵の具だけを使って、下描きもなく即興的に筆で描かれたような絵なのですが、偶然のようにも思えるちょっとした筆のはみ出しや、滲みのようなものも含めてすべてに無駄が一つもなく、むしろ写実絵画のように正確にその情景を描ききっているのです。天才というか、ほぼ神…。ため息しか出ませんでした。
今日はそのあとトンボ帰りして、午後の現場打合せにはぎりぎり間に合いました。長い一日でした。
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