22. 01 / 07
メジロ
author
sekimoto
category
> 生活
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昨日雪の降る中、寒さで道の上で動けなくなっていたメジロを妻が保護してきました。掌で仮死状態だったのが、温かい部屋に入れると正気が戻ったのか元気に飛び回るようになりました。
インテリア用の飾りの鳥籠に、本物の鳥を入れることになるとは思いませんでした。(鳥籠の外側にあるのは飾りの鳥です)
今朝になり、元気になったところで外に放すと、一度バルコニーの手すりの上で遠くを眺めるように佇み、次の瞬間に飛んでゆきました。元気でね!

あけましておめでとうございます。
写真は昨年の暮れに訪れた、栗林公園の掬月亭での一枚。背筋が伸びるような素晴らしい空間でした。
さて、年始はじめの投稿。
本来ならここで今年の抱負の一つでも書くのでしょうが、あいにく何も浮かびません。暮れに、退所するスタッフからも私の今後のビジョンのようなものを聞かれたのですが、こちらも何も浮かびませんでした。
今もなお抱えている仕事やお役目が山のようにあるのですが、私はそれを粛々とこなして依頼に対して期待通りにお応えする、それ以外に自分がやるべきことが見つかりません。仕事とはそういうものではないでしょうか。
今年はどんな年になるでしょうか。
私はいつどんな技をかけられても良いように、柔軟な構えを取ってゆきたいと思います。どうか今年も充実した一年になりますように!

暮れを瀬戸内で過ごす、そう決めて今年は早めに仕事を締めることにしました。多忙を極めた今年の暮れ、今は直島の静かな波音の響く部屋にいます。
家族3人での予定が、予定が入ったとのことで息子だけ一日遅れて合流することに。妻と二人きりで旅行に出るのは20年ぶりくらいかもしれません。
20年ほど前、牟礼のイサムノグチのアトリエを二人で訪れました。奇しくも2回目の訪問も二人で訪れることになるとは。昔はここはこうだったよね、と話しながら、お互いずいぶん記憶が曖昧になっていることに気づきます。でも20年前もこの道を歩いていたんでしょうね、きっと。
直島はもう何度目になるのだろう。いつ来ても、本当に素晴らしい島です。最後に訪れたのはおよそ8年前、息子はまだ小学生でした。直島は関本家のルーツの島で、親戚に連絡を取ると宿泊先までいらして下さいました。
この一年、このために仕事をしてきたのだと思いたいです。


本日でリオタデザインは仕事納めです。
そして約6年間ものあいだリオタデザインを支えてくれたスタッフ、矢嶋宏紀くんの今日が勤務最後の日になりました。
一旦彼は事務所を離れ、独立という形で自身の活動をしてゆくことになりますが、彼が担当してきたいくつかの仕事については、引き続きフォローをしてもらいますので、一部の方とはもうしばらくのお付き合いになるかもしれませんね。こちらはどうか引き続きよろしくお願い致します。
彼の実直で真摯に図面に向き合う姿勢は、リオタデザインの緻密な仕事を遂行する上で欠かせない存在でした。おそらくは、歴代スタッフの中でも最もうちの仕事を理解し、実力をつけた一人だと思います。
彼は私が言うであろうことをすべてわかっているので、私との図面打合せも先回りして全ての検討が終わっているということが常でした。そのため私も言うことは少なく、彼との仕事はずいぶん楽をさせてもらった気がします。
この日は私の著書『おもてなし住宅のつくりかた』に私のサインが欲しいとのことで、一言を添えて渡しました。彼からはオイバ・トイッカのガラスの鳥を頂きました!美しい。大切にしますね。
これからも益々の活躍を期待しています!



