11. 09 / 21
[くじらハウス] オープンハウスのお知らせ
author
sekimoto
category
> OPENHOUSE
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※9/21追記 台風が去って23日は天気が良さそうです!
見学ご希望の方はご一報ください.
小平市に計画しておりました住宅がこのたび竣工致しました.
お施主様のご厚意により,このたびオープンハウスを行うことになりました.
日時: 9月23日(金・祝) 11:00~17:00ごろまで
※事前にご一報頂ければ,時間外でもご案内致します.
所在地: 東京都小平市津田町
最寄り駅:
JR武蔵野線『新小平駅』より徒歩約15分
または,西武国分寺線『たかの台駅』より徒歩約10分
[くじらハウス]
小平の閑静な住宅街に建つ家です.敷地には建坪率が40%と厳しい建築制限がありました.また敷地には北側から高度斜線がかかり,日影制限からも軒高を7m未満に抑える必要もありました.こうした制約のもと最大の空間気積を追求した結果,屈折点をもつ三次元の屋根形状と最大4.7mの天井高を持つリビング空間が現れました.複雑な屋根形状をあらわしにした天井は,なにやら鯨の骨格標本のようでもあります.ローコストながらも丁寧に作り込んだ空間をご覧ください.
見学ご希望の方は,関本宛までメールをお願いします.
折り返しご案内をお送り致します.皆様のお越しをお待ちしております!
見学ご希望の方はご一報ください.

小平市に計画しておりました住宅がこのたび竣工致しました.
お施主様のご厚意により,このたびオープンハウスを行うことになりました.
日時: 9月23日(金・祝) 11:00~17:00ごろまで
※事前にご一報頂ければ,時間外でもご案内致します.
所在地: 東京都小平市津田町
最寄り駅:
JR武蔵野線『新小平駅』より徒歩約15分
または,西武国分寺線『たかの台駅』より徒歩約10分
[くじらハウス]
小平の閑静な住宅街に建つ家です.敷地には建坪率が40%と厳しい建築制限がありました.また敷地には北側から高度斜線がかかり,日影制限からも軒高を7m未満に抑える必要もありました.こうした制約のもと最大の空間気積を追求した結果,屈折点をもつ三次元の屋根形状と最大4.7mの天井高を持つリビング空間が現れました.複雑な屋根形状をあらわしにした天井は,なにやら鯨の骨格標本のようでもあります.ローコストながらも丁寧に作り込んだ空間をご覧ください.
見学ご希望の方は,関本宛までメールをお願いします.
折り返しご案内をお送り致します.皆様のお越しをお待ちしております!

