13. 04 / 18
『トンガリの家』
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sekimoto
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今日はかねてより設計依頼を頂いていた住宅のプレゼンテーションがありました.
午後にご来所ということで慌ててお昼に出ると,外の思わぬ陽気に「ヨシ,今日のプレゼンは外でやろう!」ということで,急遽中庭にテーブルをセットアップすることにしました.さっきまで緊張していたのに,この中庭にテーブルを出すとなんとも言えない大らかな気持ちになってあくびが出てくるから不思議です.
敷地はほぼ直角三角形をした変形地.当初,こんな敷地にも建ちますか?とご相談にやってきたYさんご夫婦のお人柄と敷地に一目惚れし,「是非やらせて下さい!」と半身を乗り出したのは私の方でした.
この敷地のトンガリの先端方向には,坂道を下った先にある丘陵地の眺めがあります.この眺めをなんとか掴まえたい!そして,この変形地の個性を十分に活かしたプランニングを練りに練り上げました.昨日のブログで,悩みに悩んでエスキースに1冊を費やしてしまったというのも,実はこの住宅のことです.タイトルはずばり「トンガリの家」.
壁がナナメなら,屋根も,そして軒のラインもナナメときています.現在工事中の「隅切りの家」では,その複雑な架構に大工さんを悩みに悩ませたというのに,性懲りもなくもっと難しい架構にチャレンジです.どうですか,わくわくするでしょう?
もちろんプレゼンは大成功!これからじっくり詰めてゆきます.Yさん,完成まで一緒に楽しみましょう.オット,先立つ困難も一緒に引き受けて下さいヨ!



独立して以来使い続けているCROQUIS(エスキース帳),本棚にはすでに使い切ったバックナンバーが20冊.スケッチは切り取らないで一冊単位で残しておくとドキュメントになる.10年で20冊だから,平均すると半年に1冊を使い切る計算になる.使うのは計画初期のエスキースのみで,ある程度まとまったらCADに移行することになる.
ところが今月は1ヶ月で1冊を使い切ってしまった.それだけひとつのプロジェクトに悩んで,試行錯誤を繰り返している証拠でもあるのだけれど,パラパラと見返すとその時の苦悩や,出口が見えない絶望感などありありとその時の感情を思い返すことができる.
悩みは一時のもの,解決してしまえば笑い飛ばせる.でも悩みに悩み抜いて,最も鮮やかな解決を導くことができなければ,人って幸せになれないんじゃないだろうか.そんなことも考える.中途半端な解決じゃだめだ.だから何度も何度も考える.
月曜日は大学で学生の設計指導の初日があった.考えたけど思い浮かびませんでした,と言っている彼らのエスキース帳はスカスカだった.前の日の晩に,あるいは今日大学に来てから考えたことなんて,考えたうちには入らないだろう.寝る間も惜しんで考えるのだ.エスキース帳は一冊400円.これを埋め尽くすだけで絶対に元は取れるはずだ.

13. 04 / 16
『しだれ桜の家』写真アップしました
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sekimoto
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2月に竣工した『しだれ桜の家』の写真をアップしました.
しだれ桜の家は4月を待たず異例の早さで開花してしまったしだれ桜のために,急遽撮影をセットアップしたものです.まだ入居間もないお施主さんもよくぞ撮影を了解してくださったものですが,撮影の裏側では荷物をあっちに移動,こっちに移動したりしています笑
当日は天気も良くて最高の撮影日和でした.プロのカメラマンさんに娘さんもおおはしゃぎ.後関さん,今回も良い写真をありがとうございました!
[しだれ桜の家] 撮影:後関勝也(バウハウスネオ)
https://www.riotadesign.com/works/13_shidare
また先日ご紹介した新スタッフの紹介も以下にアップしました.
こちらも併せてよろしくお願いします!
スタッフ紹介(緒方彩乃)
https://www.riotadesign.com/about/

13. 04 / 12
リオタデザインにようこそ!
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sekimoto
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大型新人の登場です。緒方彩乃、まだ現役の大学生です。正式には来年の卒業と同時にうちの正社員となりますが、実際には非常勤ながら、もう既にうちのスタッフとしてバリバリ仕事をしてもらっています。
私が留学したフィンランドでは建築学科の学生が、バイトではなく、普通に設計事務所で担当を受け持って仕事をしているという日常がありました。頭で考えただけの建築と、リアルに建てる建築は分けて考えるものではなく、同じ思考の連続で考えるべきものです。彼女にとって、きっとこの一年は学ぶことの多い一年になることでしょう。
彼女はかつて私が設計を指導した学生でもあるのですが、当時から控えめながらその素養は特筆すべきものがありました。音楽の絶対音感と同じで、スケールやセンス、バランス感覚のようなものは教えられて得られるものではありません。
彼女は建築理論をこね回すよりも、実務で頭角を表すタイプだと密かに踏んでいるのですが、私の期待通り、早くも限られた時間の中でキッチリ結果を残す意識の高さと、情報処理能力の高さをいかんなく発揮してくれています。
もしかしてインテルハイッテル?
リオタデザインにようこそ!
13. 04 / 05
三浦さん,お疲れさまでした!
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sekimoto
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スタッフ三浦の今日は勤務最後の日でした.
最後はスタッフ一同からは花束を,私からはアールトのスツールをプレゼント.その後は三浦さんが大好きな焼肉屋さんにて送別会となりました.
三浦さんは専門学校を卒業後,新卒でうちの事務所にやってきました.当時はうちも仕事が少なく,就職希望の連絡が来たときも採用する予定はありませんでした.でも家が近いこともあり,最初の面接ですでに共通の知人や地元の話で意気投合.気がつけば採用してもう早4年が経とうとしています.
三浦さんの持ち味は,その明るさとまじめで几帳面な性格です.マァ,彼女と話をしていると話題が尽きません.事務所のムードメーカーであり,お施主さんにも親しまれて可愛いがられていました.一方の几帳面さでは,常に人の言うことを細かくメモを取り,日々スポンジのようにそれを吸収しながら,与えられた仕事をキッチリとこなそうという向上心の塊でもありました.
特に彼女の模型スキルは達人級.丁寧にパーツを切り出す姿は職人のようでした.うまくすればこれだけでも食べていけるかもしれません.事務所にとっても得がたいスタッフではありましたが,次の目標に向かって歩み始めるということなので,我々も気持ちよく送り出したいと思います.
三浦さん,これまで4年間どうもありがとう!おかげでこの4年間は楽しくも充実した仕事の日々を送ることができました.今後もちょくちょくヘルプを頼むことになるかもしれませんが(?),これからもよろしく.夢に向かってがんばれ!
[caption id="attachment_7403" align="alignnone" width="400" caption="新スタッフ緒方より花束を.緒方のことはまた追々ご紹介します."]


