※日程が近づきましたので再度上げておきます。現在、11時台・12時台・15時台は定員となりましたが、13時台・14時台は余裕がございます。(4/27)
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久しぶりの非住宅案件となりますが、浦和駅近くで開業される心療内科クリニックの内装を担当させていただきました。名前は「minä(ミナ)こころのクリニック」といいます。
5月7日の開業を前に、以下日程にて内覧会を開催いたします。見学の対象者は建築関係者やそれ以外の一般の方も自由にご見学頂けます。ただし人数制限を設けていますので事前の予約制となります。ご希望の方はメールを頂けましたら、折返しご案内をお送り致します。
■ minä こころのクリニック (心療内科クリニックの内装計画)
※5月7日開業予定
日時:4月29日(水祝) 11:00〜16:00
※予約制です
※11時台・12時台・15時台は定員のため締め切らせて頂きました
場所: 埼玉県さいたま市浦和区高砂2-1-8 浦和駅前メディカルビル2F
JR「浦和駅」より徒歩5分
ご希望の方はこちらまでメールをお願いします。
info@riotadesign.com
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クリニックを開業されるクライアントとは、過去にご自宅を設計させて頂いたご縁でお声がけを頂きました。昨年の11月の話ですが、しかし当時は案件が詰まっており、それを担当させられるスタッフがいない状況でした。
本来であれば請けられない仕事だったのですが、先生の素晴らしいお人柄からこの仕事は是非ともお受けしたく、担当は付けずに私自身がすべて図面を描く覚悟でお受けした仕事でした。(最後はスタッフの佐藤くんに手伝ってもらいましたが)
どうしてもお受けしたかった理由がもうひとつ。
かつては心療内科というとちょっと人に言えないような少し後ろめたいイメージがあったのですが、今では「風邪を引いたから病院に行く」のと同じくらいの敷居の低さで通院される方が多いように感じています。
実際に私の身のまわりにも通院経験者は何人もいます。少なからず私自身もそんな人に対して心を痛めたこともありますし、けして他人ごとではないとの思いがありました。でもそんな人たちも見た目はまったく普通の人たちなんですよね…。まさに心療内科は日常と地続きの医療拠点なのです。
minäはフィンランド語で「わたし」を意味します。
北欧にも造詣の深いクライアントがそこに込めた想いを私なりに空間に昇華させました。「心を映し出す光の空間」それがこのクリニックの設計でいちばん考えたことです。
このクリニックが多くの患者さんにとって、自分を見つめ、ふたたび自分自身へと還ってゆくことのできる安寧の場として機能することを願っています。
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スタッフが手一杯だったので、模型は近所に住む学生の杉山和香奈さんに作ってもらいました。和香奈さん、美しい模型をどうもありがとう!
※9日の午前中の回は10時台、11時台ともに定員のため締め切らせて頂きました。9日午後、12日はまだ空きがございます。定員に達し次第各回を締め切らせて頂きますので、どうかお早めにお申し込みください。(4/26)
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立て続けとなりますが、こちらは住宅のオープンハウスのお知らせです。
練馬区にて木造平屋建ての住宅が竣工します。もともと二世帯で暮らしていた住まいを、ご家族の変化からご夫婦二人のコンパクトな住まいに建て替えました。
西側の幹線道路からの騒音をブロックするため内部に中庭を抱える構成となっています。一方で開放的な東側の眺望を獲得し、日々束の間の時間を過ごすためのルーフテラスを設けています。道路からの写真ではどれもわかりませんね、笑。どうか現地でご体験下さい。
■ ながめの家・オープンハウス
日時:※予約制
5月09日(土) 10:00〜16:00 ※
※この日午前中の回は定員のため締め切らせて頂きました
5月12日(火) 11:00〜15:00
場所: 練馬区/西武池袋線「練馬駅」より徒歩13分
ご希望の方はこちらまでメールをお願いします。
info@riotadesign.com
練馬区「ながめの家」もあと少し。今日は完了検査。週明けから造園がはじまります。
もともとここにお住まいの方で、今回は建て替えの計画。2階の窓からいつも見ていた遠景の高木があり、これを毎日眺められるようにというご要望がありました。
ところが今回は平屋の計画。この木は一階の窓からは見えないのです。そのために、これを眺めるためのルーフテラスを設けました。屋根の上から景色を眺めるから「ながめの家」。
ところがこの日、びっくりしたことがありました。
玄関から入って正面に大きめのハイサイド窓を設けたのですが、ここからやけに向こうの緑がよく見えることに気づきました。おや、この先は自転車集積場で木なんてなかったはず?
なんと今回眺めようとしていた木が、そこだけ切り取られて部屋の窓から見えていたのでした。1階からは見えないと思っていた木が奇跡的なトリミングで室内に取り込まれたというミラクルと、あんなに遠くにある木がこんなに近くに感じられるという驚き!
