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デザイン住宅の紹介サイトHOUZZさんより「ベスト・オブ・ハウス2017」なる賞を頂きました。受賞対象はトンガリの家のキッズルームです。

写真をアップしたのはずいぶん前のことなのですが、じわじわと人気が絶えず、どういうわけか今年受賞しました。

去年はたしか隅切りの家で受賞したような。大それた賞ではありませんが、やはり嬉しいものです。個人的にはこの素晴らしい表情のクライアントのお子さんと、素晴らしいカットを押さえて下さった写真家の新澤一平さんにこの賞を贈りたいと思います。

ベスト・オブ・ハウズ 2017(キッズルーム)
http://www.houzz.jp/ideabooks/77234476/thumbs

先日NHK「プロフェッショナル」に出ていたブルースタジオ大島さんと一緒の受賞も光栄です。

17. 01 / 16

スッキリ取材

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川越のFPに日本テレビの朝の情報番組『スッキリ!!』の取材で、タレントのあばれるくんがやってきました。ゲストははいだしょうこさん。

この企画には、いつかは家を建てるという目標を持つあばれるくんが、マイスターの建てた家を訪ねて勉強してゆくという裏ストーリーがあるそうです。不定期ですが、月に一度くらい放送しているものとのこと。

私の出演はなく、あくまでクライアントさんのみの出演ですが、当日は私も撮影に立ち会い見学させてもらいました。

しかしテレビで視ていると当たり前に思えるのですが、生で見るとタレントさんのリアクション芸というのでしょうか、あの対応力はすごいと思いました。あばれるくんももちろん面白かったのですが、はいだしょうこさんの面白いこと言っているつもりがないのに一番面白いコメントというのも、やはり才能を感じました笑

お二人には、クライアントのリクエストで犬の絵を描いてもらいましたが、あばれるくんとはいだしょうこさんの破壊力ある絵力はOAでご確認下さい。

OAは、2月7日(火)9:00~9:30 の間くらいらしいです。

大地震など大きな報道があると延期になる可能性があるそうですが、また近づきましたら録画のご準備をお願いします。どうかお楽しみに!


構造設計をいつもお願いしている構造家の山田憲明さんの著書(多田脩二さんとの共著)が昨年末に発売されました。山田さんよりわざわざお送り頂き、早速手にとって読んでいます。

構造の本と聞くと、学生時代構造力学の授業が大の苦手だった私などは一生開かないようなタイトルなのですが、この本は正直私のような意匠設計者にこそ役に立つような、非常にわかりやすい切り口の構造指南書になっています。いやむしろ構造ディテールというより、もはや建築デザインのディテール集と呼べるものかもしれません。

言うまでもなく木造は日本のお家芸でもあり、古い歴史と伝統があります。ただこれだけ一般的で市民権を得ているにもかかわらず、ある意味先人の知恵や経験値に頼る部分も大きく、それに加えてプレカットのオペレーションや、行政主導による一方通行の仕様規定などによって思考停止に陥っている側面も否定できないと思います。

当の私も山田さんと協働するまではそうでした。

図面上は可能でも、これで持ちますか?(構造上安全ですか?)という質問は現場の大工さんにぶつけてみて、厳しいという返事が返ってくればできないということがよくあります。ところが現場の大工さんはその判断の多くを経験に頼っているため、やったことがないことは「できない」と答えることが多いのです。これでは木造が未来に向けて進歩してゆかないことを意味します。

そのために構造設計者がいるわけですが、実は木造の正確な解析ができる構造設計者は国内では数が少ないのが実情です。鉄骨やコンクリートと違って、無垢の木は工業製品ではないので性能がまちまちで、同じ材でも産地や含水率などが違っただけで強度にばらつきが出てしまうからです。継ぎ手をどうするかによっても変わります。

正確に計量できないということは”変数”ですから、「変数x変数」で結局答えが出せないというのが、木構造の設計を難しくしている要因であるような気がします。

山田さんの木構造がユニークなのは、そんな木造のやっかいさを理解した上で、常識に囚われず柔軟にディテールを組み立ててゆくところにあります。

特徴的なのは木造を木だけで構成することにこだわらず、スチール材や汎用構造金物、時にスクリュービスですらも仕口や構造の補強材として躊躇わずに使うということです。複雑な木造をシンプルな体系に置き換えて、鉄骨造やRC造と同列であるかのように扱う。実際、山田さんはRC造をやらせても実に上手いんですよね。



