15. 06 / 24
グッゲンハイム・ヘルシンキ
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sekimoto
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グッゲンハイム・ヘルシンキ(グッゲンハイム美術館のヘルシンキ分館ね)、ようやく決まったようですね。ウィナーのクレジットに日本人パートナーの名前が含まれていることに喜びを感じます。
Guggenheim Helsinki Design Competition
http://designguggenheimhelsinki.org/en/finalists/winner
ただ、陶器二三雄さんが次点に入ったヘルシンキ音楽センターは、コンペから完成まで10年かかったし、途中政権交代で何度もお蔵入りしかけたと聞いていたので、できたと聞いた時は「え、まだ生きてたんだ」と正直思いました。
ヘルシンキのコンペの歴史は、頓挫の歴史。まともにコンペしたって、実現に結びつく保証なんてどこにもありません。アールトだって、コンペを獲っても建たなかった作品はいっぱいあるんですから。日本であの逆風の中、ザハ案が生き残っていること自体が奇跡みたいなもんなんです。
完成は10年後かぁ…と勝手に。
生き残ってね!
15. 05 / 31
だれも知らない建築のはなし
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> 建築・デザイン
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15. 05 / 30
佐藤布施事務所のしごと
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sekimoto
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> 建築・デザイン
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友人事務所・佐藤布施建築事務所のオープンハウスに行ってきました。たびたびブログにも書いていますが、主宰者のひとり布施木綿子さんは大学の同級生にして、私の大切な友人の一人でもあります。
竣工すれば必ずオープンハウスを行う私とは異なり、彼女達はある時期までほとんどその仕事を見せてはくれませんでした。
「たまには見せてよ」と請う私に、いつも「見せられるようなものではない」なんて謙遜しながら、しかしたまに気まぐれに見せてくれる住宅はどれも素晴らしい出来栄えで、これは私を効果的にヘコませるにはこの上ない手段となっていました。きっと作戦だったのでしょう。
そんな彼女から、珍しく意気込んだ内覧会のお知らせが届きました。
受けるかもしれない批評に保険をかけているのか、いつもは控えめな説明文に対して、今回はどうも自信があるのか、”いいものが出来た”という感触が案内文からも伝わってきます。
しかも・・
聞くところによると、このお施主さんは(なぜか)私のブログのファンで、いつもチェックして下さっているとのこと。これはしかと見届けなくては!と、こちらも意気込んで出かけていったのでした。
(と、これを読んでいるお施主さんはすでにドキドキしていることでしょう。さあ、辛口にいきますよ!?)
いきなりアプローチの洗礼。これはまごう事なき湊さんの仕事ですね。
これもうちのブログではネタの常連となっている造園家の湊さん(ストライカー)ですが、もとはといえば、佐藤布施事務所の造園があまりに素晴らしかったので、10年ほど前に紹介して頂いたという経緯があったのでした。
さすが猛獣使い、もとい湊使いの元締めだけあって、湊さんの使い方が実に上手い!湊さんはうまく手綱を握って予算を確保してあげると、惚れ惚れするような仕事をするのです。この分だと中の庭はさぞかし・・。そんな予感を感じさせるには十分なアプローチです。
早速中に入ってみましょう。
いやもう圧巻の一言でした。
彼女たちが意図した”はなれ”という構成、そして外部と内部を一体に結びつける精緻な外構。吹き抜ける爽やかな風と光にも唸らされました。丁寧な素材使いやディテールワークもまた、それらを魅力的に引き立てています。
庭を挟んで向こうに見えるのは、六角屋根を持つ音楽堂(はなれ)。
敷地に多少余裕があるとはいえ、40坪強の敷地に”はなれ”を計画する。その発想は私にはないかもしれません。しかも左官外壁の母屋に対して、はなれの外壁はレッドシダーのシングル葺き。しかも屋根は六角形!
何一つとして論理的には説明がつかないことばかりなんです。
でもココ、ココが重要なんです!(はいここテストに出まーす)
この大胆さに私はいつも脱帽してしまうのです。
どうしてあっちとこっちがくっついて、こっちとあっちが離れるのか、私にはまったく理解出来ないのですが、結果的に本当に素晴らしい空間になっているのです。これが布施マジックなんだなあ。私にはない異次元の才を感じます。
このキッチン前の仕上げはわかりますか?これはブラックミラーなんだそうです。
キッチンの前にミラー…これも凡人にはわかりませんね?
これは壁に向き合っていても後ろの家族の様子がわかる、そして同時に緑も視界に捉えるという、とっても合理的な理由に基づくものなのだそうです。お兄さん、ここでも一本取られました。(これは
とまあ、茶化すのはこの辺にしておいて。
いや本当に素晴らしい住宅でした。
私は建築家には、大きく分けて二タイプあると思うんですね。ひとつは理念や概念的なものを規範に作る人(左脳的)、もう一つは五感や触覚的なものを規範に作る人(右脳的)。
私は佐藤布施さん達の仕事は、どちらかというと後者の作り方のように思えます。それがどういうものであるか、それを言葉に置き換えると、光や風、土や緑といったものになるのでしょうが、私には違和感が残ります。彼らの意図や設計は、そんな陳腐な言葉に単純に置き換えられるようなものではないからです。
言語化できない領域こそに、空間の本質は備わるのかもしれませんね。そのくらいこの空間は気持ちが良かった。写真ではその魅力の半分も伝わらないでしょう。そこがまたもどかしいところです。
今日はいいものを見せて頂きました。どうもありがとう!
◇
「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ」
そんな言葉が頭から離れない今日このごろ。家に帰ってブログとしたしむ。
14. 12 / 21
ニアミス
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今日は友人建築家,布施木綿子さんのオープンハウスへ.彼女は大学の同級生でもあります.
学生時代から彼女とは研究室も同じ,同時期にアトリエに就職し,同時期に退職し,同時期に海外に出て,同時期に独立しました.私の住宅に欠かせない造園の湊さんも彼女の紹介でした.彼女は私にとって最も大切な親友であり,同じ道を歩む同志でもあります.
今回の住宅は日野市豊田.そう,つい最近まで私がやっていた「トンガリの家」の現場の近くなのです.もちろんこちらの造園も同じく湊さん.そして今現場をやっている「西荻の家」のすぐ近くでも彼女の現場が進行中.しかも同じ工務店の同じ監督が見ているという・・。
過去には私のクライアントの,妹さんの家を彼女が設計したなんてこともありました.はたまた,クライアントが私以外に検討している建築家がたまたま彼女だったり.なんというニアミスぶり.私の領域(テリトリー)に入ってこないで!とは彼女の弁ですが,いやいやそっちこそ.
こうして彼女とは,この先も腐れ縁が続いてゆくのでしょう.
14. 11 / 25
加地邸一般公開
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遠藤新設計、加地邸一般公開のため葉山へ。築86年という重み、素晴らしい設計、そして愛情を感じる保存状態に感激しました。
遠藤新さんというのはフランクロイド・ライトの高弟で、旧帝国ホテルなどでも現地スタッフとして活躍された方です。作品からもライトの思想を色濃く感じることができます。
少し前までは実際に生活が営まれていたそうです。現在も加地家によって維持管理がなされています。
数年前に築80年近い洋館の改修(池上の家)をやったので私にはよくわかります。歴史家はいろんなことを言いますが、学術的な価値じゃないんです。住まい手の愛着、そして愛情。これに勝る保存手法はないんです。
でも、きっとそろそろ手に余ってきている頃でしょうね。外野は無責任に保存を訴えますが、裏側のいろんな事情を想像し、同情しつつも、やっぱり保存の道を探ってもらいたいものです。
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