16. 12 / 08
中庭をリフレッシュ計画(後編)
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sekimoto
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以前、庭石のクリーニングのことを書きました。
中庭をリフレッシュ計画(前編) (2016.11.2)
https://www.riotadesign.com/blog/161102.html
今回ようやく全面施工をして頂くことになりました。
使用薬剤はミヤキさんの洗浄剤「アクロンAB」を使用。洗浄後は浸透性保護材「アリストン」をコーティングして頂きます。施工はUGカンパニーさん。聞けば社長の原田さんはミヤキを退職されたOBなのだそうです。ミヤキ薬剤のスペシャリストです。
まずは施工前の状況です。
あらためて見ると汚いですね、、汗
樹液の影響もありますが、少しでも手入れを怠ると汚れが多孔質の石材に浸透し、カビとなってこびりついてしまうようです。年に数回家庭用の高圧洗浄機を自分でかけているのですが、こうなると高圧洗浄機でもなかなか取れません。
ここに前述のミヤキ「アクロンAB」を使って汚れを浮かしてゆきます。植物への影響を心配されるかもしれませんが、水養生といって、事前にたっぷり周辺土壌に水を含ませておくことで薬剤を希釈化し、植物も薬剤を吸わなくなるのだそうです。
洗浄が終わるといよいよ最終工程です。ミヤキ「アリストン」にて撥水コーティングを施します。一度全面塗布して乾燥させ、またもう一度塗って頂きます。
撥水効果は数ヶ月で薄れるそうですが、浸透しているので汚れが染みこみにくくなり、防汚効果は3~5年は続くとのこと。乾けば完了です。
それでは、生まれ変わった中庭を見て頂きましょう!
上の写真と比べて頂ければ一目瞭然です。
実に気持ちが良いです!
我が家は築10年目で、これまでもちょこちょこと手を入れていますが、家のメンテナンスは今や私の”趣味”と化しつつあります。自分のエイジングももはや誤魔化せない年齢に差しかかっておりますが汗、どうせ老いるなら美しく老いていきたいものです。
そのためには日々のお手入れが大切!と書くとなんだかスキンケアの宣伝のようですが、こうして手を入れてゆくとますます家に愛着が湧くのがわかります。何事も”ちゃんと”やると気持ちが良いものです。
普段見て見ぬ振りをしているご自宅の不具合やくすんだ外壁なども、重い腰を上げてリフレッシュされてみてはいかがでしょうか?
16. 12 / 06
オープンコートの家
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sekimoto
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また新しいプロジェクトが流山市ではじまりました。
クライアントのHさんは自営業なのですが、おっしゃることが論理的でいつもスルドイ。そして相手の考えや行動を先読みする思考回路が私とよく似ているので、Hさんとの打合せは私はHさんの思考を先読みし、Hさんはそんな私の思考をさらに先読みし、という具合に打合せはいつもじりじりと詰め将棋のごとく進んでゆくのでした。
プランも陽当たりを考え、左右対称のふたつのプランを長い間悩んでおられましたが、街への開き方、道路からの見え方という視点から結局この案でいくことになりました。「西荻の家」などでも試行した、街の中でも完全に閉じず開かれた中庭スペースを設けるという試みを、ここでもより深化させて実現しています。
まだ基本設計なのに、どうしてそんなに語ることがあるんでしょう?というくらいにいつも話は尽きないのですが、「関本さん、この模型とかブログ載っちゃうんでしょ?」というので、これは”振り”と受け止め載っけちゃうことにします!
私は北欧建築・デザイン協会(SADI)という団体で理事を務めているのですが、昨日は年に一度のクリスマスイベントがありました。
私はSADIでは企画委員長を務めていまして、年間の定例講演会を企画し、当日は司会までやっています。そんなSADIのクリスマスイベントは一大イベント。数ヶ月前から委員会を組織して準備を進めてきました。
内容は北欧民俗楽器演奏会からはじまり、北欧料理のケータリング、ドリンクの提供、そして最後はプレゼント大会まで!プレゼントは、アルテックやフリッツハンセン、ルイスポールセンをはじめとした北欧著名ブランドから協賛品を集めています。今年の目玉はフリッツハンセンのグランプリチェア、そしてアルテックのチェア66とスツール60!
今年の来場者は100名を大きく越えて過去最高となりました。デンマークやスウェーデン、フィンランドの各大使館からも来賓がいらして大盛況でした。私もようやく大きな肩の荷がおりたところです。
先日「限界的な忙しさ」と書きましたが、これもそのひとつでしたが、この師走に向けて佳境の設計や現場がいくつもあって、体がいくつあっても足りません。先月まではセミナーもいくつも頼まれていました。
最近朝、体中の筋肉痛と共に目覚めます。特に前日に運動はしていないのですが、おそらく毎日抜けない緊張から、体中に力が入ってガチガチになっているのでしょう。少しずつ負荷は減ってはきてはいますが、なんとか暮れまで走りきりたいところです。
16. 12 / 03
「姫宮の家」竣工
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sekimoto
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姫宮の家が竣工しました。工事が押してしまったことと、私自身の限界的な忙しさもあってオープンハウスは叶いませんでした。このハードなルックスとは裏腹に、内部と外構が素晴らしいのです。
この空間は内部に家具と生活が入り、そして庭の緑が一斉に芽吹いたときが最も魅力的な瞬間だろうと思っています。だからまだ中身は公開しません。また新緑の季節にあらためて撮影したいと思います。
来年は7件くらい竣工すると思います。どれも力作揃いです。
我々が設計して去年竣工した集合住宅A-FLATの1階テナントがなかなか決まらずオーナーと気を揉んでいたのが去年のこと。その後良いテナントが決まりほっと胸をなで下ろしました。
それがPATHというお店なのですが、今やかなりの人気店になっているそうで、今月のHANAKOの「いま東京で絶対に行っておきたい店」ここでも大フューチャーされています。
なんでも「2016年を象徴する一軒…第2位」「東京らしいお店…第1位」「心に残る一皿のお店…第1位」そんなに?ほかのページにもPATHの名前が溢れています。”PATH的なお店”という言葉まであるようで、、。
竣工してすぐにオーナーや関係者の皆さんと食事に行きましたが、独創的な料理の数々に圧倒されました。本当に美味しかったです。また素晴らしい空間でした。
ということで、今やPATHはHANAKO公認の”いま東京で一番お洒落で旬なお店”ということになったようですが、私からもちょっと言わせて下さい。
この建物設計したの我々ですから!
あ、すみません。言ってみたかっただけです。
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