
以前、タニタハウジングウェアさん主催の「屋根のある建築作品コンテスト」の住宅部門において、「緩斜面の家」で優秀賞を受賞したことをブログで書きましたが、土曜日はその授賞式がありました。
ところが、当日私は別に北欧建築・デザイン協会主催のクリスマスパーティがあり、私は企画の総責任者ということもあり、どうしても授賞式に出席することが適いません。
どうしよう!ああ、こんな時に自分のコピー人間がいれば…。
ということで、スタッフの矢嶋くんに私のお気に入りの水玉シャツを着てもらい、本人として授賞式に列席してもらうことに。この替え玉作戦がまんまとはまり、「関本=水玉シャツ」と思っている多くの方には全く気づかれませんでした。
…というのはまっかな嘘で、審査員の伊礼さんには思い切りツッコまれたようです笑。でもスタッフが私の水玉シャツを着てきたということで、会場は大盛り上がりだったとか。ヨカッタ!
◇
週明けに列席したスタッフより、受賞の盾と副賞?の”蝶ネクタイ”を渡されました。この蝶ネクタイ、どんなのかと言いますと、

なんと、タニタハウジングウェアさんの商品で、私も試作に関わったensuiというくさり樋でできた蝶ネクタイ!さすがタニタさん、ユーモアが効いています。
これ、オリジナルはnugi-tiechoという、手ぬぐいを蝶ネクタイにするという蔵堂さんが出しておられるアイテムなんですね。蔵堂さんというのも、雑貨屋さんではなくて居藏さんという方がやっておられる工務店さんだという、これもまたユニークな話なのですが。
ということで、あらためて水玉シャツとensui蝶ネクタイを身につけ、盾を手にパチリ!タニタハウジングウェアさん、また伊礼さんをはじめとした審査員の皆さま、素晴らしい賞を本当にありがとうございました!

17. 11 / 28
セミナー 『ホテリ・アアルトから学ぶ 居心地の解き方』
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sekimoto
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> イベント
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来年の2月に新宿のOZONEにて、建築家の益子義弘先生と共に以下のタイトルによるセミナーを開催させて頂きます。
『ホテリ・アアルトから学ぶ 居心地の解き方』
講師:益子義弘(建築家|東京藝術大学名誉教授|益子アトリエ主宰)
ファシリテーター:関本竜太(建築家|リオタデザイン主宰)
日時:2018年2月2日(金)17:00~19:00
場所:OZONE 5Fセミナールーム
お申込・詳細: https://www.ozone.co.jp/pro/seminar/detail/392
◇
このホテリ・アアルトを巡っては過去に何度かブログや、建築知識ビルダーズの巻頭特集などにその魅力について記事を書かせて頂き、一宿泊者の立場で、どこがどう良いのか、素晴らしいのかについて私なりに掘り下げさせて頂きました。
OZONEさんからも、同様のセミナーを開催したいとのご相談を以前から頂いていたのですが、ホテリ・アアルトを設計者でもない私が勝手に解説すると誤解を生む可能性があることから、益子先生がご登壇くださるなら、ということで私自ら益子先生にご登壇をお願いして実現したという企画でもあります。当日私はファシリテーターとして、益子先生のお話の引出し役に徹したいと思います。
◇
実は、拙著「おもてなし住宅のつくりかた」の”おもてなし”という言葉は、ホテリ・アアルトに宿泊したときに強く浮かんだもので、今では私の住宅設計のよりどころにもなっています。おこがましくも、「ホテリ・アアルトみたいな家を設計したい!」というのが、私の今の設計裏テーマにもなっています。
当日はそんな私自身の問いかけとも併せて、会場の皆さまと「居心地とは?」というテーマを掘り下げてゆきたいと思います。
OZONEの担当者さんのお話によると、まだ2ヶ月前だというのに、定員(60名)のうちすでに半分が埋まってしまったとのこと。益子先生のご登壇は希少ということもあり、一般メディアもこれからこぞって告知を報じるようです。
おそらく年内には満席になる可能性が高いので、ご興味ある方は是非今のうちにお申し込み下さい。以下は駄文ながら、過去の私のホテリ・アアルト関連のブログ記事になります。
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・ブログ(17.3.4)|「ホテリ・アアルト」
https://www.riotadesign.com/blog/170304.html
・ブログ(17.5.30)|「建築知識ビルダーズ#29|居心地の解き方」
https://www.riotadesign.com/blog/170530.html
・建築知識ビルダーズNO29|巻頭特集「ホテリ・アアルトから学ぶ 居心地の解き方」
http://amzn.asia/112ubsF

