11. 07 / 02

SPH

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sekimoto

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> 仕事



今日は午前中,和光市で進行中のH邸のプレゼンテーション.
新しい開発地で手がかりの乏しい敷地の中で,鍵となりそうないくつかの条件を拾い上げて形にしてみました.

Hさんご夫婦は震災の前よりご相談を頂いていたクライアント.この震災の影響で計画の延期が相次いでいた中で,Hさんご夫婦からは「まったく揺らぎません」との心強いお言葉を頂き,不安でいっぱいだった時期に救われた気がしました.

タイトルのSPHに隠されたヒミツ(?)については,またおいおい.
いくつかの選択肢の中で,中庭プランを採用し,大きなテーブルを囲んだ土間ダイニングが家の中心に据わっています.けして大きな家ではありませんが,空間をうまくつなげて開放的な住宅になればと思います.

プレゼンの最後には,家族がもうひとり増えるかもとの嬉しいご報告に,なんだかじわっときました.またひとつ楽しみな計画がはじまります.

[caption id="attachment_1051" align="alignnone" width="345" caption="自邸の中庭でスケールのご説明"][/caption]

11. 06 / 29

モノコト|TEEMA

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sekimoto

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> はまりもの



モノコトにTEEMAを追加しました.
左のコンテンツよりどうぞ.

https://www.riotadesign.com/mono_koto

11. 06 / 26

かめ,登る

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sekimoto

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> 生活



2年ほど前の夏,駐車場にいきなり亀がいた.なぜ亀?
以来家のバルコニーで飼っている.

冬の間は家の中に入れてあげるのだけれど,目を離すとすぐにいなくなる.
亀は”のろま”の代名詞であるがとんでもない.亀を飼ったことがある人ならみな口を揃えていうのは,亀のそのすばしっこさである.

性格が暗いのか,隙間を見つけてはそこに納まろうとする.そしてぴくりとも動かず冬眠してしまう.夏はバルコニーを行ったり来たり,所在なげに何度も往復する.

亀を見ていると癒される.日中覗くとあられもない格好で昼寝をしていたりして,そのまぬけぶりがまた実にかわいい.
先日見たら,なんとルーバー手摺りを登っていた.虫かごを足がかりにして.
この運動神経はすごいと思う.

写真を撮ろうと近づくと,いつもは首や手足を引っ込めるのだけれど,この姿勢でひっこめたら落ちると思ったのだろう.ただなすすべなく,ばつが悪そうに固まっていた.
やっぱり亀はまぬけでかわいい.

11. 06 / 23

原稿の仕事

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sekimoto

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> 仕事



いくつか原稿仕事を頼まれている.
プロフィールにも書いているように,基本的に文章を書くのは好きだ.だからこうして寄稿を頼まれるとすごく嬉しいし,楽しい.(ただし内容は自分に興味のあること限定で)

でも今は片手間や趣味の延長だからいいけれど,きっとこれを本業にしたらきっとそこにはものすごい生みの苦しさが待っているんだろうなとも思う.

ただの建築好きと建築を設計できるということとは違うし,そこから先に人から共感してもらえるような建築を設計できるかどうかというところにも太い一線が引かれている.そこがプロと素人を隔てる境界線なのだろう.

うん,やっぱり僕は建築の方で….

文章を早々に書き上げて,寝かしておくこの時間が好きだ.
こうして毎朝目を通して,少しずつ赤を入れてゆく.

11. 06 / 21

建築とは…?

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sekimoto

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> 建築・デザイン


以前とあるクライアントとの面談が終わり,席を立とうとした時唐突に質問を受けた.
「関本さんにとって,建築とはなんですか?」

うっ,いきなりのど直球.しかも気を抜いた瞬間にやってきたストライクに一瞬ひるんで,とりあえず浮かしかけた腰をもう一度落ち着かせた.その時は少し動転して,なんと答えたかよく覚えていないのだけれど,一瞬しどろもどろになってしまった自分が情けなくて,それ以来その問いを考え続けている.

実のところ学生のときから「建築ってなんだろう?」と漠然と考え続けてきた.今の学生にも同じような問いをしたことがあるし,自分なりにぼんやりとイメージするものがあるのは確かだけれど,いざそれを言葉として取り出そうとすると違和感だけが残るような気がして,なかなか口に出せずにいた.

今あえて言葉にするとすれば,建築は「コミュニケーション」そのものだと思う.

クライアントとの打合わせはもちろんだけれど,図面を描くのも,模型をつくるのも,現場に行くのも,すべてはコミュニケーションだ.また言葉もそうだし,メディアもそう.僕がこうしてブログをせっせと書いているのも,建築の一部とも言えるかもしれない.すべては自分の考えを相手に伝えたい,相手のことを理解したい.それに尽きる.それこそが建築のはじまりなのだと思う.

さらに言えば,我々は直接依頼してくださったクライアントのみならず,その地域の人々や通りすがりの人たちも巻き込んでゆきたい.その家の前を偶然通りかかった人たちが一瞬なごんだり,足を止めて見上げてくれるようなことがあれば,そこには立派なコミュニケーションが成立していると思う.

ひとりの人間が周りを巻き込んでゆくように,一件の小さな住宅が街並みや通りすらも変えてしまうことがある.我々が目指すゴールは常にそこにあるのだと思う.