11. 08 / 17

明日から

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sekimoto

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やっと夏休みが終わった.「やっと」というのがふさわしい.
そんな長くて暑い夏休みだった.

この休み,子どもと川遊び,テーマパーク,サッカーにプール….もうへとへと.
小学生を子に持つ親は大変だ.もうちょっと大きくなったら,友達同士で行くようになるんだろう.そのときはそのときで寂しくなるのかもしれないけれど.

僕はというと,仕事がオフになると本当に頭もオフになってしまうようだ.中途半端なテンションでどうにも落ち着かない.明日から仕事と考えると少し嬉しい.バリバリいきたい.そんなこと,スタッフ時代は考えたことなかったなと思う.

11. 08 / 02

クランクイン!

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[caption id="attachment_1401" align="alignnone" width="558" caption="クランクインの様子・敷島神社(すまいるエフエムサイトより)"][/caption]地元・志木市で映画『武蔵野S町物語』の撮影がはじまりました.
原作は志木市出身の作家・永倉萬治氏の著書『少年時代』を元に,昭和30年代の志木を舞台に描いた物語だそうです.映画は手始めに先月開かれた志木市の夏祭り(敷島神社祭典)の様子から撮影が始まりました.

確かに志木市は新旧入り交じった街で,駅前の賑わいとは別に,敷島神社や下町のあたりには,時代から取り残されたような懐かしい風景が今なお残されている不思議な街ではあります.

とまあ,このように書いてもほとんどの人は興味を持たないでしょうね.

実際僕も映画の話を聞いても,そんなローカルな映画誰が見るんかいなと思っていましたし,きっとキャストは無名の俳優さんで,自主制作かなにかで公民館とかで上映するのかなくらいに思っていたのですが,主演に大杉漣と宮崎美子と聞き,えっと思いました(失礼な想像をしてごめんなさい!).

今朝の朝刊にはクランクインのニュースと共に,宮崎さんのコメントも載っていました.
「志木の空気にゆったり乗っかればいいと思う」

宮崎さんの口から「志木」という言葉がこぼれたこと自体が事件です.
映画は来春公開予定だそうです.楽しみ!

『武蔵野S町物語』公式サイト

11. 07 / 20

ゴーヤ,その後

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事務所のグリーンカーテン計画.
ここにきてゴーヤがぐんぐん伸びて,ようやくネットの上まで届きました.

ところが5月に種から植えたのですが,その多くが虫にやられてしまい,生き残ったのはわずか数株.でもさすがその生存競争を生き抜いただけあって,そのたくましさたるや特筆に値するのですが,実際ほとんどひとり勝ち状態で全然グリーンカーテンになっていきません.

まるで団体競技なのに個人プレーばかりしたがるやつみたいです.
なでしこジャパンを見習えと言いたいところです.

スカスカ(一部ひとり勝ち)状態のグリーンカーテンに強力な助っ人,鉢植えのアサガオを満を持して投入することになりました.ゲームに例えれば後半30分,2-0の劣勢からのスーパーサブ.いや遅すぎでしょう,と国民の総ツッコミを背中に感じながらの采配ですが,今となってはもうなりふりなど構っていられません.

日差しが強い日は,ハイ,普通にロールスクリーンを下げております.
意味ないじゃーん,と国民の総ツッコミを背中に感じながら.


11. 06 / 26

かめ,登る

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2年ほど前の夏,駐車場にいきなり亀がいた.なぜ亀?
以来家のバルコニーで飼っている.

冬の間は家の中に入れてあげるのだけれど,目を離すとすぐにいなくなる.
亀は”のろま”の代名詞であるがとんでもない.亀を飼ったことがある人ならみな口を揃えていうのは,亀のそのすばしっこさである.

性格が暗いのか,隙間を見つけてはそこに納まろうとする.そしてぴくりとも動かず冬眠してしまう.夏はバルコニーを行ったり来たり,所在なげに何度も往復する.

亀を見ていると癒される.日中覗くとあられもない格好で昼寝をしていたりして,そのまぬけぶりがまた実にかわいい.
先日見たら,なんとルーバー手摺りを登っていた.虫かごを足がかりにして.
この運動神経はすごいと思う.

写真を撮ろうと近づくと,いつもは首や手足を引っ込めるのだけれど,この姿勢でひっこめたら落ちると思ったのだろう.ただなすすべなく,ばつが悪そうに固まっていた.
やっぱり亀はまぬけでかわいい.

11. 05 / 29

記憶の人

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とある会合で「はじめまして」と相手に名刺を差し出す.
ところが相手はキョトンとしている.「えっと,確か以前お会いしましたよね」

焦る.すごく焦る.
でも実際にこういうことがよくある.僕は人の顔と名前を覚えるのがとにかく苦手だ.相手も適当に忘れておいてくれたら,どんなにか気が楽だろうと思う.

実際いろんな会合でお会いする9割はその場限りの人である.再会するのは希で,だからついつい気がゆるんでしまう.膨大に溜まった名刺を整理していても,ほとんどの顔は思い出せないし,会った記憶すら残っていないことも多い.

だから「あ,関本さん」などといきなり呼び止められると,焦る.すごく焦る.
以前もなにかのデザインイベントですれ違った人から呼び止められた.確かに知っている顔だ.しかもつい最近会ったような気もする.でも誰だか思い出せない.にこやかに立ち話をしながら,頭の中は冷や汗だらけ.地雷を踏まないよう無難な会話でお茶を濁す.

そういうときは大抵別れた直後に思いだす.あーあの人!それならあの話もするんだった.でも時すでに遅し.僕の人生ではこういうことが実に多い.大丈夫か俺.人に対して今ひとつ社交的になれないのも,その辺が影響しているのかもしれない.