24. 07 / 25

ポートレート

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sekimoto

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> 子ども
> 生活



今朝息子が髪を切る前に自分のポートレートを撮りたいというので撮影のお手伝い。ついでに私の写真も撮ってもらいました。

息子は現在大学の2年生。写真を専攻しているのですが、彼に私のポートレートを撮ってもらうのははじめてのこと。気に入ったので、しばらくポートレート写真として使わせてもらおうと思います。

24. 07 / 24

停電とにわか雨

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sekimoto

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> STAFF
> 仕事



あまりの猛暑に逆ギレしたような稲光と突然の激しいにわか雨。久しぶりに事務所も停電になりました。30分経っても復旧しないので、長いなあと思っていたらブレーカーが落ちていたようで、こちらを上げたら復活しました。

束の間の30分、ラジオの音もなく、パソコンの電源が落ちてしまったのでキーボードやマウスの音も聞こえない事務所は静寂に包まれました。悪くないです。携帯電話の灯りで仕事をするスタッフ。平行定規を使って手描きで図面を描いていた時代をふと思い出しました。


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sekimoto

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> 建築・デザイン
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WHAT MUSEUMで開催中の「感覚する構造」展にようやく行ってきました。WHAT MUSEUMはOB建主のHさんが立ちあげに関わっておられ、一度行きたいと思いながらもなかなか機会を作れずにいたのでした。

今日はスタッフも一緒に、Hさんと近くのT.Y.HARBORでランチをご一緒させて頂きました。ご多忙の中久しぶりの語らいの時間も取って頂き、またその後も展覧会までご案内頂いてしまいました。Hさん、どうもありがとうございました!!

展覧会も精巧な構造模型が並び、見応えも十分でした!現代建築の構造もクリエイティブで素晴らしいのですが、東大寺や法隆寺といった日本の伝統建築の木組の奥深さにもあらためて感銘を覚えました。

別棟の模型倉庫も楽しかったです!学生時代にこんな施設があったら、表現のインスピレーションに通い詰めただろうな、、とあらためて思いました。

夕方戻ってからは、スタッフも私も皆黙々と仕事!よく遊び、よく学び、よく働いた一日でした。

WHAT MUSEUM
https://what.warehouseofart.org/




今日ははるばる奈良方面からいらしたKMEWご一行様をdropにご案内させて頂きました。

今回dropの外壁にはKMEWのLAP-WALLを、屋根にはグランネクストというスレート素材をはじめて採用させて頂きました。このdropでは、これまで板金外壁で蓄積したノウハウをスレート外壁にも投入して、スレート納まりの可能性を追求する、というのが裏テーマにもなっていました。

今日はそんな取り組みも、プロの皆さまにご覧頂いて感想なども頂くことができました。マニアックな意見交換、とても楽しかったです!



これは我々の内部造作にも共通するのですが、ひとつひとつは取るに足らない凡庸な納まりでも、それを徹底していくことで、全体を貫く緊張感や凜々しさのようなものは獲得できると日々思っています。

今回の外装では、具体的にはスレート端部とサッシュ廻りの納まりについて、特に注意深く納めています。



まず外壁コーナーは役物は使わず、突き付け納まりに。

スレート端部の切断角度は90度にはならないため、職人によっては極端に嫌がられる納まりだと聞いていましたが、現場で担当してくれた職人は「その方がきれいだから」と淡々と施工してくださいました。

板金もそうですが、出隅がノイズレスに納まると本当にきれいに見えます。「外壁はコーナーで決まる!」のは板金外壁ばかりではありません。




次に窓廻り。これも板金と同じで「意地でもコーキングは打たない!」が今回のテーマでした。

コーキングはいつかは切れます。板金外壁では「水は隙間から入るもの」という前提で、それを壁の裏側でどう逃がすかを考えます。逆に言えば、窓廻りの捨て板金を丁寧に施工をしてさえおけば漏水のリスクは限りなく低くなり、将来的にもコーキングに頼らない納まりが可能になるということです。

