
一昨日はのじもく収録inホテリアアルト帰りからの新宿紀伊國屋書店での出版記念セミナーでした。ホテリアアルトもご一緒した伊礼さんや小谷さんも参加するのに、私だけオンライン参加とも言い出せず、魔の弾丸ツアーでした。
■書籍はこちら
『伊礼智の住宅デザイン学校|10人の建築家が教える設計の上達法』
https://www.riotadesign.com/blog/221201.html
会場では司会の木藤さんがリハーサルで何度も冒頭挨拶を練習するも、一度もまともに言えず、本番でも噛むことを想定して小谷さんらと噛んだときのずっこけ方を念入りにリハーサル。こちらは予定通り、(わざと)噛んで下さった木藤さんにあわせてリハーサル通りのリアクション。掴みはOK!
冒頭の伊礼さんは15分のセミナーを(わざと)30分の長尺で話すという壮大な”ネタフリ”を見せるも、一同真顔で動揺するという痛恨のキャッチミス。向かいで木藤さんがみるみる青ざめてゆくのがわかって個人的にツボでした。
私のパートは、いつもならセミナー直前はなにも見なくてもその日の流れをアドリブでイメージできるのですが、この日は疲れからどういう配分で話すかまったく頭が働かず、アクセルべた踏みでも50キロしか出ないポンコツ車みたいでした。
それなのに「さあ次は関本さんが面白い話をします!」的な木藤さんの地獄のフリを受けて登壇。とりあえず「すべらない話をするときは笑ってはいけない」というお笑いの教科書の1ページ目を思い出してなんとか終了、3分オーバー。
その次に「さあ次はもっと面白い話をします」的な木藤さんの非人道的なフリを受けた小谷さんが、お通夜みたいなテンションから入るという神がかった受け身を披露。真面目な話をしているのに、ちょいちょい会場の笑いをさらっていくのが関西芸人の真骨頂。そのギャップに萌えました。
その次に登壇の丸山弾は、まさかの神トーク!まるでメッシのパスを見事に決めるアルバレスのようでした。最後はマラドーナ(荻野さん)がオーバーヘッドで試合を締めるという歴史に残るゲームメイク。この流れからすると、今日のWC決勝も完全にアルゼンチンでしょう!
連戦の疲れでぐったり気味のスタメンチームに、試合後にひとり元気なスーパーサブ(丸山弾)が「え、飲みに行かないんですか?」と空気を読まないことを言い出さないか気が気ではありませんでしたが、さくっと帰り支度をした伊礼さんを助け船に、その背中に隠れてそそくさと帰宅。連戦の疲れを癒やしたのでした。


22. 12 / 10
上荻の家
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sekimoto
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> 仕事
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年末三連作の最後、「上荻の家」の竣工検査がありました。
週明けに造園が入り、引渡し後には素晴らしいビンテージ家具も入ります。設計もそれらが入った時に一体となる作りになっているので、全体の仕上がりとしてはまだ8割といったところですが、工務店さんにはクオリティ高く仕上げて頂きました。
ここまで白を基調とした仕上げは久しぶりです。海外赴任歴の長かった建主さんが私を知ってくださったのは、なんとフィンランド留学中だった当時の私のブログだったとのことなので、20年越しのご依頼ということになります。こちらもびっくりでした!
12月17日の午後に内覧を予定しています。今回は希望者だけにご案内を予定しています。ご興味ある方はご連絡ください。荻窪駅から徒歩10分です。






「巣の家」オープンハウスにお越し下さった皆様ありがとうございました!
敷地面積、法延床面積ともに23坪強という4人家族の小住宅でしたが、ストーリー性のある、また視線の抜けや広がりの感じられる開放感ある住宅ができたように思います。
このわずか23坪の面積でここまでの空間ののびしろを作れたことは、我々にとっても大きな手応えを感じられた仕事でした。
来場者がはけた夕刻、はじめて見る夕景に目を奪われました。ジェームズタレルのインスタレーションのような光景に、スタッフ一同疲れを忘れて見入ってしまいました。
なかなか我々も夜の空間をじっくり堪能することはありません。この日はスタッフとともにしばし空間に残り、各所の照明の明るさ感や灯数などが適切であったかなどを議論しながら検証しました。図面でも現場でもできない、とても貴重な時間でした。
なかでも秀逸だったのは、今回の浴室の照明計画です。これは写真には写りません。一番風呂に入る建て主さん、どうか極上の入浴体験をお楽しみにしていてください!
根っこが生えて帰りたくなくなるような、そんな家でした。




先日ブログにも造園の写真を上げましたが、西東京市で進めていた住宅がまもなく竣工します。
建ぺい率/容積率が50%/100%という23坪程の狭小敷地に、どこまで広がりのある空間を作れるかが目下の課題でした。敷地が許容する最大気積の空間を確保し、2階に設けた天井の高いリビング空間に南側からの採光を取り込みながら、南北に設けた高窓により抜けのある眺望を同時に獲得しています。
空中に浮かんだバスガーデンも見どころのひとつです!
◇
巣の家 オープンハウス
12月4日(日) 10:00〜16:00
東京都西東京市
最寄駅: 西武新宿線「西武柳沢」駅より徒歩17分
見学希望の方は、メールよりご連絡下さい。折り返しご案内をお送りします。
info@riotadesign.com
皆さまのお越しをお待ちしております!
22. 11 / 22
想定通り!?
author
sekimoto
category
> 仕事
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まもなく竣工の「巣の家」は、外壁の中を木を通して、2階の浴室からも露天風呂気分が味わえるように、というのがハイライトのひとつになっている住宅です。
この狭い外壁の隙間を貫くように木を入れて欲しい、というのは1年以上も前に基本設計の段階から造園家の小林賢二さんにしていたリクエストでしたが、このことは小林さんを1年以上悩ませ続けたようです。曰く、これまでで一番難しい仕事とのこと!
納まってみるといとも簡単に見えてしまうのが、小林さんからしてみたらこの上なく悔しいことなのでしょうが、これがプロの仕事だなと思わされました。何がすごいって、事前に描いて送ってきたスケッチと、竹ではさんで縛るところまで寸分違わず同じ仕上がりであるところです。
事前に描いた図面通りにキッチリ仕上げるのが小林さんの流儀。私ともウマが合うのはこういうところなんだろうなと思います。



