本日の「コートテラスの家」のオープンハウスにお越し下さった皆様、ありがとうございました!すわ梅雨明けか?というような快晴の一日。かねてより「大丈夫、オープンハウスは絶対に晴れるから」と断言していた私の言葉通りでした(どや顔)。

さて皆さん、好き勝手に感想をおっしゃっていた後ろを、クライアントが素知らぬ顔でうろうろ歩き回ってたのをお気付きだったでしょうか?

クライアントには「知らん顔して見に来て下さい。第三者の思わぬ評価が聞けて面白いですよ」とお伝えしていたのでした。もう皆さん、私の後ろにクライアントがいるのに、嫌な汗が出ましたよ!?でも皆さんお褒めのお言葉ばかりで助かりました笑

恒例の打ち上げはこの日はなしで、後日ということになっています。日も長く、まだ明るいうちに解散!スタッフもなんだかちょっと嬉しそうでした。皆さまお疲れさまでした!

☆今回はセミクローズで、招待者のみの開催とさせて頂きました。見たかった!という方のために、以下にちらっとだけ写真を載せますね。







15. 06 / 25

満たされた仕事

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sekimoto

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> 仕事
> 思うこと



設計者というものは、つくづく「いまここ」を生きる職業であると思う。「いまここ」にすべてを賭ける。そして出来たものが、「いまここ」における最高の仕事であると。

しかしそれは相対的に決まるものでもある。
つまり依頼主を満足させるために、すべてはそこに向かって仕事を収束させてゆくわけだから、自分たちがいかに満足しようとも、依頼主が満足して下さらなかったらその仕事は最高とは言えない。それどころか失敗ですらある。だから恐い。建築の仕事は本当に恐ろしい仕事だと思う。

今日は来週引渡しの、とある住宅の竣工検査があった。

会心の出来だと思う。
心から満ち足りた気持ちになった。こういう仕事は本当に珍しい。他人にはわからないけれども、自分にはわかる思い通りにならなかった部分や失敗が頭を離れず、私はいつも深く落ち込む。どの仕事だってそうだ。

今日はどうしてそんな気持ちになったのだろう。
それはクライアントがとっても喜んで下さったからだ。クライアントからかけて頂いた言葉を私はきっと忘れないだろう。私が心から望んでいた言葉を聞くことができた。それが本当に嬉しかった。

「いまここ」に持てる力すべてを注ぐことができたとしても、人間は完全ではないから、やっぱり完全な仕事はできないのかもしれない。実際今日も検査では多くの指摘があったし、あれほど注意深く進めた我々の設計や、現場の施工も完全ではないことをあらためて実感した。

しかし今回は会心の仕事だったと思う。
満ち足りた気持ちになった。完全ではなかったかもしれないけれど、最高の仕事ができたと思う。

どうしてだろう?それはクライアントが喜んでくれたからだ。
不完全な人間は、人間によってはじめて満たされるのかもしれない。

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sekimoto

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> 建築・デザイン
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グッゲンハイム・ヘルシンキ(グッゲンハイム美術館のヘルシンキ分館ね)、ようやく決まったようですね。ウィナーのクレジットに日本人パートナーの名前が含まれていることに喜びを感じます。

Guggenheim Helsinki Design Competition
http://designguggenheimhelsinki.org/en/finalists/winner

ただ、陶器二三雄さんが次点に入ったヘルシンキ音楽センターは、コンペから完成まで10年かかったし、途中政権交代で何度もお蔵入りしかけたと聞いていたので、できたと聞いた時は「え、まだ生きてたんだ」と正直思いました。

ヘルシンキのコンペの歴史は、頓挫の歴史。まともにコンペしたって、実現に結びつく保証なんてどこにもありません。アールトだって、コンペを獲っても建たなかった作品はいっぱいあるんですから。日本であの逆風の中、ザハ案が生き残っていること自体が奇跡みたいなもんなんです。

完成は10年後かぁ…と勝手に。
生き残ってね!

15. 06 / 22

廣瀬智央さん

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sekimoto

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> 生活
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昨日はトンガリの家のアートワーク(ビーンズコスモス)を担当して下さり、イタリアから来日中の美術家、廣瀬智央さんがトンガリの家にお立ち寄り下さり、イタリアンを作って下さるという機会に呼んで頂きました。


美味しかったことはもちろんなんですが、そのビジュアルの美しいこと!さすがと唸らされました。廣瀬さんはクライアントの美大予備校時代の講師だったそうで、村上隆さんも当時の講師陣にいたのだとか。どんだけ贅沢な時代なんでしょう。私もそこにいたかった…。



今日はそんな予備校時代のクライアントのお友達も集まり賑やかな会でした。本当に楽しかったです。クライアントのYさん、廣瀬さん、ありがとうございました!最後に廣瀬さんの作品の前でパチリ。

15. 06 / 20

映画館

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sekimoto

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> 子ども
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週末時間ができると息子と二人で映画に出かける。誘うと決まって少し面倒臭そうなリアクションを見せる。そして最後にこう言うのだ。「別にいいよ」

6年生くらいになるともう親と出かけるのは億劫になるのだろう。それでも一緒に出かけると親子二人だけの関係になって、家では話さないことをポツリポツリと話しはじめる。私はこの時間が愛おしい。来年はもう中学生、あとどのくらい私は彼と映画に行けるだろうか。正直私は映画なんてどうでもいいのだ。

特大のポップコーンを買って息子は楽しそうだ。予告編の間も「これ面白そうだね」「これも観たいね」としきりに話しかけてくる。近所の映画館はいつものようにガラガラで貸切のようだ。私は気のない返事を返す。

この日の映画は「トゥモローランド」。終わるなり「いい話だったね!オレちょっと泣いちゃったよ」とてらいもなく話しかけてくる。そうか、そこそんなに感動したか。「すっごく楽しかった!お父さんありがとう」

思えばこの言葉が聞きたくて、映画に連れて行くのかもしれない。「次はこれを観に来よう」という提案に「いいね!」そんなアポイントを交わして映画館を後にする。

あとどのくらい、私は彼と映画に行けるだろうか。