16. 06 / 29

骨組み

author
sekimoto

category
> 仕事
> 思うこと



骨組みの空間を見るとイイなぁ、といつも思う。骨組みの空間はどんな空間にも化けることができる。可能性をいっぱい秘めた産まれたばかりの赤ん坊のように。

この骨組みの魅力に触れるたびに、自分はいかに常識に縛られているかを思い知る。私はこの空間があれば十分だ。金物なんて見えていて構わないし、仕上げだっていらない。

でも実際には、季節の変化に耐えられるよう断熱材が、安全のために手摺りが、快適性のために設備機器が、美観のために仕上げが施されて無事クライアントに引渡される。

私はいつか骨組みだけの家に住んでみたい。それはきっと原始人のような生活かもしれない。何もないから不具合も起こりようがない。秘密基地のようできっと楽しいと思う。

英国はEUを離脱すべきではなかった。

私は直前まで英国は残留を選ぶと思っていた。これから英国には試練という言葉では足りない苦難が待ち構えているだろう。経済危機、そしてそれは雇用にも影響を及ぼし、移民問題をしのぐ深刻な問題へと発展してゆくに違いない。

ただそれは国民が選んだ結果であり、自業自得だとしても、それが飛び火し迷惑被るのは日本経済である。なにしてくれてんねんて思う。

今朝の新聞に世代別の投票行動が載っていた。離脱という名の”独立”を選んだのは、”偉大なる英国(グレートブリテン)”幻想を持つ65歳以上の世代だ。そして残留という名の国際協調を選んだのは、圧倒的に次代を担う18~24歳の世代である。

「若者よ、あとは頼んだぞ」といったところか。
「顧問の先生には退部届出しておいたわよ」とお母さん。

イギリス、部活辞めるってよ。
ほんと、なにしてくれてんねんて思う。

16. 06 / 24

作家と職人

author
sekimoto

category
> 仕事
> 思うこと


先日友人の建築家と呑んでお互いの建築観について話をした。以前から薄々気づいてはいたけれど、どうも私の考える建築というのは少し違うのかもしれない。

たとえば、私は自分の仕事を「作品」と呼ばれることに抵抗がある。
世間的には設計事務所の仕事は「作品」と呼ばれることが多いし、私のサイトにもやはり「これまでの作品」などと書かれている。けれども、本当は少し違和感がある。私は自分の仕事を「作品」ではなく、ただ「仕事」だと思っている。

作品を作る人が「作家」だとすれば、私は「職人」なのだと思う。
作家とは表現したいことがあり、自らの表現のために資金を作る人のことだ。職人は表現はせず、依頼に対してただ忠実な仕事をする人である。

私には表現したいことはなく、自分はからっぽだといつも思う。
関本さんの建築ってどんな建築ですか?と聞かれるのが一番困る。私は依頼主のことにしか興味がない。その人がどういう人で、住まいや家族に対してどういう考えを持っているのか。それを聞き出し、咀嚼することが私の仕事である。

板前が目の前の活きの良い魚に鮮やかな手さばきで包丁を入れてみせる。目の前にさっと皿が出てくる。私はそんな仕事に憧れる。自分の仕事もそうありたいと思う。

建築知識7月号(エクスナレッジ)が届きました。

私は定期購読はしていませんが、現在「リオタのディテール流儀」という連載を持っているため、毎月のように送られてきます。連載以外にも、ほぼ毎号のように何らかの形で記事に関わっているのですが、今月はコレです。


タニタハウジングウェアさんとの記事。いわゆるタイアップ広告というやつです。過去に私のブログでも何度か取り上げましたが、「ensui」というくさり樋を取り付けた「暁の家」にて取材を受けることになりました。

最初にお断りしておきますが、この記事の本文内容についてはすべて真実です。本文は私が語った通りに的確に編集されていますし、タニタハウジングウェアさんのensuiは私のお気に入りで、今もなおいろんな住宅で使っております。(いつもありがとうございます!)

