7月13~14日にかけて、川口市に竣工したdropのオープンハウスを開催させて頂きました。
梅雨時で天気はともにくもり~雨予報でしたが、幸いにもほとんど雨には祟られず、時折青空が広がる場面も。両日共に40名前後の方がお見えになり、小さな家がにわかに活気づきました。
今回の住宅は特殊な敷地事情も絡み、建坪でも12坪ほど、延べ床で24坪ほどの狭小住宅でした。寸法の逃げがほとんど利かない状況でしたので、派手な空間構成などはなくベーシックに空間を構築するようなアプローチでしたが、これまでの我々の設計ノウハウをふんだんに盛り込み、いらした方が口々に「広い!」「小さな住宅に見えない」とおっしゃって下さったことで、設計が上手くいったことを実感でき、ほっと胸をなで下ろしました。
また上記の設計条件から、一般の方が我が家の参考にといつもより多くいらっしゃった印象でした。ご来場下さった皆さま、設計のマジックを体感頂けたでしょうか。
今回大人気だったのが、この出窓ベンチ。敷地を使い切るために上空にはね出したベンチでしたが、あえて天井や座高も低めに抑えたことで、包まれるような空間体験が得られました。
張地のタンバリン・ハリンダル(イエロー)は、Kvadraの生地の中でも一番人気の皆川明さんデザインのもの。納期に半年以上かかることから着工と同時に発注してなんとか無事間に合いました。
ソファというより、巨大な”ざぶとん”のようなイメージで作ったので、座るだけでなく、これを背もたれや枕代わりにしてもたれかかってもなかなか快適なんです。
こちらのロフトにも隠れた大工さんのこだわりの技の数々が!
これってどうやって納めたかわかります?なんていうナゾナゾを来場者に出してみたりしていましたが、プロでもわからないような匠の技が随所にあって楽しませていただきました。棟梁の東條さん、してやったりですね笑。ありがとうございました。
そしてこちらは、我々のオリジナルスツール「muni」。前回の「越屋根の家」のオープンハウスでも試作品を並べていましたが、今回はそれの進化版をお披露目させていただきました。
今回は前回からコンセプトを整理したことで、ご来場頂いた皆さまにも共感頂けるものになったと思います。パッケージデザインもだいぶまとまってきました。こちらはまた追ってこちらのブログでも詳細をご紹介したいと思います!
今回のdropの担当者は岩田舞子さん(中央の紫色のニット)。今回は設計もさることながら、建築可能なところまで導く法適合の道のりがとても険しく、途中何度も諦めかけましたが、彼女のがんばりのおかげで針の穴に糸を通すことが出来ました。本当にお疲れさまでした!
2日間にかけてご来場下さった多くの皆さま、またご厚意により見学会を開催させて下さいました建て主さまにも御礼申し上げます。どうもありがとうございました!!
最後に、友人建築家の小山光さん(KeyOperation)が素敵なリール動画を作成して下さいました。以下にリンクを張らせて頂きます。お越しになれなかった方は、こちらをご覧下さい。小山さん、ありがとうございました。
https://www.instagram.com/reel/C9W8AmIKNtq/?igsh=NTNjeDZzOTZrc2Ju
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