ここにきてまたずいぶんと忙しくなってしまい、先月から今月にかけてほとんど休みなしという状況です(これは私だけですが)。
そんな中、殺気立って仕事をするスタッフに、なかなかプレゼンの模型を作ってと気軽に言えない空気もあり、ここのところの模型は外注が続いています。
さて誰に頼むか?
幸いなことにリオタデザインのOBスタッフは皆優秀で、ほぼ皆独立して仕事をしています。しかも、皆模型は私の目から見ても相当達者な者達ばかり。私の中では、模型が上手いスタッフは独立してもしっかりやっていけると勝手に思っています。
まずは杉並区のO邸(路地の家)。
こちらは昨年末に退職した牛島くんに模型をお願いすることに。

細部まで作り込まれた模型に、クライアントの反応も上々。複数の事務所とのコンペだったものの、幸運にも選んで頂くことができました。選定の理由のひとつにもわかりやすい模型がありました。牛島くん、ありがとう!!
一方こちらは世田谷区G邸(光井戸の家)。
こちらの模型製作は先月独立したばかりのOBスタッフ三浦さんにお願いすることにしました。三浦さんといえば、うちのOBスタッフの中でも模型の腕はトップクラスです。そして期待通り、今回も素晴らしい精度の模型を作ってくれました。

もちろんクライアントも大喜び!
プレゼンもうまくいきました。三浦さん、グッジョブ!!
私にとって、OBスタッフ達との協働は思いのほか楽しく、またうちを離れてひとまわり成長した姿を見るのも心強いものです。またスタッフ時代は私とのタテの関係でしたが、今ではパートナーとして、横並びで仕事ができるというのも嬉しいことです。
もっとも、今だけでそのうち模型など頼めなくなると思いますが…。
リオタデザインOBの層の厚さとネットワークにも、最近は助けられているのです。
そんな中、殺気立って仕事をするスタッフに、なかなかプレゼンの模型を作ってと気軽に言えない空気もあり、ここのところの模型は外注が続いています。
さて誰に頼むか?
幸いなことにリオタデザインのOBスタッフは皆優秀で、ほぼ皆独立して仕事をしています。しかも、皆模型は私の目から見ても相当達者な者達ばかり。私の中では、模型が上手いスタッフは独立してもしっかりやっていけると勝手に思っています。
まずは杉並区のO邸(路地の家)。
こちらは昨年末に退職した牛島くんに模型をお願いすることに。


細部まで作り込まれた模型に、クライアントの反応も上々。複数の事務所とのコンペだったものの、幸運にも選んで頂くことができました。選定の理由のひとつにもわかりやすい模型がありました。牛島くん、ありがとう!!
一方こちらは世田谷区G邸(光井戸の家)。
こちらの模型製作は先月独立したばかりのOBスタッフ三浦さんにお願いすることにしました。三浦さんといえば、うちのOBスタッフの中でも模型の腕はトップクラスです。そして期待通り、今回も素晴らしい精度の模型を作ってくれました。


もちろんクライアントも大喜び!
プレゼンもうまくいきました。三浦さん、グッジョブ!!
私にとって、OBスタッフ達との協働は思いのほか楽しく、またうちを離れてひとまわり成長した姿を見るのも心強いものです。またスタッフ時代は私とのタテの関係でしたが、今ではパートナーとして、横並びで仕事ができるというのも嬉しいことです。
もっとも、今だけでそのうち模型など頼めなくなると思いますが…。
リオタデザインOBの層の厚さとネットワークにも、最近は助けられているのです。