それはいいんですが。
ただまあなんというか。いろいろツッコミどころがあるわけですね。
同業を含めた読者から総ツッコミを受ける前に、私自ら断罪しておきましょう。

まず、


おいっ。

ちがうんですちがうんです。すべてエクスナレッジN山さんの指示なんです。どこ見てんだよって?遠くを見ているわけですよ。憂いの表情でね。だってN山さんがそう言うんだから。あっちの方見て下さいって言うんだからっ。

これくさり樋関係なくね?
て思ったって口に出せないわけですよ。大人ですから。


おいっ。

関本竜太の眼差しってなんだよ。なんでしょう?私にもわかりません。あとでN山さんに聞いて下さい。そもそも関本ってだれだよ。そうそこ。あなたいいツッコミしてますね。


最後に私のプロフィール。
こんなに良く書いて下さって、N山さんったらありがとうございますm(_ _)m

しかし、


「軽妙なトークでも知られる」て。リオタといえばトークですか。
トーク>設計、ですか。

まぁ、間違っていませんが。

「好きな眼鏡はMUUR」
その情報いる?

この号では、別のページでも企業タイアップ記事に登場しておりまして、トップライトメーカーの日本ベルックスさんとも他の建築家さんの事例とともに、「緩斜面の家」のトップライト事例について紹介して頂いております。


タニタハウジングウェアさん、日本ベルックスさん、取材協力を下さいました「暁の家」のSさん、そしてエクスナレッジN山さん、ありがとうございました!

これからも軽妙なトークで、MUURの眼鏡をかけてがんばります。
(設計もがんばります)

16. 06 / 13

き組ゼミにて

author
sekimoto

category
> 建築・デザイン
Warning: Undefined array key 1 in /home/riotadesign/riotadesign.com/public_html/wp-content/themes/rd/blog/cat_sekimoto.html on line 48



昨日は「き組ゼミ」にて、講師として呼んで頂きました。

「き組」は金物を極力使わない、日本の伝統木造による家づくりを続けておられる建築技術者たちのグループで、主宰者の建築家・松井郁夫さんは、設計事務所運営の傍ら、そんな技術者達を育てる私塾を開いておられます。

ワークショプ「き」組 http://kigumi.jp/

リオタデザインの家づくりは、そんなき組とは少しアプローチが違うのですが、松井さんととあるきっかけで知り合い、昨年に引続き「き組ゼミ」にてデザイン講義をさせて頂くことになりました。

松井さんも伝統木造の第一人者なら、他の講師陣も日本を代表する建築家や技術者がずらりと揃っています。そんな中私が話をしても良いのか・・と去年はずいぶんとビビっていたのですが、受講生の熱心さに心打たれ、また松井さんの人柄と大らかさに惹かれ今年もお引き受けすることになりました。

といっても、私は伝統木造を語ることはできませんので、拙いながらもリオタデザインのいくつかの仕事や、私個人の建築バックグラウンド(フィンランドなど)についてお話させて頂きました。


この「き組ゼミ」には、本当に全国から受講生が集まってきます。コースがいろいろ分かれていて、各コース5回、約半年間の受講となるのですが、この日も岐阜からの参加者もいらっしゃいましたし、去年は金沢から通っていらした方もいました。

また設計事務所の主宰者という方もいますが、スタッフさんという立場の方や大手組織設計の方も。知識や技術を得るために、時間やお金を惜しまず参加する意気込みには本当に頭が下がります。(私は残念ながら、そこまで熱心な輩ではありません・・)

また松井郁夫さんは、今は息子さんである匠さんと一緒に事務所を協働されておられ、匠さんもき組で教える講師の一人なのですが、親子で心を一つにして仕事に打ち込まれている姿というのは、いつ見ても心が打たれます。ちょっと羨ましくもあります。

そして最後は受講生の皆さんとの懇親会。

なんと言っても、き組ゼミはこれが楽しいんですよね笑。お酒が入ってこの日も松井さんは絶好調!ちょっとアブない?事務所の内幕話などここでは書けないような話で盛りあがり、この日も夜が更けていったのでした。

松井さん、今年もお世話になりました。
是非またいろいろ教えてください!