17. 11 / 24
安藤忠雄展
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sekimoto
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> 建築・デザイン
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新国立美術館で開催中の、安藤忠雄展に足を運んだ。
学生時代の私にとってのヒーローは、間違いなく安藤忠雄さんだった。大学3年生の時に、池袋のセゾン美術館で開催された安藤忠雄展には大きな衝撃を受けた。
それから、大学を卒業したら安藤忠雄さんのアトリエで働きたいと強く願った。当時、安藤さんは所員をグーで殴るらしいとか、月給は5万円らしいとか、いろんな噂を聞いていたけれどそれでも構わないと思った。実際、就活で真っ先に電話をかけたのは安藤さんの事務所だった。(でも、結局雇ってはもらえなかった)
安藤さんの生き方も好きだったけれど、先の個展で衝撃を受けたのはそのドローイングだった。エンピツを使った精緻なドローイングには大いに引き込まれた。当時大学の課題はインキングが基本だったのだけれど、「建築家はエンピツだ!」と勝手に思い込み、そこからはエンピツだけを使った図面表現を研究した。つまりは安藤さんをとことん真似したのだった。
現在の、データを保存しておけばいつでもアウトプットできるという図面と異なり、世界に一つしかない、二度と再現できない学生の頃の図面は今でも大切に保管している。
展覧会の安藤さんのドローイングに再び出会い、かつての血が騒いだ。(以下は学生時代の私のドローイング。安藤さんへの憧れが詰まっています)


17. 11 / 23
大和田の家|写真アップしました
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sekimoto
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> 仕事
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今年2月に竣工した「大和田の家」の写真をサイトにアップしました。撮影は新澤一平さん。今回も素晴らしい写真を押さえて頂きました。
大和田の家
https://www.riotadesign.com/works/17_owada/#wttl
大和田の家はご縁あって、お寺の庫裏として計画させて頂いたものです。写真だけを見たら、とてもお寺の庫裏とは思えないかもしれません。とてもモダンなセンスをお持ちの方でしたので、法的な様々な壁はありましたが、建て主さんとの呼吸はぴったりでした。我々にとっても幸せなお仕事だったと思います。
どうか写真に写っている様々な家具や生活用品まで、じっくりとご覧下さい。もちろんコーディネーターは一切入っていません。家具についてもテーブルサイズについて相談を受けたことはありましたが、選定はすべて建て主さんが自ら行われています。
曰く、自分の大好きな家具が置ける家にしたかったのだそうです。そりゃ家具選定も楽しいですよね笑

私は相談を受ければ助言はしますが、基本的には家具は建て主さんに自由に選んで頂いています。家具は家族と同じで、個性そのものだと思うからです。
ドラマに出てくるようなイケメン家族設定(つまりプロのコーディネートという意味ですね)にすることもできますが、そこに住むご家族が自分で選んだ家具で住まわれるということが、住宅にとっては大切なことなのではないかと思います。
そうでなければ、まるでドラマの舞台セットの中で生活するようなことになってしまいますよね。また言うまでもなく、家は建築家の作品集のために建てるものでもありません。
◇
もっとも、こういう”トップランナー建て主”さんがボトムを引き上げてくれるので、これが他の建て主さんの刷り込みになり、何も言わなくとも撮影時にはこういう状態になっている、というワケでもあるのですが笑。これは、リオタデザインが長年積み上げてきたものかもしれません。
でもきっと建て主さんにとっては、これが無言のプレッシャーになっていることは想像に難くありません…。
大和田の家
https://www.riotadesign.com/works/17_owada/#wttl

