22. 04 / 14

新緑が

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sekimoto

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> OPENHOUSE
> 仕事



昨日は「石神井台の家」に加藤雅康さんのアトリエの皆さんをご案内。オープンハウスではたくさんの方に見ていただきたいという思いに反して、いらした方に十分に対応できないという悩みがいつも発生します。先週末は手薄な対応で申し訳ありませんでした。

今回は個別案内だったので、じっくりとご案内できたのと、意見交換もできて有意義な時間でした。たくさんの方はご案内できませんが、お互い得るものは大きいような気がします。加藤さん、足をお運びくださりありがとうございました。今後も個別案内を希望される方はこっそりお申し出ください。(こちらのスケジュール次第ですが、、)

先週末にはまだまだだったアオダモも、ここ数日の陽気で一気に新緑が芽吹いてきました!


この土日で開催させて頂いた「石神井台の家」のオープンハウスは、無事終了させて頂きました。2日間に亘ってとても良い天気で、気温も小春日和を通り越してちょっと汗ばむほど。2階の角に設けたインナーテラスは大人気のスポットとなっていました。

石神井台の家は、ビルトインガレージを設けた三層構成の住宅です。南側に隣家が迫ることから、リビング空間は2階に持ち上げ、光をトップライトやインナーテラスから補っています。唯一の眺望の抜けが獲得出来る南西側の角に屋根と網戸のあるインナーテラスを設けました。これからの季節、このテラスは大活躍しそうです。

リビングダイニング空間は、けして広くはない空間ながら、可変収納によって各領域をゆるやかにつなぎ、実際の面積以上にひろがりや奥行きが感じられるような作りとしています。

この日は計画進行中の建て主さんや、いつも来て下さる同業の仲間たちに加え、私の目標とする建築家の先輩方にも多くお越し頂きコメントなどを頂けたことは、大いに励みになりました。皆さま、足をお運び下さいまして誠にありがとうございました!








この春二人目のオープンデスクは、芝浦工業大学3年生の平井里奈さん。いつものように、現場などにも連れて行きながら、設計課題を出題して向き合って頂きました。

オープンデスクでの設計指導は、私はあえて大学とは異なる教え方をしています。大学では自由な創作を重視し、具体的なクライアントの設定や現実的な条件設定は避ける傾向にありますが、住宅設計という仕事は本来顔の見える相手に対してプレゼンテーション(=プレゼント)を行うものです。

オープンデスクでは空間の創作と同時に、どんな人がどんな風に暮らすのか、どのような提案をしたら喜んでもらえるのかを一生懸命考えてもらいました。今回は平井さんなりにアイデアの詰まった豊かな空間を最後に提案して頂きました。

平井さんは控えめな性格ながら、大学でもフィンランドのアールト大学との共同ワークショップに参加するなど、学びに対するバイタリティの高い学生でした。今後の活躍も楽しみです!また事務所にも遊びに来て下さいね。

22. 04 / 07

散り際の桜

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sekimoto

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> STAFF
> 生活



この春まだ一度もお花見をしていない!というスタッフとオープンデスク生を連れて、すでに桜の散り始めている柳瀬川に。散り際の桜も良いですね!外でおにぎり食べるだけでどうしてこんなに美味しいのだろう。

マウスのクリック音だけが響く?事務所から飛び出して、たまにはこんな気分転換も良いですね。

22. 03 / 31

俺にもできる

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sekimoto

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> 仕事
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私のiPadには、過去に手合わせした板金職人たちの珠玉の板金ディテール写真が大量にストックされています。棟納まり、縦はぜ端部の折り仕舞い、トップライト周り、などなど。

私は板金職人に図面を渡して伝わった試しがありません。目には目を、板金には板金を。過去のレジェンド納まりをひとたび見せれば、彼らの目が変わります。

それをどうやって納めているのかは私には分かりません。手品を見せられてそのタネに想像が及ばないのと同じことです。しかし手品師には手品師の考えることが手に取るようにわかるようです。

「なるほど、ここで鋏入れているのか」「ここに捨てを入れるんだな」「これはすごいな!」ブツブツ独り言を言いながら。

職人はやったことないことは「できない」と言いますが、一度でもやれば「できる」になります。あともう一つ。人がやったのを見せると「俺にもできる!」と言う人種でもあるようです。