昨年2月に退所した元スタッフの吉里くんより、独立の案内を頂きました。
YOSHIZATO DESIGN (ヨシザトデザイン)
過去に独立したスタッフの事務所にはAKIMICHI DESIGN(柴くん)もあることから、よく「リオタデザインは独立したら○○DESIGNにするというルールでもあるんですか?」と訊かれますが、そんなことはありません笑。ただのれん分けみたいなところはあるので、大勝軒みたいになったら楽しいですね。
冗談はさておき、とても立派な案内ハガキで、私が独立したときはこんなもの作らなかったなあと、吉里くんらしい律儀さと気合を感じました。
彼が退所したときのブログにも書きましたが、彼は前職での勤務も長くキャリアはあったのですが、住宅設計の経験がなく、うちでは住宅設計に関わるイロハを学んでもらいました。独立させる前提で育てたスタッフでしたし、彼もそれに応えてとてもよく働いてくれました。
去年の暮れに、ようやく待望の一級建築士試験に合格し、晴れて「一級建築士事務所」として独立を果たすことができたようです。彼の所信表明にも、そんな気負いや希望のようなものが感じられて、とても清々しい気持ちになりました。
去年暮れには、同じくベテランの牛島くん(ウッシー)も退所し目下独立準備中だとか。優秀な人材の流出が止まらないリオタデザインですが、ご安心下さい。どんどん次が育っていますよ!?
彼の益々の活躍を期待しています!
ヨシザトデザイン
http://yoshizatodesign.com/

4月より新卒で採用予定の学生より、嬉しい報せが入りました。卒業設計において最優秀賞を受賞したとのこと、おめでとう!!
彼女は3年生の夏にオープンデスクに来た東北芸術工科大学の学生で、うちへの入社を受け入れてからは、卒業設計のテーマに「住宅設計」を選ぶと言い出しました。いやいや住宅は卒業設計には向かないよとも言ったのですが、彼女の中では秘めたものがあったようです。
4年生になってからもオープンハウスのたびに山形からやってきて、卒業設計について私の設計指導(エスキース)を受けていました。だから、指導教官には僕の名前を書かなきゃダメだよ、と冗談で言ったら「書いてます」と。本当に指導者欄に私の名前を書いていたそうです。(周囲からは誰だよと思われていたでしょうね)
思えばウン十年前、私も内定をもらっていた事務所の所長に桜建賞(最優秀賞)を取らなかったら入所は認めないよと言われて、半分は冗談だったでしょうが、無事受賞した際には真っ先に事務所に電話したのを覚えています。これで歴史はひとまわりしたというわけですね…感慨深いです。
これからも大切に育ててゆきたいと思います。
4月より、皆さま温かく迎えてあげて下さい。

昨日は仕事納めであったと同時に、スタッフ牛島くんの勤務最後の日でもありました。手に持っているのはアールトのスツール60、私からのプレゼントです。彼はこれにてうちを卒業し、年明けからはフリーで活動してゆくそうです。
彼がうちに在籍したのは4年と3ヶ月。彼はうちに来るまで、いくつかの設計事務所を転々としていました。オープンデスクのようなものも含めればもっとだと思いますが、彼のすごいところは、興味を持った建築家がいるとすぐにアポを取って会いに行ってしまうことです。
それは就活のためというより、会って話が聞きたいという純粋な動機からだったそうですが、そのため彼の交友関係は実に広く、私が面識のない建築家まで彼はよく知っているのです。
ともあれ、彼はうちの歴代スタッフの中でも最も”キャラの立った”人物であったことは確かです。ウッシーの愛称で担当物件のクライアントはもちろん、担当以外のクライアントにまで可愛がられていました。
誰にでも積極的に話しかけて、どんどん打ち砕けた雰囲気に持っていく彼の明るい性格は天性のものでしょうし、これから彼の大きな武器になるに違いありません。