11. 09 / 18
登竜門
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sekimoto
category
> 建築・デザイン
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今から10年くらい前,僕がまだフィンランドに留学していた頃,バックパッカーとしてフィンランドにやって来ていたひとりの建築学生がいた.ヘルシンキ周辺の建築情報を教えながらも,見せてもらった彼のスケッチブックには旅先での建築がびっしり描かれていた.それがのちの建築家,光嶋裕介くんとの出会いだった.
彼はその後大学を卒業してドイツへと渡った.帰国後,独立の相談に事務所に訪ねてきた時は,僕も少々上から目線でアドバイスなどしたような気もする.
彼はその後,神戸女学院大学の元教授で武道家でもある内田樹(たつる)さんより自宅の設計依頼を受けるという幸運に恵まれる.彼にとってはじめての設計依頼となるその家づくりの顛末は,「ほぼ日」でもコラムが連載されている.とても読みやすく面白いので,是非一読してもらいたい.
ほぼ日刊イトイ新聞・みんなの家
彼のコラムを読むと,僕にとってはじめての設計依頼であったカフェmoiのことや,ILMA(Y邸)のことなどがつい昨日のことのように思い出される.そう,建築家にとっての処女作はどこからそんなにというようなバイタリティとエネルギーが沸き上がってくるものなのだ.
彼の「凱風館(内田邸)」の設計案はその後若手建築家の登竜門でもある「SDレビュー」にも入選したとの報せを頂き,今日はその入選展へと足を運んできた.幸運にも彼とも会場で会うことができ,しばし立ち話をした.
才気とバイタリティにあふれる彼の建築は,もっと自分の我を前面に出したようなものではないかと勝手に想像していたのだけれど,その手法は丹念にクライアントや材料や敷地に耳を傾けて作られていることが,そのプレゼンを見てもすぐにわかった.
これからきっと僕よりもずっと活躍してゆくであろう彼に,またしても上から目線からの感想を許してもらえるなら,彼ならきっと条件やクライアントが変わっても自分を見失わないで設計を続けてゆけるだろうと思った.
さらなる高みを目指してがんばってください.期待しています.
彼はその後大学を卒業してドイツへと渡った.帰国後,独立の相談に事務所に訪ねてきた時は,僕も少々上から目線でアドバイスなどしたような気もする.
彼はその後,神戸女学院大学の元教授で武道家でもある内田樹(たつる)さんより自宅の設計依頼を受けるという幸運に恵まれる.彼にとってはじめての設計依頼となるその家づくりの顛末は,「ほぼ日」でもコラムが連載されている.とても読みやすく面白いので,是非一読してもらいたい.
ほぼ日刊イトイ新聞・みんなの家
彼のコラムを読むと,僕にとってはじめての設計依頼であったカフェmoiのことや,ILMA(Y邸)のことなどがつい昨日のことのように思い出される.そう,建築家にとっての処女作はどこからそんなにというようなバイタリティとエネルギーが沸き上がってくるものなのだ.
彼の「凱風館(内田邸)」の設計案はその後若手建築家の登竜門でもある「SDレビュー」にも入選したとの報せを頂き,今日はその入選展へと足を運んできた.幸運にも彼とも会場で会うことができ,しばし立ち話をした.
才気とバイタリティにあふれる彼の建築は,もっと自分の我を前面に出したようなものではないかと勝手に想像していたのだけれど,その手法は丹念にクライアントや材料や敷地に耳を傾けて作られていることが,そのプレゼンを見てもすぐにわかった.
これからきっと僕よりもずっと活躍してゆくであろう彼に,またしても上から目線からの感想を許してもらえるなら,彼ならきっと条件やクライアントが変わっても自分を見失わないで設計を続けてゆけるだろうと思った.
さらなる高みを目指してがんばってください.期待しています.
はじめてお会いした方には,思っていた通りだったと言われる.
けれども長く付き合った人からは,第一印象と違うと言われる.「意外」だと.
たとえばこのブログではいつもありのままのことを書いてはいるけれど,本当に考えていることや,普段事務所で話しているようなことまですべて書いているわけではない(といっても,そんなヨコシマなことではないですが).
よく「意外」と言われるのは,たとえばどっぷり文化系に見えて学生時代はバリバリの体育会系だったとか(今でも基本的なメンタリティは体育会系だと思う),シリアスに仕事しているときとリラックスしてくだらない冗談を言っている時の差がはげしいとか(初対面ではまず冗談とか言わなそうに思われる),几帳面に見えて意外と机の上はぐちゃぐちゃとか….
そんな姿をスタッフなどにはいつも見られているので,正論を語りながらも我ながら説得力ないなあと思うこともたびたび.ただいかんせんイメージもあるので,クライアントの前ではせいぜいボロを出さないようにしなくてはと思っているのですが….
けれども長く付き合った人からは,第一印象と違うと言われる.「意外」だと.
たとえばこのブログではいつもありのままのことを書いてはいるけれど,本当に考えていることや,普段事務所で話しているようなことまですべて書いているわけではない(といっても,そんなヨコシマなことではないですが).
よく「意外」と言われるのは,たとえばどっぷり文化系に見えて学生時代はバリバリの体育会系だったとか(今でも基本的なメンタリティは体育会系だと思う),シリアスに仕事しているときとリラックスしてくだらない冗談を言っている時の差がはげしいとか(初対面ではまず冗談とか言わなそうに思われる),几帳面に見えて意外と机の上はぐちゃぐちゃとか….
そんな姿をスタッフなどにはいつも見られているので,正論を語りながらも我ながら説得力ないなあと思うこともたびたび.ただいかんせんイメージもあるので,クライアントの前ではせいぜいボロを出さないようにしなくてはと思っているのですが….
11. 09 / 13
エクスカーション
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sekimoto
category
> 建築・デザイン
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以前から何度か計画してはスケジュールが合わず断念していた事務所の旅行.
ただいよいよ今月末で辞めるスタッフがいたり,たまたまオープンデスクに来ている学生がいたりと,おそらくこの機会を逃すときっと二度と行けないだろうなということもあって,急遽11日から一泊で那須へと出かけることにした.
当然事務所として行く旅行なので,単なる慰安旅行ではなくて建築の研修旅行も含まれる.個人的にもこれまで行きたくてもなかなか行けなかった場所や,スタッフに見せたかった空間などピックアップして見て回った.本当はもうちょっとたくさん見たかったのだけれど,それままた各自プライベートで.
また身内のご厚意もあり,今回は某会員制リゾートにも宿泊させて頂いた.家族ではたまに利用させて頂く施設なのだけれど,一般のホテルとは勝手が異なる部分もあり,こういう場所への宿泊はスタッフや,まして学生の立場ではなかなか難しい.
とかく我々は目的である”建築”のために,それ以外の要素を極限まで切り詰めストイックになる傾向にあると思う.それはそれとして,でもたまには贅沢な空間を体験し,おいしいものを食べないとクライアントが求める本当の豊かさというものは理解できないのではないかと考えることもよくある.
いつもは安月給で無理を強いているスタッフたちにも,他の建築はともかく,こうした施設のホスピタリティや空間のありかたはよく見て実際に体験してもらいたいと思った.それが今回の旅行の主旨.果たしてスタッフたちにはうまく伝わったかどうか.
来月からはそれぞれ別々の環境での活動がはじまる.今回はいろんなタイミングが重なり,このメンバーでこうした機会が持てたことを嬉しく思う.
録ミュージアム/中村拓志


