この春二人目のオープンデスクは、芝浦工業大学3年生の平井里奈さん。いつものように、現場などにも連れて行きながら、設計課題を出題して向き合って頂きました。

オープンデスクでの設計指導は、私はあえて大学とは異なる教え方をしています。大学では自由な創作を重視し、具体的なクライアントの設定や現実的な条件設定は避ける傾向にありますが、住宅設計という仕事は本来顔の見える相手に対してプレゼンテーション(=プレゼント)を行うものです。

オープンデスクでは空間の創作と同時に、どんな人がどんな風に暮らすのか、どのような提案をしたら喜んでもらえるのかを一生懸命考えてもらいました。今回は平井さんなりにアイデアの詰まった豊かな空間を最後に提案して頂きました。

平井さんは控えめな性格ながら、大学でもフィンランドのアールト大学との共同ワークショップに参加するなど、学びに対するバイタリティの高い学生でした。今後の活躍も楽しみです!また事務所にも遊びに来て下さいね。