なんといってもきれい!窓廻りをここまでノイズレスに納めるためには、徹底した板金の技がこれを下支えしています。



屋根の端部もスレートは切りっぱなし。スレートは板金と異なり、端部に唐草がいりません。物性として小口から腐ることがないからです。

それなのに街中のスレート屋根には、端部にどうして板金がぐるぐる巻かれているのか私には理解出来ませんでした。スレート屋根端部から板金を剥ぎ取ると、潔くこの上なくシャープな屋根のラインがあらわれます。



今回の外装にあたっては、SOLIDOの開発に関わったKMEWの藤田新次さんや足立卓実さんといった、日本一スレートに詳しい方々から直接お話を伺うことで、スレートを巡る偏見や不安が払拭され、素材の可能性についても大いに学ばせて頂くことができました。本当にありがとうございました。

これからは板金外壁、吹付外壁とならんで、スレート外壁についても納まりやその素材表現について深掘りしていきたいと思っています。

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sekimoto

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> OPENHOUSE
> STAFF



7月13~14日にかけて、川口市に竣工したdropのオープンハウスを開催させて頂きました。

梅雨時で天気はともにくもり~雨予報でしたが、幸いにもほとんど雨には祟られず、時折青空が広がる場面も。両日共に40名前後の方がお見えになり、小さな家がにわかに活気づきました。

今回の住宅は特殊な敷地事情も絡み、建坪でも12坪ほど、延べ床で24坪ほどの狭小住宅でした。寸法の逃げがほとんど利かない状況でしたので、派手な空間構成などはなくベーシックに空間を構築するようなアプローチでしたが、これまでの我々の設計ノウハウをふんだんに盛り込み、いらした方が口々に「広い!」「小さな住宅に見えない」とおっしゃって下さったことで、設計が上手くいったことを実感でき、ほっと胸をなで下ろしました。

また上記の設計条件から、一般の方が我が家の参考にといつもより多くいらっしゃった印象でした。ご来場下さった皆さま、設計のマジックを体感頂けたでしょうか。




今回大人気だったのが、この出窓ベンチ。敷地を使い切るために上空にはね出したベンチでしたが、あえて天井や座高も低めに抑えたことで、包まれるような空間体験が得られました。



張地のタンバリン・ハリンダル(イエロー)は、Kvadraの生地の中でも一番人気の皆川明さんデザインのもの。納期に半年以上かかることから着工と同時に発注してなんとか無事間に合いました。

ソファというより、巨大な”ざぶとん”のようなイメージで作ったので、座るだけでなく、これを背もたれや枕代わりにしてもたれかかってもなかなか快適なんです。


こちらのロフトにも隠れた大工さんのこだわりの技の数々が!

これってどうやって納めたかわかります?なんていうナゾナゾを来場者に出してみたりしていましたが、プロでもわからないような匠の技が随所にあって楽しませていただきました。棟梁の東條さん、してやったりですね笑。ありがとうございました。



そしてこちらは、我々のオリジナルスツール「muni」。前回の「越屋根の家」のオープンハウスでも試作品を並べていましたが、今回はそれの進化版をお披露目させていただきました。

今回は前回からコンセプトを整理したことで、ご来場頂いた皆さまにも共感頂けるものになったと思います。パッケージデザインもだいぶまとまってきました。こちらはまた追ってこちらのブログでも詳細をご紹介したいと思います!


今回のdropの担当者は岩田舞子さん(中央の紫色のニット)。今回は設計もさることながら、建築可能なところまで導く法適合の道のりがとても険しく、途中何度も諦めかけましたが、彼女のがんばりのおかげで針の穴に糸を通すことが出来ました。本当にお疲れさまでした!

2日間にかけてご来場下さった多くの皆さま、またご厚意により見学会を開催させて下さいました建て主さまにも御礼申し上げます。どうもありがとうございました!!

最後に、友人建築家の小山光さん(KeyOperation)が素敵なリール動画を作成して下さいました。以下にリンクを張らせて頂きます。お越しになれなかった方は、こちらをご覧下さい。小山さん、ありがとうございました。
https://www.instagram.com/reel/C9W8AmIKNtq/?igsh=NTNjeDZzOTZrc2Ju