関本さんはいつ仕事しているの?とよく聞かれます。なんだか、チャラチャラとイベントばっかりやっていると思われるといけないので、ここで書いておこうと思います。
私が抱える仕事は、本業の設計以外にも、ブログでもよく告知している頼まれたセミナーの講師だったり、SADIという団体での企画の取りまとめ役だったり、アールトイベントの事務局を仲間とやっていたり、一方では大学の非常勤講師もやっていたり、傍で原稿を書いたり、雑誌の企画協力をしていたりもします。この間までは同窓会の幹事もしていました。そしてブログの更新…。
言うまでもなくですが、人に与えられた時間は一日24時間しかなく、一週間は7日しかありません。でも人は隙間の時間というものが意外と多く存在します。電車の移動時間だったり、テレビを見ていたり、ぼうっとしている時間だったり。
そういう時間を無駄にしないで、テトリスのようにピッタリ隙間なく使ってゆくと、おそらく人の二倍の仕事はこなせるようになります。もちろん睡眠時間は削らずにです。私は寝ないとダメなタイプなので、毎日7時間は睡眠時間を確保するようにしています。
もう一つ心がけていることは、自分にしかできないことをやることです。自分じゃなくてもできることは、人にやってもらうということが一番です。その場合の鉄則は、自分と同じかそれ以上の能力を持った人を選ぶこと。そうでないと、逆に仕事を増やすことになります。
今うちの事務所には有能な人材が集まっていますので、私の使える時間はどんどん増えています。そしてもちろん、本業である設計や現場監理は要ですので、私も一番多くの時間を割いています。
私は前述の個人仕事(ソロ活動と呼んでいます)をこなしながら、週3〜4日の現場監理もスタッフと一緒になるべく行くようにしています。スタッフとの図面打合せも濃厚にやっています。
スタッフが進めた仕事も、設計で私が与り知らぬ所は一つもないようにと思い努力しています。クライアントへの対応ももちろん私の役割です。それこそが、リオタデザインの生命線ですから。
と、これを大学に向かう電車の中で書き上げ更新します。
私が抱える仕事は、本業の設計以外にも、ブログでもよく告知している頼まれたセミナーの講師だったり、SADIという団体での企画の取りまとめ役だったり、アールトイベントの事務局を仲間とやっていたり、一方では大学の非常勤講師もやっていたり、傍で原稿を書いたり、雑誌の企画協力をしていたりもします。この間までは同窓会の幹事もしていました。そしてブログの更新…。
言うまでもなくですが、人に与えられた時間は一日24時間しかなく、一週間は7日しかありません。でも人は隙間の時間というものが意外と多く存在します。電車の移動時間だったり、テレビを見ていたり、ぼうっとしている時間だったり。
そういう時間を無駄にしないで、テトリスのようにピッタリ隙間なく使ってゆくと、おそらく人の二倍の仕事はこなせるようになります。もちろん睡眠時間は削らずにです。私は寝ないとダメなタイプなので、毎日7時間は睡眠時間を確保するようにしています。
もう一つ心がけていることは、自分にしかできないことをやることです。自分じゃなくてもできることは、人にやってもらうということが一番です。その場合の鉄則は、自分と同じかそれ以上の能力を持った人を選ぶこと。そうでないと、逆に仕事を増やすことになります。
今うちの事務所には有能な人材が集まっていますので、私の使える時間はどんどん増えています。そしてもちろん、本業である設計や現場監理は要ですので、私も一番多くの時間を割いています。
私は前述の個人仕事(ソロ活動と呼んでいます)をこなしながら、週3〜4日の現場監理もスタッフと一緒になるべく行くようにしています。スタッフとの図面打合せも濃厚にやっています。
スタッフが進めた仕事も、設計で私が与り知らぬ所は一つもないようにと思い努力しています。クライアントへの対応ももちろん私の役割です。それこそが、リオタデザインの生命線ですから。
と、これを大学に向かう電車の中で書き上げ更新します。
