13. 11 / 06
IKEA
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sekimoto
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> 生活
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先週末は久しぶりにIKEAへ.IKEAに来たら家具もいいですが,フードコーナーがオススメです.食べたことない人にはハードル高いですが,都内ではなかなか北欧のお酒やお菓子,調味料が買えるところはありませんので.
お勧めはジンジャークッキー.北欧クリスマスの定番です.そしてグリュッギ.スパイスの利いたホットワインです.これもクリスマスの定番.あとディル入りマスタード.これはサーモンのマリネにかけて頂きます.
あとはスカンジナビアン・ホットドッグといって,ホットドッグにピクルスとフライドオニオン,ケチャップ&マスタードをかけて食べるのが北欧流なんですが,これがフードコートでは100円で食べられます.(もっとも,これに関しては吉祥寺カフェ・モイのスカンジナビアン・ホットドッグには敵いません.是非お試しあれ!)
見るだけのつもりが,ついテンションが上がって買いすぎてしまいました.
先日とある小説を読み終わりました.
いわゆるアトリエの建築設計事務所を舞台にしたお話です.
「火山のふもとで」(松家仁之・新潮社)
世に建築家を主人公にした小説やドラマはあまたありますが,どれもこっちが恥ずかしくなるような設定が多くて,中にはそういう人もいるんでしょうけど,おおよそ事実とかけ離れていることも多く,そういうものを目にするたび社会の建築家に対する誤解や偏見(ときに悪意)が反映されているようで微妙にへこみます.
この小説は実にリアルです.こんなに誠実に,そしてさわやかに建築に対する愛情や哲学を散りばめた小説ははじめてです.実際私が読んでも違和感を感じないどころか,そのまなざしには共感するところも多く,登場する”先生”の言葉には尊敬の念すら覚えます.
『建築というのは,トータルの計画が大事で細部はあとでいい,というものではけっしてないんだよ.(中略)細部と全体は同時に成り立ってゆくものなんだ』
『(胎児の)指はびっくりするくらい早い段階でできあがる.(中略)建築の細部というのは胎児の指と同じで,主従関係の従ではないんだよ.指は胎児が世界に触れる先端で,指は世界を知り,指が世界をつくる.椅子は指のようなものなんだ.椅子をデザインしているうちに,空間の全体が見えてくることだってある』
『設計をするとき,火事になりにくい家,地震で崩れ落ちない家をできるかぎり心がける.それは建築家の大事な仕事だ.でもかりにだよ,東京全体が焼け野原になるような大震災があったとして,自分の家だけが燃えず崩れずでいいのか.(中略)防災をあまりに徹底した家というのは,これは要塞であって,住宅ではない.居心地がいいかどうか,はなはだ怪しい.要塞に住むなんて,つねに災厄を考えながら暮らすようなものだからね』
『建築は芸術ではない.現実そのものなんだよ』
◇
主人公である建築家・村井俊輔のモデルとなっているのは,建築をかじっている人であればその思想,断片的なエピソードから,故・吉村順三氏であることは容易に察しがつきます.
そして村井事務所の家具担当で,ちょっと皮肉っぽい「内田さん」は誰がモデルになっているかも,また村井のライバルで国家的建築家・船山が誰を差しているのかも想像がつくことでしょう.(実際,作者の松家さんは”内田さん”に自宅を設計してもらったクライアントさんでもあります)
また村井の北欧建築に対する造詣の深さや,アスプルンドやアールトの建築を語る場面も多く出てきます.私も知らなかった事実も多く書かれていて勉強になりました.
ちなみに,ストーリーはそんなコテコテの建築小説ということではありません.そこがいいところです.ベースは設計事務所を舞台にスタッフの目から描いたラブロマンスであり,夏の間は軽井沢にある「夏の家」に事務所の拠点を移す村井事務所の,国立現代図書館コンペを巡ってのスタッフ相互の心理や人間関係などを丁寧に描いた作品です.
建築が好きな方には特にお勧めの小説です.もちろん建築に無知な人でも十分に引き込まれると思いますので,是非秋の夜長に読んでみてください.
13. 06 / 06
オペル直りました
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sekimoto
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先月,うちのオペルのスピードメーターが死んだ話を書いた.
その後ディーラーに持っていくと,ABSコントロールユニットの故障だと言われ,ユニットの交換その他で15万程度の修理代がかかるとのことだった.
以前も書いたけれど,うちの車は過去にもタイミングベルトが走行中に切れ,かなり大がかりな修理をしたことがある.その際にもディーラーには「直すとしたら100万円」と言われ買い換えを強く勧められたものの,結局その時は意地でも直そうと思い,横浜の熱心な修理工場(玉野自動車さん)に修理を出し,最終的にはその約半分の費用で元通りに直してもらうことができたという経緯があった.