家の近くにも、ある位置から富士山を見るとすぐ近くにあるかのように大きく感じる場所があるのですが、これもそういう現象なのでしょうか。向こうの木に想いが通じたというのか、祝福されたかのよう。建主さんも思わぬギフトに大喜びでした。
毎回お誘いを頂くもののなかなか足を運べない若原一貴さんの北鎌倉の住宅に、無理を言って内覧会前にスタッフと共に訪問して見学させて頂きました。
道すがら、ここ前に通ったことがあると思ったら、去年福井典子さんの住宅を見せてもらった時に通った道でした。場所が目と鼻の先!偶然のようで、我々の世界では意外とあるあるかもしれません。
住宅は建主からの要望やリアルな生活と、建築的主題とのせめぎ合いで出来上がります。若原さんの住宅は、空間が勝っているように見えて優しい。ちゃんと寄り添っている。そのツンデレ感が若原さんの魅力なんでしょうね。少ない要素でちゃんと世界を作り上げているのもさすがです。
びっくりするくらい施工精度が高いのも、若原さんの建築を成立させている大切な要素。今回の大工さんの仕事も素晴らしかった。現場と息が合っているのですね。こういう住宅は清々しいです。今日は貴重な機会をありがとうございました!
帰り道、同じく北鎌倉にある風景研究所の「多重の家」にお忍び訪問。
建築家の小松さん大島さんのご自邸でもあり、お二人に気を遣わせるといけないので外観だけこっそりスタッフに見せて帰るつもりが、大島さんにばっちり見つかってしまい、お仕事中なのに図々しく中庭や事務所内を案内して頂いてしまいました。
実は5月29日公開予定の是枝監督による映画「箱の中の羊」の舞台としてこの「多重の家」が使われています。撮影秘話も聞かせていただきましたが、劇場公開も楽しみです。こちらもご案内ありがとうございました!
https://youtu.be/tQVRMANDa7Y
などと寄り道してたら、駅でふたたび若原さんとばったり。ふたりで仲良くグリーン車での帰路も楽しかったです笑。充実の一日でした。
映画「かもめ食堂」が公開20周年を記念して、現在2週間限定で劇場公開している。人気があるからもう少し公開期間は延びんるんじゃないかと思うけど、久しぶりに週末にスクリーンで見てみようと思う。
かもめ食堂は、フィンランド・ヘルシンキを舞台にサチエ(小林聡美)が食堂をひらくという話。設定はある意味荒唐無稽だけれど、そこに流れている空気感や、小林聡美さんの肩の力の抜けた演技が私の知るヘルシンキの空気感にぴったりはまっていた。
再公開もあいかわらずものすごい人気で、小林聡美さんや片桐はいりさんが登壇する回は予約が瞬殺で埋まってしまった(トライしたけれど全く歯が立たなかった)。そして当時の劇場パンフレットの復刻版は初日でソールドアウトしたらしい。
冒頭に載せた写真は20年前当時のパンフレット。大切にとっておいて良かった。当時のチラシには当時の公開日も刻まれている。20年後に再公開されるなんて当時は考えられなかった。
フィンランドに行ったことのない人も、うちの建て主さんは「かもめ食堂」だけは知っている、DVDで見た、大好き!という方がとても多い。フィンランド人気の火付け役にもなった映画だ。
公開当時、劇場ではじめて見てびっくりしたのは、そこに私の友人の家が使われていたことだった。現地アソシエイトプロデューサーに名を連ねていた森下圭子さんも当時の友人で、ロケ地に使われた家の友人とも共通の友人でもあったので、森下さんのコーディネートなのかと思ったらそうではなく、荻上監督が自分の足で見つけてロケ地に直談判したらしいと聞き二度びっくり!
映画の中で、酔っ払ったフィンランド人が担ぎ込まれて本棚の前で過去を独白するシーンです。その他にもそのフィンランド人宅のテラスで語り合うシーンや、リンゴの木に藁人形を打ち込むシーンもこの友人宅が使われています。
かもめ食堂は実在したカフェ(Kahvila SUOMI)をロケ地に使ったところ、映画人気でこのカフェに日本人観光客が殺到し、のちに実際に「かもめ食堂」に店名を変更したという経緯もある。私は家族と10年前に訪れた。
そんなかもめ食堂も昨年9月に閉店し、今は別の経営者によって、別の場所にお店が移されていると聞いた。でもあの場所でなくては意味がないようにも思える。
そんな思い出の詰まった映画。フィンランドってこんな感じなんだと思ってくれたら、その”感じ”はかなり実感に近いと思います笑
DVDなどでも見れるけれど、まだ見たことのない方はこの劇場公開中に是非スクリーンで!上映館はこちらより。
https://filmaga.filmarks.com/articles/331141/
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