建築を自由に発想するための手段として、こうした柔軟な手法は今後新しい木造を考える上では大きなヒントになるような気がします。

この本にはそんな解決の数々が収録されていて、正直協働設計者としてはあまりみんなに知られたくないなぁというか、山田さんと協働した者しか知り得なかった”秘伝”のようなディテールもあり、気を揉むところもなくもありませんが、、。ちなみに、我々と協働した案件の構造ディテールについても紹介されています。

そんなこの本ですが、売れすぎてあっというまに出版社にも在庫が切れてしまったようで、現在増版中とのこと。アマゾンでは早くもプレミアが付いて中古本が5000円以上つけていました汗。建築関係者の方は、落ち着いた頃にまた手にとって頂けたらと思います。

構造ディテール図集/山田憲明(木造)、多田脩二(鉄骨造)|オーム社
http://shop.ohmsha.co.jp/shopdetail/000000004798/

私が頂いた山田さんのサイン本はもちろんプライスレスです!笑

17. 01 / 12

解剖本

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一度当たったらとことんやるというX社の姿勢には、いつも学ぶことしかありません。増田奏氏の「住まいの解剖図鑑」からはじまった”解剖図鑑”はもはや建築ですらなく、建築知識という名の建築雑誌はもはや特集が猫です。

猫の建築知識(略して猫知識)、当たるだろうなと思っていましたが、思った通りめちゃくちゃ売れたようです。あやかりたい。X社には学ぶことしかありません。

”解剖本”は去年の暮れに我が社の忘年会に参加して下さったX社の編集者N山さんより、スタッフ用に頂きました。しかし暮れに熟読した我が社のスタッフは、年明け見違えるほどのイケメンにはなりませんでした。X社の誤算です。

16. 12 / 19

WEBサイト拝見

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ディテール連載でお世話になっています建築知識さんの「WEBサイト拝見!」というコーナーに、リオタデザインのサイトを取り上げて頂きました。

今のサイトはデザイナーの石曽根昭仁さんに5年ほど前に作って頂いたものですが、とても気に入っていて、石曽根さんにコントロールしていただく部分と、私が適宜手を入れられる部分が分かれているので、このように日々の更新もスムーズです。今回専門誌にも取り上げて頂きとても嬉しく思っています。


設計事務所の敷居の高さはずっと言われ続けていることですが、やっぱり設計事務所にアポイントを取って会いに行くというのはとても勇気のいることだと思うんですね。また忙しくて心に余裕のない状態だと、やはり大きな決断は後回しになりがちです。

なので、通勤の合間や時間ができたときに自分の都合で検索して眺められるサイトというのはとても便利だし、今どきの家づくりの取っかかりとしては外せないツールであるように思います。

なんといってもオーダメイドの家づくりを標榜する設計事務所ですから、どの事務所も主宰者自らサイトの内容を吟味しているはず。そこには設計者のセンスや美意識、仕事に対する考え方や進め方のようなものも色濃く反映されていると考えるのが自然でしょう。

美しい作品につい引き込まれるもの、スタイリッシュで謎めいたもの、シンプルすぎて知りたい情報が書かれていないもの、サイト更新が半年以上止まっているもの…。

自分がそう見られたいという願望の表れから、無自覚にもその人の性格をさらしてしまっているものまでいろいろありますが、私が考える理想のサイトというのは、完璧で非の打ち所のないものや、常識的で当たり障りのないことしか書かれていないものよりは、自然体でむしろちょっと欠点(愛嬌)も見えるくらいの方がちょうど良いと思っています。

家づくりは相性。そんな自分でも設計をお願いしようと思ってくれる人が来てくれたら、きっとその家づくりはお互いにとってハッピーなものになるだろうと思うからです。

建築知識(エクスナレッジ) 2017年1月号
http://amzn.asia/2nrtQJo

ちなみに今月はなんと”ネコ特集”
エクスナレッジ、今月も攻めています笑。うちの事務所からも実例提供しているほか、私のディテール連載もお楽しみください。