馬頭広重美術館/隈研吾


富弘美術館/ヨコミゾマコト



11. 09 / 11
18 till I die
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sekimoto
category
> 思うこと
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ちょうど十年前,旅客機がNYの超高層ビルに突っ込んだあの日,僕は友人とヘルシンキのレストランにいて,友人の携帯に飛び込んだそのニュースに全身に鳥肌が立ったのを覚えている.まだ見えぬ自分の将来への不安を抱えながら,これから世界はどうなってしまうのだろうと,でも一方では何かが変わるという好奇心にも似た気持ちもあった.
ちょうど半年前,未曾有の災害が東北を襲ったあの日,僕はスタッフと共に有明にいて帰宅困難者のひとりとなった.当時は自分もなかばパニック状態で,日々建築家として何ができるのかを模索する日々でもあった.建築が変わる,社会が変わる,と日々呪文のように唱えていた.
ロック歌手のブライアン・アダムスに『18 till I die』という曲がある.
ハスキーボイスで叫ぶ”死ぬまで18歳”というその歌詞を,今は当時とは違う気持ちで聴ける気がする.肉体は日々時計の針と同じ分だけ歳を取っていくけれど,僕はあの頃からなにも変わっていないと思うことがある.建築を志した18歳の延長線上に,今の自分はあると信じたい.
あれからちょうど40年.とりあえず通過点.
でもとりあえず,おめでとう自分.
今日は外出のため,家族に一日早く祝ってもらいました.
ちょうど半年前,未曾有の災害が東北を襲ったあの日,僕はスタッフと共に有明にいて帰宅困難者のひとりとなった.当時は自分もなかばパニック状態で,日々建築家として何ができるのかを模索する日々でもあった.建築が変わる,社会が変わる,と日々呪文のように唱えていた.
ロック歌手のブライアン・アダムスに『18 till I die』という曲がある.
ハスキーボイスで叫ぶ”死ぬまで18歳”というその歌詞を,今は当時とは違う気持ちで聴ける気がする.肉体は日々時計の針と同じ分だけ歳を取っていくけれど,僕はあの頃からなにも変わっていないと思うことがある.建築を志した18歳の延長線上に,今の自分はあると信じたい.
あれからちょうど40年.とりあえず通過点.
でもとりあえず,おめでとう自分.

今日は外出のため,家族に一日早く祝ってもらいました.
