16. 09 / 11
トップライト取材@緩斜面の家
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sekimoto
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> メディア
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今日はベルックスのトップライト取材@緩斜面の家。
快晴だった昨日と打って変わり、今日の天気予報は前日まで雨。雨でも取材やるのかなぁ?と思っていたら、朝にはくもり、現地に着くと晴れ間すら覗いてきました。
木曜日の板金取材では、自邸の外壁を撮影する予定だったのですが、台風の通過により当日は朝から大雨。雨でも外壁撮るのかなぁ?と思っていたら、彼の到着時間に合わせて雨が止み、眩しいほどの光が後光のように…。
誰ってこの男、建築知識が誇る嵐も逃げる晴れ男、N山こと西山さん。赤いシャツと傘は太陽のメタファー。エクスナレッジは彼に晴天手当を出した方がいいと思う。
緩斜面の家はいつもながらに美しくお住まいです。
N山さんのおかげでトップライトからもきれいな光が!
N山さんのタイアップ企画では必ず設計者がモデルとして登場します。今日も飛び交うモデルへの容赦ないリクエスト。「指さしながら魅力を語っている感じで!」「そこで奥様と見つめ合う感じで!」
エクスナレッジは関本にモデル手当を出した方がいいと思う。
クライアントのMさん、今日はご協力ありがとうございました。またベルックスさん、N山さん、記事も楽しみにしております!(本文はネタですので、あしからず)
16. 09 / 08
伊礼さん講演会
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sekimoto
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> 建築・デザイン
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昨日は「建築知識ビルダーズ」にて建築家・伊礼智さんを特集した記念講演会が八重洲ブックセンターにてありました。
スタッフはまだ伊礼さんに会ったことがないというので、昨日はオープンデスクの学生さんも含めた全員を引き連れて参加することに。みんな伊礼さんの特集号にサインをしてもらって最後に記念撮影(パチリ)。
以前もブログで伊礼智さんの住宅デザイン学校にゲスト講師として呼んで頂いた事を書きましたが、昨年あたりから伊礼さんとのご縁が続いています。
過去にスタッフに伊礼さんの本を貸したら、私がいつも言っていることと同じ事が書かれていたといって驚かれたことがありました。正直私と伊礼さんでは作風も違いますが、住宅に対する考え方は多々共通するところがあるような気がします。伊礼さんとこうして絡ませて頂けることは、私にとっても大変光栄なことです。
さて講演後の懇親会では、同じように伊礼さんを慕う多くの設計仲間が集まりました。私も初対面の方も多くいらっしゃいましたが、建築知識などで連載を持ったり、ブログや伊礼さんとの絡みの影響もあってか、いつの間にか私自身の知名度も上がっているようで、嬉しくも少し戸惑っています。
私のことなんか誰も知らないだろう、と私自身は今でも思っているのですが…。このブログにもあまり変なことは書けないですね。でもきっと書くと思いますが笑
ここ二週間ほど、弘世蓉子さんという日大の学生さんがオープンデスクに来ていました。オープンデスクというのはインターンのことで、建築では夏休み期間を使って、建築学科の学生さんが設計事務所などに実務体験にやってきます。
うちは事務所も狭くて、学生さんを受け入れる余地はあまりないのですが、この期間は来客予定が少なかったこともあり、ミーティングデスクを使って模型を作ってもらうことに。それを二週間後に予定していたクライアントとの打合せでお披露目をするところまでを一区切りとすることにしました。
そしてこちらがその完成模型。
志木市内に建つ予定の、『deco』というタイトルの住宅です。
特徴はなんといっても、2階のこの梁架構です。単純に梁を飛ばすと6m超のスパンとなるところを、45度に梁を渡すことでスパンを4.5mに留め、梁成も抑えています。またこの45度に振った梁をあらわしにすることで、この特徴的な天井をこの住宅のハイライトにもしています。模型でも一番の見せ所です。
そして今日がそのクライアントとの打合せ日。彼女にとっては、オープンデスクの最終日です。模型はクライアントには内緒で作っていたので、この日はサプライズとなりました。
