16. 06 / 13

き組ゼミにて

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sekimoto

category
> 建築・デザイン



昨日は「き組ゼミ」にて、講師として呼んで頂きました。

「き組」は金物を極力使わない、日本の伝統木造による家づくりを続けておられる建築技術者たちのグループで、主宰者の建築家・松井郁夫さんは、設計事務所運営の傍ら、そんな技術者達を育てる私塾を開いておられます。

ワークショプ「き」組 http://kigumi.jp/

リオタデザインの家づくりは、そんなき組とは少しアプローチが違うのですが、松井さんととあるきっかけで知り合い、昨年に引続き「き組ゼミ」にてデザイン講義をさせて頂くことになりました。

松井さんも伝統木造の第一人者なら、他の講師陣も日本を代表する建築家や技術者がずらりと揃っています。そんな中私が話をしても良いのか・・と去年はずいぶんとビビっていたのですが、受講生の熱心さに心打たれ、また松井さんの人柄と大らかさに惹かれ今年もお引き受けすることになりました。

といっても、私は伝統木造を語ることはできませんので、拙いながらもリオタデザインのいくつかの仕事や、私個人の建築バックグラウンド(フィンランドなど)についてお話させて頂きました。


この「き組ゼミ」には、本当に全国から受講生が集まってきます。コースがいろいろ分かれていて、各コース5回、約半年間の受講となるのですが、この日も岐阜からの参加者もいらっしゃいましたし、去年は金沢から通っていらした方もいました。

また設計事務所の主宰者という方もいますが、スタッフさんという立場の方や大手組織設計の方も。知識や技術を得るために、時間やお金を惜しまず参加する意気込みには本当に頭が下がります。(私は残念ながら、そこまで熱心な輩ではありません・・)

また松井郁夫さんは、今は息子さんである匠さんと一緒に事務所を協働されておられ、匠さんもき組で教える講師の一人なのですが、親子で心を一つにして仕事に打ち込まれている姿というのは、いつ見ても心が打たれます。ちょっと羨ましくもあります。

そして最後は受講生の皆さんとの懇親会。

なんと言っても、き組ゼミはこれが楽しいんですよね笑。お酒が入ってこの日も松井さんは絶好調!ちょっとアブない?事務所の内幕話などここでは書けないような話で盛りあがり、この日も夜が更けていったのでした。

松井さん、今年もお世話になりました。
是非またいろいろ教えてください!