その時の不信感もまだ残っていて,でも一方では横浜の修理工場ではあまりに遠く,そこまで持っていくか迷うところもあった.そこで今回は近くのディーラーで診てもらったのだけれど,でもどうにもここで直してもらおうという気がおきない.
その間,我々の間では「とうとう買い換えか」という考えが巡っていた.そんな折り,お世話になった横浜の修理工場に近場の工場を紹介してもらえば?という友人の助言もあり,問い合わせると,快く比較的うちの近くの修理工場(ムツミ自動車さん)を紹介して下さった.
横浜の修理工場も良かったけれど,ここも素晴らしかった.
対応がてきぱきしているし,逐一修理状況をメールで教えてくれる.一番嬉しかったのは,ディーラーは診るなり「交換」と言い放ったパーツが「修理」によって直ったことだ.これによって修理費用はぐっと安くなった.また冬から調子の悪かったエアコンも一緒に点検して下さり,わずかばかりの点検費用だけで応急処置まで施して下さった.結局,費用はディーラーが提示した費用の半分に抑えられた.
以前のブログにも書いたけれど,これは我々の仕事にも同じ事が言える.つまりお施主さんは家づくりにおいて,ハウスメーカーなどから3000万と言われたら3000万だし,4000万かかると言われたら4000万なのだと思うしかない.その費用が示す本当の意味での”仕事の質”まではなかなか想像ができないものだ.
例えば我々のような設計事務所は,クライアントの生活を事細かにヒアリングし,プランニングから扉一枚に至るまで図面を描き,工務店から出てきた見積書を隅々まで目を通し,根気強く交渉を行う.時にそれによって,クオリティはそのままで300~400万規模の減額になることも少なくない.一般に高いと思われている設計料なんて実は簡単に出てしまうものなのだ.
今回の修理で嬉しかったのは費用のことだけではない.この修理工場の仕事に賭ける心意気のようなものが感じられたこと.組織の理屈ではなく,個人のハートで我々の車のことを一生懸命考えて下さったこと.同じお金を払うなら,私はこういう人に仕事を頼みたいと思う.
昨日車を引き取りに行って,久しぶりに自分の車のエンジン音を聞いて嬉しくなった.私はカーマニアでもなんでもなく,正直車にはあまり興味がない.でも我が子に注ぐものと同じように,我が車だけはかわいいと思う.昨日は良い気分で家路についた.
昨日は桶川の友人宅にて、流しそうめん&バーベキュー。桶川は私が育った土地であり友人は私の幼なじみ。車も人通りも少ないのどかな土地柄、駐車場で煙をあげ大騒ぎしていても文句を言われない。子供たちが外を駆け回っていても何の心配もいらない。思えば私もそういう環境で育った。
今住んでいる志木も都会というわけではないけれど、市街地だから周りには気を使う。車も危ないから一人で遊びに出すのにも不安がある。よく親が子供を自分の生まれ育った環境で育てたいとよく言うけれど、今日はリアルにそれを思った。この子にもきっとこういう環境が合っているのかもしれない。
いろいろと準備&セッティングありがとう!親子共々楽しませて頂きました。
13. 05 / 22
フィンランドからの友人
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sekimoto
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今日はフィンランド時代からの友人で,現在来日中の森下圭子さんが遊びに来てくれました.森下さんといえば,映画かもめ食堂での現地コーディネーターや絵本の翻訳,”ほぼ日”での連載,最近では小林聡美さんのエッセイ本にたびたび登場する”パワフルな森下さん”として,最近ではすっかり有名人になってしまいました.
我々がフィンランドで暮らしていたのはもう10年以上も昔.その時につながっていた友人達は皆我々と同じように歳をとり,人生経験を重ねて,今ではそれぞれの分野の一線で活躍しています.そんな我々共通の友人知人たちの話をしながら,あの楽しかった日々を振り返り,「みんな偉くなったよねー」とついしみじみしてしまうのでした.
これまで出会った人たちも,縁がなかったらそれまで.逆にご縁があった方とはその後もいろんな形で関係がつながってゆきます.国境を越えて共通の知人同志がなぜかつながっていて,どうしてその人を知っているの!?と驚かされることもしばしば.森下さんもそんな私にとって切れそうで切れない,大切な友人の一人とも言えそうです.
短い時間でしたが,小林聡美さんのエッセイに出てくるまんまの弾丸トークで,嵐のように帰って行きました.また逢いましょう.次は是非フィンランドで!
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