また一方で、彼はうちの歴代スタッフの中でも最も私に叱られたスタッフであったことも確かです。図面の描き方、仕事の進め方など、こと細かく彼には指導を繰り返しました。
時にはかなりキツいことも言ったと思いますが、それでも彼はすぐに気持ちを切り替えて引きずらない。そしてそれを改善するための努力を怠らない。そういう前向きな姿勢を、私はとても買っていました
図面作業が遅いと叱った翌日からは、人より朝1時間早く出勤していました。夜遅くまで残ることもあれば、休日も返上して事務所で図面を描いていたこともありました。また自ら志願して、別の担当者の現場にもよくついてきました。そこの監督にも臆することなく質問攻めにしている姿もよく目にしました。
また、毎週末のようにいろんな建築家のオープンハウスに足を運び、こんなところが良かった、良くなかったという話をよく週明けにしてくれました。仕事とプライベートははっきり分けるうちのスタッフの中では異色の存在でした。
彼の担当案件は、うちの中でも最も難しい部類に入るものばかりでした。隅切りの家、トンガリの家、A-FLATなど、これまでの常識が通用しない、私ですらどうすれば良いかわからない計画を、持ち前の熱心な研究精神で支えてくれました。

これはよく思うことですが、皮肉なことに、スタッフが辞める刹那、事務所がとても良い雰囲気になります。辞めようとするスタッフが、それまで学んだことを出し切り、最後の案件をより完璧な形で納めようとするからです。
その背中を見て、他のスタッフが引き上げられる。そして次を背負わなくてよくなった心のゆとりからか、これまでになかった気配りや目配りをしてくれるようにもなります。
今回は10月に入社したばかりの新スタッフ矢嶋くんを、牛島くんが実に良く面倒を見てくれました。面白いので、私は口を出さずに一部始終をいつも背中で聞いていましたが、牛島くんがこまめに矢嶋くんの進捗を気にかけ、その都度適切なアドバイスをしたり、遅くまで指導をしてくれていたこともありました。
それはとてもありがたかったと共に、かつてはあれほどまでに私に叱られていたスタッフが、ここまで育ってくれたかという思いでいっぱいでした。
どうもありがとう。とても嬉しかったです。

まだ資格すら得ていないというのに、大海原に漕ぎ出そうという君の勇気を称えます。でもなぜか君なら大丈夫だという気がしてなりません。なぜでしょう。それがウッシーの不思議な人間力なんでしょうね。
リオタデザインを卒業したスタッフは、皆最高に仕事のできるキレ者ばかりです。私が認めた人物であれば、どんな業界に行っても、どんな仕事を任されても、きっと依頼主を最高に満足させられることでしょう。
それがリオタデザインの伝統であり誇りです。矜持を持って進んでください。
応援しています!

今年は暦がイレギュラーで、いつもは27~28日あたりが仕事納めになるのですが、今年は土日を挟むため、キリ良く金曜日(25日)を仕事納めにすることにしました。少し長めの冬休み、リオタデザインは地方出身のスタッフが多いので、皆少し早めの里帰りができそうです。
今年は過去最高に忙しかった年でした。リフォームも含めると、今年は9件もの住宅が竣工しました。周囲から毎月オープンハウスをやっていると揶揄されましたが、誇張でなくまさにそんな感覚でした。
この日の納会は、OBスタッフの柴くんと吉里くん、またいつもお世話になっているエクスナレッジさんからも、西山さんと上野さんが参加して下さり、いつになく賑やかな会となりました。
私からのクリスマスプレゼントはこちら。


といっても、エクスナレッジさんからの提供ですが笑。この冬休みの課題図書にさせて頂きます。あ、リオタのディテール連載もちゃんと読みこむこと!
ほかにも、この暮れに一級建築士に合格した吉里には私からアールトスツールを、連載でお世話になっているエクスナレッジの西山さん、上野さんにはアイノグラスをそれぞれプレゼントさせてもらいました。今年の納会は感謝感謝の大盤振る舞いです!


さて今年は10月に新スタッフ矢嶋くんが加わり、一方この暮れでベテランの牛島くんが退職することになりました。ちょうどスタッフの入れ替わりの時期となるわけですが、通過儀礼として先輩達からの容赦ないツッコミが!がんばれ矢嶋くん笑
そんなこんなで、賑やかに楽しくこの年の瀬を過ごすことができました。あらためて、クライアントや現場の皆さま、編集部のみなさま、スタッフのみなさま、今年も大変お世話になりました。
さてさて、来年はもっと忙しくなりそうです!!