奥様も思わず「泣きそう」とこぼして、大変感激して下さいました。これには学生の弘世さんも大いに感じるところがあったようです。
実のところ、私としてはまさにクライアントのこのリアクションや表情を見てもらうことが、このオープンデスクの目的であるとも思っていました。
大学の設計課題では、住宅を設計しても評価をするのは講師である我々であり、それも建築家目線でのクリティックになります。だから大学では先生受けする案が好評価を勝ち取ることになるのです。
ところが、設計で最も大切なことは目の前のクライアントに喜んでもらうことです。自分たちが一生懸命考えて作ったモノやコトが、相手に笑顔で受け入れられるという喜びを越えるものが、物づくりにあるでしょうか。
このオープンデスク期間中は、彼女をあらゆる現場やクライアントとの打合せに連れて行き、私と行動を共にしてもらいました。行く先々でもいろんな話をしましたが、それらをすべて理解したとは思っていませんし、忘れてしまってもいいとも思います。
けれども自分が一生懸命作った模型が、最後にクライアントに喜んで受け入れてもらえたというこの体験だけは、深く胸に留めてもらいたいと思います。
2週間お疲れさまでした!後期もがんばってくださいね。
またクライアントのUさん、本日の急な同席をお許し下さり、またご協力を賜り誠にありがとうございました。
16. 09 / 03
路地の家
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sekimoto
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> 仕事
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阿佐ヶ谷に計画中の「路地の家」が、一昨日ようやく設計アップし図渡しを終えました。閉鎖的に閉じがちな路地に向けて大きく開いた開口部が特徴の家ですが、本当のハイライトは三層吹き抜けのこの本棚にあります。
吹抜け上部にある本はどうやって取るの?
地震の時に落ちてこない?
大丈夫、すべて解決済みです。
例えば今回の渾身ディテールの一つに、手摺りが吹き抜けの方にパタンと倒れて床のようになるというのがあります。
倒れた手摺りはどうやって復帰するの?
重くて持ち上がらないんじゃないの?
大丈夫、すべて解決済みです。
あとは高くそびえる金額調整の山さえ乗り越えられれば!
今年新卒で入ったスタッフ砂庭渾身の初担当案件ですが、よくもまぁ初めてで私の厳しいダメ出しにも耐えて図面を描ききったものです。素晴らしい。おつかれさまでした!
16. 09 / 02
少彦名神社参籠殿
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sekimoto
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> STAFF
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我が事務所の初代スタッフである二宮一平くんが、郷里愛媛で改修設計に携わった「少彦名(すくなひこな)神社参籠殿」が、アジアユネスコ文化遺産の受賞を受けたとのこと。国内の建物では「赤レンガ倉庫」「大多喜町庁舎」に続く3例目だそうです。
アジアユネスコ文化遺産
http://www.unescobkk.org/culture/heritage/awards/previous/2016/
二宮は私が独立後間もない時期に、文字通り”無給”で事務所の黎明期を支えてくれたスタッフでした。愛媛県八幡浜市にある松村正恒氏設計の木造校舎・日土小学校が彼の母校で、自身日土小学校の保存運動にも地元建築家として関わってきました。
少彦名神社は清水寺と同じく、「懸け造り」と呼ばれる伝統的構造様式で作られています。改修設計は経験ある年配の設計者もいたそうですが、あえて地元では若い二宮が指名されたそうで、曰く若い世代に技術を繫ぐためと、「若い人が困っていたらみんな協力してくれるだろうから」だったとか。
資金集めも難航したようで、彼自身この仕事ではほぼ無報酬だとか。いまだに”無給”でも明るく笑い飛ばすところが彼らしい。
首都圏と違い、地方では建築家が建築家として生きていくのは至難の業と聞きます。その中で彼は人づての仕事を地道に丁寧にこなしながら、地元の建築のためにローカル・アーキテクトとしての使命を果たしていると思うと、私は彼を誇らしく思えるのです。
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