16. 12 / 19

WEBサイト拝見

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sekimoto

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> メディア



ディテール連載でお世話になっています建築知識さんの「WEBサイト拝見!」というコーナーに、リオタデザインのサイトを取り上げて頂きました。

今のサイトはデザイナーの石曽根昭仁さんに5年ほど前に作って頂いたものですが、とても気に入っていて、石曽根さんにコントロールしていただく部分と、私が適宜手を入れられる部分が分かれているので、このように日々の更新もスムーズです。今回専門誌にも取り上げて頂きとても嬉しく思っています。


設計事務所の敷居の高さはずっと言われ続けていることですが、やっぱり設計事務所にアポイントを取って会いに行くというのはとても勇気のいることだと思うんですね。また忙しくて心に余裕のない状態だと、やはり大きな決断は後回しになりがちです。

なので、通勤の合間や時間ができたときに自分の都合で検索して眺められるサイトというのはとても便利だし、今どきの家づくりの取っかかりとしては外せないツールであるように思います。

なんといってもオーダメイドの家づくりを標榜する設計事務所ですから、どの事務所も主宰者自らサイトの内容を吟味しているはず。そこには設計者のセンスや美意識、仕事に対する考え方や進め方のようなものも色濃く反映されていると考えるのが自然でしょう。

美しい作品につい引き込まれるもの、スタイリッシュで謎めいたもの、シンプルすぎて知りたい情報が書かれていないもの、サイト更新が半年以上止まっているもの…。

自分がそう見られたいという願望の表れから、無自覚にもその人の性格をさらしてしまっているものまでいろいろありますが、私が考える理想のサイトというのは、完璧で非の打ち所のないものや、常識的で当たり障りのないことしか書かれていないものよりは、自然体でむしろちょっと欠点(愛嬌)も見えるくらいの方がちょうど良いと思っています。

家づくりは相性。そんな自分でも設計をお願いしようと思ってくれる人が来てくれたら、きっとその家づくりはお互いにとってハッピーなものになるだろうと思うからです。

建築知識(エクスナレッジ) 2017年1月号
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ちなみに今月はなんと”ネコ特集”
エクスナレッジ、今月も攻めています笑。うちの事務所からも実例提供しているほか、私のディテール連載もお楽しみください。